*****2歳馬*****
【レッドエランドール】
周回キャンター3000m、坂路1本。馬体重520キロ。
引き続き周回コースと坂路を併用して調整を進めていて予定どおり今週から運動量を増やしました。ふだんからおっとりしていますが、まだ体をもてあましていることもあり、少し重たく感じます。現在坂路ではF17秒ほどのペースで乗っていますが、来週火曜日に1本目の15-15を消化する予定、入厩に向けてゲート練習も重ねていくことにしています。
【レッドカルム】
本日、美浦トレセンに移動しました。
【エクストラノート】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。先週同様の内容で、ハミ受けの改善とお腹回りのシェイプアップを図っています。その効果も徐々に表れており、お腹回りは到着時と比べても、牧場レベルでの競走馬体型にはなってきました。あとは筋肉の付き具合の寂しく見える背中から腰へのラインが整ってくれば、入厩時期を考えていくことも出来るかと思います。今週末からは登坂本数を増やしていく予定で、この先、筋力強化が進んでくれば、血統馬らしい成長を見せてくれそうです。
【ブランニューウェイ】
今後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整を進めていくことになり、本日8日(金)に移動しました。
長距離輸送による疲れや熱発もなく、無事到着しています。なお、移動前の4日(祝)にはノルマンディーファームに柴田大知騎手が来場して調教に騎乗し「兄姉にはダート馬が多い血統のようですが、この馬は軽い走りをするので、芝も向くのではないでしょうか」と話していました。この後は様子を見ながら騎乗開始のタイミングを探っていく予定です。
【ランジョウ】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。特に悪さをするわけではないのですが、跨った直後に体を固くしたり、ハミ受けが安定しなかったりと、調教に対する前向きさや理解がまだ少し足りていない感じです。それでも、徐々に真っすぐ走れるようになってきましたし、ハミの収まりがいい状態をある程度は持続できるようになってきています。まだトモがしっかりしていないために走りがバラけやすいので、もう少しの間はペースを上げず地道に鍛えていく考えです。
【パラダイムチェンジ】
「今週から川崎競馬場でのキャンターを開始しましたが、ここまで使ってきたダメージが背腰に残っているようなので、そちらのケアと馬体回復を優先しながら調教を進めています。そのため、10回川崎開催(11/17~)はスキップし、無理せず11回川崎開催(12/16~)を目標にすることにしました。幸い、来週からは小向トレセンの調教馬場が通常通り使えるようになるので、短い距離とはいえ移動しなくてすむ分、余計な疲れなどは心配する必要はなさそうです」(今井輝和調教師)
【モンストルオーソ】
「この中間も背腰を中心にまだ疲れが残っているようなので、速いペースでの調教は控えて軽めの調整をおこなっています。9回船橋開催(12/09~)までにはまだ時間もあることから、今はケアを優先しつつ、目標に向け徐々に態勢を備えていきたいと考えています」(佐藤裕太調教師)
*****3歳馬*****
【レッドクレオス】
マシン60分、ダクとハッキング15分。467キロ。
担当スタッフ「先週末に入場しました。歩様に問題はなく飼葉もしっかり食べています。トモの方は相変わらず緩い感じですが、悪くはなっていないので、昨日からキャンター1800mを常歩、ダクで乗っています。来週にもトレセンに移動の予定なので、しっかりケアして良い形で戻せるように管理していきます」
【レッドスプリンガー】
平田調教師「この中間も同じペースで軽めの調整を続けています。まだ患部が固まり切っていないので、ショックウェーブ治療を行いました。固めきるためにはあともう一歩というところまできているので、もう少し辛抱しながら進めていきたいと思います」
【アスティ】
8日、堀千亜樹調教師は「牧場から『坂路で15-15でしっかり乗り込んでいます』と報告を受けていますので、11日の検疫で入厩させます。入厩後の調整具合によりますが、12月の大井開催での出走を考えています」とのこと。
【カグラヒメ】
「なんとかテンションは保てているものの、ずっとイライラしていて飼い葉食いがひと息。体がまだ細く映るため、今週予定していた番組はスライドさせてもらいました。今週末まではしっかりと食わし込んでアドバンテージを作りたい。満足のいく追い切りが来週消化できるようなら、11/17(日)京都・3歳上1勝クラス(ダ1900m)から投票を検討していきます」(昆貢調教師)
【ヴィヴァンフィーユ】
今後については、船橋競馬・椎名廣明(シイナヒロアキ)厩舎から始動して、採算性等を考慮した運用継続(規定の条件を満たした際のJRA再登録を含む)をおこないます。
11月中旬~下旬頃を目処に椎名廣明厩舎に入厩の予定です。
「現在は屋外ダートコースでダクとキャンターを2500~3000m(17秒ペース、週に1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。先週末から15-15を開始したのですが、問題なさそうだったので今週末にもまた速いところをやってみるつもりです。緩めないようにしっかり進めてきたので、いつ声が掛かっても大丈夫だと思います」(担当者)
【リーピングリーズン】
預託先は栗東・山内研二(ヤマウチ ケンジ)厩舎に決定し、本日8日(金)に入厩しました。
