*****2歳馬*****
【フェアリーテイル】
週2回坂路2本(1本目17-15)中心に乗り込まれ、3月末にリフレッシュ調整を挟んでいる。担当者の話では「ここまでコンスタントに強目を消化し、今週はウォーキングマシンのみでリフレッシュ調整を行っています。馬体もシェイプアップしてぐんぐん良くなっており、当初の見立てより早く移動の態勢が整うかもしれません。先日来場した調教師も状態を確認しており、今後の調整次第では移動が前倒しとなる可能性もありそうです」とのこと。4月上旬の馬体重421キロ。
【ソニックムーヴ】
現在は馬場2周と坂路1本もしくは馬場1周と坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。先週に引き続き、週2日は坂路2本のメニューを取り入れています。相変わらず調教に前向きですし、最後までしっかりとした脚取りで登坂。跳びが大きい馬で現状は一本調子な走りをしますが、馬体を見る限りまだまだ筋肉量が足りていないのは明らかなので、これから体が出来てくればもっと力強い走りに変わってきそうです。トモを使わせることを意識しながら乗り進めていこうと考えています。
【ルーチェビアンカ】
週2回坂路で17-15中心の調整。4月3日、場長の話では「順調にペースアップしており、ここにきて大きく良化した印象です。力が付いて走りに余裕ができ、17-15のペースで楽に動けるようになってきました。仕上がり自体は早そうなタイプで、ここから順調ならそれほど時間をかけずに移動の態勢が整ってくるかもしれません。反動が出ないよう気を付けながら進めていきます」とのこと。
*****3歳馬*****
【ブランニューウェイ】
4月2日(木)にWコースで5ハロンから0.4秒先行して併せ、69.4-54.4-40.3-13.3を強目に追い切りました。「昨日は馬場の悪い中での追い切りで動きはまずまずといったところ。体力がまだつききっていないのは感じられますが、それでも進めるごとに良くなっていっているのは確か。体のこなし方もまだ良くなる余地がありそうですし、こちらの課すことにしっかりついてきてくれれば楽しみだと思いますよ。気の悪さもなく大人しいですし、飼い葉も変わらずに食べてくれていますので、手を焼くことなく順調に進められていると言えるでしょう。目標とする4/25(土)福島・3歳未勝利(芝1800m・牝)の鞍上は団野に依頼しました」(中舘英二調教師)
【エクストラノート】
3月29日(日)に坂路コースで4ハロンから併せ、57.5-43.0-28.5-14.3を一杯に追われ、4月1日(水)にも坂路コースで4ハロン55.5-40.6-26.4-13.2を単走で末強めに追い切りました。「水曜日は遊ばせない意味も込めて、終いは馬ナリより若干強めのところを乗りました。また、この日はブリンカーを試してみたものの、あってもなくても大きく変わらなかった様子で、正直あまり効果は期待できなさそうですね。ただ、こちらでもだいぶガス抜きができたようで、先週より落ち着いて調教に取り組めるようになっています。来週の追い切りの動き次第と考えていますが、阪神最終週での出走を検討しています」(安田翔伍調教師)
【ランジョウ】
3月29日(日)に坂路コースで4ハロンから併せ、62.6-43.1-27.6-13.1を馬ナリに追われ、4月1日(水)にはWコースで4ハロンから1.0秒先行して併せ、54.1-38.9-12.6を一杯に追い切りました。「Aコースで体をほぐしてから、ウッドコースで併せ馬の追い切りを消化しました。ランジョウが先行する形で、相手に並ばれるまではなんとか踏ん張っていたのですが、最後は粘れずに遅れてしまう内容。動きに関してはまだ帰厩したばかりなのでそれほど心配していませんが、もう少し全体的に力強さは出てきてほしい印象ですね。次走は4/25(土)福島・3歳未勝利(芝1800m・牝)を予定しており、これから徐々に負荷を強めて仕上げていきます」(矢野英一調教師)
【パラダイムチェンジ】
