*****1歳馬*****
【オウシュウフリートの19】
現在は1日20時間ほどの昼夜放牧をおこなっています。担当者は「他の馬にも言えることですが、こちらの広い放牧地だとかなりの運動量になるため、最初のうちは本馬もこたえたようです。ただ、今は自然と鍛えられて体力が付いてきましたし、トモに筋肉も付いて厚みを増してきました。全体的にもひと回り成長した印象を受けるため、来月上旬には育成場へ移動させて、馴致を開始する予定です」と話していました。
【クラックコードの19】
現在は夜間放牧と並行しながら、坂路2本(上限23~25秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「与えたメニューを拒むことなく、馴致はスムーズにクリアしました。すでに坂路で本格的に乗り込んでいますが、トモに緩さを感じるものの、移動時に比べ馬体がひと回り大きくなった印象を受けます。仔出しが大きめのファミリーですし、鍛錬を重ねていけばパワフルな走りが期待できるでしょう」と話していました。
【タニノジュレップの19】
現在はパドック放牧をおこなっています。担当者は「この中間から馴致を立ち上げ、馬装・ロンジング・ドライビング・乗り慣らしへと順調にハードルを上げていましたが、疲れが窺えたため、一旦リフレッシュ休養を挟むことにしました。お姉さんのグルアーブに似て、現時点では小柄な印象は否めませんが、背中の感触は上々。乗り込んで筋肉量が増していけば、楽しめそうな一頭だと思います」と話していました。
*****2歳馬*****
【ルージュアドラブル】
マシン60分。
木曜日に入場。馬運車から降りる際に前掻きをしてうるさいところを見せていたものの、馬房の中では落ち着いています。午後に歩様チェックのため少し歩かせましたが、脚元は問題ない反面、歩様に硬さがあって背腰にも張りがあるため、当面の間はウォーキングマシン運動のみにとどめて楽をさせるつもり。国枝調教師から「馬体が減っているので、フックラさせるようにして欲しい」と要望があったことから、飼い葉を食わし込んで馬体増を促しながら進めていきます。
【レッドレジェーラ】
馬体重500キロ。
予定通り、今週火曜日に1本目の15-15を消化しました。トモの緩さは相変わらずですが、この馬なりに力は付けていますし、運動中に立ち上がったり急に立ち止まったりすることがなくなったように精神面の幼さも解消しつつあります。帰厩に向けて来週から13-13を開始することになりそうです。
【ワイドアウェイク】
11月4日よりグリーンウッドTで調整中。担当者の話では「熱発後も影響は無く、先週末までトレッドミル調整を行い、今週から周回コース2000mを軽目で乗り出しています。合間を見てゲート練習をしっかり行いたいと思っています」とのこと。現在の馬体重は496キロ。
【ソニックムーヴ】
17日(火)に坂路コースで4ハロン62.9-45.6-29.7-14.6を単走で馬ナリに追われ、19日(木)には坂路コースで4ハロンから0.3秒追走して併せ、55.0-40.3-26.5-12.9を馬ナリに追い切りました。「乗り込んで体つきはだいぶシャープになってきた印象。脚元も変わらず落ち着いています。ただ、坂路で速いところをやればそれなりに時計は出せるのですが、フラットコースだとまだつんのめったような格好で走っている。歩様に活気や力強さが感じられないんですよね。そのあたりはトモの疲れも多少影響しているでしょうから、しっかりケアしながら進めていきたいと思います。よりスピードを生かしたい考えから、次は減量騎手の起用も検討しましょう」(宮田敬介調教師)
【スノークォーツ】
「現在は20~30分の程度のロンジングの運動で調整中です。入場時は449kgで、その後3日間はなかなか飼い葉を食べませんでしたが、ようやく安定してきて体重も増えてきました。右前、左トモを中心に馬体にダメージがあり、結構な筋痛症状も出ていました。18日(水)に筋注処置をおこなったことで、翌日からは少しずつ緩み始めているところ。運動を始めた当初はハミ受けがしっかりしておらず、動きもバラバラだったのですが、ここにきて屈撓のポイントに嵌りつつあります。もう少し柔軟性が出てきてほしいですし、動きもまだ全然といった感じなのですが、この状態であんなに走れるのは大したもの。馬がしっかりしてくれば楽しみは大きいと思いますよ」(担当者)
