*****2歳馬*****

【ウィズザタイムズ】

15-15中心で乗り込んできたのだが、外傷を負ってしまいいったんペースダウン。担当者は「順調にきていたのですが、先週、右後肢の管に外傷を負ってしまい、傷のケアを行い数日間引き運動のみで様子を見ました。今週からウォーキングマシン調整を開始しており、今後の経過を見て運動ペースを元に戻していきたいと思っています」とのこと。傷が塞がるのを待ちペースを上げていく。現在の馬体重は451キロ。

 

【ルージュエクレール】

北の角馬場で運動、ダートコースを1周後、ゲート試験を受験して合格。

萩原調教師「昨日午後の馬体チェックでも脚元や歩様に問題はなかったため、予定通り今日ゲート試験を受けました。入りはスムーズだったのですが、やはり課題としているゲート内での駐立が安定しておらず、馬自身は早く出たがっていましたね。前扉が開いてからはスッと出たように、発馬に関しては問題ありませんでした。2本とも同じような感じだったのですが、華奢な馬なので一発で合格できてホッとしています。それでもレースに行くとテンションが上がってカリカリしてしまうことも十分考えられるため、ゲート練習は定期的にしておいた方が良さそうですね。やはり馬体を膨らましておきたいので、今後は一旦放牧に出す予定ですが、その前に息を整える程度の追い切りを経験させておきたいと思っています。ただ、華奢な体つきですし飼い葉食いが旺盛なタイプではありませんから、ゲート試験を受けたことで心身両面の疲れが少なからずあるはず。追い切りを消化するかどうかについては、今後の様子を見てから判断するつもりです」

 

北の角馬場で運動後、ダートコースを1周、最後にゲート練習。

萩原調教師「今日もゲート練習を中心にメニューで調整しています。今日は音ありの通常ゲートで入りから発馬まで通して練習しましたが、駐立でソワソワしたところが昨日と同様に見られたものの、立ち上がったりするような素振りはありませんでしたし、待っている間に乗り手が首元などを撫でて落ち着かせれば、それ以上テンションが上がることはなかったですね。発馬はスムーズで、スタートしてからも真っ直ぐ走れていましたよ。駐立が鍵になってくるとは思いますが、既に試験を受けてもいいレベルにはあるため、明日ゲート試験を受けようか考えている僚馬のレッドマジェスティが受ける場合は、一緒に受けようと思っています。受けなかった場合でも明日もう一度練習をおこない、来週には試験を受ける方向で進めていくつもりです」

 

*****3歳馬*****

【ルージュアドラブル】

馬体重393キロ。

マシン60分、ダク1000m、キャンター2400~3000mを25-25秒。

乗る距離を延ばしたところ馬体重の増加が止まってしまったため、日によって距離を短くするなど緩急をつけながら乗っています。歩様や脚元は変わらず問題なくきていて、飼い葉は色々工夫しているので食べる量自体は徐々に増えてきています。体の見た目自体は萎んだ感じもないので、ここから大きく増えるというのは難しいかもしれませんが、少しでも増えるように調教の強度も考えていきます。

 

【ルージュジェイム】

馬体重517キロ。

マシン60分。

先週からウォーキングマシン運動の時間を延ばしましたが、右前に関しては悪化してきているということはありません。まだ完全に落ち着いてはいないので熱を持つ日はあるのですが、運動時間を増やしても悪くなっていないように、いい方向に行っているとは思います。とはいえ、中途半端な状態で進めて元に戻ることだけは避けたいので、もうしばらくケアしながら様子を見ていくつもりです。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「496キロで入場した馬体重は509キロまで回復。入場時はトモの肉も落ちていましたし、2~3日は申し送りにあった左前球節は浮腫んだりしていましたが、トモの疲れから前輪駆動になっていて前に負担がきていたんでしょうね。レントゲン検査でも問題はなかったのですが、トモの回復にあわせて左前は気にならなくなっています。ここまでチェックしてきましたが歩様もスムーズで痛みもありませんので、週末から騎乗運動を開始する予定でいます。大型馬でもあってあまり緩めたくないのもありますが、性格的にも適度にネジを巻きながら進めていった方がいいタイプだとも思いますしね。現状でも馬体重は520キロくらいまで増えていいと思いますが、まだ全体に幼いシルエットから馬がパンとして筋肉が詰まってきたら、もっとボリュームも増してくるのでは。これからの伸びしろが大きそうで楽しみです」

