*****4歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

「数字は+4kgでそれほど増えていなかったものの、中間しっかりと乗り込めていた分、前走よりは競馬の形になっていたね。ただ、上が促し促しでなければまだ自分からハミを取って進んでいけない。本質的には芝向きなんだろうけど、ダートも走れないというより、 精神的に揉まれ弱かったり砂を被って怯んだりが成績につながってこない点ではないのかな。今週いっぱいは疲れを抜くことに専念させたメニューで調整を行っています。いずれにしても次走は年明けの開催を予定。あくまで状態次第ですが、場合によってはこのまま1回小倉開催(1/18~)目標とするかもしれません」(山内研二調教師)

 

【ラヴノット】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターで3600m、坂路2本(20秒ペース)のメニューで調整中です。前走は競馬をしていないのではないかという感じで、馬体は全然傷んでいませんよ。坂路で速いところをやってしまうとテンションが上ってくるので、週1回は馬場で1617秒ペースまで脚を伸ばしています。感じは良いので、このまましっかり乗り込んでいきますよ」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

「けっして切れるタイプではないものの、道中溜められれば終いに必ずいい脚を使ってくれる。乗っているスタッフは皆、『芝向きの走りをする』とコメントしているのですが、実際のところブリリアントリリーにダート中距離戦は合っていると思います。大外を回した分で前に届きませんでしたが、3着以下とはそれほど差のない競馬ができている。慣れてくればこのクラスでも十分やれるだけの見込みがあるなと感じました。レース後のダメージもそれほど見られませんので、在厩のまま調整させてもらって、年明け1/12(日)京都・4歳上2勝クラス(ダ1800m・牝)に向かいます」(石坂公一調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

15日(日)に坂路コースで4ハロン56.2-40.9-26.2-12.3を単走で馬ナリに追われ、19日(木)にはWコースで4ハロンから単走で追い切りました。「最終追い切りは息を整える程度の微調整でも、キビキビと動けて終いの伸びは鋭かった。膝に若干熱を持ってという状態がずっと続いているものの、調整過程でセーブしてというようなことはなく、順調にここまで持ってこれました。仕上がりに不安はありませんし、2500mという距離もヴァイスブリッツに合っていると思います。あとは昇級初戦でこの骨っぽいメンバーを相手にどういった競馬ができるか。当日できるだけテンションを上げないよう注意して臨みます」(大竹正博調教師)

 

【レッドヴェイロン】

馬体重526キロ。

今週から若干ペースアップし週2本は坂路で14-14ほどの時計を出しています。体重はやや増えましたが、動きは素軽くなってきましたし、脚元の不安もありません。帰厩に向けて同じような調整メニューで乗り込んでいきます。

 

*****5歳馬*****

【コンパッシオーネ】

本馬は1219()の「サラブレッドオークション」(主催者:サラブレッドオークション事務局)に上場して、780,000(税込858,000)で落札されました。

 

NF天栄で左眼の治療後、ウォーキングマシンとトレッドミルでの運動で調整し、騎乗運動を再開できる状態まできました。しかしながら、馬体がかなり緩んでいるため、これから乗り込みを進めて良い状態でレースに復帰するまでには約3カ月ほどの時間を要します。近走の成績から堅実には走ってくれますが、勝ち切るまでの決め手がなく、このままでは維持費出資金等の会員様のご負担が大きくなってしまうと判断し、残念ながら同馬の現役続行を断念することにしました。出資会員の皆様におかれましてはまことに残念なことと存じますが、何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、本馬は今週1218()に開催されるサラブレッドオークションに上場して、売却する予定です。引退に関する詳細につきましては、後日書面をもってお知らせします。

 

【アナザートゥルース】

2500mの距離というより、コーナーを回るごとに遅れを取ってしまって、前とのポジションを詰めに行けなかったことが敗因だと思います。瞬発力勝負になってしまったのも分が悪かった。状態はけっして悪くなかったのですが、結果を出せずに申し訳ありません。レース後は右後肢の球節付近に擦過傷を確認しましたので、現地で消毒液による対処を行いました。トレセンに戻ってからも特に異常はありませんので、1/29(水)の川崎記念(Jpn1・ダ2100m)に向けてこのまま在厩で調整していけるか、もう少し様子を見てから判断させてください」(高木登調教師)

