*****1歳馬*****
【レオパステルの18】
シュウジデイFで調整中。中間はブレーキングを終えて調教を開始。12月中旬現在、牧場内の馬場でダクとハッキングで1500~1800mを乗られている。今はまず今後に向けて、しっかりと下地を作っている段階だが、馬体は少し胴伸びが出た印象で、これから上に大きくなりそうな気配がある。石川代表は「馬房では、時折幼いところを見せて少し煩い日もありますが、いざ乗り出すと集中してしっかりと調教をこなしています。まだ成長段階で、これから大きくなると思うので、今は阻害しない様に成長を見ながら進めて行き、BTCには年明けから入る感じになると思います」とのことだ。12月13日時点の馬体重は404キロ。
【サイレントソニックの18】
現在は夜間放牧と並行しながら、坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「垢抜けした好馬体の持ち主ですが、前へ進もうとする気持ちはあるものの、まだ体がしっかりと連動していない様子。冬場は基礎体力を養うことに主眼を置きジックリと乗り込んでいけば、目に見えた変化が期待できるでしょう」と話していました。
【サビアーレの18】
現在は夜間放牧と並行しながら、坂路2本(ハッキング)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「今月初旬に馴致の復習をおこない、その後すぐに坂路入りして騎乗を開始しました。休養中は元気があり余っていたようで、少し煩い素振りも見られたものの、調教再開後は落ち着いており、指示に従って動いてくれます。これから乗り込んでいく段階なので、当然ながらまだまだトモは甘いですが、伸び伸びとしたフットワークで走れている点には好感が持てます」と話していました。
【ココロノアイの18】
馬体重412キロ
この中間も一度微熱が出たのですが、すぐに引いたので一日だけマシン運動に切り替えて様子をみました。やはりまだ成長途上で体質的にも不安定なところがあるので、週1回の坂路を消化していくために前後のメニューは周回コースで長めをじっくり乗ったり、マシン運動で一息入れたりという形で進めています。その坂路調教は今週は火曜日に1本。今回のペースは17-16くらいですが、このあたりだと楽々といったところで、上がってきてもケロッとして涼しい顔をしていますね。身体能力はさすがというモノを備えていますので、その力をしっかりと安定して発揮できるように負荷をかけたり楽をさせたりというように、程よく刺激を与えながら成長を促しつつ下地作りを丁寧にと考えています。なかなか体もグンと増えてくる感じがないですしね。精神状態や体調などを確認しながら、詰めすぎず強弱をつけながら成長を促進していけるようにと思っています。年末は30日から5日ほど馬場が閉鎖になりますので、その期間はマシン運動でリフレッシュを図ります。飼葉自体は食べてくれているので、この期間に少しでも馬体に肉が付いてきてくれるといいですね。
【ジェイムの18】
馬体重484キロ
マシン運動を再開してからの状態も非常に良く、歩様や動き、またコンディションに問題のないことから12月16日に育成場へ再入厩しました。現在はウォーキングマシンでの運動時間を延ばしていきながら、併行してパドック放牧での運動を進めています。年明けにレントゲン検査で患部の状況を確認し、問題が見られないようであれば丸馬場で騎乗常歩を開始する予定となっています。まだ楽をさせていたぶん体には余裕がありますが、運動を継続してきたことで徐々に締まってきました。もともと落ち着いたタイプの馬ですがこの中間も精神状態は良好ですので、このまま馬にあわせたメニュー構成で無理なく運動量を増やしていければと考えています。
【レッドマニッシュの18】
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2000m、直線1000m。504キロ。
皮膚病も治まり乗り込み強度を上げています。調教で負荷をかけながらも良く食べて体重も減らず、胸、トモの張り出しも立派ですね。背腰も強くなったのか、首をしっかり使って力強い踏み込みで動けています。自らハミを取る積極性が出てきたことも良い傾向です。牡馬としては若干ピリッとした気性なので、調教もメリハリをつけて心身のバランスよく育てていきたいです。
【オープンユアアイズの18】
