*****3歳馬*****

【ソニックムーヴ】

1/05(火)中山・3歳未勝利(ダ1200m・混)木幡育也騎手 結果3

「会員さんの期待も大きい馬ですし、オープニングレースで気持ちよく決めたかったのですが…スミマセン。スタート五分でも今日はテンに行き切れませんでした。それでも道中掛かり気味な面を抑えられて我慢が利いていたのは収穫。まだ手前替えの際にモサッとするところはあるものの、返し馬からだいぶ体を起こしたフォームで走れていたので、前に壁を作って運ぶ競馬が板についてくれば、終いの伸び脚に今後もっとつながってくるはずです。上位との着差や最後脚を余している内容から、もう少しスムーズに捌けていればという見方もあるのですが、不凍液を撒いたダートコースで、この時計で走れたのも力を付けている証拠だと思います。この後は右前ソエの状態を見てまた判断させてください」(宮田敬介調教師)

 

【エルバルーチェ】

年明けは11()の全休日を挟み、2()から軽めの騎乗調教を再開していました。しかし、キャンター中の息遣いが気になったため、念のためにきょう4()にトレセン内の診療所にて内視鏡による精密検査を実施しました。その結果、肺に出血痕があることが判明しています。肺からの鼻出血(運動誘発性肺出血)は競走能力を著しく低下させるものであり、復帰のためには時間をかけて休養を促すことが再発防止策となります。ただし、一定の休養期間を設けて立て直しを図ったとしても、再発のリスクは常に念頭におかなければなりません。

未勝利の身で1勝クラスへの格上挑戦を求められる本馬の現状を踏まえて、小島茂之調教師および牧場サイドと今後について協議を重ねました。これからの維持費出資金等の会員様のご負担を考慮すると、いらたずらに進退の判断を先延ばしにするのは得策とは考えにくく、ここで本馬を引退させるという結論に至りました。

初勝利を待ち望んでおられた会員の皆様におかれましては、まことに残念なことと存じますが、何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。

小島茂之調教師は「帰厩後の動きがいまひとつだったため、注意深く経過を観察していました。年明けは2()から乗り出したものの、咳き込むなど息遣いが思わしくなかったため検査をおこないました。その結果、肺から鼻出血の症状の痕があることがわかりました。前走は格上挑戦だったにせよ不可解な負け方でしたし、もしかするとその時に発症したものが治まっていなかったのかもしれません。申し訳ありません。母馬にはG1を勝たせてもらい、この子にも期待していただけに、勝たせることができず悔しい思いです」と話していました。

 

*****4歳馬*****

【エクストラノート】

1/04(月)川崎・福笹賞 C3()()()(ダ1500m)吉原寛人騎手 結果:優勝

「昨年の鬱憤を晴らすような快勝。これまでの当地2戦、詰めがあまいというか勝ち切れなかったのが嘘のようですね。6kg減、ブリンカーが功を奏し、向正面からぶっ放していった鞍上の吉原寛人ジョッキーの思いっ切りのいい騎乗も上手く能力を引き出せたと思います。最後は流す余裕があって、前走から1秒以上持ち時計を詰めていますが、この内容であれば引き続きC2クラスでも通用するでしょう。この初勝利をきっかけに、軌道に乗りたいですね。良血馬を預託いただいているプレッシャーもありましたが、まずは新年から幸先の良いスタートが切れてうれしい限りです」(内田勝義調教師)

 

【レッドエランドール】

本日チャンピオンヒルズに移動しました。

松田調教師「患部からしょう液も出なくなってきていますし、あとは固まってきてくれればというところなのですが、ここで乗り出して汗をかいてまた悪化しないかが心配です。腹部の傷なので、完全に良化するまでは慎重にいきたいと思います。チャンピオンヒルズへ移動して、向こうの獣医師に診てもらいながら、マシン運動で調整することにします」

 

*****5歳馬*****

【レッドスプリンガー】

平田調教師「今朝、調教試験を受験して無事合格しました。本当はレースと同じ1400mで動きを確認したかったのですが、頭数がそろわず900mになりました。3歳の未出走馬と一緒に走ったため、タイムは1.00.5と平凡だったのですが、ハナに行ってそのまま馬なりで1着入線。まったく無理なく回ってきました。騎乗した櫻井騎手からは『前回いた時とは全く馬の状態が違いました。体調はとても良さそうです。喉も今日乗った感じでは気にならなかったです』とのコメントでした。調教の感じから全く音がしないわけではないとは思いますが、今日はスタンドから見ていても音は聞こえてこなかったので、かなりの良化が見込めそうです」