*****3歳馬*****
【カグラヒメ】
17日(日)に坂路コースで4ハロン61.4-43.9-26.9-12.5を単走で馬ナリに追われ、20日(水)にも坂路コースで4ハロン55.7-40.2-26.2-13.0を単走で馬ナリに追い切りました。「まだ軽めに追い切りを消化しただけですが、なかなかセンスを感じさせる動き。ゲート試験まで進めた前回でも、非凡な能力は感じられたので、その見立てどおり良さそうな馬ですよ。さすがにまだ息遣いや体つきも重く映り、乗り込み量が不足しているから新馬戦には間に合いそうもない。ただ、経験馬相手でも十分やれるはずですから、デビューまでもうしばし時間をください。掛かって行くような面も見られないので、ある程度までは距離の融通が利きそうなタイプだと思います」(昆貢調教師)
【ヴィヴァンフィーユ】
17日(日)にCWコースで4ハロンから併せ、58.7-41.1-13.1をゴール前仕掛けて追い切り、20日(水)にもCWコースで4ハロンから0.3秒追走して併せ、馬ナリに追い切りました。「前半はモヤで確認できなかったけど、半マイルから全体55秒前後の内容で追い切りを行いました。以前もそうでしたが、坂路と違ってウッドチップではそれなりに動けるんだよね。ただ、けっして飼い葉を食べないわけではないのに、追い切りを重ねていくと腹が巻き上がってきてしまう。今は課題というより、もっと体に幅や全体的な力強さが出てきてほしいな。いかんせん奥手のタイプに映るし、時期的に考えても使いつつ状態を上向かせるほかないだろう。なかなか適性が掴みづらいのですが、距離は1400~1800mくらいが良さそうですので、追い切りの動き次第では来週3/02(土)阪神・3歳新馬(ダ1400m・混)から投票していくことも検討します」(山内研二調教師)
【リーピングリーズン】
17日(日)に坂路コースで4ハロン56.8-42.0-28.3-14.5を単走で馬ナリに追われ、20日(水)にも坂路コースで4ハロンから1.0秒先行して併せ、54.4-39.9-26.3-13.0を馬ナリに追い切りました。「追い切りの動きは前回よりも数段シャープに映りますね。スピード型の全姉(ライジングリーズン)とはタイプが異なって、こちらは長くいい脚を使う中距離向きに思える。脚元は落ち着いているし、稽古でもこれくらい動けていれば、次は直線で簡単には止まらないでしょう。速めをもう2本やれば、キッチリ態勢が整うはずです」(奥村武調教師)
【レッドアルビオン】
坂路2本。馬体重544キロ。
調整は順調で先週土曜日に坂路で16-13ほどの時計を出しました。2、3発ステッキを入れてびっしり追われましたが、併走馬に先着を果たすなど、これまででもっともいい動きを見せていました。乗り込んできたことやゆっくりとはいえ着実に成長してきたことで緩さが解消しつつあり、体が動くようになってきています。あす(土)と来週火曜日にも追い切る予定です。
【レッドクレオス】
471キロ。
今週も坂路にて14-14のペースで乗っています。動きに素軽さが増し、仕掛けられるとすぐに反応できるようになっています。トモの入りもだいぶ良化したように思います。先生から「2回東京開催(4/20~)の前半で使いたい」と連絡があったので、帰厩に向けて乗りながら状態を上げていきたいです。
【レッドスプリンガー】
曳き運動。594キロ。
曳き運動を継続していますが、今のところ気になるところもなく歩様にも違和感は見られません。楽をさせている分、どうしても絞りづらいですが、脚元のことを考えてもこれ以上は増やしたくないので、引き続き飼い葉等で調整しつつ、しっかりケアしていきます。
【レッドルーナ】
マシン運動。
助手「追い切った翌日なので、今日はマシン運動で調整しています。追い切った後も脚元に傷みはありませんし、脚運びも心配ありません。飼葉も与えた分はちゃんと食べています。ここまで順調に来ているので、この調子で乗り込んでいきますよ。今週の馬体重466kgでした」
坂路下馬場で運動後、坂路にて併せ馬で追い切り
ルーナ 54.6-39.6-25.7-12.7 馬なり
プロミネンス 55.1-40.2-25.9-12.7 馬なり
ローレルリース 54.8-39.8-25.8-12.7 馬なり
