*****2歳馬*****

【レッドエランドール】

調教メニュー:角馬場→坂路→ゲート

松田調教師「今朝も手開けで出してから消音ゲートでの発馬練習を行いました。今日は3頭で行ったこともあり、だいぶ発馬のほうは良化してきました。まだ運動中先頭で歩くことができないので、慣らしながら進めて行きます」

 

調教メニュー:角馬場→坂路→ゲート

助手「今朝も引きつづきゲート練習を行っています。消音ゲートからの発馬練習でしたが、まだ2回目だったので馬も理解していない様子で、促さないと出ていきませんでした。入りと駐立に関しては問題ありませんが、発馬に関してはまだまだ練習が必要です」

 

【レッドカルム】

厩舎周りを曳き運動。

助手「今日は厩舎周りを曳き運動で調整しています。歩様はしっかりしていますね。追い切った翌日ですが、チャカつくところもなかったですし、気の良い馬なのでリラックスして運動できています。普段の生活や馬房にいる時も大人しいですよ。馬体重は520kgと先週から減っているものの、与えた飼葉は完食してくれています。来週レースを使う予定なので、良い状態で使えるようにこの後もしっかり調整していきます」

 

石橋騎手「レースに乗せてもらうことになったので、追い切りに乗って感触を確かめさせてもらいました。フォームが少し前のめりになる感じでしたが、前進気勢のある馬ですし、馬場が重い中でもトモの入りなどは良かったです。終い促してからも右にモタれる面は見せなかったですし、反応もしっかりありました。最後まで手応えは悪くなかったですし、乗りやすかったですよ。追い切り本数もしっかり重ねているので、来週には仕上がるのではないでしょうか」

奥村調教師「今日は石橋騎手を背に坂路で追い切りました。3頭併せの3番手でしたが、道悪馬場でも乗り手の指示に従順で、終い仕掛けてからしっかり動けていたと思います。今日はモタれるところも見せていなかったので、追い切りを消化してきて、しっかり力を付けていると思います。デビューは来週14日の中山6R(D1800m)を予定。鞍上は追い切りにも乗ってくれた石橋騎手にお願いしています」

 

【レッドルレーヴ】

乗り運動後、坂路下でダク、そのあと坂路1本。

北村宏騎手「坂路を軽めに上がりました。初めて跨りましたが気のいい馬ですね。真面目ですし、自分からぐいぐい上がっていってくれました。少し楽をさせていたようで元気が有り余っているというのもあるかもしれませんが、牝馬としたら性格がいいのは大きな武器だと思いますよ。歩様も大丈夫でしたし、一頓挫あったにしては緩さや重さもそれほどなかったのでこのまま進めていけると思います」

 

乗り運動後、坂路下でダク、そのあと坂路1本。

坂路 65.3-48.6-32.2-16.2 馬なり

助手「坂路を軽めに上がりました。まだペースを上げていないこともあって走り足りないのか抑えるのに苦労するくらいですね。脚もとはすっきりしましたし、歩様に関しても全く問題ないですよ。楽をさせていたぶん前走より10kg以上は増えていますが、体を見るともっと増えてもいいかもしれません。これなら負荷を強めても大丈夫でしょう」

藤澤調教師「今週末か来週くらいからペースを上げるつもりでいます。そのあとの状態次第ですが、年明け中山の2週目くらいと考えています」※1月13日(月)5R(芝2000m)をルメール騎手で予定。

 

【レッドヴァレリー】

マシン運動。

小島茂調教師「今朝の馬体チェック時に左前繋のウラ部分が腫れていたので、すぐに獣医師を呼んで診てもらいました。患部に擦り傷があり、そこから菌が入って腫れてしまったようです。獣医師からは、馬房内で擦ってしまった可能性が高いとの見解でした。消炎剤の注射を打って対処していますが、幸い腫れもそこまで大きくなく、運動してもいいとのことなので、今日はマシン運動で様子を見ています。脚運びはしっかりしていますし、今日の午後からもう一度診察してもらい、大丈夫であれば明日から騎乗運動を行う予定にしています」※馬体重は493kg

 

角馬場運動後、ウッドコースで追い切り

ウッド 67.6-53.4-39.8-13.1 馬なり

内メイスンハナフブキ馬なりに5F0.6秒先行1F併せ併入

杉原騎手「今日は追い切りに乗せてもらいました。下ろしがけからバランス良く走れていましたし、フットワークも力強かったです。先行していたので自分のリズムで動けていましたし、最後まで余力残しでした。手前もスムーズに替えてくれて、追えばまだまだ動けそうでしたよ。息の入りなどもしっかりしていますね。他で気になる点といえば、角馬場時に、前の馬のキックバッをク気にする面があったので、レースでもその辺りを出してくることは考えられます。それでも、口向きなどは聞いていたより悪くないですし、体調も上がっていると感じました」

