*****2歳馬*****

【ルピナスリード】

チャンピオンヒルズで調整されています。中間も、しっかりと時計を出しながら乗り込まれており、13日現在、フェルトダートコースでハロン20秒程度のキャンター2000mを乗られ、週2日は1000mウッドチップ坂路で、ハロン18秒位から入って、計測区間の4ハロン55~56秒台を計時しています。なお、厩舎の馬房調整がついて、17日の検疫で栗東・吉岡辰弥厩舎に入厩する予定です。吉岡調教師は「身体も大分逞しくなりましたし、坂路では気持ちのスイッチが入って、まだ頭が少し高くなるようですが、その辺の修正はトレセンでも出来ますからね。トラックでは綺麗なフォームで走れるようになっています。今週末に入厩させたいと思います」とのことでした。

 

【ラッキーガブリエル】

キタジョファームで調整されています。引き続き、屋内800mダート坂路2本を18-18のキャンターで乗られ、その他ウォーキングマシン運動を調教の前後に30分ずつ行っています。岡氏は「相変わらず、新しい坂路をものともせず力強く駆け上がっています。先月出来たばかりの坂路のため、こちらも”情報の蓄積”がありませんので、新しい坂路に入れる馬は、特に状態や疲労度など気を付けて確認しながら進めていますが、本馬については、現状のペースでは全く問題なく、疲れも感じられません。この中間もしっかりと坂路を駆け上がっていますよ」とのことでした。13日現在の馬体重は464キロ。

 

【ルテリブル】

現在は坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も加減せずに調教を進めていますが、体の増え幅と連動するように安定感のあるフォームで駆け上がれるようになってきました。以前は気持ちが先行する傾向にあったものの、今ではハミを噛みすぎることなく、加速もスムーズ。もう一段階パワーアップすれば、芝・ダートを問わずスピード色を全面に押し出すことが可能になるでしょう。

【ラブシックボッサ】

14日、牧場担当者は「現在は、周回コースでのキャンターと坂路調教を併行し、週1回坂路での強目(15-15)を行っています。飼い喰いや脚もと等に問題はなく、順調に調整も進み少しずつトモの力も付いて来ています。引き続きしっかりと乗り込んでいき、体力強化を図っていきます。現在の馬体重は467㌔」とのこと。

 

【ウィズザタイムズ】

14日、竹内調教師は「ゲート試験合格後は11日(日)から坂路で時計を出し、今朝も坂路で追い切りました。前回は促しながらの走りでしたが、今朝は自らハミを取ってじわっとスピードを上げることが出来ており、気持ちも徐々に乗ってきています。ここから更に成長を促すため、牧場でしっかりと乗り込んでもらいます」とのこと。

16日にノーザンファーム天栄へ移動する。

 

【ダイヤモンドフジ】

この中間も順調。7月14日、宮本調教師から「ゲート練習は順調に進み、本日、試験を受けて無事に合格してくれました。試験合格時のタイムは13.1-12.7です。この後、調整を進めていくか一息入れさせるかは、ここからの状態を見ながら考えたいと思います。とにかく無事にゲートをクリア出来て良かったです」との連絡が入っている。

15日、宮本調教師は「ゲート試験合格後も特に問題は見られません。今週末に15-15程度を乗ってみて、その動きを見てこのまま進めるかどうか検討します」とのこと。

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重:510キロ

週3回坂路に入り、ハロン16秒、ハロン15秒と2本時計を出しているほか、同じく週3回、周回コースにおける2500mのキャンターをおこなっています。じっくりと調教を進めていることが功を奏し、疲労を溜めることなく、良好な体調をキープしています。力感が増し、スケールの大きな走りが出来ている点も強調材料。脚元に問題はなく、順調にトレーニングを重ねていけそうです。

 

