*****2歳馬*****
【パラダイムチェンジ】
「この中間は坂路2本を17~18秒ペース(週に2回は15~16秒ペース)、また週に2回は本馬場に入れて長めをジックリ乗るメニューをおこなっています。調教が進んでも煩くはなっていませんが、とにかく元気いっぱい。馬体に張りがありますし、体調面で気になるところもありません。もう2~3週間ほど乗り込み、来月にはデビューさせたいと考えていますので、引き続きしっかり鍛えていきます」(田中淳司調教師)
【ルヴェルソー】
引き続き週3回坂路(1000m)でキャンター主体の調整。牧場担当者は「4月10日には坂路でラスト1ハロン15秒1、17日には14.5-14.7-15.1を消化し、コンスタントに時計を出せており順調です。乗りながら良い感じで体のハリも良化しており、毛艶もここからどんどん良くなりそうです」4月18日現在の馬体重は461キロ。
【ワンスウィートデイ】
BTCの屋外馬場を併用し、現在は坂路で週1回14-15を消化し、屋外直線1600mダートコースでは17-17で長目を乗る調整を行っている。担当者は「直線コースでまずは17-17を乗り込んでおり、徐々に3ハロン15秒ペースへと移行し、4ハロン5ハロンと距離を延ばしていく予定です。ゲート練習も合わせて行っており、今のところ大人しく順調にきています」とのこと。坂路を力強いフットワークで駆け上がっており、終い14秒を切るタイムでも脚取りはしっかりしている。強目を乗り込まれ大分馬体は絞れてきた。4月中旬の馬体重は486キロ。
*****3歳馬*****
【カグラヒメ】
本日19日(金)に福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動しました。
輸送熱や疲れもなく、無事到着しています。このあと数日はウォーキングマシンでの運動をおこない、状態を見ながら徐々に進めていく予定です。カグラヒメにとってここは慣れた場所。環境の変化について心配する必要はなさそうです。
【ヴィヴァンフィーユ】
この後は栗東近郊のムロタホーストレーニングで調整することになり、18日(木)に移動しました。
「けっして続戦できない状態ではないのですが、精神的にだいぶイライラしていて飼い葉食いが細い。上積みという点においては、このまま在厩させていても期待薄と判断して一旦近郊に出させてもらいました。この時期で悠長に構える余裕はないけど、もともと入厩当初や帰厩時に比べ、デビュー戦の直前でグンと気配が良くなった過程がある。まだまだ成長してくるはずですし、2~3週間でもガス抜きしてやったら心身ともに違ってくるでしょう。早ければ3回京都開催の後半で使えたらと考えています」(山内研二調教師)
【リーピングリーズン】
「現在はダートコースでダクとキャンターを2800m(18~20秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。本日19日(金)に半マイルを51秒台の時計消化をおこないました。劇的に変わった感じはありませんが、体付きはフックラしていていい意味で状態は平行線といった感じです。まだ冬毛が大分残っていて毛艶もパッとしませんが、上(ライジングリーズン)もこの時期でもこんな感じですので問題ありません。5月前半の東京開催が目標と聞いていますので、いい状態で送り出せるように進めていきます」(担当者)
【マロンクルール】
17日(水)に坂路コースで4ハロン57.1-42.1-27.8-13.9を単走で馬ナリに追い切りました。「やっと出走に漕ぎつくことが出来ました。今週になってようやくですよ。そのうえ、レース選択も前日の1鞍と同日の芝1200mが選り取り見取りでした。あとは馬体重400kg台での出走が叶うかどうかだけ。ですので、最終追い切りは決して目立つ時計ではありません。ただ、帰厩から6本の追い切りを消化し、2週前には本馬場で好時計で動いていますので、スタンバイ完了といった状態です。是が非でも使いたいと思っていた条件だけに、個人的にも非常に楽しみにしています。スムーズに運べればアッサリがあっても不思議はないと思っていますよ」(堀井雅広調教師)
【レッドスプリンガー】
馬体重590キロ。
今週もトレッドミルを継続しています。ペースは変えていませんが、運動時間を3分から5分に増やすなど僅かながらペースアップを図っています。現状できる限りの負荷はかけていますが、馬体重はさらに増加。体調がよく飼い葉はしっかり食べるので、なかなか難しい面もありますが、量を調整するなどして対処していきます。