乗り込み量も増え、現在は週3回ずつ周回Wチップコース2000mキャンターと坂路を主体にしたメニューへと進めている。担当者は「進めてからも左後肢球節の状態は変わりありません。18~17秒ペースまで上げてからも体を大きく使い、脚捌き良くキレイな飛びで走れています。このままペースを上げて行きたいと思います」とのこと。馬体重は490キロ。
【ノーブルリーズンの18】
現在は週2回坂路2本(17秒)、週1回は周回コースで2500mのキャンター調整を行っており順調。担当者の話では「入場時期の関係で少し遅れを取っていたのですが、坂路入りしてからどんどん進めることが出来ており大変スムーズにペースアップしています。少し体が減ったのでリフレッシュを挟むかもしれませんが、動きは良く至って順調です」とのこと。12月中旬の馬体重437キロ。
【ボーナスチャンスの18】
BTCの屋内ウッドチップコース(直線1000m)を使用。フラットワークも行いながら、12月から週に1回ハロン18秒ペースまで進めている。場長は「普段の調教では、入念なフラットワークと長めの距離を乗り込んでいます。精神面が幼く、周りを気にし過ぎるところがあるので、心身共に成長を促していきます。乗りながらも馬体重が増えているのは好印象ですね」とのこと。現在の馬体重は446キロ。
*****2歳馬*****
【エルバルーチェ】
年明け1月11日(土)中山・芝2200m戦に田辺騎手で出走を予定しています。きょう25日(水)は坂路コースで追い切り、4Fから57.7-42.2-27.8-14.0秒をマークしました。小島茂之調教師は「まだ若干、背腰に硬さは残っている印象ですが、これは調教を進めていくうちに解消してくるもので大きな問題はなさそうです」とコメントしています。
【エクストラノート】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。毛ヅヤを見る限り寒さがこたえている様子もなく、体調面は更に上がってきているように感じられます。ハロン15秒を切るくらいのペースでもしっかりとこなせており、体力面の強化も進んできました。あとは追い切りの際にワンペースで走ってしまうところが見受けられるため、要所要所で溜めを利かせられるような走りが出来るようになればと思います。1月上旬が入厩目標とのことなので、この後もしっかり乗り込み、態勢を整えていきます。
【ブランニューウェイ】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。まだ若干冬毛が目立ち、脾腹のあたりも寂しく映りますが、入場時よりは体重が増えていて、馬体は回復傾向にあります。あとは少しハミ受けに不安定なところがあり、まだトモもしっかり使えてはいないので、馬体の回復に努めながら体の使い方を教えていく必要がありそうです。時折、物見することもありますが、走行中は余計なことはしません。バランスが良くなってくればガラッと変わりそうです。
【ランジョウ】
ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、26日(木)に美浦・矢野英一厩舎に入厩しました。
「体にもう少し厚みというかボリューム感が出てきてほしいものの、牧場で前回見たときよりも筋肉の輪郭がはっきりと現れて、だいぶ競走馬らしいシルエットになりましたよね。若干音に敏感な面を覗かせますが、牝馬でも落ち着いていて今のところは扱いやすそうな雰囲気。まずはゲート試験合格を目標に進めていきましょう」(矢野英一調教師)
【パラダイムチェンジ】
「まだ登録馬の詳細や確定の番組表が発表されていませんが、年明け12回川崎開催(1/01~)での出走の申し込みは完了しており、1/02(木)のダ1500m戦になると思います。中1週での出走になりますので、ビシッとした追い切りをおこなう予定はなく、普通キャンターで長めを乗り込み、中身を整えていきます。来年はパラダイムチェンジにとって飛躍の年になれば最高ですし、そうなるよう気を引き締めて調整を進めていきましょう」(今井輝和調教師)
【モンストルオーソ】
23日(月)にノルマンディーファームへ移動しました。
オカダスタッド到着後に再度レントゲン検査をおこない、念のため右前も詳しく調べたところ、右前脚橈骨遠位端の剥離骨折も判明したため、23日(月)に新ひだか町・三石家畜診療センターにて、両前膝の剥離した骨片の摘出手術および内部のクリーニングをおこないました。なお、手術後の同日午後にノルマンディーファームへ移動しており、今後しばらくは舎飼で経過を観察していく予定です。
