*****2歳馬*****

【パラダイムチェンジ】

「先週の能検後も馬体・体調面ともに変わりありませんが、ここで一度リフレッシュを図る目的で、現在はウォーキングマシンでの運動のみにとどめています。今週いっぱいは楽をさせて、来週からはまた調教を再開予定。徐々にペースを上げつつ、しっかり鍛えていこうと考えています」(田中淳司調教師)

 

*****3歳馬*****

【カグラヒメ】

「稽古通りの走りができればと期待はしていましたが、経験馬相手に勝ち切るのだから大したもの。なんといってもセンスが抜群でしたね。距離も持つタイプですし、将来的には上のクラスまで出世が見込めそうで良かった。レース後も脚元などに問題はなく、ダメージもさほど残っていない様子。ただ、中間も飼い葉食いがイマイチで馬体はやはり細く映ります。この馬のフレームから考えれば、本来は480kgくらいの声が欲しいですね。この後のローテーションとして4/07(日)阪神・忘れな草賞(芝2000m・牝)を考えていますが、このまま向かうべきかはもう少し様子を見てから判断させてください」(昆貢調教師)

 

【リーピングリーズン】

「一戦ごとに体が締まってきて、だいぶ見映えも良くなってきましたね。脚元も落ち着いており、進めていくうえでまったく問題ありません。日頃の稽古でも前進気勢の窺えるいい走りができていますよ。前回くらいまでは距離に若干不安を感じていたのですが、その点よりも今はゲートに課題の残る現状です。来週3/31(日)中山・3歳未勝利(ダ1800m・牝)を予定していますので、本番前に一度おさらいをして臨みたいと考えています」(奥村武調教師)

 

【マロンクルール】

21日(木)にWコースで5ハロンから併せ、70.7-55.7-41.5-13.7を馬ナリに追い切りました。「本番まであと2週間ありますし、馬体を維持しながら仕上げることが最優先なので、徐々にペースアップにつとめています。昨日の追い切りはそれほど負荷を掛けていませんが、併走馬に先着していますし、コンディションは間違いなく上向きですね。動きもスピード感タップリですよ。1回福島開催開幕週の4/06(土)もしくは4/07(日)の芝1200m戦のいずれかに向かいましょう。小柄なので、若手の減量ジョッキーの起用を予定しています」(堀井雅広調教師)

 

【レッドアルビオン】

本日は坂路で調整しました。

坂路 79.6-58.3-37.9-18.8  馬なり

昆調教師「ひと回り大きくなって帰ってきましたが、数字の割に体はすっきり見せていますね。牧場でかなりの本数をこなしたので基礎はできているはずですが、まずは週末に速い時計を出してどれだけ動けるのか確かめてみます」

助手「もともとおとなしい馬ですが、初日だったせいか多少の力みはあって跨ると小走りになっていました。でも、そのほかにはなにもしませんでしたよ。大型馬特有の緩さがありますが、意外と素軽くて、やろうと思えばすぐに動けそうな雰囲気でした。カイバはバリバリ食べていますし脚元に不安もないのでしっかり攻めていけそうです」

 

【レッドスプリンガー】

馬体重596キロ。

引き続きウォーキングマシンの運動を継続しています。状況に大きな変化はありませんが、現状は運動を継続できていることが一番だと思いますし、焦ってぶり返しては元も子もないので、目標である夏の北海道を見据えてじっくり取り組んでいければと思っています。

 

*****4歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

3/27(水)浦和・仲春特別 C1()(ダ1400m)に出走予定です。16日(土)に半マイル57.4-41.0-13.3の時計を出しました。本追い切りは今日22日(金)におこない、時計は半マイルから52.4-38.5-13.1。テンからリズム良く走れていましたし、追ってから少しフワッとしたとはいえ、ラストはいい伸びでしたよ。これだけビシッと追ったのは移籍して以来初めてだったのですが、アップアップになることなく余裕のある動き。跨った橋本(直哉騎手)も好感触だったようです。この中間は全体的に乗り込み量を増やして負荷を掛けてきた分、更なる上積みが見込めると思います。ここ2戦の走破時計から、今回も当然勝ち負けを期待したいところです。なお、鞍上は引き続き森泰斗騎手に打診しています」(小久保智調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「現在は屋外ダートコースでダクとキャンター30004000m1718秒ペース)のメニューで調整中です。四肢の皮膚炎は薄っすら残っている程度。飼い葉もしっかり食べていますし、毛ヅヤが良くなって体調は確実に上向きですね。それに伴い、調教でも体全体を使ってダイナミックに走れるようになってきました。今後は入厩に向けてどんどん進めていこうと思っています」(担当者)

