*****2歳馬*****
【ルテリブル】
ブルーステーブルで調整され、昨日14日(木)に美浦・高柳瑞樹厩舎に入厩しました。
「育成場からある程度態勢が整ったとの報告を受けていたので、このタイミングでこちらに移動させていただきました。早速、今日から坂路入りしています。まだ緩さがあるためかモタれながら走るところがありますが、大きな問題ではなさそう。ゲート練習もおこないましたが、ゲート内では緊張したのか、長く滞在させるとまだ我慢ができずに半立ち状態となってしまいます。ただ、慣らせば大丈夫そうなので、来週からしっかり練習していきます」(高柳瑞樹調教師)
【グロリアスヒーロー】
現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。今週前半まではロンギ場で運動をおこない、その後に騎乗調教へ移行しました。ロンジングの後も歩様が乱れることはなかったので、騎乗を再開しましたが、はっきりとした跛行の原因が分かっていないため、常歩とダクを長めに踏んでからキャンターをおこなっています。この後も馬の状態を見極めながら、無理のないメニューで様子を見ていこうと思います。
【ジュレップグラス】
「先週に引き続きゲート練習を中心としたメニュー。昨日の感じであればパスできるのではないかと今朝受験してみました。扉が開いてからの反応がもう一つでスムーズといえない加速だったため、残念ながら不合格。本人に気持ちはあるのですが、まだトモの力が十分でないため思うような動きができていません。とはいっても、まだ入厩して約一週間。狭いところに入れられて、急なダッシュを求められるという一連の動作への慣れも必要ですし、練習を積んで上達していけばいいんです。ただ、あまり無理に進めると拗ねてゲートに対して嫌なイメージを持ってしまいますので、丁度いいバランスを保ちながら進めていきましょう」(青木孝文調教師)
【レッドモンレーヴ】
馬体重501キロ。
先週末に入厩する予定でしたが、土曜日朝のチェック時に馬房から出すと左前の蹄鉄が外れており、釘を踏んでしまったようで歩様が乱れていました。まだこちらの環境に慣れていないこともあって、到着時も鳴いていましたし、ソワソワしていて壁を蹴っていたのも見られたため、恐らくその際に蹄鉄が外れてしまったと思われます。装蹄師に削蹄してもらいましたが、幸い月曜日の時点で歩様は良化が窺え、痛めてしまった蹄も問題なさそうでした。今日(金)まではウォーキングマシン運動のみにとどめて楽をさせていますが、明日(土)からトレッドミル調整に移行する予定。しばらくはこちらでの調整になり、出資会員の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、入厩に向けてしっかりコンディションを整えていくつもりです。
【ルージュエピス】
担当スタッフ「先週末の乗り出し開始から問題なくきており、いまは周回コースと坂路でハロン16~17秒ほどのペースで乗っています。体調などに不安もありませんので、今週末から15-15に移行できればという予定で調整しています。北海道からの申し送りでスクミというキーワードもあったのですが、この中間そういった症状は見られません。ただ、体を見てもまだ脂が乗ってる感じもありますからね。スクミに繋がることは想像できますので、こちらでも注意していきます。歩様や稽古を見ていても、トモの力不足というのは大きな課題かと思います。特に左トモに弱さを感じる現状ですけど、騎乗者に聞くとキャンターにいけば動き自体は悪くないという話。15-15に移行しての動きを見てみたいですね。馬体重は465キロです」
【ルージュエクレール】
馬体重433キロ。
今週も坂路にて14-14ペースに上げて乗っています。乗り込みながらもカリカリしたような感じはありませんし、乗り手ともしっかりコンタクトが取れています。最後まで余力残しで動けていましたし、息遣いも問題なし。飼い葉もこの馬なりに食べていて、状態は良さそうです。引き続き入念に乗り込み、送り出しに向けて進めていきます。
*****3歳馬*****
【ソニックムーヴ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(15~18秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き順調に進められていて、いつ声が掛かってもいい状態に持ってこられたと思います。馬自身も活気に満ちていますし、体調面も良好そう。来週には入厩の予定と聞いているので、しっかり準備をしておきます」(担当者)
【スノークォーツ】
現在は舎飼されています。見慣れない1歳馬たちが入場してきましたが、それらを気にする様子もなく、裏戸から顔を出して気持ち良さそうに日光を浴びています。パドックに出て全身に日の光を浴びるには、もう少しの辛抱かと思われます。