 

【レッドレジェーラ】

調整メニュー:引き運動

音無調教師「日曜日は予報では天気が崩れそうですし、想定でダートは頭数も少なかったので予定を変更することにしました。もともと今回はダート使う予定でしたし、調教は動くので、雨が降って軽い馬場になるのは合いそうな気がしています」

※3月21日(日)阪神3R・3歳未勝利(ダ1800m)に松若風馬騎手で出走します。

 

【ソニックムーヴ】

「先週末の調教後に歩様が少し乱れたため、今週はペースダウンさせてもらいました。背腰から左トモにかけてが強く張っており、現在は筋注治療とレーザーでケアしている状況です。今朝から軽めに乗り始めていますが、歩様もだいぶスムーズになってきましたし、この感じなら週末には坂路コースに入れられそう。優先期間内に使うのはちょっと厳しい見通しですので、来週からまた立ち上げていって、1回新潟開催(4/10~)を目指せればと思います」(宮田敬介調教師)

 

【スノークォーツ】

「現在は角馬場で長めのダクのメニューで調整中です。右前脚にソエによる痛みも出てきたので、13日(土)にショックウェーブ治療を施しています。週が明けてからは触診反応が和らいできて、幾分良化が感じられたので、16日(火)より騎乗運動に移行。まだ軽めにとどめているところで、もう少しの間はこれくらいのメニューで様子を見ていった方が良さそう。明日獣医師が来る予定なので、その診断によって今後のとこを判断していきたいと思っています」(担当者)

 

【フェイダウェイ】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで2400~3000m(18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。先週の段階で疲れが抜けていましたが、今週に入って元気も戻ってきた感じ。状態が上向いてきたことが窺えたので、17日(水)に15-15を消化してみました。反動はなさそうですし、このまま進めていけそう。体付きもフックラとしてきて、体調も良さそうです」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【レッドルレーヴ】

馬体重477キロ。

マシン60分、ダク1000m、キャンター3000mを25-25秒。

引き続き体調も良さそうなので、長めの距離を乗り込んでいます。若干とはいえ先週から更に体重も増えましたし、馬体に丸みも出ていい張りになってきました。硬さはほとんど気になりませんがトモがまだしっかりしてこない感じで、旋回する時などで不安定なところもあるだけに、ジックリ距離を乗りながらトモを強化していくつもりです。

 

【レッドエランドール】

調整メニュー:角馬場→Eコース

田中克調教師「今朝はダクとハッキングの調整。変わらず順調です。次走についてですが、急に条件をガラッと変えるのも嫌なので、まずはダート1800m戦を使いたいと思います。将来的には芝を試してみることも頭にはありますが、使うとすれば洋芝がいいのではないかと考えています」

※4月10日(土)新潟8R・4歳上1勝クラス(ダ1800m)、または4月11日(日)新潟9R・4歳上1勝クラス(ダ1800m)を西村淳也騎手で予定。

 

