*****2歳馬*****

【ルピナスリード】

チャンピオンヒルズで調整されています。引き続き、帰厩に向けてしっかりと乗り込んでいます。6日現在は、フェルトダートコースでハロン20秒程度のキャンター2000mを乗られ、週2日は1000mウッドチップ坂路で、ハロン18秒位から入って、計測区間の4ハロン55~56秒台で進めています。小泉厩舎長は「トラックコースではもう気にならないくらいです。坂路でも手綱を抱え込んでもっと走れたら、弾けそうなスピードがあるのですが、まだそこまでは我慢出来ていない感じです。何とかその素質を活かせる様にしたいですね」とのことです。6日現在の馬体重463キロ。

 

【ラッキーガブリエル】

キタジョファームで調整されています。中間は、先月下旬に完成した新しい坂路を使って乗り込まれており、6日現在、屋内800mダート坂路2本を18-18のキャンターで乗られ、その他ウォーキングマシン運動を調教の前後に30分ずつ行っています。岡氏は「先月末に落成した新しい坂路でこの中間は乗り込んでいます。全長800mで高低差は12m、勾配もこれまでの600m坂路よりもかなりキツく、砂厚も20cmと、馬に掛かる負荷もかなり強くなっています。実際、600m坂路を15-15で普通に駆けていたような馬も、新しい800m坂路だと、18-18でもヒイヒイ言いながら上がってきたり、筋肉痛になるような馬もいます。それが本馬は、平気な顔で上がってきますね。これまで坂だけでなくフラット馬場で乗り込んできた効果で、体力もしっかり備わってきているようです。動きに躍動感があって、いきなりホワイトフーガと比較すると、流石にそれは可哀そうですが、これまでウチで育成した兄姉と比べても、かなり楽しみな馬になりそうな感触を感じています。先週は高木調教師が来場されて、状態をご確認いただきました。まだ幼い面はありますが、怪我のないようにしっかりと乗り込んでいきます」とのことでした。

 

【ウィズザタイムズ】

7日、竹内調教師は「先週末に、坂路で半マイルから時計を出しました。今週のゲート練習では、スタートや止まりがけの頭の高さも改善しつつあり、しっかりハミを受けながらコントロール出来るようになってきています。ゲート試験を受けられる準備が整いましたので、明日にでも試験を受ける予定です。飼い葉食いも問題無く、現在の馬体重は450㌔」とのこと。

8日、竹内調教師から「本日のゲート試験で見事合格してくれました。ゲートの入りや駐立は問題なく、発馬後に少し上へ浮きかけるところはあるものの、促すとハミに上手くのれて加速出来ていました。まだ、トモの力が頼りなく、重心のバランスが取れていないので、乗り込みながらトモの強化が必要です。この後は、トレセンで何本か軽く時計を出してから、放牧に出す予定です」との連絡が入っている。

 

【ダイヤモンドフジ】

7月2日に入厩。7日、宮本調教師は「こちらに来てからも順調で、さっそくゲート練習を開始しています。姉はゲートですごく苦労しましたが、この馬はとても素直で今のところ問題は見られません。現在はゲートに入って前扉を閉め、扉を手で開けてゲートから出る練習を行っています。始めたばかりなので出はまだゆっくりした感じですが、気難しい面などは見せていませんので練習を重ねながら上達してくると思います」とのこと。

 

【ルージュエクレール】

馬体重439キロ。

今週は坂路にて14-14のペースで乗っています。予定通りペースアップしましたが、ここまでしっかり乗り込んできたことで動きも安定していますし、息遣いも問題ありません。飼い葉食いも安定していて体調そのものは良好です。引き続き入念に乗り込んで帰厩に備えていきます。

 

【グロリアスヒーロー】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。多少煩いのは変わらないですが、調教で苦しいようなところもなく、メニュー自体は難なくこなしており、飼い葉食いも良好です。先週よりも馬体重は減りましたが、見た目に細くなっている感じはなく、まだ緩さが残っている段階なので、体の形としてはもう少し締まってくるぐらいでも良さそうに映ります。入厩に向けて、この後も追い切りをおこないながら進めていきます。

