*****2歳馬*****

【ルージュエクレール】

馬体重437キロ。

今週も坂路にて14-13のペースで乗っています。このペースでもだいぶ動きが板についてきたようで、軽快な動きが目立つようになってきました。息遣いもしっかりしていますし、飼葉の食いも良いので、稽古を重ねながら馬体重もキープできています。具体的なデビュー戦は決まっていませんが、9月の中山開催でのデビューを目標に帰厩時期を決めることになりました。

 

【グロリアスヒーロー】

ノルマンディーファーム小野町で調整され、8月4日(水)に美浦・高木登厩舎に入厩しました。

「昨日からゲート練習主体に進めています。まだ環境に慣れていないためか、テンションの高さが目に付くものの、特に扱いづらいということはないですね。ただ、牧場サイドからも先週報告を受けていましたが、左前の出は筋痛症状からか若干ゴトゴトした感じに映ります。歩様が改善してから坂路コースでの乗り込みを開始する予定です」(高木登調教師)

 

【ジュレップグラス】

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。ここまで休まずに進めてきましたが、暑さや体力的にまだしんどい部分もあってか、馬体重の減少と並行して精神的にもこたえてきたようなので、このタイミングで2週間ほど楽をさせることにしました。体つきに関してはそれほど細くは見えないため、精神面のリフレッシュが完了すれば騎乗を再開する予定です。

 

*****3歳馬*****

【ルージュアドラブル】

中間は変わらずマシン運動とサンシャインパドックでの放牧をおこなっています。ガストロガード(胃潰瘍治療薬)から漢方的な胃薬に変えて与えているのですが、内臓の具合もいいんでしょうね。飼葉の食いがいいのは相変わらずなんですが、昨日の計測で馬体重は410キロに。ようやく食欲と数字が合ってきた感じです。どうしても去年の状態と比較してしまうので、背腰は寂しく見えるし踏み込みも物足りなく感じるのですが、歩様がだんだんと良い頃に近づいてきているのは確かです。秋競馬を目指していくことになったので馬にあわせてじっくり進めさせてもらっていますが、体も戻ってきて精神状態も安定していますから、来週の中頃あたりロンジングからはじめてみようかと思っています。はじめてみてイライラするようならメニューを変えるようなイメージで、ストレスをかけないように気を付けながらという考えです。もう一段階ググッと体を増やしていきたいという思いもありますので、そのあたりも意識しながら進めていきます。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「その後も注意して見ていますが、右トモの蹄については心配ないですね。膿が出たことでスッキリしていますし、先週末から乗り出しを開始していますが、歩様も走りもまったく問題ありません。今週は周回コース、坂路で乗っていてペースはハロン17秒ほど。このペースでの走りに気になるところはありませんので、今週末から15-15に移行しようかと考えているところです。中山開催での復帰を目標に乗り込みを重ねていきますが、気温上昇による体調の変化にも注意しながら帰厩準備を整えていきたいと思います」

 

【レッドレジェーラ】

馬体重480キロ。

術後の経過も問題なく、処置の翌日からマシン運動を開始しています。来週からはトレッドミルに入れて常歩運動から始めてみるつもりです。去勢の効果はまだ何とも分かりませんが、うるさい感じはなく落ち着いています。暑いのと環境に馴染み切っていないせいで、まだ猫をかぶっているだけかもしれないですけどね。心身の状態に気を付けながら徐々に進めていきます。

 

【ソニックムーヴ】

「今週に入ってから左前を若干抑えだし、歩様のバランスが乱れているような状態。ソニックの姿勢や走り方も影響して、蹄尖が圧迫されてきているのが原因と考えられます。JRA装蹄師にも相談して、厚尾状のエッグバー蹄鉄(蹄尖が浮き上がる力を抑制する)を試してみたものの、今のところあまり劇的な効果は得られていない状況。本来であればこの中間も追い切りを行う予定だったのですが、まだ軽めの運動にとどめて強い負荷をかけられていませんし、来週の競馬に向かうのは少々難しい見込みです。申し訳ありません。なんとか権利所持の期間内にレースを使えるよう、ケアしながら進めていきたいと思います」(宮田敬介調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドカルム】

