*****2歳馬*****
【パステルブーケ】
シュウジデイファームで調整されています。中間も、BTCへの通い調教を続けながらしっかり負荷をかけながら乗り込まれており、10日現在、600mの屋内トラックコースで軽めキャンターで2400mを乗られて、週1~2日は坂路に入ってハロン20秒程度で乗られており、日によっては18-18程度のペースで進めています。騎乗している育成スタッフは「身体はまだ小さいですが、坂路の動きはしっかりとしていて、ちょっと18-18くらいで、と思っても、もう1つ分、速い時計が出てしまう日もある位で、良いモノを持っていそうだと思います。ただ、今の段階で身体を作っていってしまうと成長が滞ってしまうので、持っている”モノ”を考えると、それは勿体ないと思います。ですので、現時点では我慢させながら、じっくりジックリ進めています。あと、ここまで少し責め続けていますので、どこかでひと息入れても良いかもしれませんね」とのことでした。9日時点の馬体重は409キロ。
【スノークォーツ】
現在は坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。休んでいた時期もあったために、早いグループの牝馬たちとは調教進度に差がありましたが、ここ最近は順調に乗れていることもあって、かなり縮まってきました。以前より体力面が強化されてきたことで、現状メニューにもしっかりと対応できています。ただ、まだ全体的に緩さは残るようなので、もうしばらくの間はこれくらいのペースでジックリ乗り込んでいく予定です。
【フェイダウェイ】
現在は坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。調教再開後は脚元の不安もなく徐々に負荷を強めています。こぢんまりとしていて体型的にも幼さを残している現状ですが、鍛錬を重ねてキ甲が抜けてくればメリハリの利いた体つきに変わってくるでしょう。夏を境に頭格を現わしてくるという見立てでいるので、大事に育てていこうと考えています。
【ルージュアドラブル】
馬体重406キロ
この中間も休むことなく順調にメニューを消化することができており、坂路では単走で15-14-13と速い処も取り入れてみましたが問題なく対応してくれました。ムキになるようなこともなく、ラストまで安定したフォームでの登坂。胸部の深さや肋張りからも肺活量の大きさは推測できますが、余裕たっぷりの走りで息の戻りも早く、稽古を重ねるごとに心肺機能の秀逸さを実感しています。課題の馬体重は、増えないものの負荷を高めても減ることはありません。飼葉の食いは変わらず良好ですしね。精神面も安定してきて、無駄なことをしない省エネタイプになってきているのかもしれません。馬体のバランス、シルエットは整っており、背腰のラインも理想的。歩きも走りもスムーズで身のこなしも軽く、スピード能力の高さは間違いのないところ。馬体重の増加は今後も変わらない大きな課題ではありますが、乗っていっても減らずに安定してくれていますので、いまは馬のコンディションを確認しながら無理のない範囲で負荷を高めつつ素材を磨いていきたいと思います。
【ルージュジェイム】
馬体重488キロ
現在は常歩での騎乗運動20分とウォーキングマシン60分という調整内容を継続している状況です。メニューを休まず継続してきたことで無駄肉が落ち、動きやすい体になってきている様子。やや背腰の肉付きに物足りなさは感じますが、現行のメニューから負荷が高まっていけば変わってくる部分ですので心配はしていません。運動を開始した当初は足取りが重く見えた歩様にも軽さが増してきており、手先の捌きもスムーズで踏み込みも良くなってきています。今月末あたりを目処に再びレントゲン検査で患部の確認をおこない、獣医師からの許可が出れば速歩、キャンターへとステップアップをという状況です。飼葉の食いも良好で落ち着き十分。精神状態も問題ありません。
【レッドアウレア】
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m、直線1000m。508ロ。
週3回坂路に入れてうち2回2本坂のメニューを継続しています。15-15から終い15秒を切るくらいのラップを定期的に消化していて心身の底上げができていると感じています。速めにいけば、首をリズミカルに使った動きができますし、普通キャンターの時から体が起きるようになってきたのも、背腰の筋力が付いてきたからだと思います。体も引き締まってきましたし、良い流れで調整できています。
*****3歳馬*****
【エルバルーチェ】
今週3月20日(祝・金)中山6R・芝2200m戦に田辺騎手54kgで出走が確定しています。このレースは15頭立てになりました。
きのう17日(火)は小島調教師が自ら跨り、坂路で59.1-43.8-28.9-14.0秒をサラッとマークしました。今週は3日間開催で変則日程となるため、軽めの追い切りにとどめています。小島茂之調教師は「脚捌きの硬さは気にならない程度になっていますし、前走と同じくらいの状態にあると思います」と話していました。
今週3月20日(祝・金)中山6R・芝2200m戦に田辺騎手54kgで出走を予定してます。フルゲート16頭のところ、出走表明馬は本馬を含めて16頭ちょうどです。
※今週は変則開催のため、あす18日(水)の夕刻に出走確定となります。なお、馬の状態や調教の詳細につきましては、あす18日に更新いたします。
【モンストルオーソ】