 

【ジュレップグラス】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。相変わらず調教中は物見が多く、集中力に欠ける印象を受けます。飼い葉食いは良く、先週よりも馬体重は増えましたが、まだボテっとしたフォルムに映るように、筋肉が付いてきたといった感じではありません。ハミ受けに関してもまだ課題が残っているため、引き続きジックリと乗り込みながら全体的な良化を促していきます。

 

*****3歳馬*****

【ブランメイユール】

7月9日、川崎競馬8R、3歳(一)・黄鶲特別・ダート1500mに出走しました。馬体重は前走からプラス4キロの443キロ。マズマズの飛び出しから馬なりで進んで行き、9番手でスタンド前を通過して1コーナーへ。2頭に交わされて11番手で向正面へ出ると徐々に下がってしまい、離れた13番手で3コーナーへ。そのまま後方2番手で直線に向きましたが、伸びはなく、半ばで完全に脚が止まってしまい、勝馬から5秒7差の14着でした。騎乗した笹川翼騎手は「現段階ではやはり成長待ちで、心も体も全然幼いので、ちょっとこの3歳1組だと厳しいです。今までなら、素質だけで何とかなっていましたが。ペースが全然違うから行けないし、今日は最初から手応えがなくて、馬込みも良くないから、怯んでるのもありました。これで休養に出すという話なので、帰ってきて、いい競馬ができれば、ですね」とのことで、池田孝調教師は「このクラスの馬を相手に、まだイマひとつ対応しきれていないですね。それと、馬が神経質なのと、ちょっとずつ暑さも応えてきている感じもあって、競馬前から馬がイライラしていました。上がりの様子は、歩様とか動きは問題ないですが、全体的な疲れ、中身、気持ちの方も、ちょっと滅入ってきているかもしれないです。ひと息入れてリフレッシュさせて、同時に成長も促したいと思います。そこからもう一回ですね」とのことでした。

 

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。5日に小向TCの馬場で最終追い切りを行い、馬なりで55秒台を計時しました。並木厩務員は「体重の事があったので、最終追い切りはサッと軽めに行きました。その甲斐あって450キロまで身体は戻っていますし、元気が出てきたように思います。前回と同じく、現状でここに入ってどこまでやれるかという競馬になりそうですが、前進を期待したいと思います。なお、レースの後は、先生と相談した結果、ひと息入れてあげる方向で考えています」とのことです。9日川崎競馬8R(18:30発走)、3歳(一)・黄鶲特別・ダート1500mに14頭立ての5枠7番、笹川翼騎手、54キロでの出走が確定しました。

 

【ワイドアウェイク】

7月10日(土)小倉・3歳以上1勝クラス(ダ1700m・牝)に和田竜二騎手で出走予定。

7日、加用調教師は、本日、CWチップコースで時計を出しており、手元の時計で6ハロン81秒1、ラスト13秒1を計時しています。至って順調で、良い状態で臨めそうです。和田騎手には調教にも乗ってもらっていましたし、変更無くレースに向かえて良かったです」とのこと。

 

【ルーチェビアンカ】

7月7日、今野調教師から「獣医師の診察を受け、移動の許可が下りました。本日付で退厩させます」との連絡が入った。令和3年7月7日に中央競馬の馬名登録を抹消する。

 

【ルージュアドラブル】

馬体重388キロ。

マシン60分、ダク、キャンター2400mを25-25秒。

馬体のダメージもなさそうだったので、今週から普通に距離も乗り始めています。いつもより若干テンションが高いかなというところはあるもののイレ込むわけではないので、競馬の疲れもなく状態は落ちてはいないということでしょう。飼い葉もこの馬なりにゆっくりとではありますが食べてくれているので、微増ですが体重も戻りつつあります。調教師から「涼しい北海道に持っていきたい」という話があったので、明日(土)ファンタスト木村牧場に移動することになりました。

