*****2歳馬*****

【パラダイムチェンジ】

「先週2日(土)、そして今週は6日(水)に本馬場で14-14程度を消化。また、昨日7日(木)に2回目の発走練習(ゲート試験)を受験し、今回も問題なく合格しています。この後は来週14日(水)におこなわれる能力検査を目標に進める予定です。まだそれほど攻め込んではいませんが、ウチにいる2歳馬の中では体質が強い方ですね。デビュー時期などについては能検のタイムと動きを見てから検討しますが、距離の融通が利きそうなので、いろいろと選択肢がありそうです」(田中淳司調教師)

 

*****3歳馬*****

【カグラヒメ】

6日(水)にCWコースで6ハロンから併せ、80.9-65.0-51.3-38.1-12.7を一杯に追い切りました。「馬房内でまだ落ち着きに欠ける様子が窺え、飼い葉食いも完食できずに細い。そのため追い切りは週1回にとどめて調整しています。動きに関しては文句がなく、今週も古馬相手にトンコロを食らわせる内容。全体を82秒くらいで回ってくればと思っていたのに、80.8秒はさすがにこちらも驚いた。来週3/16(土)阪神・3歳新馬(ダ1800m・混)から投票していくことにします。本音を言えばもっと稽古を積んで、中身もしっかり伴わせてからデビューさせたいのですが、新馬レベルであれば現状でも十分やれてしまいそうだからね。ゆくゆくは芝の中距離くらいで活躍しているイメージを持っている馬です」(昆貢調教師)

 

【ヴィヴァンフィーユ】

「前半はまったくレースの流れに乗れていませんでしたが、芝部分がダメというよりも、スタートしたらダッシュするというのがまだ、ヴィヴァンフィーユの頭の中に入っていなかったよう。ほぼ最後の直線しか真面目に走れていなかったので、今回は勿体ない内容の競馬になってしまいました。レース後も状態に変わりありませんので、このまま続戦していきます。鞍上も『完全に脚を余した』と話しており、距離を延長するのは問題なさそう。相変わらず普段から煩い面があるし、飼い葉も細いので状態最優先に決めていきますが、岩田と手は合っているように感じられたから、そのスケジュールも確認して次走を決めていくつもりです」(山内研二調教師)

 

【マロンクルール】

松風馬事センターで順調に調整され、6日(水)に帰厩しました。

「前走後からの青写真通り、3回中山開催(3/23~)での復帰を目標にこちらに戻しました。1度短期放牧を挟んだものの、初入厩からデビュー戦本番まで在厩期間が長過ぎた印象を持っており、知らず知らずのうちに追い詰めていたのかもしれません。410kg台の馬体重をキープしての出走が理想ですので、前回の反省を踏まえながらしっかりと仕上げていって、具体的な復帰戦のスケジュールを決定したいと考えています」(堀井雅広調教師)

 

【レッドアルビオン】

坂路2本。馬体重550キロ。

今週火曜日にも坂路で3頭併せを消化しました。ラスト1Fはステッキが入り、びっしり追われましたが、しぶとく脚を伸ばして新馬勝ちしている格上の馬に先着しました。乗り込んできたことで前向きさが出てきましたし、徐々に体力も備わってきています。また、毛ヅヤがよくなり、皮膚病なども見られなくなったところを見ると中身も伴ってきたようです。来週も運動量を確保しつつ、2本は速い時計を出すことにしています。

 

【レッドクレオス】

472キロ。

担当スタッフ「今週は坂路で14-13のペースで乗っています。終いのペースを上げてみましたが、持ったままの手応えで駆け上がってきますし、行きっぷりはかなり良いですね。トモの感じも良いと思います。今はスムーズな流れで調整できているので、帰厩に向けてこの調子で乗り込んでいきます」

 

【レッドスプリンガー】

マシン運動。馬体重590キロ。

今週もマシン運動による調整です。引き続き不安は出ていませんし、経過は悪くありません。もうしばらくマシンを続けますが、頃合を見計らってレントゲン検査を行い、問題ないようならトレッドミルも取り入れていきます。復帰は夏の北海道を予定。時間との戦いとなってくるので正直厳しい状況ですが、何とか良い結果を出せるよう最善を努めていきます。

 

*****4歳馬*****

【クイーンズトゥルー】

「この中間は馬場で30004000m20秒ペースのキャンターでジックリ乗り込み、週1回は15-15をやっています。レースに向けて徐々にペースアップを図っているところ。負荷を掛けても飼い葉食いが落ちることはありませんし、何より気負わずリラックスできているのがいいですね。そのおかげで馬体もフックラ見せるようになり、暖かくなって体調自体も上向いている印象を受けます。目標の第13回浦和開催(3/25~)に向けて順調そのものです」(小久保智調教師)

 

