*****4歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
松風馬事センターで順調に調整され、17日(金)に帰厩しました。
「前走体重(428kg)から約20kg増えてこちらに戻ってきました。数字以上にフックラと映りますし、上手く調整していただいたと思います。明日から3回浦和開催(5/27~)出走に向けてピッチを上げていきましょう。長期間ユルめたわけでもなく、追い切り本数もそれほど必要としないタイプですので、きっちり仕上がると思いますよ」(小久保智調教師)
【ラヴノット】
15日(水)に坂路コースで4ハロンから0.6秒先行して併せ、53.0-38.7-25.8-13.6を馬ナリに追い切りました。 「大きな疲れは見られないので、中1週になりますが今週どこへでも投票できるように昨日追い切りをおこないました。終いは少し掛かりましたが、間隔が詰まっているので息を整える程度でしたし、全体時計はまずまずだったと思います。先週田辺が乗って、芝も面白いのではないかという話をしていたので、19日(日)新潟・4歳上500万下(芝1600m)も視野に入れていましたが、水曜日の時点で除外対象。東京に目を移すとダート1600mが頭数割れしそうだったので、そちらを目標とすることにしました。最終的には他から集まってきてフルゲートになってしまいましたが、この条件だと芝スタートですし少しは適性が図れるかもしれません。前走から1ハロンの距離短縮もラヴノットにとってプラスに働くはず。先週ダートで2勝を挙げて勢いに乗っている菅原君を押さえましたし、思い切って乗ってもらいましょう。目立った着順ではないものの、ここ2走の競馬はある程度形になっていたので前進したいところですね」(小西一男調教師)
【ブリリアントリリー】
「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター4000~4500m、キャンター600mを2本(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。テンションは若干高いものの、良い気合が入っている感じで、いい流れの中で進められています。15日(水)に公一(石坂調教師)さんが来場して、近々入厩させたいと話していたので、こちらもそのつもりで態勢を整えていきます」(担当者)
【レッドヴェイロン】
この中間も週3回はトレッドミル(キャンター)、週3回はトレッドミル(ダク)という内容で進めています。このメニューに移行してからも不安なくきていますので、5月末くらいを目処に乗り出し開始というイメージで調整を続けています。じっくりと土台を作っていく意識で進めてきましたので、いまの状態であればコースでの調教にもしっかりと対応してくれると思います。今後もスムーズに進めていけるように、馬の状態を確認しながら段階を踏んで態勢を整えていきます。
【シングシングシング】
15日、牧場担当者は「引き続き、3,000㍍(20~18秒)を中心に、週1回4ハロン(15~13秒)のメニューで乗り込んでいます。動きや息遣いも良く、いつ移動の声がかかっても良いようにこのまま調整して行きます」とのこと。現在の馬体重は495キロ。
伊藤大士調教師は「今月中の入厩も視野に、東京開催後半のダ1,400㍍を目標に牧場で進めてもらいます」とのこと。
*****5歳馬*****
【アナザートゥルース】
12日(日)に坂路コースで4ハロン56.7-40.9-26.1-12.6を単走で馬ナリに追われ、15日(水)にはWコースで4ハロン52.5-38.2-12.9を単走で馬ナリに追い切りました。「中間も順調に調整できています。昨日の追い切りは単走追いで軽めの内容でしたが、終始馬ナリのまま気持ちよさそうに走れていて、反応もシャープでしたよ。前走は片側ブリンカー(右)を装着した効果もあって、勝負どころで置かれることなくスムーズに運べました。舞台が京都に替わって高速馬場での決着がどうかですが、デキもいいので再度楽しみはあると思います。暑さに弱い血統なので、その前に頑張ってほしいですね」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