【フェイダウェイ】
本日20日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
「引き続きゲート練習を中心としています。慣れてきたのもあり、他の馬たちと一緒であれば合格をもらえるレベルには達していましたが、1頭だと心許ないのか不安そうな素振りを見せるんです。それを避けるために今朝は他の厩舎からパートナーを見つけ、2頭でゲート試験を受けたところパスしてくれました。出てからも集中力を欠いたり、相手に併せて動いている感はあります。まだまだ幼さを残している現状なので、精神面での成長を導けるよう経験を積んでいきましょう」(中川公成調教師)
*****3歳馬*****
【レッドエランドール】
新子調教師「レース後も変わりなく、調教を再開しています。来週の火曜日に申し込みをする予定ですが、強い馬が出てくるとの話があるだけに、その場合は無理せず、しっかり調教を積んで中2週で向かうつもりです」
【レッドルレーヴ】
馬体増440キロ。
マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。
レース当日に入場。週明けまではウォーキングマシン運動のみにとどめて楽をさせていましたが、月曜日に獣医の診察を受けたところ、「歩様に硬さはあるが、しっかりケアしていれば乗り出しても大丈夫」とのことだったため、火曜日から騎乗運動を再開して通常メニューで乗っています。まだ歩様に硬さが残っていて、トモの踏み込みも力強さに欠ける感じですが、ケアしながら慌てずジックリ進めていくつもり。飼い葉はしっかり食べています。
【エクストラノート】
「他場(船橋)への遠征も検討しましたが、来月の地元11回川崎開催(12/14~)での出走を予定したいと思います。現状、エクストラノートにとって、環境替わりは決してプラスには働かないでしょう。慣れた場所のホームでしっかりと能力を出し切って、なんとか初勝利をもぎ取りたいですね。次走までに脚を溜めることを教え込みたいとも考えています。来週頭よりペースアップして乗り込んでいきましょう」(内田勝義調教師)
【パラダイムチェンジ】
「復帰して目一杯の競馬を5戦消化してきましたが、コンディションは安定していますね。それなりの疲労は見え隠れするものの、このまま在厩して次走を予定しても問題ないと思います。来月の地元11回川崎開催(12/14~)での出走を予定しましょう。来週より馬場入りしての普通キャンターをおこなっていきます」(今井輝和調教師)
【モンストルオーソ】
「11/17(火)に調教試験を受験し、無事に合格しました。馬体重は473kg(19/12/11の前走461kg)で、船場競馬場の本馬場930mの走破時計は1:00.4でした。5頭中3着でしたが、最後は流した感じです。まずまずのスタートを切って、鞍上の笠野雄大ジョッキーが促すと二の脚をきかせて、スッとハナへ立つことが出来ました。終始ハミをしっかりと取って、力強さあふれる動き。直線に向いて2頭に交わされたものの、手応えも残っていましたね。これで心肺機能も一層上がってくるでしょうし、来週ビッシリと負荷を掛けて追い切れば、9回船橋開催(11/30~)での出走態勢が整うと思います」(佐藤裕太調教師)
*****4歳馬*****
【レッドクレオス】
馬体重476キロ。
マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。
先週末に獣医のチェックを受けたところ、「背腰に若干の疲れが残っているが、使った後も特に問題ない」とのことだったため、予定通り週明けから通常メニューに移行。歩様も問題なく、蹄の方も気になりませんし、飼い葉もしっかり食べていて、うるさいくらい元気一杯です。今後もケアしながらジックリ乗り込み、帰厩に向けて態勢を整えていきます。
【レッドスプリンガー】
この中間も順調に乗り込んでいます。来週の水曜日に坂路で時計を出してみる予定ですが、更に状態は上がってくるでしょうし、動き次第では帰厩についての具体的な話も出てきそうです。
【カグラヒメ】
