*****2歳馬*****
【ダイヤモンドフジ】
7月2日(金)の検疫で入厩している。同日、牧場担当者の話では「こちらでのメニューは周回フェルトダートコースでキャンター2000~2500m、ウッドの坂路で58~57秒ペースの内容です。移動直前には14-14も消化し、馬体減りも無く良い状態で送り出せたと思います」とのこと。移動直前の馬体重は461キロ。
【ルージュエクレール】
馬体重440キロ。
今週も坂路にて15-15のペースで乗っています。走りに力みなどは見られませんし、気性面も今のところ落ち着いています。乗り込みながら馬体重も増やせているように、ここまでは順調に進めることができていると言えるでしょう。来週から更にペースアップすることも視野に入れています。
【グロリアスヒーロー】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。コンスタントに追い切りを重ねてきても、まったくへこたれていない点は好感が持てます。ただ、少しずつ煩くはなってきているので、その辺りはセーブして進めていきたいところです。きょうだいも同じような傾向にあったため、血統的なものもあるとは思いますが、今のうちにもう少し我慢を利かせられるよう意識しながら乗っていきます。
【ジュレップグラス】
現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。現状メニューにも慣れてきたようで、坂路を走りきってからも極端に疲れた様子は見せなくなりました。騎乗開始時に比べると体力が付いてきたようです。ただ、調教内容に関してはまだ物見が多く、直線、コーナーともに綺麗なフットワークとは言えない状況です。もう少しハミの我慢が利けばいいのですが、すぐに口を割って頭が上がってしまうので、背腰からトモにかけてもっと筋力を付けていく必要がありそうです。
*****3歳馬*****
【ルージュアドラブル】
マシン60分、ダクとハッキング。
火曜日に入場。競馬は残念でしたが、ほとんど走っていないようで馬体や脚元にダメージはなさそうです。馬も不完全燃焼だったのか、いつもこちらにいる時よりもイライラしている感じですが、日に日に収まってはきています。乗っていた方がガスも抜けて飼い葉も食べるようになるので昨日から少しずつ乗り出していますが、走らせればそこまでうるさくありません。まだ予定は決まっていないようなので、体を膨らませつつ乗り込んでいくことにしています。
【ルージュジェイム】
馬体重505キロ。
この中間の調整も順調に進んでいます。騎乗調教を継続してきたことで動きが素軽くなり、前進気勢も感じられるようになってきました。また、左右どちらかにモタれることもなく真っ直ぐ走っています。明日(土)と来週半ばにも4ハロン55秒くらいの強めの調教をおこなう予定。再来週の帰厩を目標に脚元をケアしつつ、しっかり負荷を掛けていきます。
【ソニックムーヴ】
6月27日(日)に坂路コースで4ハロン56.6-40.6-26.4-13.2を単走で馬ナリに追われ、7月1日(木)にはWコースで5ハロンから0.8秒先行して併せ、70.7-54.6-40.1-12.9を馬ナリに追い切りました。「左前球節部にまだ若干腫れの名残りが見られるものの、痛みはもうありませんし、稽古にも支障なく進められています。以前はコースだとハミに突っ込んでバランス悪い走りでしたが、フォームが段々良くなってきて、それもだいぶ解消している。長目からもう1本ビッシリとやれば、ほぼほぼ態勢は整ってくると思います。再来週の番組を本線に、仕上がり具合や想定メンバーなどを見たうえで、7/11(日)福島・3歳未勝利(ダ1150m・混)も検討していきましょう」(宮田敬介調教師)
【フェイダウェイ】
6月27日(日)にWコースで5ハロン73.2-58.1-44.1-15.4を単走で馬ナリに追われ、30日(水)にもWコースで5ハロンから1.0秒先行して併せ、70.1-54.3-39.9-12.6を馬ナリに追い切りました。「今週の時計消化の動きはまずまずで悪くなかったと思いますよ。ハミをとってグイグイ行くような面も見られて良かったです。今週末にまずもう一本追って、そこでの感触次第では来週の出走というのも積極的に考えてみてもいいかもしれません。選択肢の一つとして検討できるよう、今週末には交流戦にも念のため申込をかけておくつもりです」(中川公成調教師)
*****4歳馬*****
【ルヴァンヴェール】
7月2日、牧場担当者は「先日、竹内調教師が来場され『新潟開催を目標に』との指示を受けました。周回コースで3,000~4,000㍍のキャンター(17~18秒)を中心に、週2回の坂路15-15も開始しています。気温が上がってきてからも体調は良く、食欲旺盛で元気一杯に過ごしています。ここから新潟開催に向けて負荷をかけていきます。現在の馬体重は496㌔」とのこと。
【レッドルレーヴ】
馬体重491キロ。
先週見られた両トモの浮腫みは落ち着いていましたが、もう少し様子を見てから騎乗運動を再開したいという意向のため、今週もトレッドミル調整(ダク500m、ハッキング2000m)を継続しています。脚運びなどはスムーズですし、楽をさせている割にはテンションが上がってしまうようなこともありません。この後も入念にケアしていき、来週から騎乗運動を再開する予定です。
【エクストラノート】
「来週の開催2日目、7/06(火)川崎・C2(一)(二)(三)(ダ1500m)での出走を予定。昨日7/1(木)に最終追い切りをおこないました。併せ馬で5ハロンから69.5-53.5-39.4を馬ナリでマークしています。とにかく元気一杯で、うるさいくらい。本番で上手く作用してくれればと思います。C2クラスに戻りますし、1500m戦ですし、普通にというかスムーズに運べれば、おのずと結果はついてくるでしょう」(内田勝義調教師)
【パラダイムチェンジ】