 

12/19(木)名古屋・名古屋グランプリ(Jpn2・ダ2500m)大野拓弥騎手 結果3

「二周目のコーナーリングでうまくポジションを上げられていたら、また違う結果になっていたと思います。もっと流れて消耗戦になってくれれば良かったのですが、前半から緩いペースのまま流れて瞬発力勝負になってしまった。背腰がパンとしてくれればこういうコースでも器用に立ち回れると思いますし、右回りでモタれる面も以前よりだいぶ解消されて力を付けてきているので…。期待に応えられず申し訳ありません」(大野拓弥騎手)

 

【プラチナムバレット】

「この中間も状態は良い意味で変わりありませんが、出掛けの歩様なんかは一度使ってシャキッとしてきた印象。普通キャンターでもキビキビと動けており、気持ちの面でもようやく乗ってきたなというのは伝わってきます。次走は年明け1/18(土)中山・ニューイヤーステークス(芝1600m)を目標としていますが、出馬状況からは除外になる恐れもあるため、権利取りのためにどこかしらへ投票することも検討させてください」(河内洋調教師)

 

【ホウロクダマ】

「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで1015分、坂路コースを2本(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。背腰の状態に悪化が見られないので、今週から調教進度を上げて対応しています。終いだけハロン17秒くらいのところも織り交ぜていますよ。順調にきていますので、様子を見てペースを上げていきたいと考えています」(担当者)

 

【レッドクライム】

本馬は1217日の川崎ディセンバースター賞に出走し7着の入線。この結果とこれまでの競走成績を踏まえ本馬の今後について関係者間で協議をおこないました結果、残念ではございますがここで引退の結論に至りました。長い間、レッドクライム号にご声援いただき、ありがとうございました。出資会員様へは追って書面にてご連絡いたします。

 

田中博康調教師「須貝先生から教えていただいた癖や特徴などをレースに生かすべく、普段の稽古や追い切りでクライムに合いそうな馬具を試したり、トモの強化や何かきっかけを掴むことができればという思いで障害競走への挑戦など試行錯誤でやってきましたが、ここまで結果に繋げることができませんでした。厩舎開業時にご縁があって預からせていただいた馬。思い入れもありますし、魅力的な血統馬でしたから何とかして結果で応えたかったのですが、このような形での引退となってしまい大変申し訳ございません」

 

厩舎周りを曳き運動。

田中師「レース翌日なので、今日は曳き運動のメニューにしています。少し硬さはあるものの、大きなダメージは今のところ見られませんし、飼葉の食いも悪くないですよ。脚元も落ち着いていますね。今後については関係者間で協議して決めたいと思います」

 

木幡育騎手「スタートは良かったですし、促して勢いも付けて行きましたが、周りの馬も速かったですね。本来ならもう一列前のポジションで進めたかったです。道中で一息入れるところもなかったですし、向正面の真ん中辺りで早くも追っ付ける形になりました。3コーナーで前の馬が下がって来て少し捌くのに手間取りましたが、最後もワンペースでしたし、いずれにしても勝ち切るまでは厳しかったです」

田中調教師「調子自体は良かったですし、内枠でロスなくレースは出来ていましたからね。仕掛け処での不利はありましたが、勝てるところまでいけなかったと思います。結果を出せず申し訳ありませんでした。この後は馬の状態を見て決めさせてもらいます」

 

【カヴァレリア】

20日、荒山調教師は「前走よりも、叩いた今回の方が上積みがありそうです。ただし、クラスがB2に昇格したので相手関係が強化されています」とのこと。

12月29日(日)大井・SEGAスターホース賞(B1三組B2一組選抜特別・ダ1,600㍍)に出走の予定。

 

