*****2歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。12日朝に川崎競馬場で行われた能力試験の1組目(6頭立て/ダート800m)に山林堂信彦騎手で受験しました。当日の馬体重は429キロ。パドック周回から入場、返し馬ともスムーズで、ゲート入りして以降も問題なく、2の脚が速く前半で無理なく先頭に立つと、直線ではほぼ追わずに馬なりで流し、走破時計5122番手で入線し無事に合格しています。池田孝調教師は「中間、飼葉食いは改善傾向で、まだ昼飼いは残しますが、夜は完食するようになりました。ただ、ここにきて両前脚にソエが出ていて、試験のあとソエの具合がどうなるかで今後については決めていきたいと思いますが、馬自体は動ける馬だと思います。入厩してからはゲートはまだ1回位しか練習で出していませんが、今朝もしっかり出ていたし、騎乗した山林堂騎手も『1頭だとフワッとするところがあるけど、並ぶと俄然行く気を見せ、2の脚も速かったです。ソエは走っている間は気にしていませんが、そうじゃない時は気にしている様子があった』と話していました」のことでした。

 

【レッドレジェーラ】

馬体重484キロ。

今週月曜日に乗り出し、現在は周回コースと坂路で調整しています。坂路でのペースはF17秒ほど。調教では前向きで一生懸命走っていますが、成長途上でまだ緩さもあり、気持ちに体がついてこない状態のため、もうしばらく成長を促しつつ乗り込んでいく必要がありそうです。性格はおっとりしており、カイバを食べるペースもゆっくりですが、与えたものは残さず食べています。

 

【フェアリーテイル】

11日、高柳調教師より「今朝、練習も兼ねてゲート試験を受けました。練習時同様に、ゲートの開閉音でビクッとしましたが直ぐに行き脚が付き合格しました。まだ、合格まで少し時間が必要だと思っていたので嬉しい誤算になりました。試験に合格したので、リフレッシュを含めて一度天栄に戻して乗り込んでもらいます」との連絡が入っている。

 

【ソニックムーヴ】

この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整を進めることになり、本日12日(金)に移動しました。

「従順で素直な性格。落ち着きがあり、トレセンの雰囲気にはだいぶ慣れた様子です。キャンターに行って良いスピードを見せているものの、前後左右まだバラバラになって躓きそうになる場面も目に付くので、もっとバランスよく走れるようフォームを修正させていきたいと思います。少し暑さにへばり疲れ気味の印象を受けますし、一旦近郊でリフレッシュさせてやりましょう」(宮田敬介調教師)

 

*****3歳馬*****

【レッドルレーヴ】

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター1800mを25-25秒。452キロ。

担当スタッフ「入場後は普通に乗っていましたが、歩様に硬さがあってなかなか解消してこないので、獣医に診てもらったところ、右前の内管に疲れがあるとのことでした。ショックウェーブを処置して、今は乗る量を少し減らしてゆっくり進めています。飼葉は食べていて体調面は問題ないです」

 

【レッドエランドール】

調教メニュー: 引き運動

松田調教師「今朝は厩舎周りの引き運動で調整しています。追い切り後の獣医師のチェックでも特段気になるところは見つかりませんでしたし、引き続き順調に来ています」

 

【レッドカルム】

厩舎周りを曳き運動。

助手「昨日追い切ったので厩舎周りで曳き運動のメニューにしています。出掛けからスムーズな歩様で特に気になるところはありませんし、運動中はとても大人しかったです。ソエの方も良い意味で変わりませんし、調子は上がっていると思います。このまま来週のレースに向けて進めていきます」

 

【エルバルーチェ】

山元TCでも順調に調教ピッチを上げることができたこともあり、本日12()に函館競馬場へ入厩しています。函館開催中の出走を目指します。

 

【エクストラノート】

松風馬事センターで調整され、10日(水)に美浦・伊藤圭三厩舎に入厩しました。

「向こうでは490kgあったようですが、こちらの到着時では476kg。馬っ気が強いですし、テンションというのが課題となってくるでしょうから、馬具を積極的に試してみるつもりです。最終週の東京かその翌週以降の福島か動かしてみての感触で目標を具体的にさせていきます」(伊藤圭三調教師)