担当スタッフ「予定通り先週末から騎乗運動に移行。周回コースと坂路を併用してのメニュー構成で、ハロン17秒ペースで今週は乗っています。目標が秋の新潟ということで時間がありますから、15-15への移行は来週末からといった予定でじっくりとステップアップを図っていくつもりです。馬体重は変わらず523キロ。馬自身とてもリラックスしていて、馬場入りの際や登坂時などの雰囲気もいいですね。脚元などにも気になる点はありません」

 

【レッドエランドール】

馬体重514キロ。

引き続き調整は順調に進んでおり、4ハロン58秒ほどの時計を週2回出しています。夏バテはなく活気十分ですし、定期的にインディバでケアしているため硬さもありません。特に不安もないことから、来週以降にペースアップすることが検討されています。

 

【レッドルレーヴ】

馬体重482キロ。

今週は坂路にて18-17のペースで乗っています。乗り込むにつれて四肢の浮腫みはだいぶ引いて来ましたし、動きの方もまとまっています。これから更にペースを上げてどうかとうのはありますが、ここまでは不安なく乗り込めています。引き続きしっかりケアしながら進めていきます。

 

【エクストラノート】

「現在は坂路コースを1本(17秒ペース)のメニューで調整中です。先週末に獣医師に診てもらいましたが、『硬さは感じられますが、痛みはなさそうです』と言われたことから、水曜日に終いだけ15秒までペースを上げてみました。まずまず動けていましたし、寂しさの感じられる背肉も、体を動かしながら進めていけば戻ってきそう。左トモが若干硬いですし、腰にもまだ弱いところがあるので、ケアをしながら進めていきます。体も寂しいので、しっかり食べさせていくつもりです」(担当者)

 

【パラダイムチェンジ】

ゴリンファームで調整され、先週7月31日(土)に帰厩しました。

「週明けより馬場入りしていますが、非常にフレッシュな状態という印象。放牧先で針治療をおこない、そのうえしっかりと乗り込まれていますからね。キビキビと映ります。あとは心肺機能の仕上りがどこまで進んでいるのかを確認しながら、今後のスケジュールを決めていきたいと思います。6回川崎開催(8/27~)もしくは7回川崎開催(9/13~)での復帰となるでしょうか」(今井輝和調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドスプリンガー】

平田調教師「帰厩後は普通キャンターでジックリ乗り込んでいて、昨日(木)15-15の速いところを消化しました。一旦緩めていることもあって動きはまだまだ重苦しいですし、息遣いもひと息。暑さが厳しいだけに夏バテしないように注意しつつ、1ヶ月かけて入念に乗り込んで態勢を整えていければと考えています」

 

【カグラヒメ】

この後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整することになり、4日(水)に移動しました。

「最終的に敗因は特定できていませんが、タイムオーバーとなってしまったため、こちらに戻させていただきました。北海道で数戦を予定していただけに残念ですし、復帰を心待ちにされていた皆様に申し訳ない気持ちです。次走は変わり身を求めて大幅に距離を短縮する予定で考えています。10/10(日)新潟・妙高特別(ダ1200m・混・ハンデ)もしくは10/16(土)東京・3歳上2勝クラス(ダ1300m・混)あたりになるでしょうか」(鈴木慎太郎調教師)

 

*****6歳馬*****

【レッドヴェイロン】

この中間も周回コースと坂路を併用したトレーニングを継続しており、周回コース2700mのキャンター後の坂路では14-15で登坂しています。休まず毎日しっかりとメニューを消化することができているように、状態に関して気になる点はありません。北海道とはいえこちらも気温が高くなっていますが、暑さによる体調の変化なども見られませんので、引き続き秋を見据えて乗り込みを進めていきます。継続して乗り込んできたことで体は引き締まってきており、馬体重は506キロに。ここまで順調に進めることができています。

