*****2歳馬*****

【スノークォーツ】

現在は坂路2本(上限1618秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「まだ15-15は開始していませんが、以前よりトモに筋肉が付いて力強さも増してきたことから、この中間よりややペースを上げて進めています。背腰に関してはもっとしっかりしてきて欲しいところなので、引き続き馬本位の調教メニューを組み、馬体の更なる良化を促していきます」と話していました。

 

【フェイダウェイ】

現在は坂路2本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「この中間は帯径の皮膚炎で一旦騎乗を控えましたが、現在は調教を再開しています。下旬からは15-15のメニューも試みており、まだトモに甘さが残るものの、ゴールまでしっかりと踏ん張っています。いずれにしても遅咲きの馬ですから、攻める時は攻めて緩める時は緩めるというスタンスで調整していきます」と話していました。

 

【ルージュアドラブル】

馬体重408キロ

この中間もメニュー構成は変わらず、週2回の坂路調教を中心として緩急をつけた乗り込みを重ねています。坂路では3ハロン15-14-13といった速めを引き続きコンスタントに消化。周回コースでも3500m前後のハッキングをおこなっており、運動量はなかなかのものかなと思います。動きに関しては気になる点もなく変わらず良好で、終いを伸ばすよう指示した際は全身をしっかりと使えておりフットワークは非常にシャープ。体力もついてきており、スピード、瞬発力とも乗り込みの中で順調に磨くことができているかと思います。ただ、やはりテンションは上がりやすいタイプですからね。あまり詰め込み過ぎてしまうと危ない感じもありますので、現行の抜く時は抜くような緩急をつけた調整イメージでバランスよく進めていくのが良さそうです。体は思うように増えてきませんが、運動量を増やしても飼葉の食いは落ちません。体調面に関しても不安なく治療なども必要のない状況ですので、今後も馬のコンディションを確認しながら乗り進めていきたいと思います。

 

【ルージュジェイム】

馬体重500キロ

丸馬場での速歩、駈歩運動20分を基本調教として様子を見てきましたが問題のない状態なので、この中間よりBTCでのキャンター調教を開始しています。BTCでは1000mの直線ウッドコースを3025秒ほどのペース。4月はじめのレントゲン検査後は徐々に運動量を増やしてきましたが、変わらずコンディションも良好ですし動きにも安定感が出てきています。引き続き馬の様子を確認しつつ調教ペースや強度を上げていくつもりですが、BTCの施設をうまく活用してバランスよく緩急をつけながら負荷をかけていきたいと考えています。休まず乗り込みを継続できているように体調面・馬体面ともに不安なく馬自身もしっかりしてきました。心身ともに納得の成長を見せてくれていますので、これから与えていくメニューにも良い形で応えてくれるものと思います。故障個所の経過を確認し、成長を促しながら時間をかけて立て直してきた馬。急なペースアップはこれまでの過程を台無しにしてしまいますので、秋移動に目標を設定して段階を踏みながら鍛え込んでいきます。乗り込んできましたが精神状態にブレがないですし、いいスピードを感じさせる馬ですので、そのあたり本馬の長所を磨き上げていくイメージで進めていきます。ペースを上げていった時にどんな動きを見せてくれるか非常に楽しみです。

 

【レッドアウレア】

マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m、直線1000m。508キロ。

この中間も週3回の坂路を主体に順調に乗っています。一番進んだ組で2本乗りも課していますが、疲れも見せず、体調面も問題ありません。中間は坂路3F14.4-12.5-12.2秒の追い切りを敢行しました。負荷を強めて脚力強化を図っているところですが、体の艶と筋肉の張り出しにも良化の余地があり、まだまだ伸びしろを感じさせます。一昨日も坂路で14.0-13.4-13.43頭併走で消化していますが、反応よく動けていました。

 

*****3歳馬*****

【エルバルーチェ】

来週59()新潟・芝2000(若手騎手限定)戦、516()新潟・芝2000(牝馬限定)戦、同日の新潟・芝2400m戦が次走候補です。きょう30()は小島茂之調教師が跨り、坂路コースで53.3-38.1-24.7-12.5秒を一杯に追われてマークしました。今後の状態を見ながら、いずれのレースにするか検討していきます。

 

【パラダイムチェンジ】

4/30(木)大井・東京ダービートライアル(ダ2000m)左海誠二騎手 結果7

「鞍上の左海ジョッキーからは『思い切って行く』と聞いていたのですが、二の脚がつかず、後方のポジションに。その後も先行集団になかなか取り付くことが出来ませんでした。珍しくパドックや返し馬でイレ込みを見せていましたし、そのあたりが影響してしまったのではないかと思います。最後の直線では右ムチを入れたものの、どんどん内にモタれていってしまったとのことで、トモも疲れているのでしょう。残念ながら入着はかないませんでしたが、3着馬とはコンマ4秒差ですからね。今後も楽しみです」(今井輝和調教師)

 

【モンストルオーソ】

現在はパドック放牧をおこなっています。担当者は「この中間に獣医による両前膝のレントゲン検査をおこないました。診察した獣医からは『どちらも患部の経過は良好で、ウォーキングマシンで軽く運動をおこなう分には特に問題ないでしょう。ただ、両前ということもあって、騎乗開始までには少し時間を掛けてあげた方が良さそうです』とのことでした。来月初旬からまずは30分程度のマシン運動で様子見していく予定です」と話していました。