 

【ラズワルド】

21日(木)に5ハロン67.2-51.8-39.0の時計を出しました。併せた相手は来週の浦和開催で出走を予定しているB2格付の馬。攻め馬駆けする格上相手でしたし、ラズワルド自身も目一杯に追った訳ではありませんから、遅れは気にしなくてもいいでしょう。むしろ最後まで良く食らいついていたと思いますよ。このひと追いでピリッとしてくるはずで、来週の本追い切りで態勢はキッチリ整いそうです。2019年度・第1回川崎開催(4/1~)での出走に向けて、引き続き乗り込みを進めていきます」(内田勝義調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

「来週の地元開催を視野に入れていましたが、しっかりと間隔を取って、中3週の1回名古屋開催(4/09~)に向かいましょう。いずれかの箇所に不安があるというわけではないのですが、歩様の硬さが目立つ日があります。急がば回れではありませんが、詰めて使えばその反動がいずれは出てきてしまいますからね。今週は軽めのキャンターで馬体回復につとめましたので、来週から通常のメニューで乗り込んでいきます」(川西毅調教師)

 

【レッドヴェイロン】

引き続きトレッドミルでの調整です。与えたメニューを問題なく消化、また継続できているように順調に進めることができています。メニューを消化してきた中で不安らしい不安もなくここまできていますので、まずは引き続きこの調子でコツコツと一歩ずつ進めていければと思っています。

 

*****5歳馬*****

【アナザートゥルース】

「背腰からトモにかけてまだ疲れが残っているものの、次走に向けて進めていける状態。この中間も坂路主体に休まず乗り込んでいます。4/14(日)阪神・アンタレスステークス(G3・ダ1800m)を目標とさせてください。専門紙の調べだと、いまのところは賞金順で出走枠に入れる見込みです。この先、使いたい番組を使えるようなんとか収得賞金を加算させたいですね。来週から徐々にペースを上げていきます」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

現在は馬場3周と坂路1本を1618秒ペースのメニューで調整しています。この中間も順調に乗り込めており、良化が進んでいるように感じられますし、馬場状態も回復したことから、ペースも多少上げています。体の使い方はかなり良くなっていますが、我の強さもある馬。まだ自分のバランスへ持っていこうとしているところがあり、乗り手としてはもう少しこちらを頼って走ってくれるのが理想です。そうなることで妙なタイミングでキャンターの手前を変える必要もなくなるので、長い距離を走る中でもフォームの崩れがほとんどなくなると思います。

 

【レッドクライム】

472キロ。

担当スタッフ「先生から『来週か再来週には入厩させたい』との連絡がありましたので、昨日周回コースで15-13の追い切りをかけました。ペースを一気に上げてみましたが、以前もそうだったように速いペースの方が馬も走りやすそうですし、フットワークもしっかりしていますよ。体は少し減ってしまいましたが、飼葉の食いは落ちていないので、体調は良好です」

 

*****7歳馬*****

【ルグランパントル】

20日(水)にWコースで4ハロン55.7-41.5-13.9を単走で馬ナリに追い切りました。「水曜日にウッドチップで半マイルから時計を出し、今朝は障害飛越の練習を行いました。どちらも石神騎手が跨って感触を確かめてもらいましたが、『背腰からトモにかけては、まだ中京の時に比べて頼りない面が感じられる』とのコメント。左手前となった時の周回を見ていると、特に右トモが弱い印象に映ります。そのあたりをしっかりケアしながら、レースに向けて仕上げていきたいと思います。1回福島開催(4/06~)のどこを目標にするかは、もう少し状態を見てから判断させてください」(稲垣幸雄調教師)