「久しぶりのナイター、川崎と船橋の往復、目一杯の競馬をしたことで、さすがにお疲れモードですね。当初は中1週で地元の1回川崎開催(4/13~)での出走を視野に入れていましたが、この後のことを考えても、パスした方がいいかもしれません。とにかく、ここからの回復次第です。今回は門別以来のダ1700m戦でしたが、前半がゆったりいけるので、このくらいの距離か、むしろもっと距離が延びた方が、大崩れなく成績が安定するでのはないかという印象を持ちました。ですので、次走を含めて今後の番組については、さまざまな選択肢があると思います。すでにこちらでも5戦を消化しているように、長い休みを取ることなくコンスタントに出走してきているので、状態最優先で決めていきましょう」(今井輝和調教師)
*****4歳馬*****
【レッドクレオス】
助手「昨日入厩したので坂路を軽く上がりました。初日なので元気は良かったですが、さすがに少し緩さは感じましたね。それでも乗り込んでいくには問題ないレベルですし、骨瘤も落ち着いていて痛みもないようなので、このまま進めていけると思います。東京開催での競馬が予定されているので、週末か来週あたりからペースを上げていきます」
【レッドスプリンガー】
平田調教師「中間は追い切りは控えましたが、休まず乗り込んでいます。ショックウェーブ治療を行った後は、消炎剤を投与しながら様子を見ていましたが、数日で触診での反応も治りました。レースも近づいてきているので、追い切りの再開のタイミングを図っているところです」
【カグラヒメ】
「現在は30分のウォーキングマシン運動のみにとどめています。先週いっぱいは20分の運動にしていたのですが、今週から少し時間を増やしています。飼い葉の量も徐々に増やしていますが、しっかり食べていますし、ここまでの経過は良好と言えそうです。体調面も良さそうですし、状態を見ながら今後のメニューを考えていくつもりです」(担当者)
【ヴィヴァンフィーユ】
「ひと言で表すと、小細工がきかないタイプということでしょうか。今回は行きっぷりがいまひとつで、向正面からのマクりも不発に終わりました。型にハマるというかパターンに持ち込めないと弱さを見せてしまいますね。やはり理想はハナ、もしくは単騎2番手にポジショニングすることなのでしょう。馬体および歩様チェックを入念におこないましたが、何ひとつ気になるところはありませんでした。次は是が非でも巻き返したいですね」(椎名廣明調教師)
【リーピングリーズン】
4月1日(水)に坂路コースで4ハロン57.3-41.3-26.1-12.7を単走で馬ナリに追い切りました。「体を丸めてしまい、縮こまって走るような面が見受けられるため、今は全身を伸ばして使えるようフラットワーク主体で調整しています。前走-6kgでの出走でしたが、体つきはまだ余裕があるように映るんですよね。脾腹のあたりがもう少しシュッと絞れることで、さらにパフォーマンスが発揮できるのではないでしょうか。JRAに再転入して昨年12月から7戦。これだけ使ってきたのに疲れが見られず、本当にタフな馬だと思います。前走が惜しい内容の競馬で2着でしたから、次は決めたい気持ちです。次走は4/11(土)阪神・4歳上1勝クラス(ダ1800m・牝)もしくは4/12(日)福島・4歳上1勝クラス(ダ1700m・牝)を両睨みの構えでいかせてください」(吉岡辰弥調教師)
*****5歳馬*****
【ラヴノット】
1日(水)に坂路コースで4ハロン62.8-45.8-29.6-14.8を単走で馬ナリに追い切りました。「レース後も大きな反動がないことから、水曜日から15-15くらいのところをおこなっています。体調面は良好で、元気いっぱい。使い詰めですが順調にきていますし、目標のレースまではまだ時間があるので、ここからまた状態を上げていきたいところ。4/19(日)福島・4歳上1勝クラス(ダ1150m・若手)か4/20(日)福島・4歳上1勝クラス(ダ1150m・牝)での出走に向けてこのまま進めていきます」(小西一男調教師)
【クイーンズトゥルー】
この後はトレセン近郊の吉澤ステーブルWESTで調整することになり、4月2日(木)に移動しました。
「これまで好走歴がない左回りの競馬。モタれる課題なども克服できるよう稽古に取り組んできたのですが、結果を出せず申し訳ありません。鞍上からは『疲れが残っているのか前進気勢に欠けていた』と話がありましたし、ここで一息入れて立て直させてください。適性などまだ掴みづらい部分はあるものの、キッカケひとつでまだ変わる余地の大きな馬だと思っています」(吉岡辰弥調教師)
