*****2歳馬*****

【エルバルーチェ】

この中間も週3日のペースで直線坂路コース(1000m)に入っています。そのうち週1日は、ハロン15秒ペースの強め調教を消化しており、19()2F27.9-14.4秒の時計をマークしました。コンスタントに強め調教を課しても疲れを見せることはなく元気一杯で、ここにきて軌道に乗ってきた印象です。スタミナも充分ありそうですし、今後はアクションにもう少しメリハリがついてくれば、なお良化が見込めることでしょう。現在の馬体重は470kgです。

 

【パラダイムチェンジ】

6/27(木)門別・2歳未勝利(ダ1200m)服部茂史騎手 結果6

「多頭数のうえに真ん中の枠でしたので、出来ればこの際に馬込みも経験させたかったのですが、スタートが良くなかったですね。そこは考えていたようにいきませんでしたが、後方を追走してゴールまでジリジリと伸びてはいたので、展開次第では掲示板もあったように思います。今回は中1週だったため、次走は中2週ほど間隔を空けましょう。距離延長も検討します」(田中淳司調教師)

 

【レッドカルム】

マシン60分、常歩3000m、ダク1200m、周回2000m、坂路。馬体重530キロ。

坂路主体に順調に乗り込んでいます。直近は坂路で3F14.0-13.9-15.8を計時。終いも一杯ではなく、大型馬の割に反応もシャープ。時計を出し始めてから捌きに軽さが増しています。それでいてパワーと力強さも感じるのが本馬のいいところ。いま良い感じに上昇しているので、この調子で乗り進めていきたいです。

 

【レッドルレーヴ】

馬体重456キロ。

この中間は坂路で週1回はF13秒までペースを上げて調整しています。以前は線の細いところを感じさせましたが、ここにきて乗り込んでも馬体が減らなくなって芯がしっかりしてきたように感じています。坂路の他に週3回は長めのキャンターも消化していますし、しっかり負荷をかけられるのが何よりです。当初は今月中にも天栄に移動するプランがありましたが、ここにきてかなり蒸し暑くなってきたのと、もうひと回り成長を促したいという師の意向もあって、当面は牧場で乗り進めることになりました。それでも馬の状態次第ではいつ声が掛かってもおかしくないですし、こちらもその心構えで調整に取り組んでいきます。

 

【レッドエランドール】

マシン60分、常歩3000m、ダク1200m、周回2000m、坂路。馬体重487キロ。

この中間も下痢の症状も見られずコンスタントに時計を出しています。坂路で3F14.0-13.9-15.0、3F15.5-14.4-14.9の2回強めを消化しましたが、乗り込みに比例して徐々に反応にシャープさが出てきました。馬体の張り艶、筋肉の張り出しなどにも良化がうかがえます。

 

【レッドヴァレリー】

マシン60分、常歩3000m、ダク1200m、周回2000m、坂路。馬体重512キロ。

左前管の骨瘤の痛みも解消したので乗り込みを再開しています。中間は坂路で2F15.0-14.815.8-14.7を2本乗りで消化しましたが、その後も脚元を気にするところはなかったです。ただ、楽をさせた影響もあるのか動きには若干力みがあって、それが走りの硬さにも繋がっている印象。乗り込みを重ねて、伸びやかな動きができるように矯正していきます。

 

*****3歳馬*****

【カグラヒメ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は1315秒ペース)のメニューで調整しています。今週も週に2回は追い切りをおこない、そのうち1回は3ハロン40秒を切る強めの内容です。いつ声が掛かっても送り出せるくらいの状態まできていますし、追い切りを重ねながら更に上向きの印象。坂路メインの調教をこなしていることもあり、寂しく見えていた背腰は別馬のような逞しさが出ています。今後もコンスタントに速めを乗り込みつつ、帰厩へ向けもう一段階調子を上げていければと考えています。

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「やや重め残りが響いたか、久々の分だったためか直線は伸びを欠いてしまったな。ただ、道中いい感じで追走できていたし、距離延長自体は間違っていないと思います。勝ち馬は別格でも2着からはそれほど差もなく、次またやれば逆転可能ではと見ている。レース後も特に変わりありませんので、来週7/07(日)中京・3歳未勝利(ダ1800m・牝)に向かうつもりです」(山内研二調教師)

 

【リーピングリーズン】

「今朝も坂路を1617秒ペースで1本登板。暑さに堪えている様子はなく、この中間も順調に調整が進められていて飼い葉食いも良好です。前走タフな馬場状態で走りましたので、疲れをしっかり抜いてやって次走に向かいたいと思っています。乗った後は水冷で入念にケアを続けているものの、脚元の感じはだいぶ水っぽさが抜けてスッキリしてきた印象。7/13(土)福島・3歳未勝利(芝1800m)を予定しており、鞍上は前回騎乗した大野に依頼しています」(奥村武調教師)

 

【レッドスプリンガー】

調教メニュー:引き運動

平田調教師「残された時間もそれほどありませんし、北海道から直接トレセンへ入厩させることにしました。今朝は厩舎周りの引き運動で様子を見ましたが、到着後も体調に問題はなさそうなので、明日より騎乗運動を始めていく予定です。順調にいけば小倉開催での復帰を目指していくことになるでしょう」