小島茂調教師「今日はある程度しっかり動かしておきたかったので、ジョッキーに乗ってもらいました。まだ頭の位置が高くなりがちですが、ハミ受けは良くなっていますし、理想的なフォームで走れるようになっていますね。全体の動きも良くなっていますし、今日の感じなら来週には使えそうなので、14日の中山7R(芝2000m)を田辺騎手で使いたいと思います」

 

【ルヴェルソー】

12月7日(土)中山・2歳新馬(芝1800㍍)に石橋騎手でデビューの予定。4日、田中博康調教師は「最終追い切りは、坂路コースにて3頭併せで行いました。先行して最後は併入でしたが、動きは悪くなく、態勢は整えられたと思います。普段から落ち着いていますし、初めての場所やレースにも対応してくれると思います」とのこと。

 

【ノルトシュライフェ】

12月4日、西園調教師から「昨日、右飛節下の内側にフレグモーネを発症してしまい、治療を受けさせました。1日経って腫れや熱は落ち着いてきており大事には至っていませんが、来週のレースは見送らざるを得ません。距離短縮で巻き返したいと思っていただけに残念です。使える状態まで再調整するのに少し時間がかかると思いますので、いったん放牧に出すことにします」との連絡が入り、出走は見送りとして放牧に出る。

 

【ワンスウィートデイ】

グリーンウッドTで調整中。12月4日、担当者の話では「順調にペースアップしており、現在はポリトラックコース3000mと坂路1本中心のメニューで、週2回坂路で15-15を消化しています。大分体力が付いてきて息遣いも楽になってきており、このまま帰厩に向けてどんどん進めていきたいと思っています」とのこと。牧浦調教師は「年明けの小倉に向けて帰厩させる予定」とのこと。現在の馬体重は486キロ。

 

【ルヴァンヴェール】

来週の中山・ダ1,200㍍に出走を予定している。12月4日、竹内調教師は「今朝はウッドチップコースで併せました。4ハロン目が50秒台、ラスト1ハロンも12秒台で走れており、着実に動きは良くなっています。怖がりな面を考慮してチークピーシーズを着用してみたところ、前半からしっかりとハミを取って走れていました。ハイペース気味だったので最後は先着を許しましたが、効果はありそうです。後はゲートでも確認して、問題無ければ本番でも着用して臨みたいと思います」とのこと。

 

*****3歳馬*****

【レッドクレオス】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「北馬場で軽く乗りました。緩さがないわけではないですがトモの感じも悪くないですし、状態は維持できていると思います。今日はわりと落ち着いていて雰囲気も良かったですよ。想定を見ると1400mの出走はかなり厳しそうなので、前日の芝1600mのほうに向かうかもしれません。1600mのほうも除外の可能性はありますが、あまり競馬が延びるのも嫌なのでなんとか今週使いたいですね。1600mのほうも蛯名騎手にお願いしています」

 

乗り運動後、坂路下でダク、そのあと坂路1本。

クレオス      55.2-40.4-26.5-13.0  馬なり

メリディアンローグ 55.6-40.8-26.9-13.1  馬なり

助手「坂路で追い切りました。先週の時点で仕上がりは良かったので、やりすぎないように気を付けましたが元気一杯ですね。これなら競馬が延びた影響はなさそうです。ただ、結構気は入っていていつ気持ちが切れるかわからないので、できれば今週使いたいところですね。いい状態をキープできていると思います」

藤澤調教師「先週は除外で残念でした。今日の動きなら状態は維持できているようですし、あまり延ばしてもというのもあるので、入るようなら今週使うつもりでいます。本線は中京芝1400mですが、先週の感じだとまた入るかわからないので想定も見て考えます」

※日曜中京芝1400mを蛯名騎手で予定。

 

【リーピングリーズン】

1日(日)に坂路コースで4ハロンから1.0秒追走して併せ、60.2-42.6-27.1-14.1を馬ナリに追われ、4日(水)にも坂路コースで4ハロンから1.7秒追走して併せ、54.4-39.1-25.7-12.7を一杯に追い切りました。「前を大きく追走する形の追い切り。徐々にピッチを上げるよう指示していましたが、乗り役が手綱を譲っただけでスッとギアを上げて伸びてきた。行き脚にやや鈍さは感じられるものの、折り合い面で苦労するタイプではなく1800mの距離も問題なさそう。芝、ダートどちらでもこなせるように映るので、まずは頭数が落ち着きメンバー的にも薄いここから使わせてもらいます。状態は悪くないし、スンナリ運べば通用すると思いますよ」(山内研二調教師)

 