【ルージュエピス】

馬体重:475キロ

スタミナ面の強化を図っていて、ハロン14秒ペースで坂路を駆け上がった直後に周回ウッドコースへ入り、長めのキャンターをおこなうメニューも取り入れています。トモの入り方などに課題は残るものの、前進気勢に富んだ力強い走りを披露しています。運動負荷を上げながらも、馬体重が増えているのは、歓迎すべき傾向。毛艶、筋肉の張りなども、目を見張るものになってきました。

 

【ルージュエクレール】

馬体重439キロ。

今週は坂路にて14-14のペースで乗っています。予定通りペースアップしましたが、ここまでしっかり乗り込んできたことで動きも安定していますし、息遣いも問題ありません。飼い葉食いも安定していて体調そのものは良好です。引き続き入念に乗り込んで帰厩に備えていきます。

 

*****3歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整され、9日川崎、3歳(一)・黄鶲特別・ダート1500mに出走しました。マズマズの飛び出しから馬なりで9番手につけると、11番手で向正面へ出ましたが、徐々に後方に下がってしまい、直線半ばでは完全に脚が止まってしまい、14着でした。レース後は12日に茨城県の阿見トレーニングセンター内チェスナットファームへ移動しました。池田孝厩舎・並木厩務員は「レース後、トモに疲れがかなり来ていたのと、右膝に若干ですが骨膜が出始めていたこともあり、立て直すため放牧に出しました。この夏の休養の間で心身共にひと回り成長した姿で戻ってきてほしいと思います」とのことで、チェスナットファームのスタッフは「馬体はそれほど減っていないのですが、かなり疲れているようです。立て直すためにしばらくはウォーキングマシンで様子を見て、じっくり仕上げていきたいと思います」とのことでした。

 

【スノークォーツ】

現在は舎飼されています。この中間も馬房内で安静にさせており、特に変わった様子はありません。屋外に比べると厩舎内は涼しいように、今のところ日中でも暑さの影響は少なく、過ごしやすいようです。

 

【ワイドアウェイク】

7月10日・小倉・3歳以上1勝クラス(ダ1700m・牝)に出走し7着。

14日、加用調教師は「レース後も脚元などに問題は見られません。ただ、飼い葉は食べているものの、今回減った馬体が戻りきっていないので、いったん放牧を挟みたいと思います。ジョッキーの感触も良く、馬体さえ戻ればこのクラスで十分通用しそうですし、しっかりと馬体を膨らませて再調整します」とのこと。

 

【レッドアウレア】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド 70.3-54.7-40.4-13.5 馬なり

尾関調教師「昨日(水)午後のチェックでも右トモの蹄は小康状態を保っていて、歩様も気になりませんでした。今日(木)はまず角馬場で体をほぐしてみたところ脚運びはスムーズだったため、予定通りウッドチップコースで追い切りました。前の2頭を見る形で追走して、最後も併せずに単走の形でしたがフットワークは問題なかったですし、それほどペースが速くなかったぶん手前は替えませんでしたが、手応え的には最後までしっかりしていたと思います。騎乗してくれた蓑島騎手は『下ろしがけから最後の直線まで手前は替えませんでしたが、トモの入りなどは悪くなかったですし、動きや息遣いも良化していると思います。出走が可能な状態にあると言えるでしょう』と話してくれていました。調教後に獣医の診断を受けたところ特に異常は見られなかったため、予定通り今週使う方向で日曜福島8Rのダート1700mに投票します。想定を確認したところ、節で抽選に入らない位置にいますが、何とか出走させたいですね」

 

角馬場運動後、坂路1本。

坂路 70.8-52.1-34.3-16.8 馬なり

尾関調教師「先週土曜日に追い切りを消化し、日曜日は引き運動のみにとどめていましたが、手入れ後に馬房へ戻す際に右トモの歩様が乱れていたため、すぐに獣医師に診てもらいました。痛がっているのは右トモの蹄で、装蹄師にも確認してもらったところ軽度の挫跖のような感じでした。全休日の月曜日を挟み、火曜日には歩様も改善されていましたから騎乗運動は休んでいませんし、今日(水)も坂路で軽く乗っていますが脚運びに違和感は出ていないですね。今日の午後に患部の状態をもう一度確認し、問題なければ明日(木)追い切る予定です。稽古の内容次第では今週使うことも視野に入れていますが、軽度とはいえ一頓挫あっただけに、無理せず来週にスライドすることも考えています」

