*****2歳馬*****

【ルージュエクレール】

馬体重422キロ。

先週乗り出してからは順調に乗り込めていましたが、速いところを始めるとすぐに体が減ってしまうため、馬体面のアドバンテージを持たせる意味もあって今週はトレッドミルでの調整。現在はダク500m、20-20ペースのキャンター2500mのメニューを消化していますが、脚取りなども問題なく、落ち着いて調教に取り組むことができています。騎乗運動からトレッドミルに切り替えた効果か、この中間は飼い葉食いが良く、思惑通り馬体重を大きく増やすことができました。来週からは騎乗運動を再開する予定で、今のうちに馬体を更に増やしておきたいところです。

 

【グロリアスヒーロー】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。コンスタントに強めを乗られるようになってからは、筋力面も少しずつ強化されている印象で、ハミに対する口の感覚も良くなってきました。現状のペースなら体力的にも問題はなさそうなので、この後はもう一段階ペースを上げてみる予定ですが、スムーズに対応してくれるのではないかと思います。

 

【ジュレップグラス】

現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。騎乗開始後は問題なく進めることが出来ていますが、こちらの調教だとまだ体力的にもしんどい様子。暑い中でのトレーニングということもありますが、上がり運動の際の息遣いなどからも、もっと基礎体力を向上させていく必要がありそうです。この後はトレッドミルを併用していくことも検討しています。

 

*****3歳馬*****

【ルージュジェイム】

馬体重510キロ。

先週末に坂路で4ハロン58秒あまりの時計を出すなど順調にペースアップしています。入場時よりバランスが良くなり、テンから終いまで真っ直ぐ走れるようになりましたし、心肺機能が高まって息の乱れもありません。また、脚元や背腰などへの反動もなく、精神面も安定。ここにきてコンディションはグングン上昇してきました。帰厩に向けて明日(土)は58秒ほど、来週水曜日には56秒ほどの強めの調教をおこなう予定です。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「予定通り坂路での15-15を開始しています。気持ちもリフレッシュできているようで、稽古でも伸び伸びと走っていますね。ただ、注意していますが、他の馬が気になるのか集中力がもうひとつ。この感じだと競馬でも集中しきれていないと思うんですよね。力を出し切れないのでは、せっかくの好素材がもったいないので、なるべく一頭で運動をさせるなど、いろいろと考えて進めていきたいと思っています」

 

【レッドレジェーラ】

担当スタッフ「昨晩こちらに到着しました。入場から間もないので何とも言えない部分はありますが、輸送熱などもなく、脚元や馬体に異常も見られずコンディションは心配しなくてもよさそうです。次は函館競馬とのことなので移動のタイミングがどのあたりになるかというところはありますが、競馬を使ってきている馬ですしね。好状態で北海道へ送れるよう、体調管理を優先しながら調整を進めていければと思っています」

 

【ブランメイユール】

6月18日、川崎競馬8R、3歳(一)・青葉木菟特別・ダート1600mに出走しました。馬体重は前走からマイナス8キロの439キロ。ワンテンポ出が遅れた感じでしたが、ゲートから飛び出すと重心の低い走りで前に出て行き、外目3~4番手で1周目のスタンド前を通過して1コーナーへ。3番手で向正面に出るとそのまま追走していましたが、半ば過ぎからジョッキーの手が動き始めてしまい、3~4コーナーでは4番手で必死に食い下がっていたものの直線では脚が止まり、勝馬から2秒3差の7着でした。騎乗した笹川翼騎手は「状態的には悪くはないですが、この結果は、単純に現時点の力関係もあると思います。前回も言いましたが、成長待ちですね。前回より走りっぷりは良かったですし、センスはいい馬なので、それに体の成長が伴ってくれば、もっとやれると思います。強い相手に揉まれながら経験を重ねていき、本当に良くなるのは来年だと思いますので、長い目で見てもらえればと思います」とのことで、池田孝調教師は「笹川騎手とレース前に打ち合わせる中で『控えていった方がいいですか?』と聞かれましたが、気持ちで走るタイプだし、1600mになったのでテンも速くないだろうから『逃げるような競馬をしてみようか』ということを言いました。前回より内容は少しは良くなったとは思いますが、上品な馬で砂を被ると走るのが嫌になってしまう面があるので、そうさせないように笹川騎手が考えて外に出して乗ってくれたものの、まだ対応できなかったです。若さが残っている感じですね。もうちょっと強い相手と走って揉まれていけば、まだまだ心身とも成長の余地は残っているので楽しみはあります。あとは、この夏の暑さにどれだけ耐えられるかという部分もありますが、ここを超えていければと思います」とのことでした。

 

