*****2歳馬*****

【エルバルーチェ】

引き続き週3日のペースで直線坂路コース(1000)に入って、そのうち1日は強めキャンターを課してます。この中間は、坂路で終い3F45.4-29.8-15.8秒と、また2F30.0-15.1秒の時計をマークしています。瞬間的にテンションが上がることがありますが、走りへの影響はなく終いまでしっかりと走ることができています。

 少し行きたがる面があるものの、それは気合いの表れとして捉えています。最新の馬体重は472kgで、乗り込み強化に比例しての体重増に好感触です。4月上旬に計測した測尺は、体高164cm、胸囲183cm、管囲20cmでした。

 

*****3歳馬*****

【レッドクレオス】

マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター2400mを25-25秒。461キロ。

担当スタッフ「先週末、獣医に診てもらったところ、トモの緩さはあるが傷んだ感じはないとのことで、今週から普通に乗り始めました。飛節に弱いところのある馬なので、しっかりケアしながら乗り込んで行きます」

 

【レッドスプリンガー】

馬体重588キロ。

トレッドミルの調整を続けています。時間薬といったところもありますので、週単位での大きな変化は望めませんが、不安なく運動できているのは何よりだと思います。飼い葉の食いが旺盛なので、体重管理に気を付けながら運動を継続していきます。

 

*****4歳馬*****

【ラヴノット】

5/05(日)新潟・4歳上500万下(ダ1800m・牝)小林凌大騎手 結果9

「前走より落ち着いて走れていて良かったと思います。ペースが流れるともつところがなくなって終いたれてしまいましたが、もう少しゆったりとした流れの中ではもっとやれるはずです。短い距離では跨ってないので比較はできないものの、今回の1800は合ってると思います」(小林凌大騎手)

 

【レッドヴェイロン】

トレッドミルでのペースをダクに上げた後も問題なくきていましたので、この中間からトレッドミルでの調教強度をキャンターペースに上げて進めています。まだこのペースに上げてからそれほど時間は経過していませんが、じっくりと時間をかけて下地を作ってきたこともあり、馬自身も戸惑う様子はなくスムーズに対応してくれています。順調にステップアップすることができていますので、次は騎乗運動の再開を目標に調整を進めていきます。

 

*****5歳馬*****

【アンデスクイーン】

5月5日(祝・日)東京・ブリリアントS(ダ2100m・L)に戸崎騎手で出走。馬体重は6キロ増の498キロ。輸送の影響を感じさせず、終始落ち着いた様子で気分良さそうにパドックを周回。馬体のハリ艶も非常に良く、状態は良さそう。ジョッキーが跨がると程良い気合いを見せて馬場へ。小脚を使ってダートコースに入り、促されるとスムーズなキャンターで駆け出していった。

レースでは、まずまずのスタートから無理せず9~10番手で1コーナーへ。道中はそのままの隊列で9番手インを追走し、3~4コーナーで早めに気合いを付け、外への進路を伺いつつ直線へ。直線で外に持ち出され、坂を登り切ると鋭い脚で伸びて4着。

西園調教師は「最後も良く伸びていましたし、4コーナーでもう少し早く外に出せていたら、前の馬と際どい差だったかもしれません。この距離も持ちそうですし、選択肢を広げて今後のレースをを検討できそうです」とのこと。

戸崎騎手は「勝負所でモタモタしてしまい、すぐに外に出せませんでした。最後まで良く伸びていますし、根性もあって良いものを持っていますね。距離は問題ないと思いますよ」とのこと。

 

【コンパッシオーネ】

56(祝月)船橋9R(1450分発走)・SPAT4賞プレミアムポイント賞・B3選抜馬・距離1200m戦へ56kg本田騎手で出走します。12頭立ての33番です。追い切りは52()に山口騎手が跨り、単走で4Fから50.9-38.4秒の時計を強めに追われてマークしています。「動き、反応とも抜群に良く更に調子を上げてきました。堅実なのですが、この馬はスローペースで、上がりの速い競馬が得意な差し馬です。レースの前半の3F36秒台後半になってくれないと勝ち切れませんので、展開次第です」とのコメントがありました。

