*****2歳馬*****
【ルージュアドラブル】
馬体重398キロ。
マシン60分。
先週末に獣医の診察を受けたところ、フレグモーネの痕が固まり切っていませんでした。当初は今週から乗り出す予定だったのですが、無理せずウォーキングマシン運動のみにとどめ、治療しながら様子を見てきました。ここにきて喉の腫れも気にならなくなり、傷痕も固まってきたため、来週から騎乗運動を再開する予定。背腰は入厩当初に比べると少しずつ張りが取れてきました。ただ、この馬なりに飼い葉は食べるものの馬体重が思ったほど増えてこないだけに、しっかり食わし込んで馬体増を促しながら進めていくつもりです。
【ルージュジェイム】
馬体重484キロ。
マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター3000mを25-25秒。
先週木曜日の午後、右トモの球節周りに腫れが見られました。週末に獣医の診察を受けたところ、「軟腫のような感じで、痛みもないので心配ない」とのことで、ケアしながら通常メニューで乗り込んでいます。飼い葉も食べていますし、歩様も問題なし。一度レースを使った分、少しピリッとしてきた感じです。今後もケアしながら入厩に向けて進めていきます。
【レッドレジェーラ】
馬体重497キロ。
今週火曜日にも坂路で併せ馬を消化し、13-13ほどの時計を出しました。本数を重ねてきたことで行きっぷりや体の使い方も良くなっています。代謝が良く、この時季でもしっかり汗をかいているため、贅肉が落ちて見た目も引き締まってきました。帰厩は年明けになる見込みで、それまで週2回は強めの調教をおこなっていきます。
【ソニックムーヴ】
20日(日)に坂路コースで4ハロン58.1-43.2-28.6-14.2を単走で馬ナリに追われ、23日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.7秒先行して併せ、53.9-39.5-25.5-12.4を馬ナリに追い切りました。「右前ソエが少し出っ張ってきており、日によって硬いところを歩くのは少し気にするような素振りが見られます。それでも水曜日は坂路で好時計をマークし、ここまで稽古にも耐えてきている。徐々にではあるものの、体が絞れて走るフォームも起き上がってきましたね。週末にもう1本速めを消化させ、来週は15-15の調整にとどめて年明けのオープニング競走に向かうつもりです。1/05(火)中山・3歳未勝利(ダ1200m・混)を木幡育也で予定します」(宮田敬介調教師)
【スノークォーツ】
「現在は角馬場で長めのダクのメニューで調整中です。相変わらず左前脚の出が硬いので、調教ペースを落としてケアをおこないながら進めています。乗り進めていくと徐々にほぐれてくるのですが、あまり無理をしても良くなさそうなので、このペースで様子を見ていこうと思っています。大竹調教師にも見てもらって、今後のことを判断するつもりです」(担当者)
*****3歳馬*****
【ノルトシュライフェ】
協議を行った結果、今後、4歳以上の中央再登録の要件『3勝以上』を満たすことが出来たとしても現状のレース内容を見る限り、中央復帰後の1勝クラス条件での展望は難しいと判断をし、同馬の中央再登録を断念してファンドを解散することになった。なお、同馬はインターネット上で開催される『サラブレッドオークション』にて売却する予定。※ご出資の会員様には郵便書面にてご案内申し上げます。
【レッドカルム】
担当スタッフ「先週末は坂路で3ハロン39.0-12.8のタイムで1本。予定通りのペースアップでしたが、馬場状態もあって手応え的にはややギリギリという感じでした。まあ、最初の1本ということもありますしね。この1本を消化したことで反応も変わってくると思いますよ。ポイントになってくる腰の状態も以前よりいいので、今週末も同じくらいのところを予定していますが、どんな変化を見せてくれるか楽しみです。馬体重は526キロ。飼葉の食いも変わらず良好でコンディションは安定しています。注意してきた繋ぎ部分のしこりも、バンテージで保護するようになって固まっていますので、今後の再発などの心配は現状では必要ないかと思います。1月に好状態で送り出せるよう、年末年始も休まず乗り込んでいきますよ」