【ソニックムーヴ】

松風馬事センターで調整され、15日(火)に帰厩しました。

16日(水)に坂路コースで4ハロン64.9-47.3-30.5-14.9を単走で馬ナリに追い切りました。「帰厩した翌朝から15-15ペースで乗れていたものの、午後になって左前球節部に腫れを確認。帰厩時に若干皮膚病が出ていましたので、そこから局所的に細菌が入って感染したと思われます。幸い熱は上がっていないものの、膝裏から上くらいまで腫れてきてしまっているため、現在は強い抗生剤を投与して様子を見ています。短期放牧でソエが治まり、今回はウッドチップのメニューも入れてバリバリ乗り進めていきたかったのですが、大変申し訳ありません。腫れが治まればすぐ騎乗運動を再開する予定ですし、なんとか1回福島開催(7/03~)の期間中に使えればと考えています」(宮田敬介調教師)

 

【スノークォーツ】

13日(日)に坂路コースで4ハロン58.4-43.1-28.0 -13.6を単走で馬ナリに追われ、17日(木)にはWコースで6ハロンから0.4秒追走して併せ、82.4-67.0-52.1-38.4-12.4を強めに追い切りました。「全体時計はそれなりにしっかりとまとめられている。ただ、追ってからの反応が鈍く、息遣いもまだひと息。体もやや重い印象を受けます。追い切りに跨った菅原騎手の意見も同じだったため、スライドで来週6/27(日)東京・3歳上1勝クラス(芝2000m・混)に向かう予定とさせてください。今週長目からやったことで反応がガラッと変わってくればと思います」(大竹正博調教師)

 

【フェイダウェイ】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで2400m、坂路1本(20秒ペース、週3回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も週に3回速いところを織り交ぜながら、ビシビシと乗り込んでいます。しっかり負荷を掛けられていることで、体が大分しっかりとしてきた感じがするところ。福島開催が目標とのことで、そろそろ送り出しになると思います」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【レッドカルム】

担当スタッフ「速い時計を重ねてきましたので、今週の火曜日は坂路で3ハロン40.0-13.1のタイムで登坂。福島3週目が目標とのことなので、移動は来週になるのかなと思います。今週末は15-15にとどめて、来週は火曜日に少しやって移動へ向けて体調を整えていく考えです。テンションも安定していて、動きを見ても状態はしっかりとキープできています。いい形で送り出せるよう、引き続き調整していきます」

 

【レッドルレーヴ】

馬体重490キロ。

先週土曜日の午前に入場。到着した際の体温は平熱だったものの、その日の夕飼い葉をほとんど食べなかったため検温したところ体温がやや上がっていたことから、日曜日は大事を取って舎飼にしました。その日にうちに熱は下がっており、月曜日と火曜日はウォーキングマシン運動で様子を見ていましたが、体調面、歩様ともに問題なかったため、水曜日からトレッドミル調整に移行。現在はダク500m、ハッキングのペースで2000mのメニューを消化していますが、脚運びは気になりませんし、気持ちの面もしっかりしています。熱発で一頓挫あったこともあって、今週一杯はトレッドミルでの調整を継続し、来週から騎乗運動を再開する予定です。

 

【エクストラノート】

「敗因として、昇級初戦や1400mという距離が考えられますが、勝ち馬に直線まで何も出来なかった展開ではないでしょうか。もちろんエクストラノートだけではなく、他馬も含め、勝ってくれと言わんばかりでしたからね。次に予定している4回川崎開催(7/05~)でこそバシッと決めて、中央にお戻ししたいと思います」(内田勝義調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

「現在は屋外ダートコースにてダクと軽めのキャンター4000mのメニューで調整中です。徐々に良化が見られることから、今週より調教進度を上げて乗り込んでいます。体調面も良くなってきましたし、この感じであれば徐々にピッチを上げながら乗り込んでいっても良さそう。様子を見ながらペースアップの判断をしていきます」(担当者)

 

【モンストルオーソ】

「パドックでの落ち着きぶりと、スタートが決まったのを見て、ほぼほぼ大丈夫だろうと思っていました。前を見ながらジワっと進めることができていますし、臨機応変に対応できる機動力も兼ね備えていますからね。今後しばらくは大崩れせず、安定したレースぶりが可能でしょう。それに、とにかく今は馬が充実していますね。レース後も特に変わりはなく、次走は1ヶ月後の4回船橋開催(7/17~)を本線と考えていますが、今回の遠征の好結果を踏まえて、4回川崎開催(7/05~)での出走も視野に入れて進めていきましょう」(佐藤裕太調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドクレオス】

