*****2歳馬*****

【ルピナスリード】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。先週は、10月23日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、59.0-42.8-28.5-14.6を馬なりで計時しました。今週は、27日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われて、59.9-44.1-28.7-14.4を馬なりで計時しています。吉岡調教師は「担当助手からも『以前より馬が動ける様になっているし、成長を感じる』と報告を受けているように、ひと回りパワーアップしたと思います。馬体重も466キロ前後を維持できています。今週からは、ハードワークに切り替える予定で、馬がどこまで耐えてくれるかが鍵ですね。デビュー戦は芝の1400mを予定しています」とのことです。今後は、11月20日阪神、混合、2歳新馬・芝1400mに岩田望来騎手でのデビューへ向けて進めていきます。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。22日まではロンジングで調整し、23日からは角馬場で騎乗運動を再開しており、27日現在、軽めのキャンターで3000m程度を乗られています。後藤場長は「口角の状態が良くなったことでロンジング中も落ち着いて運動できるようになり、先週末からは騎乗運動を再開しました。今週からは走路での調教を始めていくつもりです。これまではカッとなったり、いっぱいいっぱいな感じがありましたが、今は止めようとしたりズルさも見せる位の精神的な余裕が見られるようになりました。馬体重も485キロと微増しています」とのことでした。

 

【ラブシックボッサ】

27日、牧場担当者は「坂路調教の負荷を上げてからも順調に乗り込めています。毛艶も良く、2週間ぐらいで移動態勢も整うと思います。現在の馬体重は476㌔」とのこと。

伊藤大士調教師は「入厩に向けて調教ピッチを上げてからも順調に来ています。11月中旬ぐらいまでに移動態勢も整うと思います」とのこと。

 

【ウィズザタイムズ】

27日、竹内調教師は「レース後の馬体に大きな疲れは見られませんでしたが、両前にソエの反応が出てきています。ここで一息入れて症状の回復を待ちたいと思います。次走の目標は、暮れから年明けぐらいの中山開催を考えています。明日ノーザンファーム天栄に向けて放牧に出します」とのこと。

 

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。

助手「昨日(水)入厩しました。天栄で一頓挫あったようですが歩様にぎこちなさなどはありませんし、蹄も大丈夫そうですね。今後も注意してやっていきますが、今日の感じなら進めていけると思います。兄姉を何頭も見てきましたが、牡ということもあってしっかりとしたいい馬で、いかにも良血という感じで雰囲気のある馬ですね。今日はさすがに初日ということでダクの時は結構うるさいところを見せていましたが、坂路で下ろしてからはそこまででもなかったようなので、環境に慣れてくれば落ち着いてくると思いますよ。ルレーヴは割と落ち着いた馬ですが、他の兄達はピリッとしたところもあるので、そのあたりは血統なのかもしれません。まずは体力面などチェックしながら乗っていきます」

藤澤調教師「仔馬の時からいい馬でしたが、いい感じに成長をしてきてくれていると思います。今年に入ってからなかなか順調にいかなかったようで、当初の予定よりは入厩が遅くなりましたが、元からそこまで早くからとは思っていなかったので大きな問題はないですよ。馬体は雄大ですが中身が入ってくるのはこれからでしょうし、トレセンでもうまく成長させてあげたいですね。どんな馬か探りながら進めていきます」

 

*****3歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。来月の川崎開催に向けて、この中間も小向TCの走路でダクとキャンター合わせて2600mほどを乗られています。並木厩務員は「次走について、厩舎で控える競馬を試すことも検討しましたが、中間、池田調教師と相談をした結果、次開催で1度900mを試すということになりました。当然900mだとまたペースは全然違いますが、これまでの競馬で先行力のあるところを見せていますので、1回900mで行かせるだけ行かせてみる予定です」とのことでした。27日現在の馬体重は455キロ。

 

【ワイドアウェイク】

10日23日・阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1800m・牝)に出走し10着。

27日、加用調教師は「疲れから最後の粘りを欠いたのかと思ったのですが、厩舎に戻って状態を確認するとさほど疲労感も見せず元気な様子です。このまま在厩で置いておき、少し間隔を取った上で続戦することにしました。砂を被って嫌がっていましたので、条件を変えて今一度芝のレースを試してみたいと思います。出られるか分かりませんが福島最終週の牝馬限定戦を考えています」とのこと。11月21日(日)福島・3歳以上1勝クラス(芝1,800m・牝)を目標に調整する。

 

【ルージュアドラブル】

厩舎周りを引き運動。

国枝調教師「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。歩様はしっかりしていますし、追い切った翌日でもチャカつくようなところはなく、気のいい馬なのでリラックスして運動できています。普段の生活や馬房にいる時もおとなしいですよ。ここまではいい流れで調整ができていると思います」

 

