*****2歳馬*****

【パラダイムチェンジ】

「引き続きウッドチップコースで軽めに調教をおこなっていますが、もう歩様はまったく問題ありませんね。今後はどんどん進めていけそうなので、今週末からは坂路入りを再開して乗り込む予定です。暑さが厳しい時にハードな調教を控えたこともあって、馬自身は元気いっぱい。夏バテなど体調面の変化は見られませんし、予定通り再来週の競馬には間に合いそうです」(田中淳司調教師)

 

【モンストルオーソ】

「明日17日(土)に半マイルからの追い切りを予定、5658秒の時計を出してみましょう。先週3ハロン42秒台の時計で追い切っていますので、問題なく動けると思います。引き続きゲート練習もおこなっていますが、スムーズに進入し、中で我慢がきいてしっかりと駐立できていますよ。9/10(火)の能力検査に向けて順調です」(佐藤裕太調教師)

 

【レッドルレーヴ】

坂路下の輪乗り場でダクを10分、その後、坂路を軽めに1本。

木幡育騎手「初日にしては落ち着きがありました。ダクを踏んでいても煩い感じはなかったですね。坂路では、初めてのところで物見をしていましたが、ハミもしっかり取っていましたし、軽い走りをします。これから乗り込みながらゲート試験に向けて進めて行きますが、乗り味も良く楽しみな馬だと思います。体重は、昨日、裸馬で計って444キロでした」

 

*****3歳馬*****

【ヴィヴァンフィーユ】

「手応えよく回ってきたのに直線はサッパリ伸びなかったな。いつものようにイレ込んではいたものの、数字が増えて体調面は悪く映らなかったが、メンタルの部分でまだ復調していない。能力が高いのでいずれ走ってくる馬だとは思うけど、未勝利戦はもう時間が無いから頭が痛いよね。レース後は一旦、函館競馬場に戻して落ち着かせることに重点を置いて調整しています。ウラハコ(札幌開催中に函館競馬場がトレセン代わりとして利用されること)がもう使えなくなるため、来週中には札幌競馬場に移動予定。出馬状況からも、3節で開催最終週(8/31.9/01)に向かうことになるだろう」(山内研二調教師)

 

*****4歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

11日(日)に3ハロン45.3秒を馬なりで、今日16日(金)には併せ馬で5ハロン66.6-51.8-37.8を強めで追い切りました。ゴール板を過ぎても脚色が衰えませんでしたね。口向きも気になりません。素直で前向きな気性の持ち主という印象は先週から変わりませんよ。9回大井開催(8/25~)の最終日28日(水)に組まれているダ1800戦に申し込みましょう。あとはこの暑さに負けず追い切りを重ね、順調にいくだけですね」(森下淳平調教師)

 

【ラヴノット】

「いい感じで追走できていて、あとは直線で伸びるだけと思って見ていましたが、そこからは案外でしたね。悪くはない競馬でしたが、あの手応えであればもうひと踏ん張りしてほしかったところです。行き切ると伸びてしまうところがある馬なので、もう少し脚を溜めるような形でも良かったかもしれません。レース後も大きな問題はなく続戦出来そうな感じですので、このまま札幌でもう1戦させるつもりです。今週の節を見ると最終週が現実的なところかなと考えていて、もう1回芝の走りを見たい気持ちもありますが、9/01(日)札幌・3歳上1勝クラス(芝1200m・混)だと節が足りなそう。とりあえずの本線は8/31(土)札幌・3歳上1勝クラス(ダ1700m・牝)とし、最終的な確定は想定を見ながら流動的に考えたいと思います」(小西一男調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、14日(水)に移動しました。

「終始スローペースで流れたため前有利の展開。なら無理に抑えず行かせればという見方もあるでしょうが、今後を考えれば控える競馬をマスターさせたい。そのため鞍上には折り合い重視の指示で今回運んでもらいました。ポジションは想像していたより道中悪くなったものの、折り合いの面ではよく我慢できていましたし、上位との着差も僅かですからね。結果はともかくそれほど悲観する内容じゃなかったと思います。目論見どおり長い距離を走れることが分かったのは今回の大きな収穫。この形を続けていけばいずれ結果に結び付くはずですよ。レース後も状態は特に変わりないものの、両前腕節のことがあるので無理はさせたくありません。来月に入れば新しいウッドチップコースも稼働するため、その頃に帰厩させて4回中山開催後半(9/21~)を目指す予定です」(大竹正博調教師)