 

【ルージュジェイム】

馬体重514キロ。

引き続き調整は順調に進んでおり、今週水曜日にウッドチップコースで4ハロン54秒台の速い時計を出しました。自分からハミを取るなど気持ちが入ってきましたし、バランスを崩すことなくいいフォームで走っています。また、強めの調教をおこなった後にはしっかりケアをしているため、脚元や筋肉に疲れも見られず、左前脚の骨瘤もほぼ固まりました。再来週までに予定されている帰厩に向けて最終調整に入ります。

 

【レッドアウレア】

厩舎周りを引き運動。

尾関調教師「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。うるさい面もそこまで見せず、落ち着いて歩けていましたし、脚運びなども気になりません。飼い葉食いも安定していて、調子は着実に上がっています。来週の出走も視野に入れているだけに、この調子で進めていくつもりです」

 

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド 68.3-51.7-37.8-11.8 一杯

ハーグリーブス末一杯の外0.6秒先行同入

尾関調教師「先週土曜日のウッドチップコースでの追い切りでビッシリ動かしたこともあり、今日(水)の追い切りでは素軽く走れるようになっていましたね。アウレアが先行する形だったのですが、オープン馬相手に併入に持ち込みましたし、気持ちの面でも集中できていたのは何より。切れる脚がある訳ではないものの、長くいい脚を使って最後まで踏ん張っていたと思います。上がりの息の入りも問題なく、今週使ってもいいくらいに態勢は整ってきましたね。今のところ来週の出走を予定しているのですが、再度芝を使うことも視野に入れています。7月17日(土)の南相馬特別(芝2000m)か、7月18日の平場戦(ダ1700m)のどちらかを、当該週の想定を確認したうえで決めるつもりです」

 

【レッドレジェーラ】

昨日(水)函館競馬場ウッドチップコースで追い切り、本日(木)厩舎周りを引き運動。

函館ウッド

レッドレジェーラ  67.4-52.0-39.1-13.2 仕掛け

マイネルウィルトス 67.5-52.1-39.2-13.3 強め

音無調教師「昨日(水)は団野騎手を背に函館のウッドチップコースで、他厩舎の馬とテンから併せて追い切りました。今回の追い切りからパシュファイヤーを装着してみましたが、周りが遮られているため最初は少しソワソワしていたものの、追い切りに行ってからはスムーズに動けていましたし、気を抜くような感じもなかったようですね。終いも乗り手のアクションにしっかり反応して、いい手応えで走っていたとの報告を受けています。こちらはジョッキー、相手は助手が騎乗で斤量差もありましたが、オープン馬相手に先着できたのは、やはりレジェーラの能力だと思います。レースを続けて使っているだけに体力的に疲れがくる頃かもしれませんが、今のところデキ落ちは見られないため、予定通り今週の日曜函館4Rに出走します。団野騎手とも相談したところ、悪い方には出ていないということで、レースでもパシュファイヤーを装着することにします」

※7月11日(日)函館4R・3歳未勝利(ダ1700m)に団野大成騎手で出走します。

 

【ソニックムーヴ】

4日(日)に坂路コースで4ハロン59.2-43.6-28.7-14.1を単走で馬ナリに追われ、8日(木)にはWコースで5ハロンから1.0秒追走して併せ、68.1-52.7-39.2-13.0を馬ナリに追い切りました。「ウッドチップで長めから3頭併せの追い切りを実施。最後方からソニックが追走する形でしたが、時計もマズマズ出ていますし、ゴール板を過ぎてからもやや負荷をかけるように追ってもらう内容。調教では以前のようにツンのめらずバランスよく走れており、とても未勝利クラスにいる馬の動きではありません。リズムよくレースの流れにさえ乗れれば、前走のようなことはないはずです。来週7/17(土)福島・3歳未勝利(ダ1150m・混)を3kg減の永野猛蔵騎手で予定させてください。節的にはどうやらギリギリとなりそうな出馬状況ですが、脚元などうまくケアしてレースまで持っていければと思います」(宮田敬介調教師)

