*****2歳馬*****

【ソニックムーヴ】

「現在は1時間のウォーキングマシンの運動で調整中です。先週末に針治療を行いました。右首上部、左中部が刺した感じと触診した感じでリンクしました。また、刺激のために、触診痛が出ていた左中臀筋の部分にも針治療をおこなっています。3日間は休養して週明け月曜日だけ曳き運動で様子見し、火曜日からウォーキングマシン運動に移行して、調教再開の準備をおこなっています。今週末にはロンジングでの運動を再開しようと思っています」(担当者)

 

【レッドレジェーラ】

馬体重493キロ。

予定どおり今週月曜日からトレッドミルでの運動を始めました。ペースもキャンターまで上げていますが、いまのところ左前脚の膝裏の状態はこれまでより落ち着いています。このままいけば来週月曜日から乗り出すことになりそうですが、脚元への負担を軽減するために坂路主体で調整を進めることになりそうです。

 

【ルーチェビアンカ】

宇治田原優駿Sで調整中。7月3日、担当者は「引き続きトラックコース2400mと坂路で18ペース中心に乗り込んでおり、先週土曜6月27日にラスト1ハロン15秒のメニューを1本消化させました。もう少し動きに余裕が出て欲しいところで、今週末も同じ内容でもう1本乗ってみるつもりです。しっかりと余力をもって上がれるようになったら15-15へ移行し、移動の態勢を整えていきたいと思っています。ペースアップ後も飼い葉は食べており、体も維持できています」とのこと。現在の馬体重は462キロ。

 

*****3歳馬*****

【エクストラノート】

「レースを終えて大きなダメージはなく、水曜は角馬場で歩様チェックをして、昨日は坂路を駆け上がらせています。これまでは左腰、左トモのあたりが淋しく映りましたが、だいぶ筋力を取り戻している印象のため今後は坂路も取り入れて調整していくつもりです。一度使ったことによりテンションが上ったりということもなく安定していると言っていいでしょう。権利がないため出走が叶うか微妙なところかもしれませんが、このまま福島最終週を目指して進めていきます」(伊藤圭三調教師)

 

【レッドルレーヴ】

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。457キロ。

引き続き軽めのキャンターを乗っていますが、硬さも抜けてきたので距離を延ばしています。飼い葉も食べていて体もふっくら見せていますし、歩様やキャンターの動きもいい雰囲気です。まだ今後の予定が決まっていないので、当面はケアしながらじっくり進めていくことになると思います。

 

【パラダイムチェンジ】

ノルマンディーファーム小野町で調整され、1日(水)に帰厩しました。

「この2ヵ月の休養の効果からか、落ち着いていて、ゆったりと構えていますね。これまでは、他馬を怖がったり、ソワソワしてダクをサササッと終わらせようとするところがあったのですが。精神的に成長してきて、大人になってきているのでしょう。5回川崎開催(8/07~)での出走を予定して調整を進めていきます。3歳限定の重賞レース、8/19(水)大井・黒潮盃(S2・ダ1800m)と地元の9/16(水)川崎・戸塚記念(S1・ダ2100m)も密かに狙っていますよ」(今井輝和調教師)

 

【ノルトシュライフェ】

ノーザンファームしがらきで調整中。7月3日、担当者の話では「この中間から乗り出しており、現在、周回コースでは3000~4000mの長目を乗り込み、坂路では週2回16~17秒ペースを消化しています。未勝利戦のある期間は限られていますので、可能な限りどんどん進めているところですが、今のところ歩様にも問題は無く順調に乗り込むことが出来ています。馬体も数字で絞り込むというよりは、締まりが出てきて欲しい体付きです。このまま乗り込んで良化を促します」とのこと。現在の馬体重は578キロ。

 

【ワンスウィートデイ】

グリーンウッドTで調整中。7月3日、牧場担当者は「引き続きポリトラックコース3000mと週2回坂路2本13秒ペース中心の調整です。歩様は以前に比べるとずいぶん良くなっており、キャンター時には特に気になるところは見られません。強目を乗りながら馬体も大分絞れ、帰厩への態勢は整いつつあります。牧浦調教師からは『小倉開催に向けてそろそろ帰厩させたい』と連絡が入っており、移動に向けてこのまま乗り込みたいと思います」とのこと。現在の馬体重は490キロ。

 

*****4歳馬*****

【レッドスプリンガー】

馬体重560キロ。

引き続きマシン運動を継続していますが、喉の傷口の方も問題ないですし、週末から乗り運動を始める予定です。飼い葉もしっかり食べていますし、脚元も良い意味で変わりません。体調は問題ないので、乗り出してからの変化をしっかり確認しながら、徐々にペースを上げていきます。

 

【カグラヒメ】

「良化途上でまだハミを頼った走り。そのため速いところは求めず、中間は体幹を鍛える目的に平坦なCWコースで乗り込んでいます。時計をやればすぐ仕上がってくるタイプですし、もう12週は現状のメニューのまま進めていって、走りのバランスが整い次第で坂路コース主体の調整に変えていくつもり。飼い葉食い旺盛で元気もありますが、開腹手術明けだけにジックリやっていきましょう」(昆貢調教師)