【レッドルレーヴ】
馬体重458キロ。
マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。
歩様に少し硬さはありますが気になるほどではないため、ケアしながらジックリ乗り込んでいます。馬体重こそ少し減っているものの、以前に比べると飼い葉食いが良くなっているので心配は要らないでしょう。引き続きしっかりケアしながら進めていきます。
【エクストラノート】
「自厩舎の流れというか勢いに乗って(先週の11回川崎開催で11勝)、エクストラノートの初勝利にも期待していました。ひと叩きしていましたから、もちろん具合は前走以上でしたが、如何せん、太かったですね。その分を解消するよう来週頭よりしっかりとした乗り込みを再開し、年始の12回川崎開催(21/1/01~)に向かいたいと思います。C3クラスでの出走となります」(内田勝義調教師)
【パラダイムチェンジ】
「来年元旦からの12回川崎開催(21/1/01~)での出走を予定。中1週での競馬になりますので、直前にサッと3ハロンから軽めの追い切りをおこない、本番にスタンバイします。年明けの降級はなく依然C1クラスのままですが、変わらず力を出してくれるタイプですので、崩れることはないでしょう。あとはB3クラスからの降級組の頭数が同じレースにどのくらい揃うか、相手関係だけですね」(今井輝和調教師)
【モンストルオーソ】
「今週の12/21(月)浦和・ダ1400m戦に出走していても、いいところはあったと思いますよ。そのレースを除外された影響はありませんので、来年年明けの10回船橋開催(21/1/11~)に向かいましょう。来週の大晦日12/31(木)に追い切りを予定しています」(佐藤裕太調教師)
*****4歳馬*****
【レッドスプリンガー】
平田調教師「先週土曜日に櫻井騎手が騎乗して5ハロンから70.0-53.3-39.0の時計を馬なりでマークしました。以前だと併せ馬で一杯に追ってこのくらいの時計だったので、単走で楽にこの時計が出せるようになったということは、喉や体調面が良化しているのかなと感じています。今のところ順調ですので、このまま行って欲しいですね」
【カグラヒメ】
チャンピオンヒルズで調整され、24日(木)に帰厩しました。
「体がフックラとして映り、落ち着きも見られます。いいリフレッシュ期間になったようですね。レースに行ってメンタルの部分が直結するタイプですから、この雰囲気のまま進めていければと思う。1/23(土)小倉・4歳上1勝クラス(ダ1700m・牝)を予定しますが、今回も早めに競馬場へ移動させて、滞在のまま臨むプランで考えましょう」(昆貢調教師)
【リーピングリーズン】
吉澤ステーブルWESTで調整され、23日(水)に帰厩しました。
「今朝は運動時にバタバタした面が見られ、少し煩いくらい元気が有り余っている様子。計量で512kgと体つきにもまだ余裕が感じられますし、ここからどんどん乗り進めていければと思います。次走は1/16(土)小倉・響灘特別(ダ1700m・牝)を西村淳也騎手で予定。小回りコースの1700mは、現状リーピングリーズンがもっとも結果を出せている条件なので、またいい走りができるように態勢を整えていきます」(吉岡辰弥調教師)
*****5歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。今週からハロン15秒ペースでの追い切りを開始しました。毛ヅヤがいいように、ここにきてグンと体調が上がってきたように感じられますし、追い切りでもスピード感ある軽快な走りを見せています。なお、明日26日(土)の検疫で入厩することが決まりました。
【ラヴノット】
この後はトレセン近郊のブルーステーブルで調整することになり、昨日24日(木)に移動しました。
「前走は道中もスムーズに運べましたし、直線でも頑張ってくれました。ペースがそこまで速くならなかったので、多少なりとも展開に恵まれた面はあるかと思いますが、それでも見せ場は作ってくれましたし、前進を見せてくれて良かったです。レース後も大きな問題はありませんが、節を稼ぐ意味合いもあって少し間隔を空けた方が良さそうなので、昨日一旦ブルーステーブルに移動しています。向こうで進めた感じになりますが、問題なさそうであれば次の東京開催あたりで出走させていきたいところ。馬の感じを見ながら目標とするレースを決めていくつもりです」(小西一男調教師)