 

【スノークォーツ】

現在は舎飼されています。担当者は「1歳時のセール購買後は一時的に当場の生産部門に滞在していたようですが、育成部門の厩舎に来たのは今回が初めてになります。こちらの環境に戸惑うこともなく、馬房内では落ち着いた様子で過ごしています」と話していました。

 

【フェイダウェイ】

4日(日)にWコースで5ハロン71.2-56.2-41.3-13.5を単走で馬ナリに追われ、7日(水)にもWコースで5ハロンから0.7秒追走して併せ、66.7-51.9-38.2-12.1をゴール前仕掛けて追い切りました。「先週末、昨日とで順調に態勢を整ってきているのが感じられる動きでした。申し込んでいた芝の交流戦にも選出されていましたが、極端に相手関係が薄いという印象はなかったため見送っています。今週の想定を見ると東京開催と比較してどっと頭数が増えた印象。そのため今週から鞍上を確保して投票しましたが、残念ながら除外に。来週の福島ダート1700m戦を本線にしつつ、念のため今週末も交流戦に申し込みをかける予定です」(中川公成調教)

 

*****4歳馬*****

【ルヴェルソー】

2日から、函館競馬場で調整中。

8日、田中博康調教師は「今朝の調教は、ダートコースで格上馬と併せ馬を行いました。レース一週前でもあり、直線で少し気合いをつけて、フットワークや息づかいを確認しました。牧場さんからコンディションが良いとは聞いていましたが、1本目からバランスの取れた走りが出来ていました。来週の最終追い切りには、レースで騎乗予定の藤岡佑介騎手に感触を確かめてもらいます」とのこと。

7月17日(土)函館・かもめ島特別(2勝クラス・牝・芝1,800㍍)に藤岡佑介騎手で出走予定。

 

【レッドルレーヴ】

馬体重486キロ。

先週末に再度熱発を発症し、四肢にも浮腫みが出てしまいました。月曜日には平熱まで下がったものの、脚元の方はまだ落ち着いていない状況。今週から騎乗運動を再開する予定でしたが、ウォーキングマシン運動のみにとどめて様子を見ています。今回もフレグモーネの症状は見られず、歩様も問題なし。ただ、夏負けの兆候が出ている可能性は否定できません。スムーズに立ち上げることができず歯がゆいですが、まずは体調を整えることを優先して進めていきます。

 

【レッドエランドール】

昨日(水)本馬場で追い切り。今日(木)は軽め。

本馬場

レッドエランドール 67.4-51.2-37.4-12.1 馬なり

ポールトゥウィン  68.7-52.1-38.3-12.1 馬なり

田中克調教師「函館到着後も順調にきています。昨日はいつもの相手と芝で追い切りましたが、長めを追走して最後は余裕を持って同入といい動きだったようです。今週の競馬なのであまり疲れを残さないように芝でやっておきましたが、この動きなら仕上がったと判断して良さそうですね。向こうの環境に戸惑っていることもないということで、飼い葉も普通に食べているようですよ。初めての競馬場で走ってみないとわからない部分も大きいですが、逃げなくても競馬はできると思っていますし、前走の勝ち方ならクラスが上がっても楽しみの方が大きいですね。どんな競馬ができるかよく見たいと思います」

※7月11日(日)函館10R・津軽海峡特別(3歳上2勝クラス・ダ1700m)に横山武史騎手で出走します。

 

【レッドカルム】

厩舎周りを引き運動。

奥村調教師「追い切った翌日なので、今日は引き運動での調整です。運動中は多少テンションが高くなるところもありましたが、全体を通してはリラックスして歩けていましたね。脚元に違和感はなく、飼い葉も毎日完食しています。昨日(水)追い切りに騎乗した原騎手がレースでも騎乗する予定だったのですが、急遽乗れなくなってしまったため、ジョッキーはデムーロ騎手に変更となりました」