12日(日)にCWコースで5ハロン71.8-55.7-41.0-13.7を単走で馬ナリに追われ、15日(水)には坂路コースで4ハロンから0.5秒先行して併せ、54.0-39.0-24.9-12.5を一杯に追い切りました。「昨日の追い切りはバレットを先行させる形で、途中まではノビノビと気持ちよく走れていましたが、並ばれてからはやや怯んでフラフラしてしまった。ただ、遅れたといっても相手はサンライズソア(OP馬)ですし、下(CWコース)と違って坂路ではもともとそんなに動かないタイプ。全体時計も悪くなく、魂が抜けているような感じに映った昨年の暮れあたりと比べたら、稽古での気配や迫力は雲泥の差に感じます。あとは今朝の計量で490kgあったので、あまり得意としない輸送を無事こなしてほしい。当日は鞍上とも念入りに打合せをして、レースに臨むつもりです」(河内洋調教師)
【レッドジェノヴァ】
小島茂調教師「昨日帰厩させました。今日は運動初日なので、北の角馬場で歩様を確認する程度に乗っています。牧場でもしっかり乗り込んでもらっていましたが、昨日の計測で528kgあったようにまだ体付きに余裕がありますし、動きにも緩さを感じます。それでも脚取りはスムーズですし、前回傷めた左前球節部分も落ち着いています。予定通りマーメイドステークスに向けて進めていきます。今週末から足慣らし程度の追い切りを始め、じっくり息や体を作っていきたいと思います」
本日、美浦トレセンに移動しました。
山元トレセン担当スタッフ「昨晩、美浦トレセンヘ向けてこちらを出発しました。出発前には坂路で2ハロン27.2-13.8というところを1本。馬体には少し無駄肉が残っているような印象で締まりは物足りないですが、動きは乗り込みを重ねて素軽さが出てきています。球節も気にならないですし、限られた時間のなかでできることはやれたと思いますので、厩舎に戻ってからレースへ向けてどのような曲線で上がってくるかですね。楽しみに見守りたいと思います」
【レッドクライム】
角馬場運動後、ウッドコースで追い切り
ウッド 55.9-41.5-13.5 馬なり
内ダノンチャンス馬なりに4F0.4秒先行1F併せ0.1秒先着
上野騎手「今週も追い切りに乗せてもらいました。ウッドコースで先行しましたが、下ろしがけからスムーズに入る事が出来ましたし、後ろから併せる馬が3コーナー辺りで早めに並び掛けてきても、ハミを噛むことなくリラックスして走れていました。直線でも無理なく動けていて最後まで馬なりでしたし、まだまだ余力がありましたよ。状態は先週より良化しているので、来週のレースに良い状態に使えるようこの調子で進めていきたいと思います」
田中調教師「ここ最近は追い切りの動きも安定して来ていますし、それに伴って調子も上昇しています。飼葉の食いも問題なく馬体重は469kg。今のところリズム良く調整ができていますね。レースは来週日曜の京都4Rを上野騎手で使う予定です」
北の角馬場で運動後、障害練習。
上野騎手「明日追い切る予定になっているので、今日は北の角馬場で運動してから障害練習を行いました。疲れは感じませんし、背腰もしっかり使えています。自分のリズムで飛べれば飛越も安定していますね。先週の追い切りの動きも良かったですし、調子落ちは感じません」
【レーヌジャルダン】
5月19日(日)新潟・石内特別(牝・芝1,800㍍)に勝浦騎手で出走予定。15日、高柳瑞樹調教師は「本日、ウッドチップコースで追い切りました。併せ馬で、追走から直線並び掛けて、追い出すと反応良く先着しています。飼い葉喰いが良くなり、数字以上に馬体が大きくなっているので、レースまでに体重管理も含めしっかりと調整していきます」とのこと。現在の馬体重は460キロ。
*****6歳馬*****
【ラタンドレス】
15日(水)に坂路コースで4ハロン58.2-42.1-27.4-13.7を単走で馬ナリに追い切りました。「状態は変わりなくきており、デキ落ちも感じられないものの、だいぶ長くトレセンに在厩させているのでイライラが目に付くね。さすがに飼い葉食いは少し細くなってきています。当初はもう一週待って京都ダ1400m戦を吉田隼人でと考えていましたが、そういった理由もあって今週の競馬を使うことに。また、鞍上についてはこちらからクラブ側に我儘を言って、今回指名させてもらいました。デビュー戦を含め、これまでラタンの稽古に数多く跨ってきた男なので特徴はよく掴んでいるから。『これが引退レースのつもりで乗る』と本人は意気込んでいたけど、欲をかいて中途半端にポジションを取りに行くとダメ。メンバーを見渡すと先行したいタイプが揃っているし、いつも通りに後方待機で脚を溜める競馬を指示するつもりです」(山内研二調教師)
【レッドイグニス】
本日は坂路にて併せ馬で追い切りました。
坂路 54.8-40.1-26.1-13.1 強め
内キタサンアメジスト 54.6-40.0-26.0-13.0 馬なり
