*****2歳馬*****

【ソニックムーヴ】

現在は馬場2周と坂路1本もしくは馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。先週と同様のメニューで乗っていますが、同じ調教量を消化しながらも馬体重が増えてきて、体調の良さと体力の向上が窺えます。まだ幼さは抜けていないものの、馬体には着実に筋肉が付いてきています。少し行きたがるところがあって、今までは乗り手と引っ張り合いになることも多かったのですが、最近はリラックスできるようになってきました。前向きな気性なので、テンションの上がり方に気をつけながらペースアップを図っていきます。

 

*****3歳馬*****

【エクストラノート】

5日(日)に坂路コースで4ハロン55.1-40.3-26.2-13.1を単走で馬ナリに追われ、9日(木)にも坂路コースで4ハロンから併せ、52.9-39.3-26.1-13.3を一杯に追い切りました。「昨日もブリンカーを装着して追い切りました。格上馬相手によく食らいついていましたし、ブリンカー効果か一杯に追われて周りを気にする余裕もなかったのか、先週よりも真面目に走れていたと思います。ただ、相変わらず調教前後の運動中に牝馬を見ては煩い素振りを見せていて、なかなか大人しくなってくれないですね。来週の日曜阪神にはダ2000mの番組もありますが、距離を延ばすと気持ちにゆとりが生まれて無駄なことに気を取られそうなので、初戦同様、土日いずれかのダ1800mに向かう予定です」(安田翔伍調教師)

 

【ブランニューウェイ】

9日(木)にWコースで5ハロンから0.4秒追走して併せ、69.9-54.8-40.0-12.5を強目に追い切りました。「着実に良くなってきています。北海道にいた時に休養していた期間がある分、他の馬と比べての乗り込み量というのは少ないはずですが、それでもこちらに戻ってきて、こうやって毎週コンスタントに追い切りを重ねられていることは悪くありませんよ。来週はビシっとやる予定なので、それに応えてどれだけ動けるか。ここまでは引き続き飼い葉もよく食べていて堪えている様子もありませんので、このままの流れでいきたいですね」(中舘英二調教師)

 

【ランジョウ】

5日(日)に坂路コースで4ハロンから0.4秒追走して併せ、60.7-41.6-26.1-12.4を馬ナリに追われ、9日(木)にはWコースで4ハロンから0.8秒追走して併せ、53.8-39.2-12.5を馬ナリに追い切りました。「なかなかコンディションが上がってこない現状です。じわじわと調教強度を上げている段階ですが、乗った後はまだ飼い葉食いが安定せずに体もいくらか減ってしまっている。馬房の中でイライラした様子は窺えず、気性面も割と穏やか。ただ、逆に妙に落ち着き過ぎている感じで、悪く表現すると終始オフモードのままメリハリが利かないんですよ。もう少しピリッとした面が稽古でも出てきてほしいですね。デビュー戦の内容も悪くなかったですし、能力があることは認めているので、なんとかそれを発揮できるようにジックリ仕上げていきます」(矢野英一調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

「来週からの地元川崎開催で組まれている4/15(水)川崎・クラウンカップ(S3・羽田盃TR・ダ1600m)と翌日の自己条件戦である4/16(木)川崎・木蓮特別(3歳二・ダ1500m)に登録しました。ただ、中1週では前走の船橋からの疲れが取り切れていないというのが正直なところです。そのうえ、クラウンカップは除外確実。ですので、あえて自己条件戦を使うことは避けて、今月末の大井開催(4/27~)もしくは来月の船橋開催(5/4~)にスライドする方が、後々のことを考えても得策ではないかと思います。まずはコンディションを戻すことに注力します」(今井輝和調教師)

 

