*****3歳馬*****

【ルージュアドラブル】

馬体重390キロ。

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。

以前は馬場に入る前と乗った後でうるさい面を見せていましたが、こちらの環境に慣れてきたのかそういった面は影を潜めつつあり、だいぶ落ち着きが出てきた印象。歩様の方も少し硬さは残るものの気になるほどではないため、しっかりケアしながら乗り込みを進めています。ただ、飼い葉はしっかり食べている反面、馬体重がなかなか思うように増えてきません。飼い葉の配合や与え方を工夫するなど、馬体増を促しながら進めていくつもりです。

 

【ルージュジェイム】

馬体重514キロ。

マシン30分。

脚元については徐々に熱感も取れて落ち着いてきましたが、無理をするとぶり返す可能性も否定できないため、引き続き今週も30分のウォーキングマシン運動のみにとどめて様子を見ています。だいぶ活気が出てきてうるさい仕草も見せ始めているだけに、あくまで脚元の状態次第にはなるものの、マシン運動の時間を徐々に延ばしていくことを検討しているところ。右トモ球節周りの軟腫の方は着実に良化しています。

 

【スノークォーツ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。左前の骨瘤の状態は落ち着いているのですが、痛かった時のことを覚えていて庇うようなところから、先週末に胸前あたりを中心に張り感が出たので、筋注処置などのケアをおこなっています。もう少しの間は現状のペースで様子を見て、脚元が完全に落ち着いてからペースを上げていくつもりです」(担当者)

 

【フェイダウェイ】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで2600m、坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。入場後は大きな疲れが見られなかったので、翌日から軽めに乗り始めましたが、日が経ってから疲労が出てきた感じ。また坂路で調教をおこなったら、飼い葉食いも落ちてしまったので、今はじっくりと乗り込んでいます。まだ馬がしっかりしていない感じなので、様子を見ながら進めていくつもりです」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【レッドルレーヴ】

馬体重469キロ。

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。

先週、歩様に少し硬さがあってトモの踏み込みも今ひとつだったため、先週末に獣医の診察を受けました。「右前の深菅、橈骨を少し気にしていて、右の背腰、股関節には疲れが出ている」とのことで、ショックウェーブ治療を実施。週明けから騎乗運動を再開し、様子を見ながら乗っていますが、治療の効果もあって徐々に良化している印象。今後も入念にケアしながらジックリ進めていくつもりです。

 

【エクストラノート】

この後は美浦トレセン近郊の松風馬事センターで調整することになり、3日(水)に移動しました。

「自場の次開催が1回川崎開催(4/19~)。そこまで約6週間ありますので、その間の浦和や船橋開催での出走が頭をよぎったものの、こちらですでに5戦に出走していますし、右前蹄を完治させるためもあり、大事を取ってこのタイミングで放牧に出させてもらうことにしました。復帰は2回川崎開催(5/24~)になろうかと思います。中央復帰まであと1勝とリーチがかかっていただけに、前走の敗戦は痛恨としか言いようがありませんが、ここで一旦リセットしてきっちりと立て直しましょう」(内田勝義調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

「川崎ダ2000m戦の自身の持ち時計を2.3秒と大幅に詰めることに成功しました。じっくりと腰を据えてパラダイムチェンジと向き合ってきた成果だと思います。また、今後のレース選択の幅が広がったことは言うまでもありません。この勝利でB3クラスに昇級しますが、相手なりに走れる安定感は抜群ですから、好勝負してくれると思います。1回川崎開催(4/19~)に続戦しますが、状態次第では浦和や船橋開催での出走も視野に入れましょう」(今井輝和調教師)

 

【モンストルオーソ】

「先週2/27(土)に3ハロン40.4の時計を出し、今週も明日3/06(土)に馬ナリで追い切る予定です。目標の12回船橋開催(3/15~)に向けて、ここまで理想的な流れで調整を進められていますし、あまり攻めなくてもいい仕上がりに持っていけそうですね。前回と同じC1クラスになることからも、3連勝を狙っていますよ」(佐藤裕太調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドクレオス】

馬体重489キロ。

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400~3000mを25-25秒。

今は蹄も問題なく、乗っていても元気一杯で走りもしっかりしています。馬体重は変わりませんが飼い葉はしっかり食べていますし、毛ヅヤがいいように体調は良さそうなので、今の状態を維持するイメージで今後もしっかり乗り込んでいくつもりです。

 

【レッドスプリンガー】

レース後、獣医による診察を受けましたが、「上がりの状態は問題はなさそう」とのことでした。引き続き、ケアは継続していきます。

 