【レッドカルム】

担当スタッフ「周回コースの改修工事がはじまっていて坂路主体の調整メニューとなっていますが、15-15を開始してからも不安なくきており、今週は火曜日に3ハロン40.9-13.3のタイムで1本登坂。徐々にピッチが上がってテンションもやや高めではありますけど、短いところを使う馬ですからね。稽古に支障はないですし、このくらいの雰囲気でいいと思います。動きも申し分なかったですよ。繋ぎ部分は乾いた状態でポコッとしたものが残っていたんですけど、念のため追突保護のためのカバーをしながら進めてきたのが良かったのか時期的なものなのかは定かではありませんが、ここにきて皮下の腫れも消えて綺麗になっています。移動は4月のはじめになるかと思いますので、最後に3ハロン37~38秒くらいのところを1本やって送り出すイメージで乗り込みを重ねていきます。馬体重は変わらず527キロ。今週末は15-15くらいでと考えています」

 

【エクストラノート】

「現在は20~30分の曳き運動のみにとどめています。先週末に改装をおこなったところ、右前蹄に挫跖の痕がありましたが、鉄橋蹄鉄は外しています。その後も調教進度を上げて乗り込んでいましたが、17日(水)の朝に歩様を少し気にしている感じだったため、装蹄師に診てもらったところ、右前の蹄がまだ少ししっくりしていない感じ。膿などは溜まっておらず、装蹄を上手くおこなえば良くなっていきそうとのことでした。今週いっぱいは現状のメニューで様子を見ていくつもりです。また、左前の蹄尖部に軽い蟻洞も見つかったので、進行しないよう治療もおこなっていきます」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【レッドスプリンガー】

平田調教師「今朝、櫻井騎手が騎乗して追い切り、4ハロンから57-42の時計を馬なりでマークしました。治療の効果で右肩の出も良くなり、今朝の追い切り後の歩様も問題ありません。あと2本追って競馬に向かうイメージで進めていきます」

 

【レッドクレオス】

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。

坂路 66.1-48.5-32.0-15.9 馬なり

助手「今日は坂路を15-15くらいで上がっています。去年の後半から詰めたローテーションで頑張ってくれたので、回復に少し手間取るかと思っていたのですが、いい状態で戻ってきてくれたと思います。もともと血統的にも良くなるには時間が掛かるかなと思っていましたが、ここにきて馬体も気性も成長してきた感じですね。あとはトモの緩さが抜けてくればというところですが、こればかりは乗り込みを続けていくしかないので、焦らずに追い切りを重ねていきます。もう少し進めてみて、次の予定が決まると思いますよ」

 

【カグラヒメ】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。左前の骨瘤は触るとまだ反応するところはありますが、そこまで気にすることではなさそう。このままどんどん進めていきたいと思います。体調面も良好で、元気いっぱいに調教に取り組んでくれています。このまま更なる良化を促していきたいと思っています」(担当者)

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1500m、600mの坂路を2本(17秒ペース、週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も左前の球節に問題が出ることはなく、順調に速いところを消化できています。暖かくなってきたことで目立っていた冬毛が大分減ってきて、見栄えの良くなかった体も良く見せるようになりました。コンディションは着実に上向いているので、いい流れの中で積み重ねていきたいと思っています」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドヴェイロン】

調整メニュー:角馬場→CWコース

CW 助手 54.2-39.0-12.3 馬なり

中内田調教師「CWコース半マイルから単走で追い切りました。速いところへ行けば力むことなくリズム良く走れていましたし、さすがオープン馬と思わせる動き。追い切りの動きに関しては、悪いイメージは全く持てませんでした。この後も体を使えるように努めつつ、メンタルのケアもおこないながら進めていきます」

 

【ラヴノット】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで2400~3000m(18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。目標のレースに向けて今週から15-15を始めています。ここまで順調に進められていて、体調面などにも不安はありません。早ければ来週には帰厩予定と聞いているので、いつでも送り出せるよう準備を進めていきます」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

「この中間はダートコースでの乗り込みを継続しています。しっかりジックリと乗ってスタミナをつけていくようなイメージです。思いのほか前走や長距離輸送での疲労は大きくないようですので、来週の出走というのも意識してもいいかもしれません。来週の水曜に障害練習をおこない、障害物を飛越させたその流れで追い切るプランを考えています。もちろん節により出走が叶う、叶わないはあるにせよ態勢は整えておくつもりです」(天間昭一調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