*****4歳馬*****

【リーピングリーズン】

4日(土)にCWコースで6ハロンから0.8秒追走して併せ、86.9-70.7-55.1-41.1-13.0を馬ナリに追われ、8日(水)には坂路コースで4ハロン57.6-40.8-26.4-13.1を単走で馬ナリに追い切りました。「角馬場で長めにウォーミングアップした後、日によってウッドチップまたは坂路コースに入れて調整しています。フラットワークだと後肢を交突する場面がしばし見られ、体の使い方などこれからまだ改善させていきたい点はあるものの、だいぶいいフォームで走れるようになってきている。もう少し体をシェイプアップさせれば、俊敏性がさらに増してくるはずです。番組についてはクラブとも相談した結果、同型脚質の揃った阪神でなく、今回は福島を選択させてもらいました。比較的楽に先行できそうなメンバー構成でもありますし、スパイラルカーブで直線の短いコースというのも、リーピングリーズンに合っていると思うんです。自分のリズムで走れさえすれば、ここも好勝負になると期待しています」(吉岡辰弥調教師)

 

【レッドスプリンガー】

4/10 小向 本田紀 52.9-39.9 一杯

外ダンサーノユメ一杯と4F併せで0.6秒先着

平田調教師「番組が発表されて、16日に出走予定となりました。通常より少し早いのですが、脚元のこともありますし、一杯に追っておきたかったので今朝追い切りを終えています。自厩舎にちょうどいい併せ馬がいなかったので、他厩舎の馬と併せて追いました。相手が思っていたより動かず、最後抜け出して1頭になってしまった分、終いが少し甘くなりましたが、動き自体は変わらずといったところですね。午後からの馬体チェックで、深管に前回のように触診で反応を見せているので、消炎剤を投与しながらレースまで調整をしていきます」※来週16()川崎2R C3 一二三組 ダ1400mに森騎手で出走を予定しています。

 

【カグラヒメ】

「現在は40分のウォーキングマシン運動のみにとどめています。今週から運動量を少し増やして対応しています。飼い葉量も少しずつ増やしているのですが、完食していますし、今のところ何も問題はありませんよ。体調面も良好で元気いっぱい。運動時間を1時間まで延ばした後に、次のステップに移行するかどうかを判断する予定です」(担当者)

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「ゴールデンウィークの2回船橋開催(5/04~)での出走を予定したいと思います。前走から中4週となりますが、こちらですでに3戦に出走していますし、ひと息入れてあげるにはちょうどいい出走間隔だと思います。軽めで調整していますので、うるさいところも見せていませんね。来週後半よりペースアップしていく予定です」(椎名廣明調教師)

 

*****5歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター40004500m、キャンター600m2本(20秒ペース)のメニューで調整中です。背腰を触ると腰を落としてしまうように、疲れが顕著に見られるのでケアをしながら進めています。まずは馬体をほぐすことを念頭に置いて乗り込んでいくつもりです。体重も増やしていきたいですね」(担当者)

 

【ラヴノット】

8日(水)に坂路コースで4ハロンから0.9秒追走して併せ、53.0-38.5-25.0-12.6を馬ナリに追い切りました。「来週のレースに向けて今週から負荷を強めていますが、相手を大きく追いかける形で同入に持ち込みましたし、坂路では相変わらずいい動きを見せますね。前走後も順調にきていて、あとは来週サッと追い切れば態勢が整うと思います。予定通り4/19(日)福島・4歳上1勝クラス(ダ1150m・若手)か4/20(日)福島・4歳上1勝クラス(ダ1150m・牝)に向かうつもり。鞍上は前走でも上手く乗ってくれた凌大に声を掛けてあるので、相手関係を比較、検討した上でどちらに投票するかを決める予定です」(小西一男調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「脚元などに疲れは残っていませんし、この中間も飼い葉をよく食べていて体調面も変わらず良好に映ります。この感じなら来週からまた時計を消化していけるでしょう。次走は4/25(土)福島・尾瀬特別(ダ1700m・牝)を予定。例年のボーダー実績から4節でそこを使えるかは微妙なところですが、2勝クラスは今それほど混んでいない出馬状況ですからね。しっかり態勢を整えて準備したいと思います」(石坂公一調教師)