【レッドアルビオン】
本日は乗り運動を行いました。
助手「逍遥馬道まで出向き常歩で状態を確認しましたが、硬さは気にならなかったです。
のんびりしたタイプかと思っていましたが、だいぶピリッとしていて敏感にもなっています。馬体重は少し減って534キロ。調教で動いているし、走れる体つきをしているので数字はあまり気にしなくていいかもしれません。久々のレースでも仕上がりはいいので積極的なレースをしてもらいたいです」※今週21日(日)福島3レース・3歳未勝利(D1700m)に横山和騎手で出走します。
【レッドクレオス】
早朝、東京競馬場に移動。
助手「初めての競馬になるので今日競馬場に移動させました。明日スクーリングを兼ねて軽くコースを見せるくらいに乗る予定でいますよ。まだまだ体力にも懸念がある中で馬も頑張って耐えてきてくれましたし、調教からは能力も感じられるので、初戦から期待したいところです。トモの感じもだいぶ良くなってきていますよ。まだ体的に何度も続けて使えるという感じではないので条件は厳しいですが頑張ってほしいですね」
【レッドルーナ】
北の角馬場で運動。
小島茂調教師「昨日帰厩させました。今日は北の角馬場で軽めに乗って調整しています。テンションが高くなりやすく、その影響でハミ受けが良くない面が見られます。今日も片側のハミを強く噛んでいて、我の強いところを出していました。歩様は至ってスムーズなので、ガス抜きできれば走りも改善されると思います。脚元は落ち着いていますが、飼い食いが安定しないので、飼葉も工夫しながら与えていきます」※馬体重は470kg
【ライクトゥシャイン】
18日、宮本調教師からは「土曜のダ1400mは抽選で除外の可能性がありましたので、確実に出られるダ1200mに回ることにしました。ぜひ頑張って欲しいと思います」との連絡が入っている。
*****4歳馬*****
【クイーンズトゥルー】
★4/19(金)船橋・ザ・ナゲッツ 船橋ケイバスペシャル賞 C1(一)(ダ1600m)矢野貴之騎手 結果5着
「装鞍時に過敏な反応を示していたので、フケ気味になっていると感じていました。それでも結果を出すために浦和開催(4/30~)まで待たずに遠征したので、ここはなんとか乗り切って欲しかったですね。時季的なものですし、浦和出発時まではその兆候が出ていなかったので、致し方のないところですが。スタートから集中していないので、ベストなパフォーマンスが出来るはずがありません。申し訳ありませんでした」(小久保智調教師)
【ラヴノット】
「一気の距離延長でしたが、上手に走っていてうまく対応してくれました。上位馬には離されましたが、この距離で目処を立てられて良かったです。レース後も問題ないのでこのまま在厩で続戦しましょう。レースの選択肢が広がりましたが、ああいう競馬ができるのであれば100mくらいの距離延長には対応できるはず。来週からの新潟開催では牝馬限定戦のダ1800mが2鞍あるので、そこら辺を中心に次走を考えていきたいと思います」(小西一男調教師)
【ブリリアントリリー】
「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000~4000m(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き先週と同様のメニューで、15秒ペースの時計消化を織り交ぜながらじっくり乗り込んでいます。体が戻ってきましたし、状態は着実に上向いている印象。この後は入厩に備えて栗東近郊に移動することになり、明日20日(土)に吉澤ステーブルWESTへ向けて出発する予定です」(担当者)
【ヴァイスブリッツ】
「こちらで2戦に出走しましたが、今のところ傷んでいる箇所は見られませんね。飼い葉食いも落ちていません。3回名古屋開催(5/1~)を予定しましょう。来週より本格的な馬場入りをスタートし、いずれかのタイミングで15-15をおこなっておきますね」(川西毅調教師)
【レッドヴェイロン】
この中間も不安なくメニューを継続することができており、トレッドミルとウォーキングマシンを使用してじっくりと運動を進めています。調教の強度を上げていくのはもう少し先になりますので、スムーズに騎乗運動へ移行できるよう、時間をかけてしっかりと土台を作っていくつもりです。食欲も十分で精神状態も問題ありません。