*****3歳馬*****

【カグラヒメ】

224日(日)に坂路コースで4ハロンから0.5秒先行して併せ、59.6-41.9-26.4-12.4を末強目で追い切り、27日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.2秒先行して併せ、52.8-37.9-24.9-12.8を強目に追い切りました。「この中間は精神的に余裕がないのかピリピリしている様子。そのため飼い葉食いが安定せずに体も膨らんでこない点がネックです。水曜日の追い切りでも併せた古馬を圧倒して、それほど無理せずに52秒台で動けていた。持っている能力は相当なモノを感じるんだけどね。時期的にも悠長には構えていられませんが、素質の芽を摘まぬようジックリやっていくしかないでしょう」(昆貢調教師)

 

【リーピングリーズン】

224日(日)に坂路コースで4ハロン55.5-40.4-26.8-13.4を単走で馬ナリに追われ、27日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.3秒追走して併せ、53.1-38.6-25.3-12.7を一杯に追い切りました。「脚元に不安もなく、順調にここまで進められています。追い切りの動きを見ると、ひょっとしたら12001400mでも対応可能ではと思えるほどのスピードが感じられますが、後々を考えても今は1800mという距離にこだわっていいでしょう。短く縮めるのは容易でも、伸ばしていくのはそうそう上手くいきませんから。馬体重も前走時に比べて10kgほど絞れていますし、冬毛が抜けてきて毛ヅヤも今どんどん良くなっている。次は好勝負になっていいはずですよ。来週3/10(日)中山・3歳未勝利(ダ1800・牝)に田辺で向かいます」(奥村武調教師)

 

【マロンクルール】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。先週に打撲した右トモは相変わらず痛みもなく、時間経過に応じて回復しています。乗り込みの方も順調。27日(水)に来場した堀井調教師によると、早ければ来週にも帰厩予定とのこと。可能な限り馬体を増やし、送り出しに向けて態勢を整えていきたいと思います」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【ラヴノット】

227日(水)に坂路コースで4ハロンから0.3秒先行して併せ、54.5-39.4-25.6-12.4を馬ナリに追い切りました。「稽古は抜群に動いてくれる馬ですね。近走の成績だけ見ると、500万クラスでどうかなと思っていたのですが、正直かなり楽しみになってきました。まだ前のめり気味のフォームで走っているため、クビをうまく使って上体が起きてくれば変わってくるはず。牧場でもしっかり乗り込まれていたようで息はできていますし、来週から始まる2回中京開催(3/09~)を目標に進めていきましょう」(小西一男調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

「気になっていた歩様は改善しました。以前の骨折箇所である両前肢のヒザに原因を求めていたのですが、左のトモ肢と股関節でした。治療を施したことで、すっかりと良くなっています。降雨の影響で馬場状態がいまひとつなので、天候と相談しながら来週のいずれかのタイミングで追い切りをおこないましょう。27回名古屋開催(3/11~)の出走申込を予定しています」(川西毅調教師)

 

*****5歳馬*****

【アナザートゥルース】

224日(日)に坂路コースで4ハロン58.3-42.4-27.5-13.0を単走で馬ナリに追われ、27日(水)にも坂路コースで4ハロン54.4-39.5-25.8-12.5を単走で強目に追い切りました。「通算収得賞金では順位的に厳しかったようですが、期間加算(過去一年間)の収得賞金順で枠に入り、申込みを入れていた3/14(木)名古屋・名古屋大賞典(Jpn3・ダ1900m)の出走メンバーに選出されました。右回りで距離などもアナザーに条件が合うと思いますので、当初予定していたマーチSではなくこちらに向かいましょう。ただ、順調に調整を進められているものの、前回に比べるとまだトモの感じはしっくりこない。そのため疲労回復を施すケアや、早めに筋注を打つことも検討しながら追い切りを重ねていくつもりです」(高木登調教師)

 

*****6歳馬*****

【ラタンドレス】

224日(日)に坂路コースで4ハロン53.1-38.8-26.6-14.1を単走で馬ナリに追われ、27日(水)にも坂路コースで4ハロン52.4-38.6-26.4-13.9を単走で一杯に追い切りました。「以前のような鋭い伸び脚がここ数戦は影を潜めているけど、その反面テンから掛かっていって稽古ではエネルギーが満ち溢れているし、体調面もすこぶる良好に映る。抜群の行きっぷりを見せる今なら、むしろ気持ちよく前へ行かせて粘りこむような競馬をした方が結果につながるかもしれないね。そのあたりも意識して追い切りを重ねていきます。来週の阪神または中京ダ1200m戦に向かう予定です」(山内研二調教師)

 

【オルレアンローズ】

「現在は2030分のロンジング運動のみにとどめています。先週末からロンジング運動を開始したところ、レースから時間が経って左トモに疲れが出てきました。入場当初はそういう兆候は見られなかったのですが、気持ちが楽になったことで筋疲労が表に出たのでしょう。大事を取って治療を施し、その後もほぐすイメージでロンジング運動を継続しています。落ち着きがあってメンタル面は安定。目標はもう少し先のようですから、しばらくはユッタリした調整で疲労回復に努めたいと思います」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【ルグランパントル】

「現在は屋外ダートコースでダクとキャンターを30004000m1820秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も乗り込みは順調で、27日(水)には15秒ペースの時計消化をおこないました。速い時計を出したことで背腰に若干の張りが出てきたものの、これは負荷を掛けたことで当たり前に出る筋疲労ですから気にする必要はありません。ペースアップしても馬体が減っていませんし、心身共にだいぶシャキッとしてきた印象。早ければ再来週にも帰厩の予定で、今後は送り出しに向けてネジを巻いていくつもりです」(担当者)