 

【ブリリアントリリー】

「前走の敗戦も踏まえて、マイル戦となる8/13(金)船橋・木更津賞 C1(一)(ダ1600m)での出走を予定しています。開催最終日のレースなので、追い切りは来週8/9(月)におこなうつもりですが、一度使ってクセを掴んでいますし、馬のことも分かってきたので、今回はビッシリやって臨みたいと思います。なお、鞍上については前回騎乗した森泰斗ジョッキーが落馬負傷のため、和田譲治ジョッキーにお願いしています」(林幻調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

8月1日(日)に坂路コースで4ハロン59.6-43.8-28.4-14.3を単走で馬ナリに追われ、4日(水)にはWコースで6ハロン85.7-69.8-54.6-39.8-12.4を単走で馬ナリに追い切りました。「先週末より時計を出し始め、今週はウッドコースで長めから追い切っています。体に余裕があって、息遣いもまだ重いのですが、まずまず動けていました。コースだとやはり少し引っ掛かっていきますが、この馬としては許容範囲といった感じ。以前痛みが出た深管部には多少触診反応があるものの、歩様は問題ありませんし、この後もケアをおこないながら進めていきます。飼い葉は完食とまではいかずとも、まずまず食べてくれています。テンションは今のところ落ち着いていますし、体重は育成場でのアドバンテージがあるのでまだ大丈夫です。今日小倉に向けてトレセンを出発していきました。問題なければ8/21(土)小倉・宮崎特別(芝1800m・混)に向かう予定です」(小手川準調教師)

 

*****7歳馬*****

【アナザートゥルース】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。体だけではなく精神的にもだいぶ余裕が感じられ、ドッシリと構えられるようになってきています。物音にビックリしたりするところなどは、まだ本調子に戻りきっていないことの表れかと思いますが、以前の常に緊張していた時と比べれば格段に良くなっている印象を受けます。走りのバランスも安定してきているので、どんどんペースを上げていこうと考えています。

 

【プラチナムバレット】

「今回も楽でしたね。次も中1週でC3クラスでの出走がセオリーでしょうが、ここまで4戦を消化してしますし、猛暑や台風の時季なので、少し間隔を空けてあげたいと思います。それならばということで、中2週の8/21(土)高知・仁淀川特別(準重賞・3歳上B級以下・ダ1400m)もしくは中3週で8/28(土)高知・五台山特別(準重賞・3歳上C級以下・ダ1900m)のいずれかに挑戦してみようかと。1着賞金も同じ300万ですから、後者が本線になるでしょうか」(雑賀正光調教師)

 

【ホウロクダマ】

「次走についてはマイル戦へ向かうことも頭をよぎったのですが、ホウロクダマの一本気な性格と相手関係を見て、やはり1200m戦に向かうことにしました。レースは開催最終日の8/13(金)船橋・ほおずきスプリント C1選抜馬(ダ1200m)になりますが、この後の台風の影響も考慮して、明日8/7(土)に最終追い切りをおこなうことも検討しています。なお、鞍上については本田正重ジョッキーに先約があったため、森泰斗ジョッキーに声を掛けていたのですが、落馬負傷のため、達城龍次ジョッキーに依頼。アクシデントなくスタートが決まれば、結果はついてくると思います」(山中尊徳調教師)

 

*****8歳馬*****

【レッドイグニス】

馬体重473キロ。

先週の土曜日に入場しています。北海道からの輸送もあったので、火曜日まではマシン運動で楽をさせていましたが、水曜日から周回コースに入れてダク500m、ハッキング2000mのメニューを乗っています。初めてこちらでの調整になりますが、テンションも高くありませんし、年齢を重ねていますが、走りはフレッシュですね。明日の検疫で帰厩になりますが、脚元や飼い食いの面で不安になることはないので、スムーズに厩舎に戻せるように準備したいと思います。