※7月17日(土)福島12R・3歳上1勝クラス(ダ1150m)をM.デムーロ騎手で予定。

 

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

坂路

レッドカルム   51.7-38.3-25.3-12.8 馬なり

ホウオウスクラム 53.3-39.6-26.4-13.7 一杯

奥村武調教師「今日は実戦で騎乗予定の原騎手が跨って坂路で追い切りました。カルムが追走する形だったのですが、テンから落ち着いて走っていましたし、加速はスムーズで手応えも終始楽。やればまだまだ走れそうな手応えで、最後は前の馬を抜き去ってからも相手の動きを見る余裕があったくらいです。原騎手は『手応え的に余裕はありましたが、終いは右トモの踏み込みが若干甘くなっていただけに、やはり平坦コースの方が合っていそうですね』と話していました。息の入りなども良化していて、状態は着実に上がっています。来週のレースに向けて、この調子で進めていくつもりです」

※7月17日(土)福島12R・3歳上1勝クラス(ダ1150m)に出走予定。

 

【エクストラノート】

「3勝のいずれもが2着馬以降に1秒差をつける完勝でした。道中を出来るだけ砂を被らない位置で上手く進めることが出来るかどうか、気分良く運べるかどうかが、中央に戻ってのカギになるでしょうね。明後日7/11(日)に美浦トレセン近郊の須藤ステーブルへの移動が決まりましたので、軽めの運動できっちりとコンディションを整えて送り出してあげましょう。中央1勝クラスで通用して欲しいと思いますし、今後の活躍を期待しています」(内田勝義調教師)

 

★7/06(火)川崎・C2(一)(二)(三)(ダ1500m)和田譲治騎手 結果:優勝

3勝目を挙げ、JRAへの再登録の要件を満たしました。

このレースを最後にNARの馬登録を抹消し、JRAへの再登録をおこないます。

なお、新たな預託先、それに伴う移動等のスケジュールにつきましては、改めてお知らせいたします。

「当初予定していた町田直希騎手(疾病)から和田譲治騎手に変更。外を回し過ぎだし、早めに動き過ぎとも思いましたが、最後の直線では突き放す一方。多少早めに動いてでも、砂を被らないポジションをキープして、気持ち良くスムーズに走らせてあげた方が良いですね。末脚は目を見張るもので、凄いキレだったと思います。2連勝の後、なかなか3勝目を挙げることができませんでした。モタモタしてすみませんでした」(内田勝義調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

「現在は屋外ダートコースにてダクと軽めのキャンター4500mのメニューで調整中です。6日(火)に20-18を消化しています。本当はもう1本速いところを消化したかったのですが、馬場が悪かったので1本のみになってしまいました。先週から更に良くなってきましたし、このまましっかり負荷を掛けていきます」(担当者)

 

【モンストルオーソ】

「天候と馬場状態を考慮して、川崎・ダ1600m戦での出走を回避しました。ただ、この中間の運動で、わずかながら右前肢の球節に張りがみられます。4回船橋開催(7/17~)での出走を予定していますが、5回船橋開催(8/9~)にスキップさせていただくかもしれません。連勝を途切れさせたくないので、万全を期したいと考えています」(佐藤裕太調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドスプリンガー】

馬体重563キロ。

赤木場長「今週も周回コースにてダク3000m、20-18のキャンターを3000mのメニューで乗っています。ペースアップはしていませんが、硬さもだいぶ軽減されていますし、フットワークはしっかりしています。気持ちの面でもこの馬なりにピリッとしていて、今のところスムーズに調教に取り組めているのは何より。来週は全体のペースを上げていこうと考えています」

 

【レッドクレオス】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「今日は北馬場で軽く乗っています。昨日しっかりやったのでいつもよりはおとなしい感じもしますが、馬体や脚元は問題なさそうです。緩さに関しては付き合っていくしかないので、トモをケアしながら疲れを溜めないように気を付けています。代謝も上がっているのか毛ヅヤが良く、見栄えのいい体になってきていて、ここまでは順調に上向いていると思います。近々の移動になるので、それまではこちらで乗り込んでいきます」

