*****2歳馬*****

【ソニックムーヴ】

現在は馬場2周と坂路1本もしくは馬場1周と坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。今週は2日ほど坂路を2本登坂させる日を設けました。負荷の掛かるこちらの坂路だとまだ2本目は体力的にこたえるところもありそうですが、最後までしっかりと走れています。まだ力が付ききっていないのでバランスは前がかりですが、前向きな気性で乗り手をグイグイ引っ張っていく走りは見ていて好感が持てます。先週までと比べて発汗量も減ってきていますし、特に気になるところもなくここまで順調に進めることが出来ています。

 

*****3歳馬*****

【エクストラノート】

優楽ステーブルで順調に調整され、24日(火)に帰厩しました。

25日(水)に坂路コースで4ハロン58.7-42.5-27.6-13.7を単走で馬ナリに追い切りました。「育成場で上手くガス抜きをしてもらったのですが、検疫所に着くなり早速スイッチが入ってしまったようで、かなり煩い素振りを見せていました。厩舎へ戻ってからの馬房内での様子はまだ落ち着いてはいるものの、競馬に使う前と比べると他馬に気を取られてしまうケースが多くなっているようです。そのため、稽古で早めに叱った方がいいだろうとの判断から、帰厩翌日の25日(水)に追い切りを消化しました。しつけながらでしたので軽いペースではありましたが、坂路を苦にせず上がってきたように、コンディション自体は良さそうですね。この後はゲート内で駐立させ、隣に馬を入れて気にするなら叱るなどの教育もおこないたいと考えているので、具体的な次走目標についてはもう少し検討させてください」(安田翔伍調教師)

 

【ブランニューウェイ】

26日(木)にWコースで5ハロンから0.4秒先行して併せ、67.8-53.1-39.5-13.6を馬ナリに追い切りました。「先週乗った者の感触だったり、小野町ではペースアップしてる段階と聞いていたので、どうなんだろうと思って自分で跨ってみたところ、想像していたよりも良いなというのが本音です。反動が出たりがあるかもしれませんが、脚元も今のところ問題ありません。あと1か月かけて仕上げていくイメージで、軽い走りをするので芝がいいのではないかと考えて4/25(土)福島・3歳未勝利(芝1800m・牝)をひとまずの目標に定めました」(中舘英二調教師)

 

【ランジョウ】

松風馬事センターで調整され、本日27日(金)に帰厩しました。

「疝痛発症で帰厩時期が少し遅れましたが、その後は何事もなく順調にこれて良かった。ただ、診療所の検査でも原因が特定できなかったようですし、そこは気をつけながら調整していきます。将来的に東京、中山で芝の中距離まではこなせそうなタイプと見込んでいるものの、現状だとまだトモが薄っぺらく非力で頼りない。次は平坦小回りコースの福島で走らせたいと考えています」(矢野英一調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

22日(日)に5ハロン73.3-58.0-43.3を馬なりで、本日27日(金)には4ハロンを一杯に追い切り、53.0-38.7の時計を出しました。もちろん、来週の東京湾カップ(3S3・船橋ダ1700m)トライアルである4/01(水)船橋・ブルーバードカップ(準重賞・ダ1700m)もしくはその翌日の4/02(木)船橋・チューリップ特別 3()(ダ1500m)での出走を踏まえてのものです。いつも通りの動き、時計ではあるものの、これまで通りの状態を維持し続けることが出来るところが、パラダイムチェンジの強みかもしれませんね。ブルーバードカップが大本命で、除外の場合にはチューリップ特別に回るか、地元の1回川崎開催(4/13~)までスライドするかを決めたいと思っています」(今井輝和調教師)

 

【レッドカルム】

担当スタッフ「昨日、無事こちらに到着しました。申し送りのとおりソエや骨瘤は触ると反応はありますので、気になる箇所のケアを優先に進めていこうと考えています。レースを使ったなりのダメージもあると思いますので、まずは心身の疲労度を確認しながらコンディションの回復に努めていきます」

 

【レッドエランドール】

調教メニュー:角馬場

松田調教師「今朝は坂路下の角馬場で速歩を踏んで歩様の確認をしています。ブリンカーの深さや併せ馬の形など、どのような形が一番能力を引き出せるかを探りながら進めて行きます」

 

調教メニュー:角馬場→坂路

坂 2本目 鮫島良 53.6-39.0-25.5-13.0 一杯 

松田調教師「今朝はジョッキーに騎乗してもらいました。オーバーにいうと、ステッキを入れて気合いをつけないとやめようとするところがあり、併走馬に並んでからも、見せ鞭や肩鞭を入れないと気を抜くところがあったようです。動くには動きますが、追いかける形は良くなさそうなので、競馬では後ろから突かれる形でブリンカーを着けた方が良いかもしれません」

 

【レッドルレーヴ】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「今日から馬場に出してみました。さすがに硬さがありましたが、競馬後の乗り出し初日ということを考えれば許容範囲内というところですね。ぶつけてきた左前は注意してみていましたが、違和感もなく馬自身痛みもないようなので気にしなくて大丈夫だと思います。ここから疲れがどっとくることもあるので安心はできませんが、今日の感じならこのまま進めていけるでしょう。飼い葉も今まで通りのぶんは食べていますし、調子は悪くないと思います」

※次走は、4月26日(日)東京・フローラSをデムーロ騎手で予定。

 