本日(金)の検疫で帰厩しました。

馬体重476キロ。

マシン60分、ダク、キャンター2400mを25-25秒。

暑さを考慮しながらですが、乗り込み自体は問題なく進めることができています。この馬らしい仕草も見せるようになり、一時期の大人しいところは影を潜めてきました。目に見えないところで疲れがあったようですが、今は全く問題ありません。右半身に関してもこちらにいつもいるときと変わらない感じなので、進めていくにあたって支障はないでしょう。昨日(木)調教師から「近々に戻したい」という話があり、今日(金)の検疫で帰厩することになりました。

 

【レッドスプリンガー】

馬体重562キロ。

赤木場長「今週は周回コースでダク3000m、20-20のキャンター2500mのメニューで調整しています。速いところへ行くための土台を作るべく運動量の多いメニューを課していますが、へこたれることはありません。週の前半は若干硬さが見られたものの、水曜日あたりからは体がほぐれてきたのか脚取りもスムーズになってきました。先週に比べて活気も出てきた印象で、立ち上げてからは順調そのものです。現状のメニューでジックリ乗るかペースアップするかどうかについては、動きやコンディションなどを見ながら決めようと思っています」

 

【カグラヒメ】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も、脚元に不安が出ることなく順調に進められています。体が大分フックラとしていますし、馬体に張りがあって、体調の良さもヒシヒシ感じさせるところ。鈴木調教師からは、『来週には戻します』との連絡をもらっているので、いい状態で送り出せるよう、抜かりなく進めていきます」(担当者)

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1500m、600mの坂路を2本(17秒ペース)のメニューで調整中です。体調面に問題はなかったことから、今週より騎乗運動を再開しています。蕁麻疹の影響はないものの、コンディションが少し落ちているかなという感じ。ただ、少し乗り込めば上向いてきそうなので、このまま乗り込んでいこうと思っています」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【ラヴノット】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も障害練習を主としたメニューで進めています。カチカチだった首が大分ほぐれてきたことで、飛越に余裕が出てきました。トモがしっかりしているので、前をカバーできている感じですね。回数を重ねる毎に良化が窺えますし、昨日来場した小西調教師も、『この分なら大丈夫そうですね』と話していました。この感じであれば、障害試験まで行けそうな感じがします」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

「今夜、船橋競馬場・林幻厩舎到着予定の便で出発いたします。引き続きこちらでやらせていただきたいのはやまやまですが、そうはいきませんからね。前走のパフォーマンスであれば、即通用するのではないでしょうか。南関東競馬での活躍を期待しています」(橘友和調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(20秒ペース)のメニューで調整中です。右前深管部には触診反応もなくなってきて、いい感じで進められています。脚元を含めてもう少し注意していかなければいけないと思っていますが、ここまできたらもうほぼ問題なさそう。体重が過去最高の数字になってきたように、充実してきた印象ですよ。再度の送り出しに向けて、しっかり態勢を整えていきます」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【アナザートゥルース】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。右のハミをしっかり取れるようになってきたので、この中間からは坂路にも入れています。ただ、手前を変えたときに前のめり気味になるなど、バランスが整ってくるにはもう少し時間が掛かりそう。それに背腰の右側に若干の張りがあるため、ケアしながら進めていこうと思います。毛ヅヤはとてもいいですが、全体的に張りが足りていない現状なので、しっかり食べさせながら調教をおこなって、ボリュームアップさせたいと考えています。

 

【プラチナムバレット】

「5枠5番で出走が確定しています。真ん中の枠で、始動戦としてはちょうどいいですね。蹄踵(ていしょう)をミリ単位で削蹄し、昨日6/17(木)無事に最終追い切りを済ませています。動きはやっぱり中央オープン馬という印象を受けました。あとは実戦経験がほとんどないダート戦がどうかだけ。砂を被った際にパニックにならなければいいのですが。とはいえ、まずはチークピーシーズなどを装着せずに、ノーマルで臨んでみましょう。高知の番組賞金がゼロ賞金の集まりのレースとはいえ、骨っぽい相手もチラホラ。脚元をすくわれないようにしたいですね」(雑賀正光調教師)

 

【ホウロクダマ】

「来週6/22(火)船橋・馬い!?江戸前船橋飯塚海苔記念 C1選抜馬(ダ1200m)での出走に向けて、本日18日(金)に3ハロン36.0を脚色一杯の内容で計時。これまでの最終追い切りと比べてもまったく遜色ない動きで、前走のアクシデントの影響はないと思われます。あとはレース本番をとにかく無事に、そして全力で力を出しきってくれれば結果もついてくるはずです。今回鞍上については、本田正重ジョッキーに声を掛けています」(山中尊徳調教師)

 

*****8歳馬*****

【レッドイグニス】

本日(金)の検疫で札幌競馬場に入厩しました。