 

*****4歳馬*****

【ラヴノット】

「現在は屋外ダートコースでダクとキャンターを3000m20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込めていて、20秒を切るくらいのペースまで上げてきていますよ。体は大分フックラとしてきましたし、キャンターも柔らかくなってきました。来週くらいからペースアップを図ろうと思っていますが、小西調教師からはペースを上げて乗れるようになったら、いつでも帰厩させられるように準備しておく、と言われています」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター40004500m、キャンター600m2本(17秒ペース)のメニューで調整中です。背腰に使ったなりの疲れがありますが、許容範囲といった感じで調教には支障ありません。このまま乗り込みながらほぐしていきたいと考えているところ。小倉あたりが目標と聞いているので、来週から15-15のメニューを取り入れながら、緩めないように進めていきます」(担当者)

 

【ヴァイスブリッツ】

「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600m2セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。左腕節の屈曲の際に若干反応が出てきたので、ケアをしながら進めています。念の為22日(土)にショックウェーブ治療を施しましたが、痛みが緩和してきたようで、その後は柔軟性も出てきています。引き続き脚元の様子を確認しながら、ボディコンディションを上げることを重点に置いて、長めをじっくりと乗り込んでいこうと思います」(担当者)

 

【レッドヴェイロン】

メニュー構成は変わりませんが、この中間は坂路でハロン16秒ペースを中心として乗っています。しっかりと下地は作ってきましたので問題なく動いてくれますし、無理のない形でジワリと負荷を高めることができています。引き続きトレッドミルでの運動も併行しながらという内容で進めており運動量は十分。馬の雰囲気も良好ですので、このムードのまま進めていきたいところです。

 

*****5歳馬*****

【プラチナムバレット】

一旦、京都府・宇治田原優駿ステーブルで調整を進めることになり、23日(日)に移動しました

「現在は600mの馬場をダクとハッキングキャンターで2400m、坂路コースを1本(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。当初は在厩のまま調整していくつもりだったようですが、7/21(日)中京・中京記念(G3・芝1600m・ハンデ)まで少し間隔が空くからということで、短期でこちらで預からせていただくことになりました。右肩に若干筋肉痛の症状が見られるので、ケアをしながら進めています。大分良くなってはいるので、様子を見ながらペースアップを図りたいと考えています。態勢を整えて送り出したいですね」(担当者)

 

【ソルオリーヴァ】

「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600m2セット(20秒ペース)のメニューで調整中です。膝の状態は落ち着いていて、脚元にも不安が出ることなく順調に進められています。今はもう積み重ね態勢に入っていますよ。骨格的に500kgくらいがちょうどいい体付きなので、現在の体重も理想的と言えますね。安定しているので、このまま乗り込んでいきましょう」(担当者)

 

【ホウロクダマ】

現在は馬場3周と坂路1本を1618秒ペースのメニューで調整しています。この中間も順調で、動きが良化し、馬体も引き締まってきました。毛ヅヤも日に日に良化傾向にあり、内臓面の調子も良さそうです。ノドは音こそするものの、坂路のペースを上げてからも特別変化はなく、牧場レベルの調教で苦しくなるような面は見られません。来週の後半にはハロン15秒ペースの追い切りを開始する予定です。

 

【レッドクライム】

491キロ。

担当スタッフ「乗り進めてきたことと急に暑くなってきたことで疲労が出たのか、全身に皮膚病が出てしまいました。先週の土日は治療に専念したところ、炎症もすぐに治まり、月曜からは周回コースで20-18のペースで3000mを再開しています。まだ動き始めに硬さはあるものの、ほぐれれば問題ありません。背腰の感じも悪くありませんよ。午後もトレッドミルに入れて運動量を増やしていますが、もう大丈夫です。飼い葉は毎日完食していて馬体重も先週から大きく増やせているので、体調を見ながら更に負荷を強めていきたいと思います」

 

【レッドジェノヴァ】

マシン運動60分。馬体重534キロ。

担当スタッフ「この中間も左前の腫れが引かなかったため、こちらのクリニックでも改めてレントゲン検査を行ったところ、左前種子骨部遠位に骨片が確認されました。マシン程度の軽い運動なら問題ない程度の状況ではありますが、屈曲した時に痛みもあるようなので、ケアしながら今後の方針を検討していきます」

 

*****6歳馬*****

【ラタンドレス】

「現在は600mの馬場をキャンターで2400m、坂路コースを12本のメニューで調整中です。口角はケアをしながら進めていますが、劇的に良くなったという感じはしません。それでもプールを併用していることもあってか、リラックスできていますし、走路での走りは可動域が広くなってきた感じがします。レース体重から10kgほどしか増えておらず、なかなか太らせられませんでしたが、状態は良いと思います。明日29日(土)の検疫で帰厩することになりました」(担当者)

 

【レッドイグニス】

馬体重475キロ。

担当スタッフ「屈曲痛は少しありますが、歩様に違和感はなくマシンで軽く運動させています。保存療法か手術が必要かはこれから判断することになります」