【アンデスクイーン】

12月18日、西園調教師は「前走はあれだけ大回りをしましたので、普通の進路を取っていれば2着は十分にあったと思われます。もったいない内容でしたが、次走に向けて気持ちを切り替えていきます。一息入れて疲れも抜けており元気にしています。このまま大井のレースに向かいたいと思います」とのことで、1月22日(水)大井・TCK女王杯(JpnⅢ・牝馬限定・ダ1800m)に向かう予定だ。

 

*****6歳馬*****

【ラタンドレス】

この後は石川県・愛知ステーブル小松分場で調整することになり、19日(木)に移動しました。

1節では若手競走しか出走できるチャンスがなかったからね…口向きなど操作性の難しい馬ではあるけど、それにしても下手に乗ったと思う。勿体ない競馬をしてしまいました。キャリア50戦目となる今回も、レース後にダメージはほとんど残っておらず本当にタフ。一旦リフレッシュを挟んでまた次走を検討していきましょう。乗り方ひとつでこのクラスは勝てる決め手を持っている馬だし、時期的にもよりチャンスのありそうなところを狙っていく」(山内研二調教師)

 

【レッドイグニス】

北の角馬場で運動。

助手「追い切った翌日なので北の角馬場で軽めに乗って調整しています。出掛けの歩様からしっかりしていましたし、いつものように煩い面はありましたが、元気がないよりは良いかと思います。脚元も良い意味で変わりないですし、体調も良いのでこの調子で乗り込んでいきたいと思います」

 

北のダートコースを1周後、坂路にて単走で追い切り

坂路 56.1-41.3-27.2-13.5 馬なり

助手「下ろしがけから落ち着いて自然体で走れていましたし、道中の折り合いも付いていました。仕掛けどころでも自分からスッとギアを上げてくれましたし、フットワークも素軽かったです。息遣いもしっかりしていて、今の時点でこれだけ動けるのですから、追い切りを重ねていければ更に状態は上がってくるはずですよ」

鹿戸調教師「今週から本格的に追い切りを始めていますが、行きっぷりはしっかりしていますし、終いも楽に動けていましたね。上がりの息や歩様も大丈夫そうですし、この調子で乗り込んでいきたいと思います。レースは1月19日の中山・初富士S(芝1800m)をルメール騎手で予定しています」

 

【アースコレクション】

20日、尾関調教師より「診療馬房で一晩治療を行い、馬の体調も安定してきました。獣医から『軽度の腸捻転を起こし、痛みが酷かった時に暴れたんだと思います。様態も安定したので牧場に戻っても大丈夫です』との説明がありました。大事に至らずに本当に良かったです」との話があり、セグチレーシングS(チバ)へ移動している。

 

19日、牧場長から「今朝の飼い葉後に、馬房で仙痛の痛みで苦しがっていたので、尾関調教師に報告したところ、入院馬房に至急連れてくる用にとの指示を受けました」との電話がありました。また、尾関調教師から「疝痛は一歩間違えると致命的になる可能性もありますので、直ぐに診療場に連れてくるように話をしています」との話がありトレセンの入院馬房に急遽入院した。

また、夕方に調教師から「トレセン内の診療所で症状が落ち着いて来ています。明日まで入院馬房で治療してもらいます」との連絡があった。

 

*****7歳馬*****

【ルグランパントル】

15日(日)に坂路コースで4ハロン53.5-39.3-13.1を単走で馬ナリに追われ、18日(水)にはWコースで5ハロン67.3-52.6-38.9-12.8を単走で強めに追い切りました。「ギアを上げにかかってからの息遣いや動きはまだ重い感じがするものの、夏頃に比べて随分と体調面は良好に映りますね。追い切り後の計量が503kg。リフレッシュの効果で程よくフックラした体つきをしているのもいい。来週12/28(土)中山・立志ステークス(芝1600m・混ハンデ)に向けてあと2本は速めを消化できますし、状態が上向いてくるようこのまましっかり調整していきたいと思います。なお、ハンデは5253kgと見込んでおり、鞍上は西村淳也騎手に依頼しました」(稲垣幸雄調教師)