*****2歳馬*****

【パラダイムチェンジ】

「前走の疲れやダメージもなく、この中間は次走に向けて調整を進めています。来週でも使えそうな状態にあるので、2鞍組まれている1000mのアタックチャレンジのうち、どちらかへ登録することも検討しましたが、次は距離を1ハロン延ばしてみることにしました。再来週6/05(水)門別・JRA認定アタックチャレンジ競走(2歳未勝利・ダ1200m)に向かう予定です。翌6日(木)には1700m戦もありますが、現時点で1周ゆったり回るようなレースを使っても、競馬を覚えることにはならないと思います。ゆくゆくはこれくらいの距離でと考えていますが、もう少しの間は短距離中心に走らせましょう。1000mよりテンに忙しくない分、前半の追走もやや楽になるはずです」(田中淳司調教師)

 

【ルヴェルソー】

引き続き週3回坂路(1000m)主体の調整で、2本登坂の日もあり順調にペースアップを図っている。23日、牧場担当者は「先週2ハロン15.2-15.2秒、今週は2ハロン15.3-15.2秒をマークしています。馬のシルエットはずいぶんと大人びて来ていますし、毛艶は更に明るくなっていくと思います。乗り込みながらも体重は減らず順調です」とのこと。現在の馬体重は470キロ。

 

【ノルトシュライフェ】

引き続き週2回坂路2本16-16中心の調整。5月22日、担当者は「同様のメニューでキッチリと乗り込んできて、今週はウォーキングマシンによるリフレッシュ調整を挟んでいます。この中間も馬体が増えているようにまだ成長過程にあり、もうしばらくは無理せずに進めたいと思っています」とのこと。現在の馬体重は588キロ。

 

【ワンスウィートデイ】

引き続きBTCの屋外馬場を併用し、ダートコースで3000mを乗り込みつつ、週2回坂路入りしており順調。場長は「近々移動と聞いていますので、強目の本数は週1回(14-15)程度に抑え、輸送に備えた調整を行っています。馬体も絞れてきて、14-15ペースは軽々動けるようになっていますし、良い状態で送り出せそうです」とのこと。牧浦調教師は「今月中に移動させたいと考えています。この時期の2歳としては馬がしっかりしていますので、栗東近郊で入厩に向けた最終調整を行い、入厩後はデビューに向けて進められればと考えています」とのこと。現在の馬体重は482キロ。

 

*****3歳馬*****

【カグラヒメ】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。ここまで順調にメニューを消化することが出来ており、背腰のラインも整ってきました。それでもまだ完成の域には達していない感じなので、引き続き乗り込んでいくことで更なるパワーアップが図れそうです。以前に在厩していた時よりも落ち着きが出て、精神的に大人びてきた印象ですし、フットワークの良さからもこの先は長めの距離でも活躍してくれるのではないかといった印象も受けます。今週末には15秒ペースの追い切りをおこなってみる予定ですが、時計だけでなく中身の濃いメニューを考えて調整したいと思います。

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「現在は1時間のウォーキングマシン運動の後、1200mの馬場と全長300mの坂路を併用して、ダク2000m、キャンター2000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込めています。もともとトモが緩いのがありますし、疲れが抜けきらないようで、どうもしっくりしない印象。大きな問題というわけではありませんが、そこがずっと課題ですね。飼い葉をよく食べているように体調は良いので、このまま進めていきましょう」(担当者)

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとキャンターを2800m1820秒ペース)のメニューで調整しています。普通に乗れてはいますが、四肢に若干浮腫みが見られるように多少疲れが残っているのかもしれません。メンタル面や動きは良いので大きな問題はないと思います。近日中に入厩となる予定です」(担当者)

 

【マロンクルール】

「十分に見せ場はあったと思うのですが、なかなか息が入らなかったようで。そういう意味で現状は7ハロン以上はこの馬にとっては長いようですね。レース体重408kgと東京競馬場までの輸送があったにもかかわらず、馬体を維持できたことはなによりでしたし、地力強化と成長の証でしょう。このまま在厩で調整し、1回函館開催(6/15~)のダ1000mもしくは芝1200m戦を目標にしたいと思っています」(堀井雅広調教師)

 

【レッドクレオス】

マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター2400mを25-25秒。484キロ。

担当スタッフ「飼葉も食べていますし、体調はいいですね。毛艶も良くなっています。まだ右トモに頼りない感じはありますが、キャンターに行けば問題ありません。近々入厩の予定なので、この後もケアしながら進めていきます」

※入厩の検疫が混んでいる為、移動は来週以降の予定。

 

【レッドスプリンガー】

馬体重586キロ。

今週は週3回の周回キャンターと残りの3日は坂路調整のメニュー。まだ坂路は1本乗りですが、F16秒を継続的に乗れるようになっています。ステップアップしても脚元は落ち着いていますし、ここまでは予定通りという感じですね。体の大きな馬でどうしても脚元に掛かる負担も大きくなりますが、調教後のケアを入念に行い、なんとか北海道開催に向けて上体を上げていければと思います。

 

【レッドアルビオン】

本日はひき運動を行いました。

助手「きのう(水)獣医師のチェックを受けましたが、とくに傷んだところはなく、内面の状態も問題ないということでした。治療もなかったです。運動中の歩様に硬さはなかったですし、先週よりいくらかピリッとして自分から進んでいこうともしていました。馬体重は528キロと先週から増減なしでしたが、走れる体つきになっています」