「現在は角馬場で長めのダクのメニューで調整中です。ある程度のところで動かしていましたが、体をキープしていますし、体重の裏付けもできたので、16日(火)から障害用の角馬場でフラットワークをおこなっています。まだ軽めのところにとどめているのですが、イレ込んだりすることはありませんし、落ち着いた状態を保っています。まだ物足りない体付きではありますが、この感じであれば以前のボディコンディションに持っていけそう。可動域が大きく、柔軟性もあるので、いい状態になりつつあるのは確か。スイッチを入れないように、もう少しの間はこのメニューで進めていきます」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【カヴァレリア】

トゥモローファームにて調整中。

3月18日、場長より「週2回の坂路と周回2,700㍍のメニューを順調に消化し、今週は坂路で15-14まで上げてきています。ここに来てトモの力が付いたことで、フットワークに力強さを感じます。荒山調教師とも入厩スケジュールを相談しています。馬体重は531㌔」との話があった。

3月19日、荒山調教師は「牧場から、調整も順調でフットワークに力強さもあるので入厩準備は整っているとの話がありました。4月中旬の大井開催に向け、今開催後の入れ替えを検討しています」との連絡があった。

 

【アナザートゥルース】

「前有利の馬場ですし、良いラップを刻んで運べていたと思うのですが、勝負どころで反応しきれず。森ジョッキーは『凄く乗りやすいタイプで、お兄さんのサウンドトゥルーに雰囲気が似ている。体幹はこちらの方がしっかりしていますが、気持ちの面で少し弱いところもあるように感じられ、外から終始プレッシャーをかけられる展開が厳しかったと思います。せっかくのチャンスを頂いて結果を出せず申し訳ありません』と話していました。なんとか2着までに入って賞金加算させたかったのですが…。レース後、美浦へ戻ってから夜になって震えだし、一時は39.0度まで熱が上がりました。今朝はもう平熱に治まっていて軽めの運動を再開しているものの、脚元が少し冷たく白血球の数値が高い。血液循環がまだ悪い感じですので、もう数日は抗生剤を投与して様子見するつもりです」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

17日(水)にWコースで5ハロンから0.6秒先行して併せ、83.1-66.4-51.0-38.3-13.3を強めに追い切りました。「予定しているレースまではまだ時間がありますので、一本目は無理はさせない内容としています。それでも動きの良さを十二分に感じられるものでしたよ。今回は1200m戦となりますので、来週からは短距離仕様に作り変えるようなイメージで調教を進めていく予定です。今週のレースで除外の権利を無事取れましたので、春雷ステークスに向けてしっかり整えていきましょう」(岩戸孝樹調教師)

 

【ホウロクダマ】

「現在は屋外ダートコースにてダクと軽めのキャンター4500mのメニューで調整中です。先週末から15~16秒ペースまで脚を伸ばしています。問題なく対応できていることから、今週末も消化するつもり。ここまで順調にきていますし、毛艶、飼い葉食いともに良好なので、この感じをキープして進めていきたいと考えています」(担当者)

 

*****8歳馬*****

【レッドイグニス】

北の角馬場で運動。

鹿戸調教師「追い切った翌日なので、今日はいつものように北の角馬場でダクとハッキングを交えて軽めに乗りました。運動中の脚取りもしっかりしていて、気持ちの高ぶりもなく平常心を保てています。追い切った後の反動はなさそうですね。改めて週末の天気を確認したところ、やはり日曜日は雨予報。来週の天候もどうなるか分かりませんが、予定を延ばすことにより追い切り本数が増えて更なる良化が見込めると考えて、今週のレースは自重することにしました。来週の春興Sを北村宏司騎手で予定しています」

※3月28日(日)中山10R・春興S(4歳上3勝クラス・芝1600m)を北村宏司騎手で予定。