「現在は角馬場でダクと、坂路コースを1本(20秒ペース)のメニューで調整中です。疲れが取れたようで、精神的にもリフレッシュが図れた様子。飼い葉をしっかりと食べるようになって、この中間は一気に体重も増えてきたため、今日から坂路に入れて調教をおこなっています。昆調教師から、『年明けの小倉開催を目標にする』と聞いているので、ここからしっかりと乗り込んでいきます」(担当者)
*****5歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。調教メニューは先週と同じですが、随分とリラックスした走りをするようになってきました。脚元も浮腫むようなことはなくなってきたので、内臓面の状態は以前より上向きと捉えて良さそうです。馬体重も微増ではありますが、増えてきたのはいい傾向ですし、今後は徐々に調教のペースを上げていく予定です。
【ラヴノット】
18日(水)に坂路コースで4ハロンから0.8秒先行して併せ、56.2-40.6-26.2-13.5を馬ナリに追い切りました。「帰厩して1本目の追い切りということもあって相手に遅れてしまいましたが、ラヴノット自身の動きはそこまで悪くありませんでした。休みが長かったこともあり帰厩後は慎重に進めていたので、この内容は想定内です。まだ少し太めということも影響していると思いますし、今週のひと追いで変わってきそうですよ。週末にも軽く時計を出し、来週追い切って11/29(日)東京・3歳上2勝クラス(ダ1400m・混)に向かうつもり。力を発揮できる状態に仕上げて送り出したいと考えています」(小西一男調教師)
【ヴァイスブリッツ】
現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。多少なりとも馬体重が増加していますし、毛ヅヤも日に日に良くなっている印象で、オゾン治療がいい方向に働いているように感じられます。そのため、この中間からは坂路の本数を2本に増やし、調教の負荷を強めています。今の数字がレース時とさほど変わらないので、牧場レベルで考えるとあと20kgくらいは増えても良さそうです。そうなれば気持ちの面でも余裕が出てくると思うので、体調が上がってきたのと並行して馬体も膨らましていけるよう調整を進めていきます。
*****6歳馬*****
【アナザートゥルース】
15日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-41.0-26.0-12.3を単走で強めに追われ、18日(水)にはWコースで5ハロンから0.6秒追走して併せ、66.7-51.9-38.3-13.3を強めに追い切りました。「この中間も至って順調に調整を進められており、心身ともにコンディションが上向いてきたと思います。浦和記念に出走叶えばと繰り上がりの吉報を待っていたのですが、残念ながら順番は回ってきませんでした。12/06(日)中京・チャンピオンズカップ(G1・ダ1800m)をM.デムーロ騎手で予定します。さすがにメンバーは揃っていますが、左回りで1800mの距離というのはアナザーに向いている。近走もうひと押しが利かず、ワンパンチ足りない現状もあるので、この鞍上もまた違うスパイスになるかもしれません。状態自体はいいですし、どれだけやれるか楽しみのほうが大きいですよ」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
15日(日)にWコースで5ハロン70.7-55.4-41.0-12.3を単走で馬ナリに追われ、19日(木)にはCコースで6ハロン83.7-67.9-52.4-38.0-12.1を単走で強めに追い切りました。「昨日の障害練習も躊躇なくスパンスパンと飛べていましたし、ジョッキーからも『障害経験馬と言っても誰も疑わないだろう』と飛越の上手さを褒めてもらっています。追い切りも随分といい手応えで終えられたよう。涼しい気候というのもプラスに作用しているように感じます。今週末の三日間開催により来週は変則的なスケジュールとなるため、月曜に長めにじっくりと乗って最終調整とするつもりです」(岩戸孝樹調教師)
【ホウロクダマ】
「明日11/21(土)に1週前追い切りを予定しています。運動量に比例して絞れる時季ではありませんので多少太めに映りますが、十分に乗り込んでいますので、中身はスッキリと出来上がっていますよ。9回船橋開催(11/30~)での出走に向けて、至極順調です」(山中尊徳調教師)