 

*****6歳馬*****

【アナザートゥルース】

5日(日)に坂路コースで4ハロン56.4-41.6-27.0-12.8を単走で馬ナリに追われ、8日(水)にはWコースで5ハロンから併せ、64.8-50.7-37.6-12.5を強めに追い切りました。「中間はウッドチップと坂路コースを併用し、なるべく強弱のメリハリを利かせる内容で稽古しています。在厩のまま調整していますが、この時期はずっと体調がいいんですよね。そこは兄たち(サウンドトゥルー、ルールソヴァール)とも共通しているところ。右回りでモタれるような面も、追い切りの感じからはだいぶ解消しているように映ります。来週4/19(日)阪神・アンタレスSG3・ダ1800m)を大野で予定させてください。別定58kgでの出走となり、斤量増がひとつ懸念材料ではあっても、今の充実ぶりなら大きく崩れることは考えにくい。レースに向けてしっかりと仕上げていきます」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

転厩先は美浦・岩戸孝樹 (イワトタカキ)厩舎に決定いたしましたので、お知らせします。

「現在は舎飼い休養中です。先週いっぱいはウォーキングマシンの運動にとどめて、週明けにロンジングでの運動に移行しましたが、駈歩で走りのバランスが悪かったため馬体チェックをおこなったところ、キ甲の右斜め前あたりに腫れを確認しました。そのため、昨日9日(木)に触診反応があった右首から胸前、右肩、右トモにかけて笹針治療を施しています。腫れている箇所に針を刺した時は鳴いていましたし、右半身に顕著に疲れが見られましたね。状態はあまり良くなかったのではないでしょうか。ここまで走ってきた蓄積疲労なんかもあるでしょうし、これで楽になってくるはずなので、復活の兆しになってほしいところ。1週間くらいはしっかり休ませて、その後12週間はリハビリ的な意味合いでウォーキングマシンの運動をおこなってから、騎乗運動を開始したいと考えています。ロンジングでの運動の際に、こちらが確認作業をおこなおうとしてもなかなか応じないところがあり、重賞を勝っている6歳の馬なのでプライドが高いなという印象でしたね。気力はまだ十分にあると思いますし、いい状態で送り出せるようにしっかり進めていきます」(担当者)

 

【ホウロクダマ】

「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで1015分、坂路コースを2本(1720秒ペース)のメニューで調整中です。順調に乗れてはいるのですが、胸前は日によってまだ痛みがある状態です。出だしの歩様が硬いですし、ほぐれるのにかなり時間が掛かるんですよね。先日、中竹調教師に現状を報告したのですが、『それであれば時間を掛けてじっくりと進めてください』と言われています。焦らず、馬の状態を確認しながら乗り込んでいくつもりです」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【ラタンドレス】

「現在は角馬場でダクと、ダートコースでキャンター1200mのメニューで調整中です。トラックコース中心のメニューで進めていますが、週2回は坂路で17秒ペースのメニューも織り交ぜています。平地でも我慢できていますが、坂路でも頭は上がるものの引っ掛かる素振りはありませんよ。状態次第では坂路で15-15までペースを上げることも考えています」(担当者)

 

*****8歳馬*****

【ルグランパントル】

9日(木)にWコースで5ハロン69.0-53.7-39.5-12.4を単走で馬ナリに追い切りました。「今週は石神騎手を背にして、ウッドチップで長めからの追い切りを消化しています。『下ろし掛けからリラックスして走れていた。乗っていて違和感はなく、トモ嵌りもいい』と話していましたし、跨ってもらった感触は悪くなかったですね。進めていっても背腰や脚元の状態に変わりはなく、このままペースを上げて乗り込んでいけると思います。福島開催3週目(4/25.26)の番組を目標に調整していきます」(稲垣幸雄調教師)