*****2歳馬*****

【ノルトシュライフェ】

爪の症状も落ち着き、週3回坂路2本中心の調整を再開している。牧場担当者は「右前爪は挫石の症状だったと思われ、乗り出した後も問題ありませんでしたので、7月27日から坂路入りを再開しています。すでに元のペースに戻してきており、周回コース1周半と坂路では15秒ペースを乗り出しました。強目を乗り込みつつ、無理のない程度に負荷をかけて馬体を絞り込んでいきたいと思います」とのこと。8月上旬の馬体重は604キロ。

 

【ワンスウィートデイ】

グリーンウッドTで調整中。8月5日、担当者の話では「現在は週2回13秒ペースを消化しています。今のところノドの症状に変わりはなく、このまま強目をコンスタントに乗っていきます」とのこと。引き続きノドの経過を見ながら調整する。

 

*****3歳馬*****

【レッドルーナ】

柴山騎手「先生から出していって思いっきり乗って欲しいという指示があったのでスタートしてから仕掛けていくつもりでした。スタートは出たのですが、大外の馬が急に内まで入ってきたときにブレーキをかける感じになってしまい、そこから全くハミを取らなくなってしまいました。仕掛けていないとどんどん下がっていってしまうくらいで持つところもなかったですし、脚も溜まらなかったですね。最後までずっとそのような感じでダラっと回ってくるだけという走りになっていましました。今日はあそこでの不利が全てだと思います。今日だけではなんとも言えないですが、周りに馬がいた方が気が入りそうですし、距離ももう少しあってもいいかもしれません」

小島調教師「今までで内容としては一番良くなかったですね。体は減っていましたが馬の雰囲気は悪くなかったですし、スタートもこの馬としては出てくれたのですが、挟まれて気持ちが切れてしまったようです。権利を外してしまったので一度社台ファームに放牧に出しますが、また戻して使えそうなところを探っていくつもりでいます。できれば次は1500mくらいを使いたいですが、そのあたりも含めて考えていきます」

 

【レッドクレオス】

ルメール騎手「馬体の感じは初戦と変わらなかったですが、今日はそこまで周りを気にすることなく集中できていましたね。ちょっと大人しすぎる感じだったのでゲート裏から気合いを乗せておきましたが、スタートも上手く出ていいポジションを取れました。あまり早くいきすぎると止まりそうだったので溜めながら進めましたが道中もいい感じでしたよ。ただ、後ろがまくってきたときにまだトモが甘くてすぐにギアチェンジ出来ず、そこで前に出られた分の負けですね。勝ち上がるだけのものは十分あるのでまともなら次は大丈夫だと思います」

藤澤調教師「競馬するごとに内容は良くなっているだけにここで勝っておきたかったですが、うまく目標にされましたね。馬房の関係もあるので一度函館に運ぶかもしれませんが、札幌でもう一戦して決めたいと思います」

 

*****4歳馬*****

【ブリリアントリリー】

8/03(土)小倉・都井岬特別(芝2000m・牝)森裕太朗騎手 結果6

「一度使って息遣いなんかは凄く良化しているのを感じました。やはりパンパンの乾いた馬場がいいですし、最後は苦しくなって右へモタれてしまいましたが、脚を溜めるこの形も合っていると思います。なんとか優先の権利は確保したかったのですが…スミマセン」(森裕太朗騎手)

 

*****5歳馬*****

【レーヌジャルダン】

8月4日(日)新潟・両津湾特別(1勝クラス・芝1,800㍍)に三浦騎手で出走。馬体重は2㌔増の448㌔。メンコを着用し、ゆったりとした歩様でパドックを周回。多少の発汗は見られるも、気負いはなく馬体もすっきりとしたシルエット。馬場入りの途中でジョッキーが跨り、ゆっくりと落ち着かせてから返し馬へと駆けて行った。

レースでは、好スタートを決めて無理なく2番手のインコースに付けて行く。向正面途中から他の馬がペースを上げるも、我慢をさせ脚を溜めながらコーナーを廻り直線へ。残り400㍍付近から追い出され、途中進路が狭くなりながらもジワジワ脚を伸ばし5着。

高柳瑞樹調教師は「前走や前々走の好調時に比べると、状態はまだ一歩手前でしたが、ジョッキーがこの馬の今日の状態などを考慮して、上手く乗ってくれました。逃げていた内の馬を交わし切るのが理想でしたが、終いもしっかり脚を使えていましたね。ここを使って状態も上がってくると思うので、馬の状態を確認し、もう一度新潟の舞台で良い競馬を期待したいと思います」とのこと。

三浦騎手は「スタートを上手に切ってくれたので、抑えることも出来る馬ですが、無理せず前目に付けました。道中は気を抜かせないように運びながら脚を溜めて、直線でも良く伸びてくれました。進路が狭くなる場面があったので、もう少し広い場所で走らせて上げたかったですね」とのこと。

 

【アースミステリー】

8月4日(日)新潟・驀進特別(2勝クラス・混・直芝1,000㍍)に津村騎手で出走。馬体重は6㌔減の462㌔。ブリンカーを着用し、落ち着いた雰囲気できびきびとした歩様。馬体はマイナス体重も細め感のないつくり。ジョッキーが跨り馬場へと入場し、外ラチ沿いを歩かせながら、返し馬へと駆けて行った。

レースでは、好スタートから促して行き、外へと進路を取りつつ先段へ付けて行く。勝負所で追い出されたが反応出来ず17着。

田中博康調教師は「上手くスタートを切ることが出来ましたし、進路を取りながら前目に付けることも出来ていました。ただ、クラススピードが上がることで追走に苦労し、終始促しながらになって最後も伸びられませんでした。この後は馬の状態を確認し、福島のダート戦なども検討していく予定です」とのこと。

津村騎手は「このクラスになると、全体的にスピードが上がりますし、内枠というのも厳しかったですね。」とのこと。