 

【リーピングリーズン】

20日(土)に坂路コースで4ハロン58.8-43.0-28.1-14.0を単走で馬ナリに追われ、24日(水)にも坂路コースで4ハロン59.6-43.0-28.5-14.1を単走で馬ナリに追い切りました。「まだ余裕がある体つきには映るものの、今回適度な休みを与えたことで、リーピング自身また成長しているように感じられます。精神面もリフレッシュでき、活気が溢れる姿勢で稽古に臨めている。暑さにへこたれている様子はありませんし、体の張り艶の良さを見ても夏に強いタイプだと思います。もう少し溜めが利くようになれば、もっと強いパフォーマンスを発揮できるはずですから、今後もその点を重点的に教え込んでいきましょう。来週7/12(日)福島・天の川賞(ダ1700m・混)を福永騎手で予定。明日またコースで長めから時計を出し、最終追いはジョッキーを乗せて坂路でサラッとやるつもりです」(吉岡辰弥調教師)

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m12セット(1718秒ペース)のメニューで調整中です。背腰の感じはいいですね。ボディコンディションが上がってきていることで、背腰のトップラインの肉付きも良くなってきて、引き続き調教進度を上げての積み重ね態勢に入ってきています。大分いい姿勢で保持できて、バランスも良くなり、付いてほしいところに筋肉が戻ってきていますよ。この状態であれば厩舎でレースに向けて進めていけそう。来週には帰厩の予定とのことなので、いい状態で送り出せるように進めていきます」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【レッドヴェイロン】

昨日こちらに入場しました。まずは無事に輸送をクリアしてくれた様子で馬体や脚元に異常は見られず、コンディションに関しても大きな不安は確認できませんでした。輸送による疲労もそうですが、秋へ向けて心身のリフレッシュをしっかりと図りたいと思います。

 

【ラヴノット】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで3000m、坂路1本(20秒ペース、週3回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間はさらに負荷をかけて乗り込んでいますが、状態はぐんぐん良くなってきています。馬が大きくなってきているように感じますし、体調面も良好。小西調教師からは、来週か再来週には戻そうと思うと言われています。新潟2週目に使うとのことですが、3週前にトレセンに入れば間に合うように逆算していきます」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

9着とはいえ、勝ち馬とコンマ4秒差。斤量51kgということもあって、惜しい内容の競馬だったと思います。まずは大事な転厩初戦を無事に終えることが出来て、ひと安心といったところです。ただ、普段から決して飼い食いがいい方ではないのですが、それでも少しペースが落ちていますね。洋芝の函館・札幌開催での出走を見据えていますが、飼い葉食いの量と調教のペースが戻り次第、2戦目の具体的なスケジュールを決定したいと考えています」(新開幸一調教師)

 

*****6歳馬*****

【アナザートゥルース】

ノルマンディーファーム小野町で調整され、2日(木)に帰厩しました。

「お兄さんたち同様に暑い時期をあまり得意としないタイプですが、今年は早くから小野町で調整してもらっていたので、いまのところ夏バテの兆候も見られません。予定どおり8/09(日)札幌・エルムステークス(G3・ダ1700m)を目標に進めていきましょう。レースの一週前には函館競馬場に移動させる予定です」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m2セット(20秒ペース、週2回は1518秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き順調に乗り込めていて、相対的に安定しています。右の首から肩先に調教強化による硬さが若干出ていますが、大きな問題はありません。どんどん積み重ねをおこなえていて、状態は高い水準で良い推移をしてくれています。近日中に入厩となるはずなので、しっかり態勢を整えておきます」(担当者)

 

【ホウロクダマ】

「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで1015分、坂路コースを2本(17秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。今週から速いところを取り入れながら乗り込んでいます。緩めないように進めているので、状態面に関しては全く問題ありません。声が掛かればいつでも送り出せるような状態です」(担当者)

 

【カヴァレリア】

荒山調教師から「前走後も、脚もとや歩様に気になる箇所はありませんでしたが、暑さが少しこたえた日もありました。ここ数日、馬も飼い葉をしっかり食べていますし、運動中も力強さが出ていますので心配いらないと思います。次走までの間隔も詰まっていますが、息も出来ていますので、軽めの調整で競馬に向かいます」との連絡があった。

7月10日(金)大井・織姫賞(B3選抜特別・ダ1,600㍍)に出走の予定。

 

*****8歳馬*****

【ルグランパントル】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。入場当初はレース体重から増やしていた割には、背肉が落ちていました。以前と同じで入場時は二の背の肉が落ちていたりトモが寂しいなと思っていたのですが、ようやく肉付きが良くなって、トモも丸みを帯びてきました。また、8歳でがやっとメンタルが落ち着いたなという感じもします。あとは乗り込みながら、トップラインの肉付きを良くして送り出したいと考えています」(担当者)