*****1歳馬*****
【ルパンⅡの20】
8月中旬現在、谷川牧場第2分場で夜間放牧が行われている。牧場スタッフは「お姉ちゃんに似てヤンチャな性格ですし、勿論1歳夏なので当然ながら精神面もまだまだ幼いですが、人の手を煩わせるようなことはあまりしません。強い血統クロスを持っている馬ですが、ここまでのところで体質の弱さだったり、気性面の嫌な煩さなどは見せたことはなく、すこぶる順調と言ってよいと思います。グングンと成長して腹構えなどもしっかりしていて、全体に肉付きの良い身体つきですが、このひと月では全身のシルエットが若干スッキリしてきたような印象を受けます」とのことだ。8月16日現在の馬体重は478キロ。
【マンテラライの20】
8月中旬現在、谷川牧場第2分場で夜間放牧中。牧場スタッフは「パンフレット写真を撮影した6月頃と比べるとお腹周りがスッキリして、だいぶ垢抜けて見せるようになりました。7月は雨が降らず放牧地が硬くなってしまい、その影響で蹄を少し痛そうにしていることも一時ありましたが、その後、雨も降って暑さも和らぎ、馬も楽になったと思います。相変わらずトモは大きく張り出し、筋肉がモリモリという感じですし、同じ父の参駒でも胴伸びのあるドラフト10と違って脚が短く、胴も詰まった感じです。走り方もピッチ走法なので、ダートの短いところが良さそうです」とのことだ。8月16日現在の馬体重は465キロ。
*****2歳馬*****
【ルピナスリード】
チャンピオンヒルズで調整されています。引き続き、体調に合わせながら徐々にペースを上げており、25日現在、角馬場で入念にウォーミングアップを行った後、フェルトダートトラックコースで軽めキャンター3000mを乗られ、週2日は坂路に入って、計測区間の4ハロンを56秒~58秒程度で乗り込んでいます。小泉厩舎長は「ようやくですが皮膚の艶も出てきて、体調が上がって来たかなという感じです。動きは問題ないので、後はどんどん乗り込みながら身体を戻せればと思います。欲を言えばバリバリ飼葉を食べてくれたら、なお良いのですね」とのことでした。25日現在の馬体重は460キロ。
【ラッキーガブリエル】
キタジョファームで調整されています。引き続き、屋内800mダート坂路を使って乗り込みを進めており、24日現在、屋内800mダート坂路2本をハロン18-18のキャンターで乗られ、その他ウォーキングマシン運動を調教の前後に30分ずつ行っています。スタッフは「調教メニューは18-18を坂で2本は変わりはなく、負荷の掛かる新坂路でしっかりと走れています。まだ緩さもありますが、この夏の間でしっかりと力をつけてきていますよ」とのことでした。
【ウィズザタイムズ】
24日、竹内調教師から「今週金曜日に美浦トレセンに帰厩させます。天栄の坂路調教でトモの力も徐々に付いてきています。牧場のスタッフからも、素軽いスピードを評価されていますので、芝のマイルぐらいでのデビューを考えています」との連絡が入っている。
【ダイヤモンドフジ】
帰厩後も順調。8月25日、宮本調教師は「本日はCWチップコースで併せ馬の追い切りを行いました。本馬には富田騎手が跨がり、相手の馬にもジョッキーが跨がっています。86.3-69.9-54.2-39.9-12.0という悪くない時計をマークしましたが、相手もラスト11.6で動いたために少し遅れを取ったようです。雨が降って重い馬場ということを考えると悪くない内容ですし、このままデビューに向けて進めていきます」とのこと。
【ルージュエクレール】
角馬場運動後、ダートコースで追い切り。
ダート 56.6-40.7-12.2 馬なり
スカイコップス馬なりの外0.9秒先行同入
萩原調教師「今日(水9はダートコースにて、エクレールが先行して半マイルから時計を出しました。前半から力むことはなく乗り手もしっかりコントロールできていましたし、仕掛けどころの反応も上々。直線でもしっかりギアを上げてくれましたね。最後まで馬なりの手応えで、追えばまだまだ動けそうな手応え。上がりの息も戻るのに時間は掛かりませんでした。この中間も飼い葉食いは悪くなく、ここまで不安なく調整を進めることができていると思います。1週前追い切りとなる来週は、馬体重や体調面を見ながらメニューを決めるつもりです」
※9月12日(日)中山5R・2歳新馬(芝1600m)を横山武史騎手で予定。
*****3歳馬*****
【ブランメイユール】
阿見トレーニングセンター内チェスナットファームで調整されています。中間も屋外ダート馬場にてハロン20秒程度のキャンター2000mとトレッドミルを併用して調整されています。牧場スタッフは「変わりなく順調に乗り込んでいます。暑さが戻ってしばらくは残暑が続きそうですが、体調を崩すこともなく元気にしています」とのことでした。
【ワイドアウェイク】
グリーンウッドTで順調に乗り込まれ、8月20日に帰厩。
25日、加用調教師は「強目を乗り出し順調にきていましたので先週帰厩させました。帰厩後も順調にきており、中京2週目の牝馬限定戦目標で進めたいと思っています」とのこと。9月18日(土)中京・ダ1800m(牝)に向けて調整する。
【ルージュジェイム】
舎飼。
小島茂調教師「先週末までダートコースを中心に乗っていましたが、トモは問題ないものの右前の出が今ひとつだったため、週末は追い切りをおこないませんでした。月曜日の全休日を経て、昨日(火)角馬場で軽く乗ってみたところ、腫れや熱感はなかったのですが、どうしても庇っているような感じの歩様だったため、今日(水)の午後に右前を中心にレントゲン検査を受けることにします。脚元のケアは入念におこなってきたのですが…。スムーズに調整を進めることができず申し訳ありません」
*****6歳馬*****
【レッドヴェイロン】
Aコースを半周後、ウッドチップコースで追い切り。
ウッド 見習J 53.7-38.4-12.0 馬なり
ショワドゥロワ馬なりの内0.5秒追走同入
鹿戸調教師「今日(水)はウッドコースにてヴェイロンが追走する形で追い切りました。今日も馬場入りを嫌がるところはあったものの、促せばすぐに入ってくれたように先週に比べればスムーズでした。今日は下ろしがけから気もちゃんと入っていて、フワフワして走るようなことはなかったですよ。終いの反応もしっかりしていて、全体の動きや息遣いは着実に良くなっています。再来週の出走に向けて、この後も乗り込んで更に調子を上げていくつもりです」
※9月12日(日)中山11R・京成杯オータムハンデ(G3・芝1600m)を予定。
*****8歳馬*****
【レッドイグニス】
Aコースを半周後、ウッドチップコースで追い切り。
ウッド 71.5-54.9-39.5-12.3 馬なり
シャドウセッション馬なりの内0.4秒追走同入
鹿戸調教師「今日はウッドチップコースにてイグニスが追走する形で追い切りました。下ろしがけからリズム良く走っていましたし、前半の立ち回りもスムーズ。仕掛け所での反応もしっかりしていて、長く最後までいい脚を使っていましたね。上がりの歩様も問題なく、体調面もしっかりしています。予定通り、今週の長岡Sに武藤騎手で投票するつもりです」
※8月28日(土)新潟10R・長岡S(3歳上3勝クラス・芝1600m)を武藤雅騎手で予定。