【ルージュアドラブル】
本日(金)松風馬事センターに到着しました。
後藤場長「今朝(金)無事に到着しました。到着時の馬体重は425キロ。輸送で10キロほど減ったようですが食欲は旺盛で、すぐに与えた乾草をペロリと平らげました。体温は正常で輸送熱はなく、血液検査も問題なし。体調は安定していますね。帰厩が近いようなので、いつ声が掛かってもいいように調整していくつもりです」
【レッドアウレア】
担当スタッフ「先週末から乗り出しを開始。今週は坂路でもハロン17~16秒ほどのところを乗っていますが、動きや稽古に向かう姿勢などに気になる点はなく、順調にメニューを消化することができています。この感じであれば次の段階へ進めていけると判断、週末から15-15に移行して動きを確認していきます。まだ子供っぽいところがあるように、メンタルなど成長途上な部分もあるんでしょうけどね。こちらでの稽古時に自分で止めてしまうような場面はないですし、気性面で苦労させられるところもないのですが、アウレアの場合は普段は問題ないのに実戦にいくと悪い方に転がってしまうというのが困ったところ。このパターンだと、こちらで馬具を試しても稽古では元々スムーズなので効果が分からないですからね。いつも通りのノーマル装備で調整を進めていきます」
【レッドレジェーラ】
盛本調教師「この中間も順調に乗り込んでいます。現在のメニューはダク1200m、キャンター2500mをハロン16~18秒ペースです。徐々にペースアップしているところですが、これくらいのメニューは難なくこなしてくれますね。今朝(金)は14-14程度の速いところをやりましたが、跨ったスタッフによると、『前向きさがあって道中の行きっぷりが良く、最後も流した程度でしたが力強い動きだったと思います。直線で物見をして若干外にヨレてしまったことを除けば上々の内容でしょう』と褒めていました。普段は落ち着いていて、オンオフの切り替えが上手。ここまでは至って順調ですね。なお、前走から出走間隔が3ヶ月以上空くと能力検査を受ける必要があります。次回は10月25日(月)の予定で、来週末にもう1本速いところを消化して臨むつもりです」
*****4歳馬*****
【エクストラノート】
★10/16(土)新潟・3歳上1勝クラス(ダ1800m)丹内祐次騎手 結果6着
「装鞍、パドック周回、馬場入りしてからの雰囲気にも落ち着きが見られましたし、久々の輸送競馬にしっかり対応できていたと思います。ジョッキーは『唸るような勢いで手応えで十分。4角ではひょっとしてと思ったのですが、最後はバテてしまいました』と話しています。外枠から流れに乗って上手に運べていたとは思いますが、結果的に2着馬が動くタイミングで一緒に動いて行きたかったですね。ちょっと気難しい面もあるタイプなので、外から捲られて嫌気が差していたようにも感じ取れます。今日は久々の実戦。使って状態が良くなってくるでしょうから、次はもっと前進できると思います」(坂口智康調教師)
【パラダイムチェンジ】
「自己条件戦で2戦続けて大きく離されての敗戦がこれまでなかったため、情けない思いでいっぱいです。叩き良化型とはいえ、申し訳ありません。上り3ハロンの時計も41秒台と掛かり過ぎているので、今回はメンタルの部分もしっかりと観察したいと考えています」(今井輝和調教師)
【モンストルオーソ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。体重が北海道での計測時に比べて届いていないのですが、体は丸々と見せ、腹回り、腰回りもムチムチしています。もともとコロンとした体型でしたが、この数字でもボディコンディションは問題なさそう。背肉が少し物足りない印象なので、ここからしっかりと乗り込んでいきたいと思っています」(担当者)
【レッドカルム】
担当スタッフ「昨日こちらに到着しました。馬には元気がありますし、歩様などを見てもレースによる大きなダメージは心配しなくて良さそうです。両トモの外傷についても聞いていた通り深刻なものではなく、調整を進めていくことに支障のあるものではありません。トモの傷などケアをしながら次走へ向けてコンディションを整えて、いい形で戻せるように準備をしていきます」
*****5歳馬*****
【カグラヒメ】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。15-13くらいの追い切りを開始してからも飼い葉食いは安定していますし、精神面もいい状態を保てているように映ります。そろそろ帰厩の声も掛かるかと思いますが、心身ともにしっかりとリフレッシュ出来たのではないでしょうか。今の状態をキープして送り出せるよう、この後もしっかり調整をおこなっていきます。
【リーピングリーズン】
