*****2歳馬*****
【ルヴェルソー】
引き続き週に3回坂路コース(1000m)をハロン17秒、週に2回周回コースを2000m、週に1回トレッドミルでキャンターのメニュー。牧場担当者は「徐々にペースアップしており、3月中旬に入って1ハロン15秒の時計を計時しました。まだ弱いところもあって疲れやすい面があるので、今回1ハロンのみの時計を出した後はリカバリ調整期間を設けて無理せず進めています。元から動きは良かった馬ですし、焦らず内面強化に取り組みたいと思っています」とのこと。田中博康調教師は「18日(月)に馬を見てきました。調教時のアクションは上々で、バランスの良い走りが目に付きました。まだ成長途上のようですし、馬に合わせて大事に進めたいですね。期待の一頭です」とのこと。現在の馬体重は460キロ。
【ノルトシュライフェ】
2月末にリフレッシュ調整を挟み、現在は週2回坂路2本16-16を消化しており順調。担当者は「リフレッシュ後の立ち上げもスムーズで、ここから強目をコンスタントに乗り込んでいけそうです。至って順調ですが、大柄な馬体に見合うだけの体力を付ける必要があるので、当面はじっくり乗り込んで良化を促していきます」とのこと。3月中旬時点の馬体重は570キロ。
【ワンスウィートデイ】
2月中旬よりBTCで坂路調整を開始。引き続き、週2~3回坂路入り(うち1回は15-16)しており順調だ。担当者は「登坂本数を徐々に増やし、週1回坂路での強目(15~16秒)のメニューも継続して順調に乗り込んでいます。現時点のスピード調教にも問題なく対応出来ており、来月に入って屋外の広い馬場が開場したら、長目を乗って息を作るメニューへと移行させていきたいと思っています。強目を乗り出しても気性面はとても安定しており、乗り込むにつれて筋肉が付き、特に後肢が立派になってきています。このままどんどん進めていくつもりです」とのこと。
【ルヴァンヴェール】
引き続きダートコースで2400mと、週半ばはフラットコースで17秒ペース、週末は坂路で18-16秒ペースを消化しており順調。場長は「同様のメニューで至って順調に乗り込んでいます。今回行った化骨検査でグレード2(あと2ヵ月程度で化骨完了見込み)という結果で、この時期の2歳としては順調な骨の成長を見せているということでした。これなら今月中に15秒ペースを開始できそうですし、強目をコンスタントに乗り込むことが出来れば4月の移動も視野に入ってきそうです」とのこと。竹内調教師は「18日(月)に馬を見てきました。大変順調に進んでおり、500キロの大柄な馬体に実が入ってきて、見栄えした一頭でした。新馬戦に向けて、4月中に美浦近郊へ移動させられればと考えています」とのこと。現在の馬体重は500キロ。
*****3歳馬*****
【レッドクレオス】
乗り運動後、坂路下でダク、そのあとウッドで追い切り。
ウッド 71.8-56.2-42.2-13.5 馬なり
内キングオブアームズ馬なりに5F0.8秒先行1F併せ併入
外オスカーホール馬なりを5F0.2秒追走1F併せ併入
助手「今日はウッドでやってみました。戻ったばかりですし、正直どのくらい動けるかと心配でしたが、思った以上にいい動きでした。道中もそこまで促すことなく集中できていましたし、併せてからは気合いを見せてきちんとペースも上げられましたよ。3頭併せの真ん中だったので、後ろから馬が来たときはそれに反応してさらに前へというところも見せてくれました。ゴールを過ぎてから少し先頭に出してみるとフワッとする感じはありましたが、そのあたりは慣れてくれば大丈夫でしょう。1本目でこれなら十分だと思いますよ」
藤澤調教師「前回の入厩時に無理しなかったのが良かったのか、暖かくなって確実に良くなってきていますね。今日の感じなら東京開催に間に合いそうですよ」
【レッドルーナ】
先週の土曜日に山元トレセンに移動。
小島茂調教師「左前球節部分の浮腫みや熱感も落ち着いてきましたし、歩様も問題なかったので、先週の土曜日に山元トレセンへ放牧に出しています。権利も取れなかったですし、まずは脚元のケアを優先に進めてもらいます」
【アスティ】
20日、牧場担当者は「ペースアップ後も順調に調整が進んでいます。現在は週に2回15-15から14秒までペースを上げています。このまま進めて行き、入厩の態勢を整えていきたいです」とのこと。現在の馬体重は480キロ。
また田中博康調教師は「馬にも、体力が付いてきているようで、調教のペースが上がってきています。気性面に不安があるので、気をつけて調整してもらいます」とのこと。
【アースプレリュード】