「黒光りして体調が良さそうだし、シルエットは随分と立派。JRA所属時は芝での良績が目立ちますが、前走内容からはダートでもやれそうな感じがしている。それほど緩んでいる感じもないので、まずは4回中京開催(11/30~)を目標に進めていきましょう」(山内研二調教師)
【マロンクルール】
「万全を期して臨んだつもりだったのですが、うまく結果を出せずに悔しい気持ちであるとともに、絶対勝てると思っていた1戦だっただけに残念な気持ちも強いですね。叩き2戦目である意味完敗といった内容でしたので、これからどうやって成績を上げていくか悩ましいところ。まだレースが終わったばかりですので、今週いっぱいは様子を見て今後のことを考えましょう」(井上孝彦調教師)
*****4歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
「現在は600mの馬場をダクとハッキングキャンターで1800m、坂路コースを1本のメニューで調整中です。今週から騎乗運動を始めましたが、体重が増えてきませんね。見た目が物凄く細いというわけではないのですが、今後は体をフックラさせることを重点に置いて進めていきます。今週末からもう少しペースは上げていこうと思います」(担当者)
【ラヴノット】
6日(水)に坂路コースで4ハロンから0.8秒追走して併せ、53.9-38.2-25.1-12.8を強めに追い切りました。「今週の追い切りは同クラスの馬を追いかけるような形で進めて、最後少し気合をつけるとしっかりした脚取りで、同入に持ち込みました。先週も時計にならないところをやっていますが、週を追って動き、状態ともに上向いてきましたよ。アクシデントがキッカケでしたが、あそこで一息入れられたのは良かったと思います。来週は最終週なのでどうなるかは分かりませんが、福島・ダート1700m戦は4鞍ありますし、今週の同条件戦はフルゲート割れしていたのでうまくバラけてほしいですね。相手関係を見ながら出走させる番組を決めたいと思います」(小西一男調教師)
【ブリリアントリリー】
吉澤ステーブルWESTで順調に調整され、本日8日(金)に帰厩しました。
「調子の良さというのは放牧先でもずっと確認していましたので、心身ともにリフレッシュできたこのタイミングで戻させてもらいました。前走がまったく消化不良の内容でしたし、ここ数戦はゴール前で最後のひと伸びが利かずに悔しい思いも続いている。なんとか次こそ結果を出したいですね。4回中京開催(11/30~)の開幕週を目標に進めていきます」(石坂公一調教師)
*****5歳馬*****
【レッドクライム】
明日9日、岩城ステーブルに移動します。
【カヴァレリア】
7日、荒山調教師から「今月の大井開催には、1,600㍍と1,800㍍の番組が組まれています。相手関係を考えてレースを決めようと思います。大型馬で、一度叩いた方がピリッとして動きが良くなるタイプです」とのこと。
11月15日(金)大井・スポーツニッポン賞(B3・ダ1,800㍍)に登録することにしました。
【アナザートゥルース】
「ある程度ペースが速くなるのは分かっていましたが、あまり後ろに付けても持ち味を発揮できないと考え、二列目あたりでとはレース前に打ち合わせしていました。前半1000mが59秒0の超ハイペースで、先行馬総崩れとなりましたから、結果的にはもう少しポジションを控えて脚を溜める競馬が良かったのかもしれません。昨日から坂路コースで乗り運動を再開しており、これといって特にダメージは見られないので続戦します。チャンピオンズカップ(G1・ダ1800m)に登録する可能性はまだ残しつつも、11/28(木)浦和・浦和記念(Jpn2・ダ2000m)が本線。もともと叩き良化型のアナザーですから、次は良い結果を出せるように頑張ります」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
「現在は600mの馬場をダクとハッキングキャンターで2400m、坂路コースを1本(18秒ペース、週に1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。6日(水)に15-15を開始し、ペースを上げながら乗り込んでいます。動きは問題ありませんし、来週やればある程度態勢は整うかなといった印象です。肩の状態はいつもの感じに戻っているので、もう心配ないですよ」(担当者)
【ホウロクダマ】
「息の入らない厳しい流れになりましたが、前目で進められたこと自体は良かったと思います。最後は脚が上がったものの、久々に好調時と同じようなレースぶりを見せてくれました。今は具合もいいのでしょう。休み明けを一度叩いて、次は変わってきそうです。出走可能であれば福島ダ1150mに連闘することも考えましたが、今週は除外濃厚のため登録をおこないませんでした。来週は同条件が2鞍組まれているので、どちらか出られる方に向かうつもりです」(中竹和也調教師)
*****6歳馬*****
【レッドイグニス】
今週もトレッドミルでキャンターのペースで乗っています。良い意味で大きな変化はなく、馬も落ち着いた雰囲気で調教に臨んでいます。飼い葉やボロの状態にも問題はなく体調面は良好ですし、あとは時間薬といったところでしょう。無理だけはしないよう日々のケアを入念に慎重に進めます。
*****7歳馬*****
【ルグランパントル】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。トモの状態は元に戻ったので、ペースを上げて乗り込んでいます。体重にさほど変動はありませんし、いい流れの中で進められていると思いいます。12/28(土)中山 立志ステークス(芝1600m・混ハンデ)を目標にするとの話を聞いていますので、しっかり態勢を整えていきます」(担当者)