【ブリリアントリリー】
「現在は500mの馬場をダクとキャンター3000m(20秒ペース)を右回りと左回りで各1セットのメニューで、週に1回は障害練習も並行しておこなっています。今週も角馬場で障害練習をおこなったのですが、口向きに敏感なところはあるものの、飛越は上手ですし、今のところ大きな問題もなく進められています。このまま積み重ねていきながら、更なる良化を促していきます」(担当者)
【ヴァイスブリッツ】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。今週からハロン15秒ペースでの追い切りを開始しました。行きっぷりが良すぎる分、通常ペースだと頭の高い窮屈な形のフォームで上がってきますが、22日(火)におこなった追い切りでは、体全体を大きく使った伸びやかな走りが出来ていました。1月上旬の帰厩を目標に、今後も週2回の頻度で追い切りを織り交ぜていく予定で、通常時ももう少し体を上手く使えるようなイメージで乗っていきます。
*****6歳馬*****
【アナザートゥルース】
松風馬事センターで調整され、24日(木)に帰厩しました。
「ごく短期間の放牧でしたが、ウィークポイントである左トモを中心に背腰もしっかりケアしてもらいました。体調の方もだいぶ上がってきていると報告を受けています。大目標は1/27(水)川崎記念(Jpn1・川崎ダ2100m)ですが、賞金的に選出されるか微妙な状況ですし、1/24(日)中京・東海ステークス(G2・ダ1800m)または2/11(木)佐賀記念(Jpn3・佐賀ダ2000m)も視野に入れて調整していきたいと思います」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
須藤ステーブルで調整され、本日25日(金)に帰厩しました。
「来年の小倉での障害戦を目指して、このタイミングで戻しました。開幕当初はある程度の頭数がそろうかと思いますが、中盤になれば少頭数となることが見込めます。こちらで十分に態勢を整えて、いつでも小倉に動けるようにしておくつもりです」(岩戸孝樹調教師)
【ホウロクダマ】
「まずは無事にC1クラスで連勝することが出来ました。連続で騎乗してくれた鞍上の森泰斗ジョッキーの手腕によるところも大きいですが、内容的には2戦ともに完勝ですから、ここでは能力が違うということでしょう。900~1200戦の短距離戦は、馬群で一瞬でも窮屈になると致命的なロスにつながります。であれば、最初の一歩が遅いため、枠に神経を使う必要はなく、むしろ外めの枠でいいかもしれませんね。年内B3クラスに昇級も、来年には再度C1の下の組に戻る予定ですから、年明け早々も楽しみですね。10回船橋開催(21/1/11~)のダ1000もしくはダ1200戦を予定しています」(山中尊徳調教師)
*****7歳馬*****
【アースコレクション】
25日、尾関調教師から「中京競馬場から帰厩後に、両前の球節部に熱感の症状があり、患部を冷却し様子を見ましたが、今朝になっても腫れと熱感が残っていたので診療所でレントゲン撮影を行いました。写真から右前の球節に小さな骨片が見られ、獣医からは『右前第1指骨剥離骨折を発症。全治3ヶ月以上の治療期間を要する』との診断でした。ここ最近のパフォーマンスや明け8歳になる年齢を考えると、ここで区切りを付けても良いのかも知れません」との話があり、調教師とも協議を進めた結果、同馬を引退させることになった。同馬は近日中に中央競馬の馬名登録を抹消する予定。
【レッドイグニス】
馬体重484キロ。
マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。
先週の金曜日にショックウェーブ治療を施しました。土曜日からウォーキングマシンで軽く動かして、週明けからは徐々に元のペースに戻してきましたが、だいぶ踏み込みがしっかりしてきて、歩様も問題ありません。この時期にしては毛ヅヤが良く、体調自体は良さそうです。今後もケアしながらジックリ乗り込んでいきます。