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド 68.1-52.9-38.8-12.2 馬なり

ベロア馬なりの内0.6秒追走同入

国枝調教師「今日はウッドチップコースでアドラブルが追走する形で追い切りました。下ろしがけから力むことなく、道中もしっかり脚を溜められましたし、スムーズにギアを上げて終いのアクションも良かったですね。息の入りはしっかりしていて、飼い葉もこの馬なりに食べています。馬体重は410キロ。5回東京5日目の12Rを三浦騎手で予定しています。3週後の出走に向けて、このまま乗り込んでいくつもりです」

※11月20日(土)東京12R・3歳上1勝クラス(芝1600m)を三浦皇成騎手で予定。

 

【レッドレジェーラ】

本日(火)西脇馬事公苑でおこなわれた能力検査を受験し、合格しました。

盛本調教師「予定通り今日(火)能検を受験し、1分20秒8(ダ1200m)のタイムで無事に合格しました。馬体重は494キロ。普段の調教では前進気勢が旺盛だったのですが、今日の能検では逆にズブさを見せていて、これまでの印象とは違いましたね。跨った下原ジョッキーも『自分から行こうとしなかった。道中も気合を付けながらだった』と言っていました。このひと追いでピリッとしてくる可能性はありますが、JRA時代に着用していたブリンカーを着けることも検討する必要がありそうですね。今のところ来週末に本追い切りをかけて、態勢が整えば再来週の開催で出走できればと考えています」

 

*****4歳馬*****

【エクストラノート】

27日(水)に坂路コースで4ハロン57.5-42.0-27.2-13.1を単走で馬ナリに追い切りました。「当初は新潟でもう一度同じ条件に向かうつもりだったのですが、想定段階から2節では入るか不透明な出馬状況。対して阪神は比較的頭数も落ち着いていたため、こちらに番組を切り替えて投票しています。前走で騎乗した丹内くんから『走りに左右差は感じられない』とアドバイスがあったことも、今回判断に至る決め手のひとつです。一度使って調教の動きに素軽さが出てきて、状態面での上積みは感じられる。当日輸送で変にテンションが高くならなければ、馬体重もそれほど数字に変動なく出走させられると思います。減量騎手起用で斤量に3kgの恩恵がありますし、このクラスにメドの立つ競馬をしてもらいたいですね」(坂口智康調教師)

 

【ルヴェルソー】

28日、牧場担当者は「これまでペースを上げず馬と向き合いながらじっくり進めたことで、調教中の精神状態も安定してきました。脚取りが力強く、ルヴェルソー本来の状態に戻って来ています。現在の馬体重が472㌔と徐々に増加傾向にありますので、これ以上は増やさないように、坂路を1日2本(ハロン16~17秒)登坂する日も設けて負荷を上げています。先週、田中博康調教師が来場時に『コンスタントに競馬を使ってきているので、調教で速い時計を出さずに調整を進め、11月中旬の帰厩目標で進めて欲しい』との話がありました」とのこと。

 

【ルヴァンヴェール】

今週の、10月30日(土)東京・3歳以上1勝クラス(混・ダ1,400㍍)に石川裕紀人騎手で投票予定。

27日、竹内調教師は「先週のレースを除外になった後も、状態は変わりなく安定しています。今朝は坂路で終い重点に追い切りを行い、仕掛けてからもしっかり動けています。今週も抽選対象になりそうですが、突破してもらいたいです」とのこと。

28日、投票の結果出走が確定している。

 

【レッドエランドール】

運動のみ。

田中克調教師「昨日はそこまで走っていないので、疲れなど見せず元気もいいですよ。あそこまで動けなかったのは予想外でしたが、どこか体の異常ということではなく、あくまで気持ちの問題ですね。ただ、昨日のあの動きのイメージで競馬に行くのは騎手もいい気はしないとでしょうし、馬のメンタル面でも少し心配なところはあるので、当初予定していた阪神の3週目に延ばすことも考えています。騎手は変わらず松山騎手が乗れるということなので、来週までの動きや馬の雰囲気を見てどうするか決めるつもりです。二転三転して申し訳ありませんが、いい状態で競馬に向かいたいので少しお時間をいただければと思います」

 

角馬場後、CWで追い切り。

CW

レッドエランドール 86.6-70.6-56.1-42.1-14.7 一杯

エンペザー     86.4-70.7-55.4-41.3-13.7 一杯

田中克師「この中間も順調にきていて、思ったより早めに仕上がりそうなので来週使うことにしました。今日(水)は騎乗予定の松山騎手に乗ってもらって追い切りましたが、『追走する形だと全く動かなかった』ということでした。前回お伝えしたように追い掛ける形にも慣らして競馬の幅を広げたいという思惑がありましたし、騎手が追い切りに乗れるということでちょうどいいと思って追走させたのですが、全くファイトしてくれなかったということでした。騎手も今後のことも考えてかなり追ってくれたのですが、現状は後ろから突かれるような形でないとやる気にならないようですね。そのあたりも考えて去勢させてもらいましたが、気性面で効果が出るにはしばらく時間が掛かるかもしれません。全然走っていないので息もすぐに入っていましたし、体調云々ではなく気性的なものですね。今日負荷を掛けられなかったので、金曜にもある程度しっかりやっておくことにしていますが、来週よっぽど動けないというようなことがない限りは来週使うつもりです」