【アスティ】

12月5日(木)大井・3歳200万円未満(ダ1,600㍍)に、森泰斗騎手で出走予定も、病気のため町田直希騎手に乗り替わり5着。

堀千亜樹調教師は「スローペースから直線だけの競馬になり、ポジションが悪くもったいないレースになりました。体調も良かっただけに勝たせたかったです」とのこと。

町田騎手は「スタート後に行き脚が付かず、内に閉じ込められてしまい動く事が出来ませんでした」とのこと。

 

*****5歳馬*****

【レッドクライム】

舎飼。

田中調教師「昨日帰厩させました。今日から乗り出す予定でしたが、今朝の検温で38.8℃と熱発してしまったので、今日は舎飼にしています。獣医師に診てもらい抗生剤注射を打ってもらっていましたが、今夏にも近郊牧場の短い距離でも移動の翌日に熱発していますからね。今は気温も低くなっていますし、十分気を付けて対応したいと思います。獣医師にも再診してもらい、状態が落ち着き次第、乗り出していくことにします」

 

【レーヌジャルダン】

12月4日、高柳瑞樹調教師は「レース後の歩様は問題ありません。権利が無いため直近のレースには出走が厳しく、一度放牧を挟みます。次走については、小倉の馬場よりも東京が向いていると思うので、来年2月からの開催を目標にしたいと考えています。例年と違い、小倉と中京の開催が逆になっていて状況が読みづらいため、東京で出走出来ない見込みの場合は、中京開催も視野に入れていきます」とのこと。5日にセグチレーシングS(チバ)へ移動する。

 

【アンデスクイーン】

12月11日(水)船橋・クイーン賞(JpnⅢ・ダ1800m・牝馬限定)にO・マーフィー騎手で出走予定。4日、西園調教師は「今週も坂路で時計を出し、4ハロン52秒3、終い13秒0を計時しました。この馬のいつもの動きが出来ており、万全の態勢でレースに臨めそうです。ここまで予定通り順調にきており、週末にサッと強目を乗り、火曜に輸送して水曜のレースに向かいます」とのこと。

 

【プラチナムバレット】

4日(水)に坂路コースで4ハロン53.0-38.1-24.9-12.3を単走で馬ナリに追い切りました。「当該週は坂路で息を整える程度の追い切り。サーっと上がってきて息遣いも良かったですし、ここ数戦の中では間違いなく一番いい状態に映ります。フルゲート割れで、しかも確固たる中心馬が不在のメンバー構成。正直、まともに走ってくれさえすればバレットの力が一枚上だとも思っている。要は気持ちの問題ですが、復調気配が窺えるので期待しています」(河内洋調教師)

 

【カヴァレリア】

12月5日(木)大井・サジタリウス賞(B3・ダ1,600㍍)に真島大輔騎手で出走し3着。

荒山調教師は「調教はしっかりしたのですが、馬体が絞りきれず太め残りで踏ん張りが効きませんでした」とのこと。

真島大輔騎手は「ゲートから良いポジションを取れましたが、勝負どころで、もたもたして粘れませんでした」とのこと。

 

*****6歳馬*****

【レッドイグニス】

北のダートコースを1周。

助手「休養明けもあってなのか少し元気が良すぎる感じなので、今日からクロス鼻革とリングビットに変えています。馬具を嫌がる素振りも見せませんし、落ち着きもありますね。しばらくは今日の馬装で乗り進めてみて、大丈夫そうなら追い切りでも試してみるつもりです」

 

坂路下馬場で運動後、坂路1本。

鹿戸調教師「先週帰厩してからここまでは順調乗り込んでいますが、牧場でも速い時計を出していませんし、もう少し楽なペースでしっかり乗り込んでから追い切りを始めていくつもりです。今日は坂路で軽めに乗っていますが、走り出すまでは元気一杯でしたが、フットワークはスムーズでしたし、コンディションも良さそうです。右前膝に熱感はありますが、ケアしながら進めているので、今のところ問題なく調整できています」

 

【アースコレクション】

12月4日、尾関調教師は「レース後の歩様を確認しましたが、左トモに少し疲れが見られるぐらいです。ダート短距離戦は、出走権がないと直ぐには難しいと思われますので、セグチ(チバ)さんで治療しながら次走に備えてもらいます」とのこと。明日、放牧に出る予定。

 

【ラタンドレス】

1日(日)に坂路コースで4ハロン55.9-39.4-27.0-14.3を単走で馬ナリに追われ、4日(水)にも坂路コースで4ハロン53.3-39.6-26.7-13.9を単走で馬ナリに追い切りました。「運動を控えたのは数日間のみ。体は緩んでいないし、ノドの潰瘍も治まっています。相変わらず稽古でも制御するのに乗り役が苦労していますが、嵌れば決め手は通用するからね。ここも相手次第、流れひとつでしょう」(山内研二調教師)