*****3歳馬*****
【レッドエランドール】
松田調教師「装鞍所で3レースの馬が来た時に馬っ気を出していましたが、パドックや返し馬では集中できていたと思います。ゲートで遅れて出していったので、ペースが落ち着いたところでアタマを上げてしまっていましたし、4コーナーで砂を被って嫌がって、再びペースが上がったところでモタモタしてしまいました。馬なりでポジションを取れなかった分、終い切れ味が鈍った感じもしますし、勝ち馬にも上手く乗られましたね。馬は使うごとに良くなってきているので、レース後の状態に問題がなければ、もう一度使うことを考えています」
【レッドカルム】
奥村調教師「距離短縮でしたが、スピードのある馬なので楽にポジションを取ることができました。道中も自分のリズムで走れていて、直線に入ってからも手応えは良かったですね。最後まで渋太く脚を使ってくれて踏ん張ってくれました。石橋騎手は『内枠だったので先生ともハナを叩いていく形も想定して話をしていたのですが、スタートも決まって、無理に脚を使うことなく思い描いていた形に持ち込むことができました。最後も際どくなりましたが、勝負根性がある馬なので何とか凌いでくれました。距離も現状ではこれくらいが合っています。レースを経験して馬が良い方に成長してくれていますよ』と話していました。今日は内容よりも勝ちにこだわりたかったので前目で運ぶことを選択しましたが、スピードもあるので先々を見据えて控える競馬を試してみても良さそうですね。1つ勝てたことで余裕ができましたので、まだ緩さもある馬ということを考えて、無理せずここで一息入れて成長を促してあげたいと思います。ゲート内でも少し煩さいところを見せていましたしね。今日はありがとうございました。皆さんの応援のおかげでハナ差の勝負を勝ち取ることができました。また次走も背中を押してあげてください、よろしくお願いします」
【ルヴェルソー】
5月3日(日)東京・スイートピーS(3歳OP・オークスTR・芝1,800㍍・L)に大野騎手で出走し9着。
田中博康調教師は「今日は発馬がスムーズで、良いポジションから競馬が出来てリズム良く走れました。ただ、最後の直線で隙間を探すのに手間取り、外々に進路を取ったのが勿体無かったです。スペースがスムーズに見つかって追えていれば、掲示板も合ったと思います。このレースはメンバーも揃っていたので、ここで僅差の競馬が出来たことで今後も楽しみになりました。大野騎手も『身体に芯が入ってきたので、これからが楽しみな素材です』と言っていました。この後は、トレセンで馬体確認後に、リフレッシュ放牧に出す予定です」とのこと。
*****5歳馬*****
【シングシングシング】
5月2日(土)東京・4歳以上1勝クラス(牝・ダ1,600㍍)にレーン騎手で出走し2着。
伊藤大士調教師は「今日は先行馬が少なく、終始勝ち馬にぴったりとマークされる厳しい展開になりました。そんな中でも、スタートから自分のリズムで運べて惜しい競馬でした。レーン騎手は『ゴール前は交わされたけど、後続は離しているし、東京コースは合っているね』と言っていました。美浦トレセンに戻った状態を確認して、続戦可能なら再度レーン騎手で次こそ結果を出したいと思います」とのこと。
【ブリリアントリリー】
★5/03(日)京都・糺の森特別(芝1800m・牝)森裕太朗騎手 結果8着
「少頭数でも内枠でしたので、道中はラチを頼りながら脚を溜めるように指示。直線バテてはいないのですが、上りの息の入りを見ても今日は懸命に走ってきた印象ですし、このクラスで上位とは少し瞬発力に差があるようにも感じられました。ブリリアントリリーは夏馬だと思っており、体調面は暑い時期に向けてさらに上がってくるでしょうから、状態を見ながらまた今後を決めていきましょう」(石坂公一調教師)
*****7歳馬*****
【レッドイグニス】
鹿戸調教師「スタートも良かったですし、ブリンカー効果もあってすんなりポジションを取ることができましたね。展開的には上がりの競馬になってしまいましたけど、ジリジリと脚を使うタイプですが最後まで頑張ってくれていたと思います。騎乗してくれた田辺騎手は『距離短縮になりましたが、ブリンカーも程よく効いていてスピードにも乗れました。上位とは決め手の差ですが、終いも気持ちを切らすことなく走れていましたよ』と話していました。近走は気持ちの面で最後は止めていた感じはありますが、今回は距離を短くして馬具も変えたのが良い方向に出たように思います。この後は一旦放牧に出すことにしますが、馬体の回復次第では3回東京開催で使うことも視野に入れています」