 

【ランジョウ】

5日(金)にPコースで4ハロン55.3-39.7-11.9を単走で馬ナリに追われ、10日(水)にもPコースで4ハロンから1.6秒先行して併せ、51.3-37.6-11.7を馬ナリに追い切りました。「ダート戦であれば3節でも抽選にかかる番組はあったのですが、ランジョウの場合2アウトでもう後がない状況です。稽古でも他馬を気にする敏感なところがある馬だけに、キックバックを受ければなおのこと頭が上がってしまい、バラバラのフットワークになる恐れもある。軽快な走りから芝向きは間違いないですし、やはりチャンスがあるならもう一度それに賭けてみたいと思っています。権利がないのでどこを使えるかは流動的となりますが、来週以降の番組にまた投票していきましょう」(矢野英一調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今週からは坂路を2本に増やしていますが、ここまでほとんど休まずレースを使えていたように、体がかなり丈夫で攻め込んでいってもこたえた様子は窺えません。この後は坂路主体にどんどんペースを上げていこうと思います。体のつくりなどを見てもまだ伸びしろがありそうで、この先もレースを使いつつ成長してくれそうです。

 

*****4歳馬*****

【レッドクレオス】

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400mを25-25秒。486キロ。

担当スタッフ「爪や歩様が良化して順調に乗り込めるようになりました。右トモの踏込みも良いので、このまましっかり乗り込んでいけそうです。徐々にペースアップしていきます」

 

【レッドスプリンガー】

馬体重560キロ。

担当スタッフ「予定通り9日に喉の手術を行いました。手術前のエコー検査で披裂軟骨の状態はそこまで悪くないとのことで(披裂軟骨の動きが悪いと気道を狭くしてしまう)、声帯除去手術のみ行いました。術後10日ほどは舎飼で経過を見ていくことになります」

 

【カグラヒメ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。引き続き体調面は安定していますし、気性面に関しても随分と落ち着いて調教に臨めています。飼い葉もしっかり食べていて、その分、体も膨らんではきていますが、まだいい頃と比べると寂しく映ります。ここで一気にペースを上げたり、飼い葉量を増やしたりするには若干不安も残るため、ジワジワと元の状態へ近づけていければと考えています。

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「現在は角馬場でフラットワークのメニューで調整中です。この中間から調教進度を上げていますが、大分いいバランスで動けるようになってきました。トモを鍛えるために少しだけ飛越運動をおこなってみましたが、その甲斐あってか大分まとまってきた印象です。ただ、その分体重を減らしてしまったので、また増やしていけるよう考えていきます。当面はこの感じで進めていくつもりです」(担当者)

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター40004500m、キャンター600m2本(17秒ペース、週2回は1315秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き速いところをおこないながら順調に調教が進められています。ここまでしっかり乗り込んできたことで、もうほぼ態勢は整っています。来週には帰厩の予定と聞いているので、いい状態で送り出せるように準備しておきます」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【レッドヴェイロン】

調教メニュー:角馬場→プール

助手「今朝はハッキングしてからプールへ行きました。昨日は除外対象だったので、さらっと流した程度でしたが、追い切り後も変わりなく順調に来ていると思います」

492キロ

※今週14日()東京11Rエプソムカップ(G)3歳以上オープンに吉田豊騎手で出走を予定していましたが、除外となったため、来週の米子Sを岩田望騎手で予定します。

 

【ラヴノット】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで3000m、坂路1本(20秒ペース)のメニューで調整中です。もうすっかり疲れは取れた感じで、引き続き元気もあります。また馬体には幅が出てきて馬がしっかりしてきました。ここにきて成長してきている感じがしますし、2勝クラスでも十分にやっていけそう。週末から15-15を取り入れ、帰厩に向けて態勢を整えていきたいと思います」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