【ラヴノット】

6日(水)に坂路コースで4ハロン53.7-38.9-25.3-12.8を単走で一杯に追い切りました。「追い切りに跨った田辺は『けっして動きは悪くないのですが、首や身体を伸ばした走り方をするので、追い出してからがもう一息』と感触を伝えてきました。すぐには矯正できなくても、日頃の稽古から走り方のフォームを改善できるよう今後取り組んでいきます。牧場でもだいぶ乗り込んでもらって、息はもうしっかりできている状態。来週3/17(日)中京・4歳上500万下(ダ1200m・牝)から投票していくつもりです」(小西一男調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「現在は屋外ダートコースでダクとキャンター3000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。右トモの腫れはだいぶ引いており、ほぼほぼ治ったと見ていいでしょう。凍結防止剤の影響か皮膚炎も見られましたが、しっかりケアしたことでだいぶ落ち着いてきました。小倉帰りということもあって入場当初は馬体を細く見せていたものの、その後は順調に回復しています。疲れた様子も見られなかったことから既に乗り込みを開始しており、今後は様子を見ながらペースアップを図っていくつもりです」(担当者)

 

【ラズワルド】

「先週末までは軽めの運動にとどめ、週明けから馬場入りを再開。レースによるダメージはそれほどなく、この中間も順調にメニューを消化しています。2019年度・第1回川崎開催(4/1~)での出走を目標に再度立ち上げ、逆算して調整を進めていくつもりです」(内田勝義調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

「来週3/13(水)名古屋・ダ1400m戦に出走を予定。C12組もしくはC13組のいずれかに入るでしょう。明日、半マイルから追い切りますが、仕上がりに時間を要さないタイプと見ており、明日の1本で出走態勢は整うと思いますよ。キャリア1戦ですが、不安な箇所は今はありませんし、いきなりからエンジン全開で決めたいですね」(川西毅調教師)

 

【レッドヴェイロン】

この中間も引き続きトレッドミル(常歩)での調整です。運動開始後も不安なく進めることができており、この時期でも毛艶がいいように体調も良さそうです。飼葉の食いも変わらず良好なので、調教の進度にあわせて状態はさらに上向いてくるのではないでしょうか。乗り出し開始はまだ先になりますが、そこにスムーズにたどり着けるよう慌てず慎重にトレッドミルでの調教強度を高めながら準備をしていければと考えています。ここまでは順調に進めることができていますよ。

 

*****5歳馬*****

【アナザートゥルース】

3日(日)にWコースで5ハロン68.3-53.5-38.6-12.9を単走で強目に追われ、6日(水)には坂路コースで4ハロン56.3-41.3-26.9-13.0を単走で末強目に追い切りました。「水曜日の追い切りではしっかり動けていたものの、午後になって歩様が乱れてやや跛行気味に。治療にあたった獣医からは、週末に筋注を打った右後肢よりむしろ右前蹄が疑わしいと見解を示され、念のため鉄をはずしてみたところ蹄の白線部から膿が出てきました。どうやら軽い挫石を発症していたことが直接の原因だったようです。膿を出しきったことでアナザー自身も楽になって、今朝は状態もだいぶ良化が窺えます。蹄鉄に工夫を凝らす必要はありますが、この感じなら週末に追い切りも消化できますし、予定どおり来週3/14(木)名古屋・名古屋大賞典(Jpn3・ダ1900m)に向かうつもりです」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

現在は馬場3周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。引き続き同様のメニューを消化していますが、調教に対する気持ちの面にも変化が表れてきました。まだ安定こそしていないものの、自らハミをグイっと持っていく走りを見せています。騎乗担当者も「ここまで肉体的、精神的にかなり追い込まれていたようですが、ここにきてそういった面が抜け、うっすらとですが以前の雰囲気が戻ってきた印象です」と話していました。今後も馬の状態に合わせたメニューを組んでいきたいと思います。

 

【レッドクライム】

482キロ。

担当スタッフ「今週から周回コースで18-18のペースで乗り出しています。運動始めは硬さも見られますが、体がほぐれればフットワークもしっかりしてきます。飼い葉は毎日完食していて体もふっくら見せています。先生からは『春の福島か新潟開催で使いたい』と連絡を受けているので、帰厩に向けて調子を上げていければと思います」

 

*****6歳馬*****

【オルレアンローズ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。ひとまず週明けまではロンジング運動にとどめてハミ受けを修正に努めました。その甲斐あって動きに柔軟性が出てきましたし、左トモの疲れも概ね解消。5日(火)から騎乗運動を再開していますが、メンタル面の崩れや気持ちの高ぶりもなく心身共に概ね安定しています。引き続き量消化に重きを置いてジックリ乗り込んでいくつもりです」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【ルグランパントル】

ケイツーステーブルで順調に調整され、本日8日(金)に美浦・稲垣幸雄厩舎に入厩しました。

「今回、このようなお話をいただき大変感謝しております。栗田厩舎からはスタッフも3名加わってくれましたので、ルグランパントルに対する引き継ぎも事細かに聞かせてもらいました。1月の中京では2着が2度続き、もう勝ちを意識できるところまできている馬です。万全の状態で出走させられるよう、1回福島開催(4/06~)目標に入厩させていただきましたが、会員様の期待に応えられるよう厩舎一丸となって頑張っていく所存です。よろしくお願いいたします」(稲垣幸雄調教師)