*****1歳馬*****

【ネーラペルレの18

ここまで牧場で順調に育成を進めてきた同馬だが、9月26日の夜間放牧明けに歩様の乱れがあり、獣医師の診察を受けた上で数日間の経過観察を行った。その後も症状の改善が見られず明らかに普段と異なる様子であったため、再度獣医師の診察を受けレントゲン検査を行ったところ、『放牧中に何らかの事故があり、頸椎の損傷を発症したものと思われる。満足に歩くことが出来ず競走能力を喪失、と判断します。』という診断が下された。この診断結果を受け、残念ながら同馬の募集を中止させて頂くこととなりました。

 

*****4歳馬*****

【シングシングシング】

10月5日(土)東京・1勝クラス(牝・ダ1,600㍍)に☆武藤雅騎手で出走。馬体重は増減無しの472㌔。ブリンカーを着用し、落ち着いてパドックを周回。レース間隔は空いたが太目感なく、ハリのある好馬体で仕上がりも良さそうに見える。落ち着いた雰囲気のまま馬道で騎手が跨がり、馬場に入るとスムーズに返し馬に。

レースでは、スタートを決め三頭が雁行状態で3コーナーに向かう。1,000㍍通過が592のハイペースで一頭が脱落し二頭で最終コーナーを廻り、手応え良く先頭に立ったが、坂上から手応えが怪しくなり3着。

伊藤大士調教師は「揉まれ弱いとはいえ、今日はオーバーペースでしたね。外枠でしたし、もう少しじっくり前2頭を行かせての3番手からでも良かったかもしれません。レースで力があるところは見せてくれましたので、展開次第では直ぐにチャンスも来そうです。この馬の好走パターンも分かってきましたので、体調を見ながら次走を考えていきます」とのこと。

武藤騎手は「前走は直線で左右から挟まれると怯むところを見せていたので、出来ればセーフティリードを保って直線に入りたいと思っていました。4コーナーの手応えが絶好でしたので早仕掛けになり、坂を登ってから苦しくなりました。直線まで我慢出来ていたら着順が変わったかもしれません」とのこと。