助手「ひどいときは常歩でもクタクタしていましたが、きょうはシャキシャキ歩いていました。治療の効果もあってだいぶ持ち直してきたようです。前走後、速い時計を出すのは初めてでしたし、病み上がりのようなものなので併せ馬でもビシバシはやりませんでしたが、ブリンカーをつけたこともあり、集中して走っていました。息づかいも体の使い方も悪くなかったですよ。ここから状態は上がっていく一方だとみています」
昆調教師「まだカラ元気といったように映りますが、疲れの峠は越えたようです。少し楽をさせた割に動けているので、きょうの感じなら出走までにそれほど時間はかからなそうです。あとはどの条件を使うかですね」
Aコースを半周後、ウッドコースで追い切り
5/12(日)坂路 55.5-40.7-26.8-13.3 馬なり
5/15(水)ウッド 54.1-40.3-13.2 馬なり
内マイネルサージュ馬なりに4F0.6秒先行1F併せ併入
助手「イグニスが先行する形で追い切りました。レースを1度使った事でだいぶやる気になっていましたが、走っている時は至って冷静。道中も折り合いを欠くことはなく、走りも素軽かったです。最後はしっかり動かしましたが、反応も良かったですし、長く良い脚を使ってくれていました。息遣いも問題ありませんし、状態は引き続き良さそうです」
鹿戸調教師「今日は動ける範囲でサラッとやりましたが、稽古で動く馬らしく、良い走りをしてくれたと思います。すでに走れる態勢には整っているので、来週の追い切りもそこまでビッシリやらなくても大丈夫そうですね」
【アンデスクイーン】
この中間も変わりなく順調。6月1日(土)東京・スレイプニルS(ダ2100m)に向かう予定だ。16日、西園調教師は「レースを使った後も元気一杯で、毛艶はピカピカで調子を維持している様子です。来週と再来週の追い切りで態勢を整え、予定通り東京のレースに向かいたいと思います」とのこと。
【アースミステリー】
5月18日(土)新潟・飛竜特別(混・直線芝1,000㍍)に出走予定。15日、田中博康調教師は「本日、坂路コースで追い切りました。転厩以来一番の出来に仕上がっていますが、想定を見ると出走は厳しい状況です。除外になった場合は、適距離での出走を考えていますので、地方交流戦や北海道開催も含めて再検討します」とのこと。
*****7歳馬*****
【ルグランパントル】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。稲垣調教師と話をした結果、この後は騎乗運動を中心に進めていくことになりました。トモにはまだ少し張りがありますが、疲れが抜けてきましたし問題ない状態まできたと思います。体調面も良好で元気いっぱい。このまま徐々に負荷を掛けていくつもりです」(担当者)
【レッドオルバース】
担当スタッフ「入場後はトレッドミルで様子を見ていますが、競馬をしていないからか脚元を含め肉体的なダメージは心配なさそうです。体も526キロまで戻っていますので、そろそろタイミングを見て乗っていこうという状況です。前走を見ても自分からやめている感じですから気持ちの面が大きいのかとは思いますが、きっかけひとつでスイッチが入るケースは多々ありますから。この馬に関しては芝のレースを試してみるというのが一番の刺激になるんじゃないかと思うので、厩舎サイドからも芝というキーワードは出てきましたが、こちらからも今後の動きを見ていくなかで手応えがあれば先生に進言していければと思っています」
昨日山元トレセンに移動。
国枝調教師「先週金曜日に乗り出してみましたが、動きはそこまで悪くないのですが、馬に覇気が見られませんでした。気持ちの問題が大きいので、このままの状態で無理して進めていくよりも、一度心身ともにリセットさせてあげた方が良いと思うので、来週のレースは自重する事にしました。昨日、山元トレセンに移動させています。今後の予定は決めず、馬の状態を見ながら考えていきたいと思いますが、次走は馬具を装着する事や芝を使うのも視野に入れて、何とか良くなるきっかけを見つけてあげたいですね」
【アースコレクション】
4日より、セグチレーシングS(チバ)で調整中。15日、牧場担当者は「前回の入厩時は、脚もとを気にしながら坂路主体でしたが、今回は馬場と坂路(23~20秒)を併用出来ており順調です。来週には速いペースでの調教も行なっていく予定です」とのこと。現在の馬体重は539キロ。
尾関調教師は「牧場から、順調に調整が出来ていると報告が来ています。次走は、来月発表の7月の地方交流戦の番組を見てから検討していきます」とのこと。