運動のみ。

藤澤調教師「おそらく競馬でやってきたのだと思いますが、左前の内側に打撲のあとがありました。ただ、骨には異常なく痛みもないのか歩様も大丈夫なので、このまま進めていくには問題ないレベルですね。強引な競馬になったので、また捻挫でもあったらと心配していましたが、その点は今回は大丈夫そうです。正直きつい競馬だったのは確かですが、それでも勝ちきれるくらいでないと大きいところはという気持ちもありますし、見ていただいてわかるとおり、まだまだ成長途上な馬ということもあるので、次はいきなりG1ではなくフローラSにいくつもりでいます。まずはここから順調に立ち上げてからになりますが、調整の進み具合なども踏まえて決めていきますよ」

 

【ルヴェルソー】

3月29日(日)中山・3歳未勝利(混・芝1,800㍍)に大野騎手で出走予定。

26日、田中博康調教師は「今朝は坂路で2頭併せの追い切りを行い、馬なりの追走から、最後は強目に追って併入しています。先週より動きは良くなっていますし、心身共にバランスが取れて、力を出せる状態に仕上がりました。週末の天気が気になりますが、中山では良い内容で走れていますので、期待しています」とのこと。

 

【ノルトシュライフェ】

左の腸骨に亀裂骨折を発症し全治6ヵ月。島上牧場で放牧中。3月26日、担当者の話では「引き続き舎飼いのみで経過観察中です。4月の上旬~中旬にエコー検査を行い、今後の見通しを立てていく予定です。引き続き馬房の中で落ち着いて過ごしており、寝起きも上手に行えています」とのこと。現在の馬体重は548キロ。

 

【ワンスウィートデイ】

島上牧場で調整中。3月26日、担当者は「膿がたまっていた箇所は、触った時に若干手触りの違いが感じられる程度で、以前より大分小さくなって順調に回復しているようです。患部の状態を確認しながら進めてきて、現在はウォーキングマシン90分に運動量を増やしています。牧浦調教師から『運動開始に向けて移動させたい』との連絡があり、週明けに移動予定です」とのこと。近々グリーンウッドTへ移動予定。現在の馬体重は487キロ。

 

*****4歳馬*****

【カグラヒメ】

この後は兵庫県・ヒイラギステーブル淡路本場で調整を進めることになり、26日(木)に移動しています。

「診療所から退院の許可が出たため、翌日に移動させました。手術が無事成功し、また術後の経過も良好でホッとしています。『また何かあればすぐに運べる距離でしばらく管理を』と獣医師による指示を受けており、まだ絶対的な油断はできませんが、牧場と密に連携を取り合って乗り出しのタイミングなど図っていきます」(昆貢調教師)

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「明日以降の天候不順を考慮して、一足早く本日27日(金)にサッと馬なりで追い切っておきました。時計は4ハロン49.9-37.0です。予定は4/02(木)船橋・C1選抜牝馬(ダ1500m)で、鞍上は森泰斗ジョッキーで鋭意調整中です。セオリー通りであれば3/29(日)の追い切りですが、馬場コンディションの悪化を踏まえました。あと、テンションを抑えて馬体をキープ、多少の余力を残して本番を迎える考えです。初勝利を挙げた1500mで、そのうえ同じく牝馬限定戦。2勝目を期待したいですね」(椎名廣明調教師)

 

【リーピングリーズン】

「装鞍所からずっとテンションが高かったですね。普段の稽古だとそんな素振りを見せないのですが、レース当日はこれまで着けていたホライゾネットを外した影響も少なからずあったのかもしれません。次はもっと落ち着いて臨めるよう考えていきます。ハミを噛んで掛かり気味に行くところなど課題をまだ残しますが、勝ち馬に最後まで抵抗できていたように内容自体は悪くなく、このクラスで上位の力を今回示してくれました。レース後も脚元や状態に問題はないので、4/11(土)阪神・4歳上1勝クラス(ダ1800m・牝)もしくは4/12(日)福島・4歳上1勝クラス(ダ1700m・牝)を次走予定に調整していくつもりです」(吉岡辰弥調教師)

 

【レッドクレオス】

マシン60分、常歩500m、ダク1000m、キャンター2400m~3000mを25-25秒。483キロ。

担当スタッフ「今は歩様もしっかりしていて背腰も問題ありません。飼葉もしっかり食べていてこの時期にしては毛艶も良いので、内臓面もしっかりしていると思います。右トモの飛節も気にならないので、この後も帰厩に向けて乗り込んでいきます」

 

【レッドスプリンガー】

小向 藤江 53.4-39.5 一杯

内ジェーニオ一杯と4F併入

平田調教師「今朝は併せ馬で追い切りました。4Fしっかりと併せて併入。時計や動きは大きく変わってきませんが、この馬なりに動けていたと思います。午後からの獣医師のチェックで右前脚の深管に反応が見られたので、ショックウェーブ治療を行いました。以前のように歩様に出ているわけではないので調教を休む必要はなさそうですが、気をつけながら進めて行きます」

 

【ライクトゥシャイン】

4月2日(木)笠松・臥龍桜特別(中央4歳以上1勝クラス・ダ1,400㍍)に選出されている。

25日、小笠調教師から「来週の笠松競馬に向けて、併せ馬をウッドチップコースで行いました。調教では、直線で一杯に追われた並走馬に少し遅れましたが、こちらは馬なり調整でしたので遅れは気にすることもありません。また、ソエも現状は落ち着いていますので、レース当日の馬場次第で力を発揮してくれると思います。週末に追い切りをして、笠松の佐藤友則騎手で競馬に向かいます」とのこと。