*****2歳馬*****
【パラダイムチェンジ】
「今週から坂路調教も再開し、昨日3日(木)には服部が跨って時計を出しました。『前回と違ってトモの踏み込みに問題はなく、力強さも戻ってきました』とのことでしたし、今朝も歩様などに異常は見られませんでした。このまま来週のレースに向けて進めていく考えで、7日(月)に最終追い切りをおこない、10/10(木)門別・2歳未勝利(ダ1700m)に臨むつもりです」(田中淳司調教師)
【モンストルオーソ】
「時間を掛ければ掛けるほど良くなってくるタイプと見ていたので、こちらの思っている以上に走ってくれたというのが正直なところです。良く頑張ってくれました。こちらに2ヵ月以上在厩していることもあり、さすがに週前半は背腰の疲れを見せていましたが、涼しく過ごしやすくなった気候も相まって、回復のスピードも上がっているようです。早速ですが、明日からの馬場入りを予定しています。次開催の地元8回船橋開催(10/28~)に向かいましょう」(佐藤裕太調教師)
【レッドカルム】
担当スタッフ「入場時の馬体重は514キロ。馬体チェックで右前の外側に小さな骨瘤が確認され、それが少し痛い様子だったので念のためレントゲンを撮って確認しましたが、歩様も気にならないので獣医師との相談で乗りながら固めていくことに。ここまで周回コースで軽めに乗っていますが稽古後も問題ありませんので、今後しばらくは普通キャンターほどのペースで様子を見ながら乗っていきます。馬には落ち着きがあって大人しいし、環境に戸惑うことなく食欲も十分。東京後半という話も聞いていますが、まずはそのあたりは意識せずケアを継続しながら馬にあわせて無理なくと考えています」
【レッドルレーヴ】
乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。
杉原騎手「昨日追い切ったので軽い調整です。さすがに追い切った次の日は少しピリッとする感じで並足でも急ぐようなところがありました。ただ、走り出せば大丈夫ですし、普段も落ち着いているようなのでたいした問題ではないと思います。まだそのあたりの切り替えが上手ではないというくらいのことでしょう。背腰の感じも気にならなかったですし順調にきていると思います」
【レッドヴァレリー】
北の角馬場で、ハッキングで乗った後、坂路1本で追い切る。
2歳(1714) 57.0-42.3-28.0-14.2 強目
ヴァレリー 57.1-42.4-28.0-14.2 強目
スパークインザアイ 57.1-42.5-28.0-14.3 なり
助手「坂路で3頭併せで追い切りました。入厩後、初めての追い切りになるので、時計は関係なくこの馬達の動ける範囲でやりました。最後までバテる事無く頑張っていたと思います。まだ、全体に緩さがあって、トモ等もしっかりしていないので、これからだと思います」小島茂調教師「胴の長い馬でまだ後ろも緩さがあって、気合を入れながら走らせた方が良さそうな感じがしましたね。それでも初めてのわりに最後まで頑張っていましたし、これから本数をこなす毎に良くなって行く感じは受けました。距離は長い方が向く感じですね。この後もケアしながら競馬に向けて進めて行きたいと思います」
【ノルトシュライフェ】
9月18日、右前球節部に軽度の捻挫を発症し様子を見ていたが、脚元は順調に回復し馬場入りを再開している。10月3日、担当者の話では「周回コースでしばらく様子を見た後、今週から坂路で乗り出しています。30日月曜に1本登坂し、その後も問題は無いようなので本日も坂路入りしています。ここから徐々にペースを戻していき、今月中の移動を目指したいと思います」とのこと。現在の馬体重は600キロ。
【ワンスウィートデイ】
3日、牧浦調教師からは「残念ながら除外となってしまいました。来週の10月14日(祝・月)京都・ダ1200mに向かいたいと思います」との連絡が入っている。
*****3歳馬*****
【カグラヒメ】
「現在は角馬場でのフラットワークで入念に体をほぐした後、全長1100mの坂路コースを1本(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き体調は良好ですし、状態もいい意味で平行線。体が徐々にフックラとしてきたのも良いですね。もう少しだけこのままのペースでじっくり乗り込んでいきたいと考えています」(担当者)
【リーピングリーズン】
「来週13日(日)の芝1600m戦を目指して調整していたのですが、主催者より芝コースの走路コンディションを考慮した結果、その番組を組まないことが発表されました。こればかりは仕方ありませんので、20日(日)の芝1600m戦に向かいたいと思います。あと2週間以上ありますので、しっかりと造っていきます。ここで連勝が決まれば、問題ないことですからね」(櫻田康二調教師)
【マロンクルール】