 

【ルージュジェイム】

角馬場で運動後、ウッドコース半周。

小島調教師「今日は角馬場でとウッドチップコースで軽めに乗りました。昨日より発汗は少なかったし、フットワークは以前よりも素軽くなっている印象。気持ちもしっかり入っているように、ここまでは順調に進めることができています。今のところ脚元の方も落ち着いているので、明日から坂路に入れるつもりです」

 

北の角馬場で運動。

小島調教師「昨日(火)帰厩し、今日(水)は私が騎乗して北の角馬場で軽めに乗りました。運動前から他の馬より発汗が目立っていたのですが、運動中の脚取りは気になりませんし、牧場でも入念に乗り込んでいたこともあって窮屈な感じはなく、気持ちも切れずにしっかりと坂路を駆け上がっていましたね。稽古後も脚元は落ち着いていて、馬房に戻ってからは発汗し過ぎず馬房でもリラックスしていました。明日も軽めに乗る予定ですが、馬の状態を確認したうえで追い切りを開始していきたいと思います」

 

*****4歳馬*****

【ルヴェルソー】

7月17日(土)函館・かもめ島特別(3歳以上2勝クラス・牝・芝1,800㍍)に藤岡佑介騎手で出走する。

14日、田中博康調教師は「今朝は藤岡佑騎手を鞍上に、函館ダートコースで3頭併せの真ん中に入れて追い切りました。鞍上からは『道中の折り合い、終いの反応、走りのバランスと全ての面で良い状態ですね』との好感触で、状態の良さを感じました。多少背も伸び、先週末の時点で馬体重は460㌔と、前走からプラス体重でレースに臨めると思います。休み明けでも態勢は整っていますので、実績上位の力を示してくれたらと期待しています」とのこと。

 

【ルヴァンヴェール】

15日、牧場担当者は「現在は周回コース3,000~4,000㍍のキャンター(17~18秒)を中心に、1日置きに坂路でハロン20秒のメニューも織り交ぜています。背腰につかれが残らないようケアを行い、体調も良く順調に乗り込めています。また、竹内調教師から『新潟競馬出走に向け来週入厩』との連絡が入っています。現在の馬体重は502㌔」とのこと。

竹内調教師は「去勢から約2ヶ月経過し、ここまで順調にペースアップ出来ています。3回新潟の復帰を目指し、来週帰厩させます」とのこと。

 

【レッドカルム】

厩舎周りを引き運動。

奥村調教師「追い切った翌日なので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。歩様はしっかりしていますし、変にテンションが上がることなく落ち着いて歩いていました。飼い葉もしっかり食べていて、馬体重は裸馬の状態で528キロ。輸送減りする馬ですが、体調面については何ら問題ないだけに好走を期待しています」

 

角馬場運動後、坂路にて単走で追い切り。

坂路 54.2-39.7-25.7-12.6 馬なり

奥村調教師「先週で概ね状態は整っていましたから、今日は坂路で息を整える程度の追い切り。テンから我慢が利いていて力むこともなく、相変わらずパワーがあってフットワークもいいですね。最終追い切りということでペースはそれほど速くありませんが、最後まで手応えは持ったまま。やはり動きますね。休養明けですが調子も良さそうなので、あとは実戦に行って最後まで踏ん張れるかどうかでしょう。予定通り、今週17日(土)の福島12Rにデムーロ騎手で出走します。今回はダート戦に戻しますが、引き続きチークは装着するつもりです」

 