小島茂調教師「今日は私が乗って坂路で追い切りました。3頭併せの3番手で進めましたが、下ろしがけから少し右側のハミを噛んで来ますね。前半はごまかしながら進めてそこまで気にならなかったものの、仕掛け処で前の馬に併せに行くと更にハミを強く噛んで頭を上げる素振りを見せていました。最後も無理はしていないので楽に併入までは持っていけるのですが、本音を言えばもう少し道中で我慢させて、脚を溜められればと思います。今のところレースは来週2日の中山6R(牝・芝1800m)で考えていましたが、今日の稽古内容だとマイル戦の方が良い感じもするので、同じ週にある日曜の1600mも含めて検討させてもらいます」
【アスティ】
20日、牧場担当者は「右トモ外側の骨瘤も落ち着き、現在は周回コース1500mの後に坂路でハロン20-22秒ペースを一本のメニューです。一頭だと集中力が欠ける面があるので、相棒を付けて2頭で調教しています」とのこと。現在の馬体重は482キロ。
また田中博康調教師は「調教を再開したばかりで精神面もまだ幼いので、心身共にしっかりと鍛えてもらいます」とのこと。
【ライクトゥシャイン】
11月29日よりノーザンファームしがらきで調整中。2月20日、宮本調教師は「15ー15を乗りながらソエも大分落ち着いた様子で、帰厩への態勢が整ってきました。今週金曜日の検疫で戻したいと思います」とのこと。担当者の話では「ソエの痛みも取れ、この中間から坂路で15-14ペースも消化しており順調です。コンスタントに強目を乗り込み良い状態で送り出せそうです」とのこと。現在の馬体重は490キロ。
【アースプレリュード】
21日、牧場担当は「先週から坂路コースで15-15の強目を取り入れており、今週で2本消化しています。乗り手の感触が良く、ここまで順調に調整を進められています。引き続き乗り込んでいき、入厩に備えていきたいと思います」とのこと。現在の馬体重は515キロ。
また武井調教師は「来週牧場で調整状態を確認してから、入厩時期を考えます」とのこと。
*****4歳馬*****
【ラヴノット】
ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、本日22日(金)に美浦・小西一男厩舎に入厩しました。
「さきほど厩舎に入ってきたばかりですが、馬体のバランスや雰囲気がいい馬ですよね。血統面から抱くイメージや、これまでの戦績なども一旦頭から消して、まずは稽古で適性を探ってみたいと思います。うちで預かっているガルラバンもそうですけど、なかなか従順で扱いやすいタイプに映りますよ」(小西一男調教師)
【ブリリアントリリー】
9日(土)にWコースで5ハロン73.2-57.2-42.2-14.3を単走で馬ナリに追い切りました。「すんなり行けていればまた違ったとは思うのですが、力みがちに道中走ってしまって脚を溜められなかった。少々勿体ない内容の競馬になってしまいましたね。幸いダメージはまったく見られませんし、レース後も飼い葉食いが良好ですので、もう一度同じ条件に連闘させてください。フワッと出していってリズムよく進められれば、直線もっと粘り込めるはずですよ。減量起用で1kgでも斤量の恩恵がある点も、ブリリアントリリーにとってはプラスに働くと思います」(栗田博憲調教師)
【レッドヴェイロン】
引き続き舎飼で術後の経過を観察している状況です。この中間も異常は確認されていませんが、もう少し馬には馬房の中で我慢してもらえれればと思っています。イラついた様子も特になく精神状態も安定していますので、そのあたりも患部の状況とあわせて変化がないか注意深く見ていきます。ゆっくり立ち上げて、秋には大きいところを目指せるようにやっていきたいと思っています。
【シングシングシング】
21日、伊藤大士調教師は「今朝、牧場で状態を確認して来ました。放牧先でも、馬体も緩むことなく調整してくれています。次開催の中京も考えていましたが、前走のレース振りや今後の番組を考慮して、福島のダ1,700㍍に向かうことにします」とのこと。
また牧場担当者は「現在は周回コース(3000m)を20~18秒と、週に1回4ハロン15~13秒の強目を消化しています。疲れも無く、どんどん進められる状態にあるので、これからペースを上げて行きます」とのこと。現在の馬体重は483キロ。