*****2歳馬*****
【パラダイムチェンジ】
「現在は本馬場内側にあるウッドチップコースで軽めのキャンターを乗っています。前走後もまったくと言っていいほど疲れがないタフな馬。来週からは坂路入りも再開し、次走については予定通り中2週で、再来週の出走を考えています。ただ、どの番組に向かうかはもう少し検討してから決めるつもりです」(田中淳司調教師)
【ルヴェルソー】
6月26日に15.4-15.2秒、28日に15.6-13.8-14.4秒、7月2日に15.1-14.8秒、4日に15.7-14.5秒の時計を出している。(全て坂路1000m)牧場担当者は「毛艶も乗り込むにつれ良化中で、最近は前進気勢も高く騎乗者も手応えを感じているようです。秋頃の入厩に向けて順調に進んでいます」とのこと。現在の馬体重は481キロ。
【ノルトシュライフェ】
牧場担当者は「坂路で15秒台まで進めています。ペースアップ直後は体重も落ちていましたが、慣れてきたのか今はまた徐々に増えてきています。数字の割に重さを感じさせない動きを見せており、これからペースを上げて秋頃を目標に乗り込んでいきます」とのこと。6月末の馬体重は594キロ。
*****3歳馬*****
【カグラヒメ】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整しています。今週も週に2回の追い切りのうち、1回は4ハロン55秒程度のところをおこなっています。先週よりも坂路のスタートに近い位置から速めの時計を刻む内容に切り替えていますが、後半までしっかりした脚取りで登坂。状態、中身ともに充実してきたのが感じられます。目標が1回札幌開催(7/27~)へスライドしたものの、追い切りを重ねてもテンションが上がることはなく、精神面は安定していますし、更に負荷を掛けて帰厩に備えていく考えです。
【ヴィヴァンフィーユ】
3日(水)に坂路コースで4ハロン57.3-40.4-24.8-12.1を単走で一杯に追い切りました。「デキは変わらずいい。一度使って前回より体が引き締まって映るし、この馬なりに飼い葉もちゃんと食べれている。距離は違えど左回りの中京コースも二度目だから心配はしていないよ。あとはメンバー的にどうかですが、適度に時計のかかる馬場になってくれれば出番はあるだろう」(山内研二調教師)
【リーピングリーズン】
3日(水)に坂路コースで4ハロン56.8-41.5-26.8-13.4を単走で馬ナリに追い切りました。「水曜日の追い切りは単走で軽めの内容でしたが、唸るような手応えで坂路を登板。前走を使ってさらに状態は上がっていますよ。脚元が今は落ち着いていますし、こちらの思うようなメニューで調整できている点も大きい。大事にやっていけばポンポンと軌道に乗っていけるタイプだと思うので、なんとか早く1つ勝たせてやりたいですね。来週7/13(土)福島・3歳未勝利(芝1800m)に大野で向かいます」(奥村武調教師)
【マロンクルール】
「滞在で中1週にしては前走からプラス2kgと増え幅が案外でしたね。なかなか一朝一夕とはいきませんが、気性面の成長が欲しいところです。もう少しゆったりとして、飼い葉もしっかりと食べてくれるようになると、身にもなりやすいはずで、もっとハードな調教を課せるのですが。1000m戦を2回使わせてもらいましたが、忙しい印象を受けましたので、次走は1ハロン延長して芝1200m戦を本線に考えています。来週の牝馬限定戦を予定し、3kg減の団野大成ジョッキーをおさえています」(堀井雅広調教師)
【レッドアルビオン】
本日はCウッドコースで調整しました。
助手「きのうと同じメニューで調整しました。この時期としては涼しい日が続いているため、少しずつ元気を取り戻してきていて、馬房内でも運動中もピリッとしたところを見せるようになっています。これからレースに向けて調教を強めていくのでいまのうちに少しでも気力、体力ともにフレッシュな状態まで回復させておきたいと考えていたので、ここまでは順調と言えそうです。週末は来週以降の追い切りに備えて時計にならない程度の負荷をかける予定です」
本日はCウッドコースで調整しました。
助手「Cウッドコースを普通キャンターで1周半。競馬明けはだいぶクタクタしていましたが、だいぶシャキッとしてキャンターでも前進気勢が感じられるようになりました。しばらく楽をさせたことでリフレッシュし、体の疲れも癒えたようです。いまのところ小倉開幕週での出走を考えており、来週半ばくらいからペースを上げていこうと考えています」
【レッドクレオス】
乗り運動後、坂路下でダクを15分。
助手「雨で馬場が悪かったので坂路下でダクだけ乗っておきました。もっとトモがくたっとしているかなと思いましたが意外と大丈夫そうですね。疲れがないわけではないですが、普通の競馬後というくらいで続戦していくには問題ない状態かと思います。今回は戻ってからサラッとやって競馬に使ったので、そのぶんダメージはきていないのかもしれません。また徐々に負荷をかけていきますが、福島、新潟両方に対応できるようにやっていきます」
運動のみ。