 

*****6歳馬*****

【ラタンドレス】

5/05(日)京都・4歳上500万下(ダ1200m・牝)松山弘平騎手 結果4

「パドックでは落ち着きが見られたものの、馬場入場の際はいつもどおりで少々パニックに。今日は内枠も良かったし、うまく折り合って脚を溜められたけど、ペースがもう少し流れてほしかった。本質的には1400mの方が合っているんだろうけど、よく我慢して頑張っているよ」(山内研ニ調教師)

 

【オルレアンローズ】

本馬の年齢およびこれまでの戦績を踏まえて高木登調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで中央競馬登録を抹消することとなりました。

今後は北海道沙流郡日高町のオカダスタッドにて繁殖牝馬となる予定です。

オルレアンローズ号にお送りいただいたこれまでの温かなご声援に対して感謝申し上げます。

「前走から十分な間隔をあけて、心身ともにフレッシュな状態でレースに臨めたと思います。ただ、テンが滅法速いというわけではなく、徐々に加速がついていくタイプですので、前半すんなりハナに立てないと今回のように直線で苦しくなってしまう。準OPクラスでは周りも速く、この先もなかなか展開には恵まれないかもしれません。レース後は状態次第でもう一戦、直線競馬を試すプランもあったのですが、いかんせんテンションが高くて馬場入りをゴネる日が続いている。なるべくテンションを高めないよう、試行錯誤してスタート地点までの誘導を試みてきたものの、近走でも馬場入場してからのコントロールがなかなか難しく、スイッチを入れ間違えると暴走気味に飛んで行ってしまって抑えが利かない現状です。新潟芝1000m直は発走地点が特に離れているため、返し馬なしで引っ張って連れていくというのが出来ない不安要素も抱えます。オルレアンローズはこれまで精一杯頑張ってくれましたし、そういった経緯からクラブ側とも相談して、このタイミングでの引退となりました。これから繁殖としても、オルレアン譲りのスピードを受け継ぐ良い仔を産んでもらいたいと思います。本当にありがとうございました」(高木登調教師)

 

【レッドイグニス】

マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター2400mを25-25秒。471キロ。

担当スタッフ「環境にも徐々に慣れ落ち着きも出て来たので、先週末からキャンターで普通に乗り始めました。体重こそ大きく増えていませんが、馬体の張りは良く、歩様もしっかりしています。膝も乗った後にしっかり冷やしてケアもしているので、今のところ問題なく来ています。来週トレセンへ戻す予定になっているので、この後もしっかりケアしながら進めて良い形で戻せるようにします」

 

【アースコレクション】

3日、尾関調教師は「レース後の疲れが見られるので、瀬口トレセンの千葉に放牧に出してリフレッシュしてもらいます。脚もとの不安はありません」とのこと。

 

*****7歳馬*****

【レッドオルバース】

内田騎手「スタートは出てくれているのですが、そこからのダッシュがつきませんね。芝コースでは以前は抑えるのに必死でしたが、今日は促していかないと進んでいきませんでした。道中もダラッと走っているような感じでしたし、内枠だったので直線では外を大きく回しましたが、脚は使えているものの、序盤で前の位置を取れず後手に回ってしまった分、ただ回ってきただけになってしまいました。今週の稽古でも反応が渋かったようですから、年齢的なものもあるのかもしれません。ここを使ったことによって、何かきっかけが掴めるといいのですが」

国枝調教師「ここ最近は稽古の時から反応が鈍くなっていましたし、レースで前の位置を取れる馬だったのですが、今日は加速がつかなくて他馬にポジションを取られる形。最後まで一本調子な感じで走っていましたね。結果を出せず、すみませんでした。今日レースを使ったことによる変わり身に期待したいと思いますので、このまま在厩させて中2週で東京・薫風ステークス(D1600m)を使う方向で進めていきます」