現在は坂路3本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。ウォーキングマシンでのウォーミングアップ後は両トモもスッキリしているため、この中間からは坂路主体のメニューに切り替え、更に負荷を強めています。その後も飼い葉食いが旺盛とあって、なかなか馬体は絞れてきませんが、動きは徐々に良化してきました。なお、帰厩に向けてこの後は小野町で調整を進めることになりました。明日16日(土)に北海道を出発し、明後日17日(日)に到着する予定です。
*****6歳馬****
【ラヴノット】
「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで3600m、坂路1本(17~18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。落ちていた背肉は戻ってきましたし、馬も良くなってきました。昨日小西調教師が来場され、『背肉は少し気になっていましたが、戻ってきて良かったです。動きは問題ないとのことなので、近日中に戻すつもりです』と話していましたが、16日(土)の検疫が取れたようで、明日トレセンに送り出すことになりました」(担当者)
【ブリリアントリリー】
「来週からの8回浦和開催(10/18~)のダ1500m戦に申し込んではいたのですが、6分の1頭の当選確率。この状況で目一でやることは出来ませんので、8回船橋開催(10/25~)での出走に絞りましょう。まず除外はないですからね。来週に予定している最終追い切りで、しっかりと仕上がると思います」(林幻調教師)
【ヴァイスブリッツ】
「現在は200mの坂路コースでキャンターを1600m(18秒ペース)のメニューで調整中です。脚元は不安が出ることはありませんし、変わりなく順調にきています。ボディコンディションもいい状態を保っていますし、この感じであればトレセンでも大丈夫そう。そろそろ帰厩となりそうなので、このまましっかりと乗り込んでいきます」(担当者)
【レッドスプリンガー】
平田調教師「今朝(土)櫻井騎手が騎乗して追い切りました。時計は5ハロン65.8-50.4-37.7(一杯)です。水準のタイムは出ていますし、見た目には動きも悪くなかったと思うのですが、櫻井は『まだ物足りないですね』と首を捻っていました。普段から調教に跨っていて、スプリンガーのことを一番わかっている乗り手のジャッジを重く受け止めなくてはいけません。ましてや4連勝中で次も負けられない一戦になることを思えば、中途半端な状態では使えません。登録している来週の浦和は回避し、11月8日(月)からの川崎開催に向けて仕切り直します。出資会員の皆様にご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ありません」
【レッドヴェイロン】
馬体重515キロ。
水曜日に入場しました。レース後も厩舎でケアをしてくれたこともあって歩様は問題なかったですし、飼い葉食いも安定しています。今週まではウォーキングマシン運動のみにとどめて様子を見ていますが、大きなダメージは見られないため、来週からトレッドミル調整または騎乗運動を開始するつもりです。
*****7歳馬*****
【アナザートゥルース】
「背腰からトモにかけてまだ少し硬さが残っているため、この中間は重点的にケア治療しながら調整を行っています。今朝も元気に坂路を17~18秒ペースで2本登板。前走後マズマズいい感じで立ち上げられましたので、来週あたりから徐々にピッチを上げていくつもり。鞍上はまだ未定ですが、予定どおり11/07(日)阪神・みやこステークス(G3・ダ1800m)に向けて態勢を整えていきます」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
「11頭立ての内め4枠4番で出走が確定しています。ジョッキーの変更も視野にありましたが、ナイター用の照明が点灯している早朝の暗がりの中での攻め馬は永森がおこなっており、終始スムーズにいっています。今朝10/15(金)も終い3ハロンをサッとやりましたし、本人もなんとかしたいと意気込んでいますので、鞍上は変更せずにいきましょう。ただ、ハミをリングバミに替え、ホライゾネットも着用します。この中間で出来得る限りのことはしたつもりですので、今は人事を尽くして天命を待つ心境です」(雑賀正光調教師)
*****8歳馬*****
【レッドイグニス】
馬体重496キロ。
今週は周回コースにてダク500m、ハッキング1000m、最後に18-16ペースを2本のメニューで乗っています。今週は終いのペースを少し上げてみましたが、いいバランスで動けていますし、乗り込みながらでも脚元は落ち着いています。飼い葉食いも良く、コンディションは上々。今のところ不安なく調整ができていると思います。