*****2歳馬*****

【エルバルーチェ】

はじめての長距離輸送ということもあって、到着後はひと息入れてから、22()より乗り出しを開始しました。現在は周回と坂路コースを併用しながら、ハロン1820秒程度の普通キャンターを乗っています。新しい環境に慣らしながら、このまま徐々に調教ピッチを上げていきます。現在の馬体重は550kgです。

 

【パラダイムチェンジ】

「この中間も状態面に変わりないことから、予定通り中1週で8/01(木)門別・2歳未勝利(ダ1700m)に向かうことにしました。現在は本馬場内側にあるウッドチップコースで軽めのキャンターを乗っており、レースに向けての最終追い切りは、週明け29日(月)におこなう予定です。前回は頭数と枠順にも恵まれたところがありましたので、あまり強気にはなれませんが、次で何とか結果を出したいですね」(田中淳司調教師)

 

【モンストルオーソ】

北海道・オカダスタッドで順調に調整され、25日(木)に船橋・佐藤裕太厩舎に入厩しました。

「昨日、こちらに入れさせていただきました。輸送熱とまではいきませんが、幾分、到着時の体温が高かったので、今日は厩舎周りの運動にとどめています。現在は平熱に落ち着いているので大丈夫でしょう。ですので、今週一杯は軽めの運動で輸送の疲れを抜いてあげて、来週より馬場入りをスタートしたいと思います。あくまで青写真ですが、9月上旬の能力検査、9月末の船橋開催での出走になるでしょう」(佐藤裕太調教師)

 

【ルヴェルソー】

引き続き坂路(1000m)1~2本中心の調整。担当者は「最近坂路ではかかる位の勢いで走れており、スピードの乗りが良く反応も良くなってきました。直近では坂路3ハロン15~13秒をコンスタントに消化し、20日には15.1-13.3-13.3を計時しています。好反応・好アクションでしたよ」とのこと。現在の馬体重は474キロ。なお、同馬は7月26日出発の便で山元TCへ移動している。

 

【ワンスウィートデイ】

グリーンウッドTで調整中。7月26日、担当者の話では「現在はポリトラックコースで3000mと坂路1本を15秒ペースから終い13秒に伸ばして乗っており順調です。ラスト13秒の強目を乗ってもノドの症状に変わりはありませんが、大分体力も付いてきて動き自体は良くなってきています。このまま体力強化に励みます」とのこと。引き続きノドの経過を見ながら調整する。現在の馬体重は480キロ。

 

*****3歳馬*****

【カグラヒメ】

ノルマンディファーム小野町で順調に調整され、25日(木)に函館競馬場に入厩しました。

「馬房の都合がどうしてもつかず、帰厩がずれ込んでしまい申し訳ありません。札幌での調整はコースが限られてしまうため、函館競馬場に一旦入厩させてもらいました。いまのところはレース当該週に追い切りを消化した後、札幌への移動を検討しています。輸送で少し減らしたことを考えても、体つきは成長してだいぶ逞しさが出てきた。あとはなるべくテンションを高めないよう工夫してレースまで持っていきたいですね。3週目(8/10.11)の番組を目標とします」(昆貢調教師)

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「函館への輸送は無事こなしてくれましたが、追い切った後に飼い葉食いがなかなか戻らず、レース当日もイレ込みがきつかった。力負けではなく大幅減の馬体重が一番の敗因だと思いますし、うまく調整できずに申し訳ない気持ちです。まずはこのまま滞在で体を回復させ、中23週でレースに向かえればと思っています。出馬状況からは権利がなくてもダ1700m戦であれば出走できる見込みですが、万が一に備えて地方交流競走の8/08(水)門別・プレセペ特別(ダ1200m)にも申し込みを入れておきましょう」(山内研二調教師)

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとキャンターを2800m20秒ペース)のメニューで調整しています。普通に乗れてはいますが、厩舎から報告があったように、多少疲れが残っていて状態も良いとは言えない感じです。そうは言っても残り時間はもう1ヵ月ですし、少しでもいい状態で厩舎に戻せるように進めていきます」(担当者)

 

【マロンクルール】

「この中間は角馬場での運動で調整しています。美浦に戻した効果で、だいぶ落ち着いてきましたね。飼い葉も食べてくれていますので、疲労回復の進み具合の度合いはいいと思いますが、ここからの暑さと湿度が心配の種ではありますね。次はいよいよ背水の陣です。新潟芝1000m直・ダ1200m戦がターゲットですが、当該週の追い切りの内容とメンバー次第で決めたいと思います」(堀井雅広調教師)

 

【レッドアルビオン】

服部騎手「とくに指示がなかったので、できることなら前で競馬をしようと考えていました。スタートもまずまずでそれなりの位置をとれましたが、1コーナーで囲まれ砂をかぶると嫌がって進まなくなってしまいました。向こう正面で砂をかぶらない外に出し、びっしり叩いて先行集団まで押し上げようとしたのですが、ほとんど反応がなく、4コーナーで一杯に。馬は一生懸命走ってくれたのですが。2度も乗せていただいたのにいいところを一つも引き出せず、すみませんでした」