 

本日は坂路にて追い切りました。

坂路 56.1-41.0-26.5-12.7 一杯

助手「心身の不安は解消し前向きさが感じられるようになってきています。きょうも馬場が悪いなかでもバランスを保ってしっかり走っていたし、前の馬が蹴り上げたチップをかぶってもひるまずに一生懸命走っていました。前の馬との距離がなかったので少し追いづらくなってしまいましたが、スムーズならもう少し時計を詰められたかもしれません」

昆調教師「しばらく休ませて一回使ったあとなのだからもっとピリッとしてエネルギッシュなところを見せてほしいのですが。来週には使える状態にはもっていけそうですが、次どこを使うべきかイメージがはっきりしてこないのでもう少し考えさせてください」

 

【レッドルーナ】

北の角馬場で運動。

助手「今日から乗り出しています。北の角馬場で軽めのメニューでしたが、右トモの入りも違和感はなかったですし、全体的に硬さもそこまで見られなかったです。飼葉の食いも良いので、馬体重も468kgまで戻せています。このまま厩舎に置いて進めていく予定なので、緩めずに乗り込んでいきますよ」

 

マシン運動。

小島茂調教師「レースではテンから行く気になってしまったこともありますが、競りかけて来た馬に対して、もう少し主張して乗っても良かったとも思っています。権利を取って次に繋げたかっただけに、結果を出せず申し訳ありません。レース後は右トモに疲れが見られましたが、入念にケアしながら対応しているので、今のところ大きくガクっと来た様子はありません。飼葉もこの馬なりに食べていますよ。次走は函館で芝1200mを使いたいと考えているので、このまま厩舎に置いて進め、タイミングを見て函館に移動させる予定です」

 

【アスティ】

22日、田中博康調教師は「ソエを気にしていますので、ショックウェーブ治療を施しました。数日間様子を見て、短期放牧を挟むのか、続戦させるのかを決めようと思います」とのこと。

 

【ライクトゥシャイン】

4月27日よりノーザンファームしがらきで調整中。5月22日、担当者の話では「ソエの痛みは治まったようで、乗り出した後も順調にきています。現在は坂路で15-15を消化しており、引き続き脚元の様子を見ながら乗り進めていく予定です」とのこと。5月20日現在の馬体重は467キロ。

 

【アースプレリュード】

23日、武井調教師は「先週除外になりましたので、函館開催に向けて調整を進めています。今朝、坂路で見習騎手鞍上で半マイルから54秒台、終いは一杯に追われて12.7秒でした。このペースなら折り合いもちゃんと付きますし、最後もしっかりと動けており順調です。レースの1週前に函館へ向かいたいと思います」とのこと。6月16日(土)函館・3歳未勝利(混・芝1,200㍍)への出走を予定している。

 

*****4歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

「昨日23日(木)に4ハロン55.1-40.4を直線強めで追い切りました。追っての反応も良く、最後はしっかりとしたひと伸びを見せてくれました。来週の5/28(火)菖蒲月特別(ダ2000m)を森泰斗ジョッキーで予定しましょう。なかなか組まれない距離ですが、中央時代の実績からクイーンズトゥルーにとってはむしろ好都合かもしれませんよ。今度こそ3勝目をしっかりと決めたいところです」(小久保智調教師)

 

【ラヴノット】

「小林が話していたように芝の感触は悪くなかったですし、道中もいい感じで追走できていたと思います。距離はこれくらいが一番合っていそうですね。直線でも内からじわじわと伸びいましたし、この条件で勝ち馬から1秒差。噛み合えばどこかで通用してもおかしくはないですよ。続戦も視野に入れていましたが、レース後は少し硬さが感じられますし疲れも見られるので今週一杯は様子を見て、今後のことを考えるつもりです」(小西一男調教師)

 

【ブリリアントリリー】

吉澤ステーブルWESTで順調に調整され、22日(水)に栗東・石坂公一厩舎に入厩しました。

「脚元には皮膚病のなごりがまだ残っていますが、体調面は良さそうに映ります。環境の変化にもまったく動じませんし、従順で手がかからないタイプ。坂路コースでもダイナミックなフットワークは目に付き、血統的にも長い距離に向いていそうなイメージですね。もう少し様子を見てから、具体的なレースの目標を立てていきます」(石坂公一調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

昨日23日(木)に茨城県の松風馬事センターに移動しました。

「昨晩無事に到着しています。こちらに来たのが遅い時間だったので、今日は輸送の疲れを取ることに専念しましたが、今のところ大きな問題はなさそうです。地方で連戦でしたし、初めてお預かりする馬なので、脚元を含めてしっかり様子を見ながら進めていきたいと思います」(担当者)

 

【レッドヴェイロン】

調整メニューは変わらずトレッドミル(キャンター)、トレッドミル(ダク)という内容です。ダクでの運動日を増やしたり馬の様子を見ながら進めていますが、ここまで与えたメニューを休まず消化することができています。体調面を含め特に不安材料もありませんので、引き続き騎乗運動開始を目標にトレーニングを進めていきます。

 

【シングシングシング】

23日、伊藤大士調教師より「本日の検疫で入厩しています。ここから、東京のダ1,300㍍か1,400㍍のレースを目標に調整していきます」との連絡が入った。