7日(日)にWコースで5ハロン71.6-56.0-41.8-12.8を単走で馬ナリに追われ、10日(水)にもWコースで5ハロンから0.4秒先行して併せ、66.3-51.2-38.0-12.7を馬ナリに追い切りました。「状態に合わせながら徐々に上げていく方針で調整。今週も2歳新馬に胸を貸す形での追い切りを消化しています。良化途上の段階ではあるものの、動きそのものからは活気十分といった印象を受けましたし、右肩上がりにあるのは間違いないようです。ここまではサッとした感じの追い切りをおこなってきましたので、来週には併せ馬でしっかりと負荷を掛けてみましょう。その内容で次走を決めていきたいですね」(新開幸一調教師)

 

*****6歳馬*****

【ホウロクダマ】

10日(水)に坂路コースで4ハロン52.5-38.1-24.9-12.5を単走で一杯に追い切りました。「もうひと追いすれば順調に仕上がりそうでしたので、先週末は速いところを控えて、最終追い切りでしっかりと負荷を掛けました。帰厩後はいずれも脚色一杯の内容で本数を重ねてきて、追い切るごとに素軽さが出てきましたし、見た目にもスッキリして太め感はありませんね。大型馬の休み明けでも動ける態勢にあると思います。久々の阪神ダ1200m戦になりますが、以前に使った時は出遅れたりノドの影響があったりと力を出し切れてはいません。具合の良さからも前進を期待しています」(中竹和也調教師)

 

【アナザートゥルース】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。だいぶ暑くなってきましたが、飼い葉の食いも落ちることはなく、疲れた様子も見せずに調教を進めることが出来ています。ただ、まだ少し硬さが感じられ、特に動き出しの左のキャンターのぎこちなさが気になるところ。痛いところがあるわけではなく、走り方のクセがやや強くなっているようです。坂路に入れば気にならないですし、前掛かりだったバランスもかなり戻ってきているので、引き続き体調面に気を配りながらペースアップしていきます。

 

【プラチナムバレット】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m2セット(1718秒ペース)のメニューで調整中です。ここまで順調にきていて、そろそろ入厩も考えられるようになってきたので、先週末から平地調教のみの調教をおこなっています。脚元も問題ありませんし、体調面も良好。送り出しモードに入っているので、しっかり態勢を整えていきたいと思います」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【レッドイグニス】

北の角馬場で運動。

助手「昨日追い切ったので北の角馬場で軽めに乗っています。テンションもそこまで高くなっていませんし、歩様もしっかりしています。脚元のケアも入念に行っているので、特に目立ったダメージは出ていませんよ。来週のレースに向けて良い流れで調整できていると思います」

 

【ラタンドレス】

11日(木)に坂路コースで4ハロン57.2-40.4-26.3-12.8を単走で末強めに追い切りました。「予定していたレースは日曜日でしたし、万が一出走できないことも考え木曜日に追い切りをおこなっています。結果的には今週も節が足りず出走は叶いませんでした。来週は1400m戦が2鞍あるので入るのではないかと思っていますが、最悪の場合は再来週でも対応できるように態勢を整えていきます。レースを使っていないので状態はキープしていますが、ここのところ暑い日が続いているので体調面はしっかり見ていきたいと思います。6/21(日)東京・3歳上1勝クラス(ダ1400m・牝)を本線で考えています」(小手川準調教師)

 

*****8歳馬*****

【ルグランパントル】

10日(水)にWコースで5ハロンから2.2秒追走して併せ、70.1-54.5-40.9-13.1を馬ナリに追い切りました。「この中間も片側のみチークピーシズ着用で稽古に臨んでいますが、若干まだ右へ張り気味の走り。それでも大きなロスになるほどではなく、徐々に効果が出ているのを感じられます。今回は舌を越したり動くのを防ぐよう、鼻革クロスにスプーンビットという特殊なハミも使用して対策を取るつもり。毛ヅヤや馬体の張りからも今は調子の良さが窺えますし、何とかここで結果を出したいですね。ダートコースでの脚比べでは分が悪く、直線を向くまでに十分なアドバンテージを保つレース運びができればと期待しています」(稲垣幸雄調教師)