昆調教師「しっかり調教を積んでコンディション自体はよかったのですが、レースぶりに変化が見られませんでした。長く休ませて成長を待ちつつ鍛えたり、調教にもメリハリをつけたりするなど考えられることは実行したのですが、思ったようには変わってこなかったです。3走成績による出走制限で2ヶ月間出走できず、未勝利戦のあるうちに出走できないのでこれで引退に。みなさんの期待に応えられなかったこと申し訳なく思っています」

 

【レッドスプリンガー】

北村友騎手「ゲートは1歩目が遅いのは前回でわかっていたのである程度出していこうと考えていたのですが、出てからもモサモサしていてあまり出脚もつかなかったです。小回りコースで後ろからでは難しいので早めにスイッチを入れて自分から動いたのですが、先頭に立つとフワッとして幼い面を見せてしまって。1頭になったことで目標がなくなり、気を抜いてしまったのかもしれません。きょうはさすがに体に余裕がありましたが、一度使った次は体も絞れて息の持ちもよくなるでしょうし、気持ちも乗って走りも変わるでしょう」

平田調教師「パドックで馬っ気を出すなど子供っぽかったですね。久々のレースで新馬戦みたいなものでしたし、追い切りも長めをやっていなかったので、きょう休み明けを叩いたことや積極的な競馬で刺激を与えたことで変わってくると思います。次は中2週で同じ条件のレースを使おうと考えています」

 

*****4歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

これまでの戦歴および現状を踏まえ、小久保智調教師と協議をおこなった結果、大井競馬へ転籍することとなりました。

近日中に一旦、美浦近郊の松風馬事センターに移動し、9回大井開催(8/25~)での出走を目標に調整を進めます。

「前走後もしっかりと調教メニューを消化できており、そのうえ前々走(5/28)まで体を戻し、ハミを替えて万全の態勢で臨んだつもりだったのですが。近走連続2着、前走から100mの距離延長、クラス2度目とマイナス要因が見当たらない中で、今回こそは決めてくれると思っていました。外に張る走りも野田トレセンでの追い切りでは全く見せません。今回のように暴走気味になってしまう、考えうる原因のひとつとしては、やはりこの浦和コースの形態にあるのかもしれません。クラブ側と相談して、これまで走ってきた浦和や船橋とは逆回りとなる右回りで、大きなストライドを生かして窮屈なく走れる広々とした大井コースに3勝目を懸けることとなりました。16002000mという距離が充実していることも、クイーンズトゥルーにとっては近道となるでしょう。あと1勝で足踏みしてしまい、ご期待に応えられず、申し訳ありませんでした」(小久保智調教師)

 

【ラヴノット】

21日(日)に坂路コースで4ハロン59.3-43.0-28.3-14.0を単走で馬ナリに追われ、24日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.7秒追走して併せ、54.0-39.3-25.6-12.8を馬ナリに追い切りました。「先週と比べて時計を詰めてきましたし、状態は着実に良化していますよ。動きを見るとまだ幾分重め残りですが、予定が来週もしくは再来週ということを考えると、順調にきていると言って良いでしょう。一応今週末締め切りの8/7(水)名古屋・アポロ賞(ダ1400m)にも申し込みをおこなってみる予定です」(小西一男調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「この中間まだ大きなところまでは乗っていないものの、疲れが抜けて次戦に向けて進めていける状態。体質がしっかりしている馬なので回復は早いですね。来週8/03(土)小倉・都井岬特別(芝2000m・牝)にも特別登録する予定ですが、稽古の走りからは一度ダートを試してみたい。いずれにしてもメンバーと追い切りの動き次第で判断させてください。週末から時計を出していくつもりです」(石坂公一調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

本日25日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。

21日(日)に坂路コースで4ハロン57.2-42.0-27.5-13.2を単走で馬ナリに追われ、24日(水)にも坂路コースで4ハロン54.8-39.8-26.2-13.0を単走で馬ナリに追い切りました。「入厩当初はチャカチャカして煩く、稽古でもトモの頼りなさをあまり気にかけていませんでしたが、落ち着きが出たことでそういったウィークポイントも徐々に表立ってきました。美浦は改修工事でウッドチップコースが9月まで閉鎖されていますし、坂路でジックリと鍛えながら仕上げていきたい考え。2回新潟開催の3週目以降を目標にしていきます。なお、今朝受けたゲート試験では寄りつきがあまり行儀よくなかったものの、無事合格しています」(大竹正博調教師)

 

【レッドヴェイロン】

週3回は坂路2本16-15、週3回はトレッドミル(キャンター)という内容でトレーニングを進めています。引き続き順調に乗り込むことができており、体調や精神状態についても良い形で安定を示してくれています。詰め込みすぎないよう緩急をつけた調整内容で進めており、今後もトレッドミルを併用しながら坂路中心に乗り込んでいく方針です。馬の様子を見ながら次の段階への移行を考えていくつもりです。