現在はパドック放牧をおこなっています。引き続き日中はサンシャインパドックに放して休養に充てています。だいぶ冬毛が抜けてきましたし、休んでいる割には毛ヅヤをよく見せていて、体調面はすこぶる良好そうです。
【レッドエランドール】
調教メニュー:角馬場→坂路
坂 助手 55.2-39.2-25.6-12.9 一杯
松田調教師「先週と同じ馬と併せる予定だったのですが、先週動いたことから乗り手が後ろから構えて乗ったところ、道中ハミを取らなかったようで、実質単走の形になってしまいました。馬体に異常はなく、中間も順調に乗り込むことができています」
【レッドカルム】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り
カルム 52.1-37.4-24.3-12.2 馬なり
フラテナ 52.9-37.9-24.5-12.2 強め
助手「坂路にてカルムが追走しての追い切りでした。下ろしがけから落ち着いていましたし、道中もしっかり折り合うことが出来ました。終いもこちらが促さなくても良い反応でしたし、最後まで余力があってモタれるところもなかったです。まだトモの緩さはありますが、この馬なりに着実に力を付けていると思います。追い切った後もケロっとしていますし、良い状態に仕上がったと思います」
奥村調教師「追い切り本数を重ねてきたことで、動き、息づかいともに着実に良化してきたように思います。脚元も落ち着いていますし、良い雰囲気で競馬の挑めると思います。今週日曜の中山1R(牝/D1800m)を石橋騎手で使うことにします」
【レッドルレーヴ】
乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。
ルレーヴ 54.9-39.6-26.2-13.2 馬なり
クラヴィスオレア 55.7-40.4-26.6-13.4 馬なり
北村宏騎手「坂路で追いかけて最後並べました。競馬が金曜ということで疲れだけは残さないつもりで乗りましたが、終始楽な感じで嫌なプレッシャーもなく走れていましたよ。最後は流し気味にしておきましたが、ここまで乗りこんできて息は問題なさそうですし、気のいい馬なので走れると思います。ハミを変えた効果かハミへの当たりも特に気にならなかったですよ。力を出せる仕上がりだと思います」
藤澤調教師「先週あたりは少し疲れもあったようですが、今日の追い切りも走り出してしまえば、トモや歩様も気にならなかったということなので、苦しいところは乗り越えたようです。脚もとに不安が出たことで、今回は坂路でやってきたのでそれがどう出るかですが、本数はやっているので大丈夫だと思います。まだ素質だけで走っている感じではありますが、能力は十分通用すると思っているので結果を出したいところですね」
【ルヴェルソー】
18日、田中博康調教師は「今朝は大野騎手を鞍上に、ウッドチップコースにて2頭併せで追い切りました。調教内容は、道中追走から最後の直線で併入しています。先週よりも今週の方が仕掛けてからの反応も良くなっており、この追い切りで出走態勢も整いましたので、来週の中山競馬(芝1,800㍍)に出走させようと思います。前回のレースを見ると、荒れた馬場は不得手だと思うので、なるべく良い馬場で走らせてあげたいですね」とのこと。
【ルヴァンヴェール】
3月10日よりケイツーステーブルで調整中。18日、牧場担当者は「こちらに到着後、獣医の馬体診断により、オゾン治療とショックウェーヴを施しています。現在は、普通キャンター3,000㍍中心に坂路での運動を再開しています。また、ソエの状態も治まっています」とのこと。馬体重は486㌔。
*****5歳馬*****
【ヴァイスブリッツ】
現在はパドック放牧をおこなっています。この中間も患部の状態は変わりなく、ここまで経過は良好のようです。ただ、歩様を見るとまだ右前の出がいくらか気になるため、もうしばらくはこのまま休養に充てる予定です。
【シングシングシング】
18日、牧場担当者は「引き続きフラットワークを長目に行ってから馬場に入り、3,000㍍のキャンター(20~18秒)を中心に調整しています。ペースはこのままに、距離を延ばして移動の態勢を整えて行きます」とのこと。現在の馬体重は495㌔。
*****6歳馬*****
【カヴァレリア】
18日、牧場担当者は「ショックウェーヴ治療の効果もあり、歩様に柔らかさが戻ってきました。馬の状態も上向きで、先週から坂路で強目(15-15)の調整を開始しました。来週からは帰厩に向けて、週に15-15を2日行っていきます。馬体重は531㌔」とのこと。
荒山調教師からは「牧場から、背中の痛みもなくなり動けるようになってきたとの話もありましたので、4月末の開催に向けてペースアップして欲しいと伝えています」との連絡があった。
*****7歳馬*****
【レッドイグニス】
北のダートコースを1周
鹿戸調教師「昨日帰厩させました。今日は運動初日なので北馬場で軽めに乗っています。乗り出し日は例によってテンションが高めでしたが、フットワークはしっかりしていますし、硬さもそこまで目立ちませんでした。脚元もケアしながら進めていけば大丈夫だと思います。レースは4月12日の中山10R(美浦S/芝1800m)を三浦騎手で使う予定です」
【アースコレクション】
3月20日(金)中山7R・3歳1勝クラス(混・ダ1200m)に石川裕紀人騎手で出走予定。
17日、尾関調教師より「今週の中山競馬、金曜日のレースに向け追い切りを今朝行っています。全休明けの為、Bコース(ダート)で55―40秒の軽めでしたが、楽に動けていて鞍上の感触もとても良かったです。騎手は前走に引き続き、石川騎手で向かいます」との連絡が入った。