*****2歳馬*****
【パラダイムチェンジ】
「本日23日(金)に追い切りとなっているところもあるようですが、実際は昨日22日(木)におこなっています。13-13で登坂させましたが、この馬なりに動けていましたし、一頓挫あった影響も感じられませんね。右後肢については念のため今朝もしっかりチェックして、歩様も異常ありませんでした。来週26日(月)にもう一本速めを消化し、8/29(木)門別・2歳未勝利(ダ1700m)に向かいます」(田中淳司調教師)
【モンストルオーソ】
「予定通り、先週17日(土)に4ハロンから併せて、54.5-40.2を馬ナリで追い切りました。能力検査の合格ラインを上回っていますし、ゴールまでしっかりとした脚取りでしたね。ここからさらに乗り運動の距離を延長するなど調教のペースアップを図りますので、9/10(火)の能力検査にはきっちりと態勢は整うと思います。合わせて徐々に気持ちも入ってきていますよ。馬場状態と相談しながら、今週末も追い切りをおこなう予定です」(佐藤裕太調教師)
【ワンスウィートデイ】
グリーンウッドTで調整中。8月23日、担当者の話では「この中間も順調で、現在はポリトラックコース3000mと坂路1本中心に、週2回13-13の調整です。息遣いに気になるところはあるものの、体力が付いてきたことでしっかり動けるようになってきました。馬体も引き締まってきて、贅肉が落ちてスッキリとし良くなっていると思います」とのこと。現在の馬体重は468キロ。
*****3歳馬*****
【ヴィヴァンフィーユ】
20日(火)に函館競馬場のWコースで4ハロン56.7-41.6-13.7を単走で強目に追い切りました。「涼しい函館に滞在していて体調面は悪く映りませんが、中間もあまり大きくは変わってこないね。普段から落ち着きに欠けるし、栗東にいた頃のグンと推進していくような走りが見られない。能力的に後々は走ってくる馬だと思っているけど、思いのほか良化がスローで頭が痛いです。最終週3節ではレースに使えるかどうか分かりませんが、とにかくやれるだけのことはやって臨みたい。念のため地方交流競走の9/04(水)門別・ヒヤデス特別(ダ1200m)にも申込みは入れておくつもり。本日、札幌競馬場に移動しています」(山内研二調教師)
【リーピングリーズン】
「田辺の感触では距離というよりも、『切れるタイプではないので、直線の長い外回りコースが向かない』と伝えられました。私自身もレース後に次は内回りを使いたいと記者にコメントしたのですが、そこにこだわると新潟では芝1400mと2000mしか番組がありませんから難しい選択になります。1400mでは抱える場面がないでしょうし、2000mだと逆に1ハロン距離が長い。本質的にはマイルから1800mくらいがリーピングに合っていそうなのは確かですからね。レース後そのまま新潟競馬場に滞在させており、今朝の感じも変わらず好調を保っていますよ。2000m戦の目はまだ残しつつも、来週9/01(日)新潟・3歳未勝利(芝1600m)に向かうことを本線で考えています」(奥村武調教師)
【マロンクルール】
「ややスムーズさを欠いて前が壁になったことで、逆に脚を溜められたようです。初めての千直で収穫のある走りでしたね。ここに来て本当に大きな大きな優先出走権をゲット。中1週で8/31(土)新潟・3歳未勝利(芝1000m直)に向かいましょう。全力で走り切れるように、とにかくコンディションを整えて、馬体キープを心掛けます」(堀井雅広調教師)
【レッドスプリンガー】
マシン運動。馬体重540キロ。
入場後はマシンで30分間運動しています。カイバ食いがよく、馬体重は日に日に回復していますし、元気な様子を見せています。右前のソエは触診で反応があり、速歩では歩様にも見せていることから、来週月曜日にショックウェーブ治療を行うことになりました。今後は地方競馬への移籍を目指す方針ですが、まずはソエの治療を最優先に進めていきます。
*****4歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
「今日23日(金)に5ハロンから併せて、63.3-50.8-37.7を一杯に追い切りました。テンに若干引っ掛かってしまったので併走馬に遅れてしまいましたが、バテてはいませんし、最後までバランスがしっかりと取れた走りで、満足のいく内容の追い切りだったと思います。来週、8/28(水)大井・ファンタスティックナイト賞 B3(一)選抜特別(ダ1800m)に向かいましょう。鞍上は笹川翼ジョッキーで調整中で、リングビット(ノーマルビットより制御力が強い)を使用する予定で考えています」(森下淳平調教師)
【ラヴノット】
21日(水)に函館競馬場のWコースで5ハロン71.6-56.7-42.1-13.5を単走で馬ナリに追い切りました。「いろんなところから話を聞くと、今週でもラヴノットの節で出られそうだということだったので、念の為水曜日に追い切りをおこなっています。想定を見ると芝1200m、ダ1700mどちらもフルゲートに満たない状態。最終的に芝1200mはラヴノットの節では出走できませんでしたが、来週はもう少し頭数が減って番組の選択ができるのではないかと見ています。前走の疲れも見られませんし、来週であれば更にいい状態で送り出せそう。9/01(日)札幌・3歳上1勝クラス(芝1200m・混)か8/31(土)札幌・3歳上1勝クラス(ダ1700m・牝)に向けて態勢を整えていきます」(小西一男調教師)
【ブリリアントリリー】