【カグラヒメ】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。背腰やトモの疲れが取れてきたことから、少しずつペースを上げています。ここまでは順調にきていると思います。右前の骨瘤は触ると少し気にするところはありますが、大きな問題ではなさそう。体重が増加傾向にあるように体調面も良好なので、このまましっかりと乗り込んでいきます」(担当者)

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1500m、600mの坂路を2本(17秒ペース、週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。左前の球節周りが問題なくなってきたことから、先週末よりペースアップして乗り込んでいます。その後も脚元を含めて反動が出ることはありませんし、このままレースに向けて進めていくつもりです」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重535キロ。

調整は順調に進んでおり、週2回坂路で速い時計を出しています。追い切り時には1本目を15-15ほどのペースで上がってから2本目に13-13くらいで乗っています。相変わらずオープン馬ならではのパワーを感じますし、本数を重ねてきたことでシルエットもいい方に変わりつつあります。また、2週前におこなったショックウェーブ治療の効果も大きく、背腰の状態も問題ありません。検疫の都合で若干後ろ倒しになりますが、来週中には栗東・中内田充正厩舎に入厩する予定です。

 

【ラヴノット】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで2400~3000m(18秒ペース)のメニューで調整中です。まだ速いところこそおこなっていませんが、緩めないようにじっくりと乗り込んでいます。小西調教師からは、再来週の中山では入らないかもしれないという話があり、予定がスライドしそうな感じ。福島開催が中止になり、得意な新潟開催に変更になるようなので、番組次第で戻す予定を決めるとも言われています。いつ声が掛かっても良いように準備しておきます」(担当者)

 

【ヴァイスブリッツ】

「現在は1時間のウォーキングマシンの運動にとどめています。入場後は体はあまり傷んでいませんでしたが、メンタルがいっぱいいっぱいといった感じでした。ただ、それも1週間して落ち着いてきて、平行するように体重も増加傾向を辿っています。ただ、以前こちらにいた時には500kg近くまであったので、正直まだ物足りないところ。まだ増えていきそうなので、あと10~15kg増やしてから調教をおこなっていきたいと考えています。全体的に硬さが目立っていた歩様も、今では柔らかみが出ています。もう少しメンタル面をケアしながら、ボディコンディションを整えていきます」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【カヴァレリア】

トゥモローファームにて調整中。

牧場担当者は「引き続き、坂路で週2本、周回コース2,700㍍のメニューです。先週から、坂路調教メニューを16秒くらいに上げていますが、力強いフットワークで登坂出来ています。トモの使い方に気を付けて乗ってきたことで、腰あたりの肉付きも少し変わってきたように感じます。飼い葉も良く食べており、復帰に向けて順調です。馬体重は536㌔」とのこと。

 

【アナザートゥルース】

2月28日(日)に坂路コースで4ハロン53.7-38.5-24.8-12.4を単走で馬ナリに追われ、今月3日(水)にも坂路コースで4ハロン56.0-40.9-26.0-12.5を単走で馬ナリに追い切りました。「単走での追い切りでしたが、活気や走りたい気持ちを前面に出して最後まで集中できていました。ここまでの調整は順調。動きが素軽くなってきましたし、体調面に関しては何も言うことはありません。選出された3/17(水)船橋・ダイオライト記念(Jpn2・ダ2400m)に森泰斗騎手で向かう予定です。内にモタれる癖も左回りなら問題はなく、乗り難しいタイプではないため初騎乗も心配していません。むしろ南関東を代表するトップジョッキーとのコンビで、アナザーが今回どういったパフォーマンスを見せられるのか、私自身も非常に楽しみにしているところ。引き続きコンディションをしっかり整えていきます」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間に左前の裏が少しモヤモヤしたことから、念の為エコー検査をおこないましたが、問題ありませんでした。右前脚に比べて若干太く見えるのですが、触診しても痛みなどはなさそう。一時的な疲れかもしれないので、一旦調教量を落としています。様子を見ながら進めていこうと思います」(担当者)

 

【ホウロクダマ】

「現在は屋外ダートコースにてダクと軽めのキャンター4500mのメニューで調整中です。体がフックラとしてきたので、今週から調教量を増やして乗り込んでいます。飼い葉をしっかりと食べていて、体調も良さそう。問題なさそうなら、明日は18秒ペースまで脚を伸ばしてみようかと考えています。その動き次第で、来週からの調教進度を考えていくつもりです」(担当者)