 

乗り運動後、坂路下でダク、その後ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

レッドクレオス 67.3-52.8-39.0-12.3 仕掛け

エデリー    68.1-53.2-39.2-12.3 馬なり

助手「今日はウッドチップコースで併せて追い切りました。大江原騎手に乗ってもらいましたが、最後は少し鈍かったようですね。時計的に負荷は十分掛かっていますし、もともとそこまで追い切りで動くタイプでもないので、これでもう一段良くなってくると思います。トモの緩さはそこまで気にならなかったようなので、全体として状態は悪くないと思いますよ。今週末に函館へ移動の予定です」

藤澤調教師「まだそこまでやっていないにしては今日の動きは良かったですね。向こうでも何本か追い切れるので、競馬には十分間に合うと思いますよ。輸送は慣れたもので問題ないでしょうし、競馬まで調子を整えていきます」

※7月24日(土)函館11R・TVh杯(3歳上3勝クラス・芝1200m)を団野大成騎手で予定。

 

【カグラヒメ】

4日(日)にWコースで4ハロン55.2-39.2-13.6を単走で強めに追われ、7日(水)には坂路コースで4ハロンから0.1秒追走して併せ、55.2-40.7-26.5-13.1を強めに追い切りました。「追い切りを重ねるごとに、走りに力強さが増してきましたね。ただ、終いの伸びがひと息で、太めが影響しているものと思われます。体調も安定感を欠くことから、もう少しこちらで調教を積ませてください。今のところのスケジュールですが、来週末に函館競馬場に移動して、1回函館開催後半での復帰(7/24~)を予定しています」(鈴木慎太郎調教師)

 

【リーピングリーズン】

昨日8日(木)に北海道・ノルマンディーファームへ移動しました。

現在は舎飼されています。到着後に馬体チェックと検温をおこなったところ、体温が高く輸送熱の症状が窺えたため、解熱剤を投与し、その後は舎飼で様子見しています。関西から一旦小野町を経由しての長距離輸送でしたが、やはり本調子にはないようで、その辺りが影響したのかもしれません。今後しばらくは涼しい北海道で休養に充てる予定です。

 

*****6歳馬*****

【レッドヴェイロン】

先週こちらに到着しました。長距離輸送の疲れもなく、馬体にも異常は見られませんでした。心身のリフレッシュを図ることが現状の優先事項となりますので、様子を見ながらにはなりますが、マシン運動・トレッドミルでのメニューを中心にじっくりと進めていきたいと思います。馬体重は520キロです。

 

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド 68.3-51.7-37.8-11.8 一杯

ハーグリーブス末一杯の外0.6秒先行同入

尾関調教師「先週土曜日のウッドチップコースでの追い切りでビッシリ動かしたこともあり、今日(水)の追い切りでは素軽く走れるようになっていましたね。アウレアが先行する形だったのですが、オープン馬相手に併入に持ち込みましたし、気持ちの面でも集中できていたのは何より。切れる脚がある訳ではないものの、長くいい脚を使って最後まで踏ん張っていたと思います。上がりの息の入りも問題なく、今週使ってもいいくらいに態勢は整ってきましたね。今のところ来週の出走を予定しているのですが、再度芝を使うことも視野に入れています。7月17日(土)の南相馬特別(芝2000m)か、7月18日の平場戦(ダ1700m)のどちらかを、当該週の想定を確認したうえで決めるつもりです」

 