 

*****5歳馬*****

【コンパッシオーネ】

728()大井11R・サンタアニタウィーク賞・B3()組・距離1400m戦へ56kg赤岡騎手で出走し5着、馬体重はマイナス1kg440kg、活力のある周回で馬体の張り艶も文句なく、絶好の気配でした。単勝は4.7倍の3番人気。五分のスタートもダッシュが悪く、後方3番手からの競馬になりました。馬なりのまま徐々に先頭との差をつめて、3コーナー中ほどから赤岡騎手の手綱が動き始めました。右ステッキが入り4コーナーで馬場の外目へ持ち出しましたが、追われてから伸びを欠き2.4秒差の1302の5着に敗れています。

 赤岡騎手からは「前に行けるものなら行ってますよ。先行する脚がないので、後方からじわっと乗りました。いい感じで上がっていけて余力もあったのですが、追い出してからはじり脚です。ワンペースでしか走れない馬ですので、今日の前残りの馬場と展開では難しかったです。また5着ですみませんでした」と、

 8戦連続の5着に肩を落としていた出川調教師からは「枠順が確定してメンバーを見た時には、今回は勝つチャンスがあると思っていたのですが、1Rから前残りの競馬ばかりでしたのでレース前は不安がありました。赤岡騎手には可能なら内々3番手の位置を取ってほしいと指示していたのですが、スタートダッシュが悪く馬場が向いていませんでした。この馬はパサパサの馬場が得意で時計の速い馬場は苦手です。すみませんでした。次も大井(8/11)を予定しています」とのコメントがありました。

 

【プラチナムバレット】

「作戦通りにうまく脚を溜めて運んでくれましたが、ペースを考えれば向正面でもう少しポジションを上げていきたかった。中井の馬に外から来られた際、『気持ちが怯んで走るのをやめそうになる面があった』と鞍上からは報告を受けています。ただ、今回は輸送でそれほど体が減らなかったし、直線最後までハミを取って伸び脚を見せ、少しづつではあってもメンタルの部分が戻ってきている。時間はかかりますが、バレット本来の能力が発揮できるよう今後も尽力していくつもりです。すでに昨日から運動を開始していますが、ダメージは特に感じられません。次走は8/25(日)小倉・小倉日経オープン(芝1800m)を目指したいと考えています」(河内洋調教師)

 

【ソルオリーヴァ】

「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600m2セット(1718秒ペース)のメニューで調整中です。順調に進められていて、左腕節も安定した状態で推移しています。今はしっかり乗り込みながら積み重ねているところですが、もういつでも送り出せる状態にありますよ。根本調教師には、その旨伝えてあるので、近々入厩の運びとなるはずです」(担当者)

 

【ホウロクダマ】

ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、本日26日(金)に帰厩しました。

「まずはトレセンでもノドの状態を確認しながら進めることになりますが、目標は2回小倉開催の後半戦(8/17~)。ホウロクダマが得意としている舞台ですからね。ダ1000mは毎週1鞍ずつ組まれていますし、馬体の仕上り具合も含めて使う番組を決めるつもりです」(中竹和也調教師)

 

【レッドクライム】

479キロ。

担当スタッフ「今週は周回コースで18-17を乗っています。少しペースを上げてみましたが、このペースなら楽に動けていますし、トモの踏み込みも良いですね。稽古がそこまできつくない分、夏負けしているような感じも見られません。肌艶もきれいですし、体調も良いですよ。緩め過ぎても良くないので、来週は1度15-15のペースで乗ってみるつもりです」

 

*****6歳馬*****

【ラタンドレス】

「一度使って馬がシャキッとしていたし、速い流れで展開も嵌ったね。追い出してから少しモタモタしてしまったけど、ああいう競馬を続けていけば相手ひとつで勝ち切ることは可能だろう。それにしても本当にタフ。適鞍を考えて阪神まで待つことも考えましたが、それほど疲れていない様子なのでこのまま続戦するつもり。小倉を考えるならば、今ならダ1700m戦を試してみていいんじゃないか」(山内研二調教師)

 

【レッドイグニス】

舎飼療養中。

良い意味で状態は変わらず経過は順調です。飼い葉を良く食べて体調は良さそうですし、年を重ねて以前よりも大人になったのか、特に悪さもしませんし、落ち着いて過ごせています。もうしばらく舎飼で様子を見ます。

 

*****7歳馬*****

【ルグランパントル】

「現在は2030分の程度のロンジング運動で調整中です。先週末にエコー検査をおこないましたが、大きな問題は見つかりませんでした。ただ、打撲による若干の熱感はまだ残っている状態。それでも動かせないことはないので、一段階メニューを上げて進めています。23日(火)には脚元や背腰、トモにかけてショックウェーブ治療をおこなっています。まずは現状のメニューで様子を見ていこうと思います」(担当者)