【ブリリアントリリー】
「勝負どころで鞍上のゴーサインに反応しきれませんでした。帰厩後はピッチを上げて乗り込みましたが、速めの本数が少々足らなかったかもしれません。加えて競馬場の滞在期間が長引いたことで、レース当日はむしろ雰囲気が落ち着き過ぎていた感もあります。直線を向くまではいい感じで運べていましたし、噛み合えばこのクラスでも好勝負できるはずですよ。使ったなりに疲れは残っているものの、ダメージはまったく見られないのでこのまま続戦する予定。条件的に向きそうな4/25(土)福島・尾瀬特別(ダ1700m・牝)を使えればと考えています」(石坂公一調教師)
*****6歳馬*****
【ホウロクダマ】
「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで10~15分、坂路コースを2本(17~20秒ペース)のメニューで調整中です。今週から坂路の2本目を17秒まで上げて乗り込んでいます。しっかりと駆けていますし、痛みも取れてきた様子。体調面も良さそうですし、このまましっかりと負荷を掛けていきたいと考えています」(担当者)
【アナザートゥルース】
3月29日(日)に坂路コースで4ハロン57.8-41.5-27.2-13.4を単走で馬ナリに追われ、4月1日(水)にも坂路コースで4ハロン55.6-40.1-25.7-12.9を単走で馬ナリに追い切りました。「週末から調教のピッチを上げていますが、脚取りはスムーズですし、気持ちの面でも落ち着いている。状態は良い意味で変わりありませんので、4/19(日)阪神・アンタレスS(G3・ダ1800m)を次走目標とさせてください。かしわ記念だと距離が少々短い印象ですし、同じ斤量58kgを背負うにしてもコーナーの入りがスムーズなぶん、京都より阪神コースのほうがアナザーには合うはず。連覇を狙えるようレースまでしっかり乗り込んでいきたいと思います」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
この後は障害転向も視野に入れつつ、ここで他厩舎(美浦)に環境を変えて再出発を図ることになりました。
美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、4月2日(木)に移動しています。
「力の衰えというのは稽古の動きからも感じられないんですけどね。覇気や闘争心は戻ってきているし、キッカケさえ掴めばまだやれると思います。七夕賞での転倒からスランプに陥り、自厩舎で立て直せず申し訳ない気持ちでいっぱいです。新しい場所に身を置くことが刺激となり、なんとか強いバレットが復活してほしい。これまでありがとうございました」(河内洋調教師)
*****7歳馬*****
【ラタンドレス】
「現在は角馬場でダクとハッキングキャンターの運動をおこなっています。小手川調教師からは、レース後見た目が萎んだ感じがすると聞いていましたが、入場後もそんな感じだったので、先週いっぱいは様子を見ました。まだ覇気は戻っていない様子ですが、状態は問題なさそうだったので今週から乗り始めています。前走は不利こそありましたが、いい感じで走れていて、こちらやトレセンでやったことが実った感じでしたので、今回はトラックコース中心に進めていくつもりです」(担当者)
*****8歳馬*****
【ルグランパントル】
4月1日(水)にWコースで4ハロン53.9-39.8-13.0を単走で馬ナリに追い切りました。「乗り進めてからも元気いっぱいで疲れは感じられません。歩様に関しても違和感はなく、脚元が落ち着いている。ただ、背中からトモにかけての肉付きが少々寂しく映りますし、休ませていた期間でだいぶ筋肉量が落ちてしまった印象。ウィークポイントである右トモはしっかりとケアしながら、徐々にピッチを上げて状態面も上向かせたいと思います。石神騎手には来週の稽古に跨ってもらう予定ですので、その感じで正式な次走プランを立てることにしましょう」(稲垣幸雄調教師)