「先週から引き続き、3000~4000mの普通キャンターでの乗り込みで調整しています。飼い葉をしっかりと食べてくれているので、コンディションに関しての心配はありませんが、まだ細身に映りますね。12回笠松開催(10/22~)での出走を予定していますが、それまでに見た目もそうですが、数字もドンドン増やしていきたいところです」(井上孝彦調教師)
【レッドクレオス】
乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。
助手「北馬場で軽く乗りました。大きく変わったわけではないですが、以前よりも筋肉がついたのか体のラインがごつくなってきた感じがします。このまま成長していってくれればトモの緩さも解消されてくると思いますよ。体重は472kgと連戦と輸送があったにしてはキープできていますし身が入ってきたのかもしれないですね。今のところテンションも問題ないのでこのまま進めていきます」
【ライクトゥシャイン】
10月3日(木)名古屋・(3歳12組・ダ1,400㍍)に岡部誠騎手で出走。馬体重は2㌔増の446㌔。初めての競馬場になるが、馬体に張りもあり、歩様も良く周回し能力を発揮出来そうな状態。馬場入場後も落ち着きがあり、返し馬にスムーズに入った。
レースでは、スタート良く3番手の好位に付ける。終始手応え良く4コーナー手前から、鞍上のゴーサインが出ると、楽に後続を引き離して優勝。着差は4馬身。勝ちタイムは1分31秒6。
角田調教師は「先ずは初戦を飾れて良かったです。岡部騎手が、中央下がりの人気馬をインに蓋をして上手く騎乗してくれました。スピードが違うので逃げる競馬も出来たと思いますが、控える競馬が出来たことも次に繋がると思います。中央ではソエに悩まされていた様なので、レース後の状態を確認してから次走を決めたいと思います」とのこと。
*****4歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
10月2日(水)に栗東・山内研二厩舎に入厩しました。
「上の活躍を見るとプレッシャーがかかる血統馬ですね。声をかけてもらって大変光栄な話ですし、頑張らせてもらいます。昨日から坂路コースに入れて乗り始めており、少し硬さは感じられるものの、いまのところ特に問題はないとスタッフから報告を受けている。間に合うようなら新潟もしくは今開催の京都での出走を目標に進めていくつもりですが、ガサがなくやや寂しい体つきに映るので、そのあたりも考えながら競馬まで調整していきます」(山内研二調教師)
【ラヴノット】
「現在は屋外ダートコースでダクとキャンターを4400m(20秒ペース)のメニューで調整中です。大分疲れが取れてきたので、この中間は調教量を増やして乗り込んでいます。メンタル的にもいつものラヴノットに戻ってきましたし、後遺症みたいなものはなくなってきたのではないでしょうか。このまま様子を見ながらペースを上げていきたいと思います」(担当者)
【ブリリアントリリー】
「現在はトレッドミルでキャンターのメニューで調整中です。今週より現状のメニューに移行しました。疲れは大分解消してきましたが、背腰にはまだ少し張りがあるので、このまま動かしながらほぐしていきたいと考えています。体調面は良好ですし、元気もある状態なので、騎乗運動開始にはそう時間は掛からないと思います」(担当者)
【ヴァイスブリッツ】
「現在は20~30分の程度のロンジング運動にとどめています。厩舎から脚元の様子を見ながら進めてほしいと言われているので、慎重に立ち上げています。今のところ歩様に出たりすることなどはありませんが、しっかりとケアをしていきたいと思います。体をフックラさせたかったのですが、この中間で一気に増えてくれたのは良かったです。あとはメンタル面をコントロースしながら、進めていく予定です」(担当者)
【レッドヴェイロン】
調教メニュー 角馬場
助手「追い切った翌日なので角馬場でダクとハッキングのメニューを乗っています。追い切った後も運動中の歩様は問題なかったですし、追い切りを重ねて来た事で体付きがだいぶ締まって来てように思います。馬体重は504キロと先週とそこまで変わらないですけどね。良いリズムで調整できているので、この調子で乗り込んでいきますよ」
*****5歳馬*****
【コンパッシオーネ】
前走のレース後も馬体に異常なく、次走は10月28日(月)からの船橋開催での出走を予定しています。
【アナザートゥルース】
ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、10月2日(水)に帰厩しました。
「休み明けでもそう太め感のない体つき。昨日から坂路コースに入れて乗り始めたばかりですが、いまのところ特に問題はなさそうです。あとはまたひと夏越してどれだけ力を付けてきているか。成長力ある血統で兄サウンドトゥルー、ルールソヴァールが本格的に飛躍したのも5歳のこの時期からですし、アナザーも今後まだまだ伸びてくるはずです。目標とする11/03(祝)京都・みやこステークス(G3・ダ1800m)に向けて、状態を見ながら徐々にピッチを上げていきましょう」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