 

【カグラヒメ】

「デビュー戦のようにフワッと行けるようならと、先行する競馬を指示していました。位置取りとしてはマズマズ悪くなかったと思いますが、結果的に内々で我慢させられる展開となり、34角で動きたいときに動けなかった。それでもスペースを見つけられてから直線の伸び脚は良かったですし、キックバックに怯む場面もなく、今後につながる競馬はできたと思います。大事に使っていけば、もう一つ上のクラスでもという見所はある内容でしたよね。レース後はそのまま札幌競馬場に滞在。テンションの高さが相変わらずで、今はなるべく落ち着かせること重視で調整しています。輸送がない分あと1回は精神的に我慢が利くと踏んでおり、状態を見て来週か再来週の番組に投票予定です」(昆貢調教師)

 

【レッドヴェイロン】

引き続き週3回は坂路、週3回はトレッドミル(キャンター)というメニュー構成で進めており、坂路ではしっかりとハロン15秒前後のところを乗り重ねています。馬体重は522キロ。成長分もあると思いますし、こちらではこのくらいの数字でちょうど良さそうですね。心身ともにコンディションに不安はありませんので、8月23日にこちらを出発し、天栄経由でノーザンファームしがらきへ移動の予定となりました。移動まであと1週間ほど。明日以降も現行のメニューで進めていきますが、好状態で送り出せるよう体調管理に努めていきます。

 

*****5歳馬*****

【アナザートゥルース】

本日16日(金)に福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動しました。

 

長距離輸送による疲れや熱発もなく、本日深夜に無事到着しています。早速、今朝からはウォーキングマシンでの運動をおこなっており、この後は状態を見て騎乗を開始する予定です。

 

【プラチナムバレット】

11日(日)に坂路コースで4ハロン60.7-44.6-29.3-14.4を単走で馬ナリに追われ、14日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.9秒追走して併せ、53.7-39.0-24.9-12.3を一杯に追い切りました。「体は十分回復しましたし、夏バテしている様子も見られない。使ってむしろコンディション自体は一段階上がってきている感じやね。追い切りの内容も負荷を強めてしっかり追ってきてもらいましたが、力強い動きに映りました。気合い乗りも程よくあり、そろそろ復調してきていい気配。来週8/25(日)小倉・小倉日経オープン(芝1800m)に向かいます」(河内洋調教師)

 

【ソルオリーヴァ】

14日(水)に坂路コースで4ハロン56.7-42.3-28.5-14.7を単走で強目に追い切りました。「久々の分、まだ重めで動き切れていない印象ですね。脚元の方は問題ないのですが、この暑い時期に急いで進めても休養明けの馬にはかわいそうですし、目標をスライドさせてください。また来週追い切った感じを見てからになりますが、今のところ9/08(日)中山・31勝クラス(芝1200m)を目標に進めていきたいと考えています。そこであればあと35本は追い切れますし、十分間に合うはずです。このまま態勢を整えつつも、脚元のケアはしっかりしていきます」(根本康広調教師)

 

*****6歳馬*****

【レッドイグニス】

493キロ。

マシン運動を継続していますが、歩様や触診でも違和感はありません。間もなくトレッドミル調整も開始できそうです。相変わらず飼い葉の食いもよく体調も良好なので、患部をケアしながら慎重に負荷を上げていこうと思います。

 

*****7歳馬*****

【ルグランパントル】

松風馬事センターで順調に調整され、3日(土)に帰厩しました。

15日(木)にPコースで5ハロン69.6-54.6-40.1-12.9を単走で馬ナリに追い切りました。「暑さにへばっている様子はなく、脚元も今のところ特に問題ありません。来週は火、水曜日の稽古で石神騎手に跨ってもらう予定なので、そこでの感触も確認しながら次走予定を立てていきたいと思います」(稲垣幸雄調教師)