【レッドエランドール】
調教メニュー:角馬場→坂路
坂 2本目 福永 53.5-38.9-25.3-12.7 強め
外シュテルクスト強めと併入
福永騎手「素軽い動きではありませんが、長く平均的に脚を使えていました。芝かダートかはなんとも言えませんが、シュッと動ける感じではないので中距離くらいが合いそうです。今日終いしっかり追っておいたので、これで状態は上がってくるでしょう」
※1月6日(月)京都2R(ダ1800m)を福永騎手で予定。
【レッドカルム】
角馬場運動後、坂路1本。
奥村調教師「今日は坂路を1本軽めに乗っています。脚元は落ち着いていますし、稽古の動きは悪くないですよ。飼い食いも安定しています。レースは1回中山2週目のD1800m戦を使うおうと考えているので、追い切りは年明けから始めようと思っています」
【レッドルレーヴ】
乗り運動後、坂路下でダク、そのあと坂路2本。
ルレーヴ 57.1-41.7-27.3-13.4 馬なり
セルフィー 57.8-42.4-27.9-13.6 馬なり
蛯名騎手「追切の速いところに乗るのは初めてでしたがすごく前向きで真面目な馬ですね。自分から進んでいきますが、かといって折り合いを欠くようなところもなくコントロールも問題なかったですよ。骨瘤も落ち着いているようで坂路での歩様も気になりませんでした。見た目や跨った感じはまだ頼りなさもあって子供っぽいのですが、走らせると安定感があって中身はすごくしっかりしている感じです。先々良くなっていきそうですね」
藤澤調教師「脚もとは悪くなってはいないので順調に乗り込めています。硬い馬場になるとどうかというのはありますが、このまま落ち着いてくれれば大丈夫でしょう。予定通り中山の2週目にいくつもりでいます」※1月13日(月)中山5R(芝2000m)をルメール騎手で予定。
【レッドヴァレリー】
坂路下馬場で運動後、坂路にて併せ馬で追い切り
ヴァレリー 56.5-41.5-26.6-12.9 仕掛け
アイアンメイデン 56.3-41.3-26.3-13.0 仕掛け
助手「今日は朝一番の組で坂路にて追い切りました。テンから併せていく形でしたが、気分良く走れていましたし、走りのバランスも悪くなかったですね。終いは相手が先に抜け出しましたが、ヴァレリーの反応も良く、良い意味で相手を意識してもうひと伸びしてくれました。先週、坂路でしっかりやったことで動きも良化しています。良い状態なので、あとはレースを使えるかどうかだと思います」
小島茂調教師「先週のレースは除外になってしまいました。今日は稽古駆けする馬が相手でしたが、最後まで食らいついていましたし、全体の動きもしっかりしていました。今週中山の芝1800m戦に田辺騎手で投票しますが、未勝利戦の芝はこの1鞍しかないので、除外の可能性が高そうです」
【ルヴェルソー】
12月28日(土)中山・2歳未勝利(芝1,800㍍)に出走予定。
25日、田中博康調教師は「坂路で併せ馬を行っています。騎乗した大野騎手からは『最後まで、しっかりとしたフットワークで走れています。背中の感触も良く体調も良さそうです』と話してくれました。新馬戦の疲れもなく、前走の内容から今回の競馬が楽しみです。今回は、大野騎手で臨みます」とのこと。
【ノルトシュライフェ】
12月7日よりノーザンファームしがらきで調整中。26日、担当者の話では「予定通り先週17日から乗り運動を再開し、乗り出した後も問題は見られません。フレグモーネの症状も良くなっており、周回コースと坂路併用で15-15ペースを乗り出したところです。脚元は問題無さそうですので、このまま進めていきたいと思います。現在の馬体重は575キロで、ここからは長目も交えて乗り込み引き締めて行きたいと思います」とのこと。
【ワンスウィートデイ】
12月21日に帰厩。25日、牧浦調教師は「帰厩後も順調で、坂路で4ハロン56~57秒の本数を重ねつつ、しっかり体力を付けていきたいと思っています。現在のペースなら息遣いも問題は無く、このまま小倉に向けて進めていきたいと思います。使うレースはここからの追い切りの具合を見て決めるつもりです」とのこと。
【ルヴァンヴェール】
25日牧場担当者は「左前のソエを気にしていたので、ショックウェーブ治療を行いました。その効果もあり、坂路で調教を再開しています。ここから帰厩に向けて調整を行っていきます。馬体重は495㌔」とのこと。