【ラヴノット】

松風馬事センターで調整され、昨日8日(木)に帰厩しました。

「育成場で順調に進められていたので、このタイミングで戻させていただきました。障害練習も無難にこなせていたとのことで、今後の選択肢の一つとして持っておきたいところ。まずは、得意な条件である8/01(日)新潟・3歳上2勝クラス(ダ1200m・混)に向けて進めていきたいと思います。今日から乗り出していて、これから徐々にピッチを上げていこうと考えています。昨年5月に勝利した時以来の平場戦のこの条件。できれば減量ジョッキーで臨みたいと思っています」(小西一男調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「7/7(水)に15-14-13の時計を出しました。ブリリアントリリーの行く気に任せてでしたが、手応えには余裕がありましたよ。追い切った後の雰囲気も非常に良いですね。4回船橋開催(7/17~)での出走まで、あと2本追えば十分な出走態勢に持っていけると思います。C1クラスにダ2200m戦が組まれていますので、そちらに申し込む予定で考えています」(林幻調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に進められていて、体重も引き続き増加傾向。メンタル面も落ち着いているので、トレセンでもこのままいってほしいですね。7日(水)に小手川調教師が確認していき、『随分フックラしましたね。クラブ側と相談し、小倉に持っていくことにしたので、予定から逆算してトレセンに戻したいと思います』と話していました。もう少しこちらに滞在するようなので、この調子をキープして送り出せるよう進めていきます」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【カヴァレリア】

7月5日、荒山調教師から「不得手の重馬場で目一杯走った疲れもあり、歩様が硬くなっていますし、夏負けの兆候が出始めています。ここでケイツーステーブルに放牧へ出し、秋の涼しさを感じられる時期に戻すつもりです。この年齢まで本当に良く頑張ってくれて頭が下がる思いです。B3の上位クラスだと、年齢的に少し荷が重いかもしれませんが、もう一回トライさせていただくことにしました」との連絡があった。

7日、牧場担当者は「5日の入場後に、血液検査を行いました。その結果からは、疲労困憊の数値が出ていました。筋肉系はそこまで痛んでいませんので、血液オゾン等で内面を改善し、軽い運動を行いながら疲労回復を優先していきます」とのこと。

 

【アナザートゥルース】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。ようやくリラックスしてきてくれて、こちらの指示を受け入れるようになってきました。まだトモの嵌まりは良くはないですが、坂路でもムキになってモタれてしまわずに、いい体勢で走れるようになりつつあります。もっと体がフックラしてきてくれるよう、来週もそこまでペースを上げずに乗っていこうと思います。

 

【プラチナムバレット】

「この中間の常歩の歩様、馬場入りしてのキャンターでの挙動、ともに不安な点は見当たりませんね。中1週、初めての800m戦となりますが、来週7/17(土)高知・C3-13(ダ800m)を予定したいと考えています。500mの距離短縮ですし、800mという距離がプラチナムバレットにとって忙しい印象を受けると思いますが、馬自身が距離に応じた競馬をするはずですから、こなしてくれると思いますよ」(雑賀正光調教師)

 

【ホウロクダマ】

「頼もしく映るというか、鼻息が荒いというか、気持ちが乗っていますね。前向き過ぎる印象です。自厩舎の馬に見習って欲しいくらいですよ。当初からの予定通り、4回船橋開催(7/17~)に正式に向かいたいと思います。天候と馬場状態次第ですが、明日7/10(土)の追い切りを予定しています」(山中尊徳調教師)

 

*****8歳馬*****

【レッドイグニス】

昨日(水)函館競馬場ウッドチップコースで追い切り。本日(木)厩舎周りを引き運動。

函館ウッド 70.1-54.5-39.9-12.9 馬なり

鹿戸調教師「昨日(水)函館のウッドチップコースで川又騎手を背に単走で追い切りました。レース当該週ですし、最終追い切りは動ける範囲でやりましたが、下ろしがけから勢い良く行ってしまう感じはなく道中も折り合っていましたね。仕掛け所でもスムーズにギアチェンジできていましたし、最後も余力たっぷりだったようで、やればまだまだ動けたはず。上がりの息や歩様も問題なく、走れる状態に仕上がりました。予定通り川又騎手で今週の函館・五稜郭Sに向かいます」

※7月11日(日)函館11R・五稜郭S(3歳上3勝クラス・芝1800m)に川又賢治騎手で出走します。