【レッドエランドール】

運動のみ。

田中克調教師「昨日(水)こちらに到着して、すぐに装蹄師さんに両前の蹄を見てもらいました。ひどいというわけではないですが、やはり蹄の周りに痛んでいる箇所があるということで、落鉄して走った影響はそれなりにありますね。ただ、鉄が打てないというほどのものでもなく、馬自身は気にする素振りもなく歩様も大丈夫ですよ。ごまかしながらなら続けていけそうな気もしますが、蹄は一度ひどくしてしまうと半年単位での休養になりかねないので、ここは蹄が伸びるまでしっかり休ませることにしました。前走の内容を見てもまだまだ上までいけそうな手応えを持つことができたので、ここは無理せず今後につなげたいと思います。明日(金)チャンピオンヒルズに放牧に出しますが、蹄の様子を見ながら立ち上げてもらうつもりです」

 

本日(水)夕方に栗東トレセンへ到着する予定です。

田中克調教師「相手が強かったですが、落鉄がなければもう少し抵抗はできたと思います。それでも能力の高さを再確認できましたし、今後が楽しみになる競馬でしたね。『今のところ蹄は大丈夫そうです』という連絡がきているので、大きな怪我などにはつながらなかったようですが、今日(水)の夕方こちらに到着するので、明日(木)装蹄師さんとしっかりチェックする予定でいます。少し間を空けるつもりなので、近いうちにチャンピオンヒルズに放牧に出すつもりです」

 

*****5歳馬*****

【リーピングリーズン】

現在は夜間放牧をおこなっています。輸送熱の症状は数日ほどで治まり、体温と飼い葉食いも安定したことから、本日15日(木)より夜間放牧を開始しています。日中は気温が高いものの、朝晩は比較的涼しくて過ごしやすいため、この後しばらくは夜間放牧を継続する予定です。

 

【レッドクレオス】

舎飼。

助手「まだ右前の蹄に痛みが残っている状態なので、治療しつつ回復を待っています。割とひどく痛めてしまったようで痛みが引くのに時間が掛かっていますが、日に日に緩和されてきてはいるようなのでもうしばらくの辛抱ですね。まだ回復後にどうするか決まっていませんが、緩めてしまったので一旦放牧に出して立て直すことになりそうです。蹄の弱い馬でこればかりは付き合っていくしかありませんが、しっかり治してから立ち上げることになると思います」

 

舎飼。

藤澤調教師「日曜に追い切ったのですが、午後になって歩様が悪くなってしまいました。すぐに診てもらったところ、おそらく蹄で挫石ではないかということだったので、今も舎飼で様子を見ています。結構な痛みだったようで右前をつくのも大変なくらいでしたが、徐々に痛みは引いてきているようです。もともと蹄が弱い馬で気を付けてはいたのですが…。申し訳ありません。すぐには立ち上げられないので、競馬の予定は白紙にしてまずは治療に専念することにしています」

 

*****7歳馬*****

【カヴァレリア】

15日、牧場担当者は「こちらの環境にも慣れ、馬もリフレッシュし、少しずつ元気も出てきています。荒山調教師からは『夏場は無理をせず、涼しくなる頃を目標に』と指示を受けていますので、身体を緩ませない程度に、周回コースで軽めの運動を行っています。今後も馬の体調を見ながら、状態に合わせて進めていきます。現在の馬体重は518㌔」とのこと。

 

*****8歳馬*****

【レッドイグニス】

本日(木)ファンタストクラブに移動しました。

鹿戸調教師「レースでは上がりの時にフラフラしていたように、しっかり力を出し切ってくれたと思います。昨日まで引き運動で様子を見ていましたが、歩様は問題ないものの覇気に欠ける感じで、疲れはそれなりにありそうです。それでも飼い葉は8割ほど食べていましたし、脚元に違和感はありません。今日(木)ファンタストクラブに移動して、まずは馬体の回復を図りたいと思います。北海道開催のうちにもう1戦使うのか、秋に備えるのかについては馬の状態を確認して決めるつもりです」