 

【レッドエランドール】

調教メニュー:角馬場→坂路

坂 助手 74.4-53.4-33.6-16.4 馬なり

松田調教師「今朝は坂路1本の調整。馬房から出て、厩舎ブロックから逍遥馬道まで周りを気にすることもなく、黙々と集中している感じがします。ジョッキーも追い切りで成長を感じ取ってくれたようですし、何の心配もなくレースに向かえそうです」

※今週2日()京都1R3歳未勝利・ダ1400mに岩田望騎手で出走します。

 

【レッドカルム】

角馬場運動後、坂路にて単走で追い切り

坂路 52.4-38.3-25.7-13.2 仕掛け

奥村調教師「昨日、午後からのチェック時はそこまで硬さも見られなかったですし、今朝も大きくガタっときていなかったので、追い切っても大丈夫と判断して、坂路で単走でやりました。1頭だった分、道中は少しフワフワしていましたが、スピードアップしてからは集中していましたし、最後まで余力を残して動けていたと思います。息遣いも良化していて、上がりの歩様も問題なかったです。使える状態に仕上がったと思うので、日曜東京1R(牝/D1400m)を石橋騎手で投票することにします」

 

【ワンスウィートデイ】

グリーンウッドTで調整中。4月30日、牧場担当者は「引き続き軽いハッキングで様子を見ています。乗りながら良化を促しているのですが、まだ左トモの運びが完全には良くなっていないので、ショックウェーブ治療や筋肉注射を行いながら同様のメニュー(周回ポリトラックコースでハッキング2000m)を継続しています。排膿後の状態が落ち着くまでもうしばらくこのまま様子を見ます」とのこと。現在の馬体重は500キロ。

 

【ルヴァンヴェール】

30日、牧場担当者は「焼烙治療でソエの痛みも緩和され、坂路でしっかり調教が行えました。移動前の馬体重は493㌔です」とのこと。

竹内調教師は「ソエの治療効果もあり、症状も落ち着いています。ここから厩舎で追い切りを重ねて、5月24日の東京競馬を目標にしていきます」とのこと。4月29日に美浦TCに入厩している。

 

*****4歳馬*****

【レッドクレオス】

運動のみ。

助手「先週、熱発してからは熱も上がっていないですし、爪だけなので馬は元気にしています。歩様もだいぶ良くなっていますよ。多少ぎこちないところは残っていますが、時間はかかりながらもいい方にはいっていると思います。今日放牧に出しますが、まずは完全に治ってから乗り出してもらうようにします」

 

*****5歳馬*****

【ブリリアントリリー】

429日(水)に坂路コースで4ハロンから0.5秒追走して併せ、53.1-39.1-25.8-13.3を末強めに追い切りました。「51kgの軽ハンデでしたし、福島ダ1700m(白河特別)の条件を一度使ってみたかったのですが、想定段階で入らないと判断して芝の番組に今回矛先を向けさせてもらいました。除外で出走は延びたものの、デキは変わらず好調維持できている。手頃な頭数に落ち着きましたので、流れに乗った競馬ができればここでもそう差はないと思っています。再度起用した期待を裏切らぬよう、鞍上とも念入りに打合せをしてレースに臨むつもりです」(石坂公一調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

現在はパドック放牧をおこなっています。担当者は「この中間に獣医による患部のレントゲン検査をおこない、経過は良好だったことから、来月初めよりウォーキングマシンでの運動を開始することになりました。まずは30分程度で様子を見て、歩様などに問題がなければ運動時間を延ばしていく予定です」と話していました。

 

【レッドヴェイロン】

調教メニュー:乗り運動→プール
助手「馬体重も496キロと回復しましたし、競馬の疲れもなさそうです。引き続きプール調教を併用しながら、次の競馬に向けて進めて行きたいと思います」
石坂正調教師「米子ステークスを軸に考えていましたが、今までの東京コースへの実績と、レース間隔が空きすぎてしまうことを踏まえ、メイステークスへ向かうことにします」※5月23日(土)東京11R(メイS/芝1800m)を田辺騎手で予定。

 

*****6歳馬*****

【カヴァレリア】

30日、牧場担当者は「この中間は、オゾン治療もしながら、週2回坂路を登坂後に馬場で15-15の調教を引き続き行っています。馬体も徐々に絞れてきましたので、競馬場に向けペースを上げていきます」とのこと。馬体重は530㌔。

 

*****7歳馬*****

【レッドイグニス】

北の角馬場で運動。

助手「追い切った翌日なので、今日は北の角馬場でダクだけ乗っています。運動始めはテンションが高めですが、走り出してからは落ち着いていましたし、歩様も気になりませんでしたね。追い切った反動もなく脚元も問題ありません。調子は良いので、あとはレースで気持ちを切らさずに走れるかどうかだと思います」

 

【アースコレクション】

4月23日より、セグチレーシングS(チバ)で調整中。30日、牧場担当者は「牧場到着後に、背中から腰、臀部のあたりに筋肉痛が見られたのでショックウェーブを施しました。現在はダク、ハッキングで軽く跨り始めています。飼い喰いも良く、馬体重は543㌔です」とのこと。