3月23日(土)中京・3歳未勝利(混・ダ1,200㍍)に黛騎手で出走予定。20日、武井調教師は「本日、ウッドチップコースで黛騎手を背に単走で追いきりました。今朝の動きは入厩以来一番の出来で、とても満足の出来る内容でした。黛騎手からも、『暖かくなって体調も良くなり、精神的にも余裕が持てて走れていました。また、最後まで集中力を切らさず、良い調教が出来たと思います』と、良い感触を持てています。今回は、アメリカでも走り慣れた左回りですし、ブリンカー着用で集中力も上がると思うので、良い結果に繋がればと思います」とのこと。
*****4歳馬*****
【シングシングシング】
20日、牧場担当者は「21日の入厩に向けて、週に1回の15~13秒ペースの追い切りを行い態勢も整っています」とのこと。現在の馬体重は479キロ。
また伊藤大士調教師は「短期放牧後も、順調に調整が進んでいますので予定通り福島開催に向けて入厩させます。中京競馬では結果が出ませんでしたので、今回はなんとかしたいと思います」とのこと。
【カヴァレリア】
20日、竹内調教師は「本日、北馬場のCコースを単走馬なりで追いきりました。5ハロンから、67.1-52.2-38.6-12.6秒です。調教の動きは、大きなフットワークで良い状態をキープしています。来週は2場開催で除外の可能性もありますので、今週の阪神競馬で出走させる事にします。木曜日が雨予報ですので、日曜日に投票します」とのこと。3月24日のダ1,800㍍に出走を予定している。現在の馬体重は520キロ。
【アンデスクイーン】
帰厩後も順調。3月20日、西園調教師は「帰厩後も順調で、本日坂路で時計を出しています。4ハロン52秒1、終い13秒1を計時し、放牧明けですがとても良い動きを見せてくれました。休養中は530キロくらいあった馬体もキッチリと乗り込まれて随分絞れていますし、冬毛も抜けてピカピカの馬体で戻ってきてくれました。とても良いリフレッシュ調整を挟めたようです。今月末締切の4月17日(水)船橋・マリーンカップ(ダ1600m)に向けて進めていきます。ぜひ出走に漕ぎ着けたいですね」とのこと。
【アースミステリー】
3月17日、中山・4歳以上500万円以下(混・ダ1,200㍍)に出走し11着。20日、田中博康調教師は「長期休養明けでしたが動きが良く、掲示板を期待していただけに残念でした。ただ、レース後の歩様等に問題は見られませんでしたので安心しています。この後は、短期放牧を挟み新潟の1,000㍍直線を目標にしていきます」とのこと。
*****5歳馬*****
【レッドジェノヴァ】
角馬場で運動。
小島茂調教師「昨日帰厩させました。今日は運動初日なので、私が乗って角馬場で軽めに乗っています。脚元は大丈夫ですし、フットワークのバランスも良いですね。まだ追い切りはしていませんが、今日乗った感触だけでもとても良い状態で戻って来てくれたと感じています。あとは予定している福島牝馬ステークスに向けて、しっかり状態を整えていきますよ。デムーロ騎手がレース当日は東京で騎乗予定のため、鞍上は乗り慣れた池添騎手にお願いしています」
【レーヌジャルダン】
20日、牧場担当者は「レースの疲れも癒えて、順調に調整が進んでいます。ここまでは普通キャンター中心の調整でしたが、今週末から入厩に向け坂路で強めを乗ります。このまま帰厩に向けて調整していきます。馬体重は459㎏です」とのこと。
また高柳瑞樹調教師は「19日に牧場で、馬体と歩様を確認してきました。状態も良く、リフレッシュ出来ているみたいですので、4月上旬頃には入厩させたいと思います」とのこと。
*****6歳馬*****
【レッドイグニス】
Aコースを半周後、ウッドコースで追い切り
ウッド 木幡初J 54.8-40.1-12.6 馬なり
内サンティール馬なりに4F0.4秒先行1F併せ併入
木幡初也騎手「今週も追い切りに乗せてもらいました。イグニスが先行する形でしたが、先週よりも素軽さが増しているように感じますし、道中も力むことなくリラックスして走れていました。仕掛け処の反応も良くなっています。最後まで無理はしていませんし、追えばもっと動ける手応えでした。息の入りもしっかりしていますし、テンションも良い意味で変わっていません。今のところリズム良く調整できていると思います」
鹿戸調教師「稽古でしっかり走れる馬ですし、休み明けを感じさせない良い動きだったと思います。この後も脚元を入念にケアしながらじっくり乗り込んでいきます。中間のどこかで戸崎騎手に乗ってもらうつもりです」
【アースコレクション】
20日、牧場担当者は「脚もとの状態を確認しながら、坂路中心の調整をしています。調教後の歩様が乱れたり、脚もとに熱感が出たりする事もなく順調に調整が進んでいます。ここからは入厩に向けてさらに乗り込んで行きます。馬体重は539㎏です」とのこと。
また尾関調教師は「脚もとの状態も落ち着いているとの報告が来ていますので、ペースアップした段階で入厩時期を検討していきます」とのこと。