※11月7日(日)阪神8R・3歳上2勝クラス(ダ1800m)を松山弘平騎手で予定。

 

【レッドルレーヴ】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「昨日追い切ったので、軽く乗っておきました。背腰に疲れがきている感じもなく、特にダメージはなさそうですね。休みが長くなったのでジンワリ状態を上げるイメージで進めていますが、徐々に体力も戻りつつあるのか回復も早くなってきた感じです。トモに関してはすぐにどうこうなるものでもないので、疲れが一気にきてガクッとこないようにだけ気を付けていきます。引き続き穏やかで気性面の心配はありませんが、競馬に向けて少しずつ気を入れていきたいですね」

 

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路2本。

坂路

レッドルレーヴ  54.0-39.2-25.2-12.5 馬なり

ウインドジャマー 54.4-39.5-25.3-12.6 馬なり

ルヴォルグ    54.9-39.8-25.5-12.5 馬なり

助手「木幡育騎手が乗って坂路で追い切りました。後ろから追い掛ける形でしたが、だいぶトモも踏み込めるようになってきたようですね。どうにもバネが伸び切った感じで歩様がまとまらない感じだったのですが、走りに弾むようなところも戻�ってきているだけに、長く休ませた効果はありそうです。そこまで攻めてはいませんが、一気に背中からトモに疲れがきてもおかしくはないので、常にケアしながらやり過ぎないように一段一段進めていきます」

藤澤調教師「去年の暮れから今年の春にかけてはなかなか良化が見られず、どうなるかと思いましたが、無理しなかったこともあって良化傾向なのは間違いないと思います。どこまでトモがしっかりしてくるかですが、強い負荷を掛ければいいというものでもないので、馬の状態を見ながらやっていきますよ。今のところ5回東京2週目で考えています」

※11月14日(日)東京10R・ユートピアS(3歳上3勝クラス・芝1800m)を予定。

 

*****5歳馬*****

【レッドクレオス】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「今日は軽い調整です。昨日久しぶりに芝でやったことで気合が入ってきたのか、ピリッとしたところも見せだしていますよ。あまりうるさくなっても困りますが、このくらい気があった方が体の緩さも気にならないので、いい方向にいっていると思いますよ。蹄は今のところ問題ありませんし、飼い葉もよく食べていて体調は良好なので、あとは来週、再来週とやって息さえできれば…というところだと思います」

 

乗り運動後、坂路下でダク、その後本馬場で追い切り。

本馬場

レッドクレオス  67.1-51.5-37.3-12.3 馬なり

ショベルヘッド  68.0-52.1-37.9-12.3 馬なり

オブデュモンド  67.6-51.8-37.6-12.2 馬なり

助手「今日は本馬場で追い切っています。田中勝騎手に乗ってもらいましたが、『緩さはあるものの、走り出せばトモも入ってきていて特に気にならなかった。多少余裕がある分、息遣いは重さがあったけど、これで良くなりそう』ということでした。蹄は常に気を付けていますが今のところ問題はなく、付随する球節の腫れや熱感も確認されていません。ここまでは順調と言っていいと思います。体も徐々に締まってきていますし、これなら再来週で間に合いそうですね」

藤澤調教師「もうこの年齢なので一気にトモがしっかりしてくるとは思いませんが、乗り込むにつれて動けるようになってきましたよ。多少腹回りに余裕があるかなというところですが、体型的なものもありますし、まだ2週やれるのでしっかり締めていきたいと思います」

※11月13日(土)東京10R・奥多摩S(3歳上3勝クラス・芝1400m)を大野拓弥騎手で予定。

 

*****6歳馬*****

【ブリリアントリリー】

★10/25(月)船橋・大福山特別 B3(二)(ダ1600m)和田譲治騎手 結果3着

「大外枠のうえ、ゲートが開いて一完歩目でつまづいてしまったのがもったいなかったですね。その遅れをリカバリーするために押して出していった分、最後の直線の伸びに響いてしまいました。こちらは勝ちに行く競馬、勝ち馬は内でじっとして直線に向くまで脚を溜めていました。その差ですね。B3クラスで3戦に出走し、勝ててはいないものの、安定した先行力はたいしたものだと思いますよ」(林幻調教師)

 

【ラヴノット】

24日(日)にWコースで5ハロン71.2-55.2-39.8-13.0を単走で馬ナリに追われ、27日(水)には坂路コースで4ハロン54.3-39.6-26.4-13.4を単走で馬ナリに追い切りました。「26日(火)にも簑島騎手を背に障害練習をおこなっています。ジョッキーは、『先週は飛越の高さが少し物足りない感じがしましたが、今週はしっかり脚を上げて飛べていました』と話していました。先週末はウッドコース、最終追い切りは坂路コースで時計を出していますが、この馬なりに順調にきていますよ。障害練習を続けてきても背肉が落ちることはありませんし、まずまずの状態で出走させられそうです。障害2戦目となりますし、再度難易度の低い新潟コースとなるので、何とか前進させたいと思っています」(小西一男調教師)