藤澤調教師「初戦は気を使って競馬以前の感じでしたが2戦目で内容は見違えましたね。もう少しじっくり競馬できればとは思いますが、きつい形でも最後まで頑張れたのは良かったと思います。今回はあまり攻めずにソフトな仕上げでしたが、その中で内容が良化したようにやはり能力はありますね。まだ跨っていないのでトモにどれだけダメージがきているかはこれからですが、見た感じそこまでガクッときているということはないですよ。時間もないので続戦するしかないのですが、これなら大丈夫かと思います。次は新潟の開幕週も考えていますが、一度走った福島のほうが慣れもあって精神面ではいいかとも思うので、福島最終週の馬場がよっぽど悪くなければそこを使うことも視野に入れて進めていきます」
【レッドスプリンガー】
調教メニュー:引き運動
平田調教師「今朝は厩舎周りの引き運動で調整しています。さすがにまだ見た目も中身も重め残りですね。今週末も時計を出して体を作っていきたいと思います。今のところ、小倉1週目のダ1700mを目標に考えています」※鞍上は北村友騎手を予定。
調教メニュー:角馬場→坂路
坂 助手 56.7-40.9-27.4-13.4 馬なり
助手「入厩後の初時計、さすがにまだ体にかなり余裕がありますし、緩さも感じますが、乗り味はいい馬です。脚元は今のところ全く問題なさそうです。時間のない中ではありますが、大型馬なのである程度じっくり作っていきたいところです」
【レッドルーナ】
小島茂調教師「初めての1200m戦という事もあって前半は流れに乗れませんでしたが、終いはしっかり脚を使えていたので収穫はありました。慣れは必要だと思いますが、本質的に距離は合っていると感じました。昨日までは曳き運動で様子を見ましたが、使った後も馬体や脚元に問題はありませんし、飼葉もしっかり食べています。今日は荻野琢真騎手を背に角馬場で軽め乗ってもらいましたが、乗ってみても硬い感じはなかったようです。コンディションも引き続き良好なので、連闘にはなりますが、今週土曜の函館7R(芝1200m)に投票する事にします。今週は武藤騎手がいないので、今回は横山武士騎手にお願いしています」
【アスティ】
3日、田中博康調教師は「今朝の坂路調教で、自分で跨がり55秒くらいのところを調整しています。少し気にしていた、ソエの具合は落ち着いていましたが、腰に幾分の疲れが見られましたので、レースに向けてケアをしていきます」とのこと。
【ライクトゥシャイン】
帰厩後も順調で、今週7月7日(日)中京・ダ1400mに中谷騎手で出走予定。3日、宮本調教師は「本日、中谷騎手を背に坂路で追い切りを行いました。単走で4ハロン54秒7、ラスト12秒3を計時し、良い動きで坂路を駆け上がってきました。中谷騎手も『良い馬ですね』と好感触だったようで、久々ですが好レースを期待しています」とのこと。
*****4歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
「あと1勝が遠いですね。決め切れずに申し訳ありません。飼い葉食いは変わらずで調子落ちは見られず、前走のダメージは少なそうですね。雰囲気も悪くありません。ただ、少しトモに疲れが見られるので、その回復次第で次が決まりますかね」(小久保智調教師)
【ラヴノット】
「現在はダートコースでダクとキャンターを3000m、坂路2本(20秒ペース、週1~2回は15~16秒ペース)のメニューで調整中です。硬さがほぐれてきて、いい流れの中で乗り込めています。体重も増えてきて体にも大分張りが出てきました。この感じで積み重ねられたら帰厩も視野に入ってくると思います。来週か再来週あたりには目処を立てるつもりで進めていきます」(担当者)
【ブリリアントリリー】
吉澤ステーブルWESTで順調に調整され、3日(水)に帰厩しました。
「牧場でも緩めず乗り込んでもらっていましたが、帰厩してからの雰囲気がとてもいいんですよね。本来あまり追い切り本数を重ねずに出走させるスタイルではないのですが、態勢が整うようなら来週7/13(土)中京・3歳上1勝クラス(芝2000m・牝)も検討したいと考えているほどです。牝馬限定戦で距離もベストの条件に思えますし、中団で脚を溜められれば前走のように直線は伸びてくるはず。ただ、現時点ではあくまで馬の状態次第の予定ですので、追い切りで中身が足らないと判断した場合にはスライドさせてください」(石坂公一調教師)
【ヴァイスブリッツ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。6月28日(金)にレントゲンを撮りましたが、大きな問題はありませんでした。左腕節には若干の屈曲痛が感じられるので、この中間は調教量を減らして対応しています。ただ、今の感じでいけばもう少しで完全良化しそうなので、このまま様子を見ながら進めていきたいと考えています。来週には入厩となる運びですよ」(担当者)
【レッドヴェイロン】
坂路とトレッドミルを使用しての調教メニューは変わらず、坂路では週3回ハロン16秒ペースで乗り進めています。このペースで本数も消化してきましたが、動きやコンディションに不安は見られず、しっかりと乗り込みを重ねることができています。ハロン15秒台も目前というところまできていますので、状態を見ながら次のステップへの移行を考えていきます。