この後は京都府・宇治田原優駿ステーブルで調整を進めることになり、10月3日(木)に移動しました。
「バレットにとってはちょうどいい外めの枠で、マイル戦の流れにも戸惑うことなく、理想的なポジションから道中運べたと思います。ただ、直線狭くなる場面は二度あったものの、もっと鋭く伸びてこれそうな手応えの割に、上り3Fが35秒台では少々物足りない。日頃の稽古からもようやく芯を感じられる動きになり、調子自体が上向いてきたので、本来持っている力さえ発揮できればもっとやれるはずですわ。今回はさすがに走り切った様子でレース後へばっていますが、落馬アクシデントのあと全力疾走というのはここまでなかったですし、これがいいキッカケになってくれたらと期待を持っています。ひとまず一旦、近郊に出して回復を促しましょう」(河内洋調教師)
【ホウロクダマ】
「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで10~15分、坂路コースを2本(17~20秒ペース)のメニューで調整中です。今週からペースを上げて、坂路の2本目に17-17をやっていますが、しっかり対応できていますよ。先週より体重が20kg増えましたが太目感はないですね。筋肉が戻ってきたので見た目は良好です。飼い葉もしっかり食べているのですが、発汗量がすごいので調節出来ているんだと思います。喉の手術をしている馬だと聞いていますが、それは気になりません」(担当者)
【レッドクライム】
曳き運動。
田中博調教師「昨日追い切ったので運動だけで様子を見ました。出掛けの歩様も硬さはなくスムーズでしたし、背腰の方も問題ない感じです。飼葉もしっかり食べていますし、追い切った後も問題ないですね。今回は涼しいせいか体調も良いので、このまま競馬に向けて進めて行けると思います。明日からは普通に乗って行きます」
【アンデスクイーン】
10月3日(木)大井・レディスプレリュード(JpnⅡ・牝・ダ1800m)に戸崎騎手で出走。馬体重は6キロ減の502キロ。パドックのやや外目を落ち着いた様子で歩けており、馬体のハリも非常に良く、好調をキープしている様子。いつもより気合いを表に出す感じで、好調時の仕草である前肢を大きく振り出して元気に周回。ジョッキーが跨がると気合いを表に出して馬場へ向かった。
レースでは、揃ったスタートを切るも思ったほど進んでいけず中団後方で1コーナーへ。9~10番手の内目を追走し、3コーナー過ぎから外目に出しつつ7~8番手で4コーナーを回った。先に抜け出そうとする1番人気馬に外から並びかけ、直線は2頭の叩き合いに。ゴール前でアタマ差交わして見事優勝。勝ち時計は1分53秒2、上がりの3ハロンは38秒2。
西園調教師は「馬の状態は引き続き良く、前走から少し絞れた馬体も絶好の仕上がりで、結果を出せたことにホッとしています。事前にジョッキーと話していた展開とは違い、1コーナーのポジション取りも上手くいかずヒヤッとしましたが、直線で前を行く馬に取り付いてからは安心して見ていられました。この馬の良いところはハートの強さですね。今後については馬の状態と番組を見て検討します」とのこと。
戸崎騎手は「内枠でしたしある程度前のポジションをと考えていたのですが、ゲートを出てからモタ付いて後ろからの競馬になりました。仕掛けてからの反応は終始良好で、追い出してからもしっかり反応がありました。4コーナーで差し切れる手応えはあり、先頭に立って遊ぶところがあっても交わしきれたのは、力に余裕があったからだと思います。使う度に力を付けていて、楽しみな馬です」とのこと。
*****6歳馬*****
【ラタンドレス】
10月2日(水)に坂路コースで4ハロン56.1-38.3-26.0-13.6を単走で馬ナリに追い切りました。「先週あたりは少し歩様がゴツゴツして映ったけど、それもだいぶ解消されてきて体調面は変わらず良さそう。この歳になって上積みはそう見込めないものの、現級では上位の決め手と力を持っているから、相手ひとつ流れ次第で順番が来るんじゃないか。来週10/14(祝)京都・3歳上1勝クラス(ダ1400m・牝)に再度、シンイチロウで向かう予定です」(山内研二調教師)
【レッドイグニス】
馬体重495キロ。
今週もトレッドミルでダクのペースで乗っています。変わりなく順調で、このままいけば今月中にキャンターのペースに移行できそうです。11月の乗り出しを目標にゆっくりと立ち上げていきます。
*****7歳馬*****
【ルグランパントル】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。ロンジング運動にとどめていましたが、状態が上向いてきたので1日(火)に騎乗運動を開始しました。徐々に両背腰の張りはなくなりましたし、動かしていくうちにいい感じに戻ってきましたよ。体のハリも物足りませんでしたが、大分良くなってきています。このまましっかり乗り込んでいこうと思います」(担当者)