「現在は屋外ダートコースにてダクと軽めのキャンター4500mのメニューで調整中です。この中間から調教量を増やしていて、火曜日には少し速いところを消化しています。大分体の状態が良くなってきましたが、もう少しバランスが良くなってきそう。様子を見ながら進めていきたいと思います」(担当者)
【モンストルオーソ】
「昨日7/1(木)に4ハロンから50.1-37.0という時計で追い切りました。来週の川崎開催初日、7/05(月)川崎・さくらんぼ特別 B3(二)(ダ1600m)に申し込みは済んでおり、もちろん出走態勢は整っています。ただ、雨予報が続くようですし、川崎競馬場の馬場の悪化が心配なので、ここで無理はしないで、自場開催である4回船橋開催(7/17~)にスライドする選択肢も検討しています」(佐藤裕太調教師)
*****5歳馬*****
【レッドスプリンガー】
馬体重561キロ。
赤木場長「今週も周回コースにてダク3000m、20-18のキャンター3000mのメニューで乗っています。少しペースを上げてみましたが、これくらいなら余裕がありますし、動きも上々。硬さもありません。ややおとなしい気はしますがバテている感じではないので、このまましっかり乗り込んで体力強化を図っていくつもりです」
【カグラヒメ】
6月27日(日)に坂路コースで4ハロン59.5-44.1-30.4-15.7を単走で馬ナリに追われ、7月1日(木)にも坂路コースで4ハロン57.3-41.9-27.7-14.2を単走で馬ナリに追い切りました。「6/30(水)にも坂路コースで4ハロン62.5-45.8-30.1-14.8という時計を出し、ピッチを上げて乗り込みを進めています。悪いことではないのですが、太めのシルエットに映りますし、動きも重苦しい感じで、いまひとつといった印象。来週の1回福島開催2週目(7/10・11)を見据えつつ、1回函館開催3週目(7/17・18)での復帰となるでしょうか。まずは馬体の絞り込みを図り、時計を詰めていきましょう」(鈴木慎太郎調教師)
【リーピングリーズン】
この後は北海道・ノルマンディーファームで調整することになり、明日7月3日(土)に一旦福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動する予定です。
「現在は1時間のウォーキングマシン運動にとどめています。再度ペースを上げて乗り込んでいましたが、今週の火曜日から四肢が浮腫むなどの症状が見られ、どうも体調が上がってこないんです。吉岡調教師とクラブ側とが協議した結果、今夏は北海道で休養を兼ねて調整することになったよう。順調にいかずに申し訳ありません」(担当者)
*****6歳馬*****
【ラヴノット】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。今週は馬場の悪い日が多かったので、走路主体のメニューで進めています。飛越はかなり安定してきたところ。乗り込んできて、また首が硬くなってきたので、昨日はロンジングの運動でほぐしています。帰厩の声が掛かるまでは、適度に緩ませる時間も設けていくつもりです」(担当者)
【ブリリアントリリー】
「この中間は自身が跨り、細かい癖などをチェックしながら乗り込みを図っています。背腰に疲れが溜まりやすい印象を受けていますので、そのあたりのケアをしっかりとおこなうことだけで、他に特段の不安な点は見当たりませんね。4回船橋開催(7/17~)での出走が今から楽しみになるくらいの手応えを感じています」(林幻調教師)
【ヴァイスブリッツ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。ペースを上げながら進めていますが、脚元に反動が出ることなく、順調にきています。今週も体重を減らしませんし、安定してきた感じですね。もうほぼ態勢は整ってきたので、いつ声が掛かっても良いようにしっかり準備をしておきます」(担当者)
*****7歳馬*****
【カヴァレリア】
7月2日(金) 大井・富士見坂賞 B3(二)選抜特別(ダ1600㍍)に真島大輔騎手で出走し3着。
荒山調教師から「梅雨前線の大雨で不得意な馬場でしたが、最後まで良く頑張ってくれました。真島騎手からは『少し強引なレース運びでしたが、カヴァレリアの良い面を上手く引き出せたと思います』との話がありました。今日は鞍上が馬の性格を把握し、1コーナーでスムーズに外に馬を誘導し、泥を被るのを避けてくれたのが好走の要因だと思います」との連絡があった。
【アナザートゥルース】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。少しずつ力まずに走れるようになってきましたが、力が抜けてきたことで、トモの緩さが目立ってきました。弱っている部分を馬自身がカバーしながら走っていたことの表れだと思います。これまで騎乗者の扶助を受け入れる気持ちがない状態でしたが、落ち着いてきたことで不必要にテンションを上げることなく動けています。この馬本来のバランスを取り戻してくれれば、調子は自ずと上向いてきそうです。
【プラチナムバレット】
「脚元を含めた馬体に全く問題がないので、中1週で出走させていただきますね。この中間で3ハロン38秒台の時計で追い切りましたが、最後の直線での加速は素晴らしく、絶好の動きを見せてくれましたよ。前走以上のコンディションにあると思います。相手関係からも連勝濃厚で、8枠10番の大外枠で確定しましたが、これも良いと思いますよ。砂を被るリスクが低いですからね。もちろん大きな出遅れは厳禁ですが、多少の出遅れでも外からスッとリカバリーがきくでしょう。尾持ちする必要はないかもしれませんね」(雑賀正光調教師)
【ホウロクダマ】
「前走後の回復が早く、この中間も元気いっぱいですね。調教でも相変わらず一生懸命に走ってくれていて、この暑さも問題なさそうです。次走目標の4回船橋開催(7/17~)まであと2週になりましたので、来週からは追い切りも開始してレースに備えていく予定です」(山中尊徳調教師)