「控える競馬で安定して走れるようにはなってきたものの、もうワンパンチが足りない。今回は条件的にも絶好のチャンスと思っていただけに正直悔しいですね。とにかく夏は調子がいいようで、レース後も目立った疲れは見せずに元気いっぱいの様子。このまま続戦させてください。次走は9/14(土)阪神・3歳上1勝クラス(芝2000m・牝)を予定します」(石坂公一調教師)
【ヴァイスブリッツ】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。体が寂しく映る馬ですが、今回はさほど細化もなく移動してきました。異常も見られなかったため、ロンジング運動から立ち上げましたが、気持ちが高ぶっていて突っかかっていたので、我慢させながら進めていました。21日(水)に両ヒザの状態を確認しましたが、大きな問題はないのでこのまま乗り込んでいきます」(担当者)
【レッドヴェイロン】
この中間も週3回は坂路、週3回はトレッドミル(キャンター)というメニュー構成で進めています。坂路ではハロン14秒台のところも消化しており、いい形で調教強度を上げていくことができています。ここまで大きな不安なく進めることができ、コンディションも良好なことから、予定通り本日23日にノーザンファームしがらきへ向けて出発しました。経由地のノーザンファーム天栄到着時の状況等に問題がなければ、25日(日)にノーザンファームしがらきに到着の予定です。秋競馬での復帰を目指し段階を踏んでここまで進めてきましたが、トラブルなく思い描いていた形で準備を整えていくことができました。まずは長距離輸送をクリアしてもらわないといけませんが、このままの調子で移動先でも順調に調整が進むことを願うばかりです。復帰戦から期待したいですね。
*****5歳馬*****
【アナザートゥルース】
現在は馬場3周(上限22~23秒ペース)のメニューで調整しています。20日(火)より騎乗を開始し、周回コースで長めをジックリ乗っています。ダクの出だしにやや硬さはあるものの、これくらいなら許容範囲といったところ。こちらもピーク時と比べれば暑さはいくらか和らいできているので、夏バテの心配もなさそうです。来週中には坂路入りしようと考えています。
【ソルオリーヴァ】
21日(水)に坂路コースで4ハロン55.9-41.2-27.2-13.7を単走で馬ナリに追い切りました。「今週は先週よりもペースを上げて追い切っています。初めてお預かりする馬なのでまだ把握できていない部分もありますが、悪くない動きだったとの報告を受けています。ここまでは脚元に問題が出ることはありませんし、体調面も至って良好。目標まではあと2週間あるので、しっかり態勢を整えて出走させられるように進めていきたいと考えています」(根本康広調教師)
【ホウロクダマ】
この後は石川県・愛知ステーブル小松分場で調整することになり、本日23日(金)に移動しました。
「ノドに関しては取り敢えずひと安心といったところですが、いい時と比べるとコンディションがもう一つだったようです。調子が良く中1週でダ1000mに入るようであれば、再度小倉で出走させたいところですが、ここで無理をさせるとその後の回復に時間が掛かりそうなので、一度立て直した方が良さそうです。時期的にも涼しくなってからの方がいいでしょう。まずは馬体回復を優先に進めてもらい、次走目標についてはその後の状態次第で検討したいと思います」(中竹和也調教師)
*****6歳馬*****
【ラタンドレス】
「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで10~15分、坂路コースを1本のメニューで調整中です。こちらに到着してからは少し疲れが見られたので、先週いっぱいは回復させることに専念しました。飼い葉はしっかり食べますし、体調面は良好です。様子を見ながら調教進度を上げていこうと考えています」(担当者)
【レッドイグニス】
今週もマシン運動を継続しています。状態面に変わりはありませんし、精神的にも落ち着いています。年を重ねて多少なりとも落ち着きが出ているようですね。経過は順調ですし、あとは時間薬ということになりますね。現在トレッドミルを取り入れるタイミングを図っているところです。
*****7歳馬*****
【ルグランパントル】
18日(日)にPコースで4ハロン57.0-40.5-13.0を単走で馬ナリに追われ、21日(水)には坂路コースで4ハロン51.5-37.9-24.9-12.5を単走で強目に追い切りました。「モサモサして重たく映った先週に比べガラリ一変。コンディションは良さそうですし、速いところをやってからは反応や動きがだいぶピリッとしてきました。稽古を付けている石神騎手からも『もう1~2本追い切ればレースに向かう態勢が整いそう』と話がありましたので、あくまで来週の状態を見てですが、9/01(日)新潟・障害3歳上未勝利(芝2850m・混)を予定したいと思います」(稲垣幸雄調教師)
【レッドオルバース】
厩舎周りを曳き運動。
国枝調教師「昨日の午後、獣医師と装蹄師にも診てもらいました。両前膝、球節と右前爪のレントゲン検査を行いましたが、膝と球節に関しては骨に異常は見られませんでした。ただ、右前蹄底部分が下垂気味でそこから痛みが出ている可能性が高いとのこと。Aコースのダートでは深い砂に蹄底が圧迫されてしまい、その影響で痛みが出た原因として考えられますね。幸い今のところ蹄葉炎の兆候もなさそうなので、入念にケアしていけば大丈夫だと思います。今日、右前を鉄橋蹄鉄にしてもらったので、今後乗ってみての状態を見ながら今後のプランを決めたいと思います。申し訳ありませんが、来週のレースは自重する事にしました。以前も爪を傷めた経緯がありますし、まずはしっかり治したいと思います」