*****2歳馬*****
【リボントリコロールの17】
昨年12月の4週目にコースの改修を終えて乗り進められている。現在は週に3回坂路コース(1000m)をハロン20秒、週に2回周回コースを2000m、週に1回トレッドミルでキャンターの調教メニューが組まれている。牧場担当者は「調教中は落ち着いて走れていて折り合いもスムーズですが、まだトモの力がアンバランスな部分があります。現在はバランス良く蹴れるように姿勢を気にしながら調教を行っています。脚もとの疲労感や背腰の筋肉疲労もなくコンディションは良好です」とのこと。現在の馬体重は438キロ。
【デビルズコーナーの17】
年末年始期間にリフレッシュを挟み、元のペースに戻して調整中。担当者は「年明けからは坂路中心に進めており、現在は週2回坂路2本18秒前後のペースで乗り込んでいます。坂路2本のメニューをコンスタントに消化できており、様子を見ながらペースを上げていきたいと思っています」とのこと。現在の馬体重は538キロ。
【カクテルの17】
年末年始期間を挟み、元のペースに戻して調整中。現在は屋内ダートコース2400~2800mをキャンター(F25)ペース中心の調整。担当者は「年末まで乗り進めてきて少しトモの疲れを見せていたのですが、年末年始期間に一息入ったことで疲れも抜け、以前のメニューで順調に乗り込むことが出来ています。このまま乗り込み体力強化に励みたいと思います」とのこと。
【エイシンバンバの17】
年末年始期間を挟み、元のメニューに戻して調整中。現在はBTCでキャンター3000m(25秒からラスト20秒)中心の調整だ。1月11日、場長は「昨日初めて終い2ハロンを15秒まで伸ばして乗ってみました。1本目としてはしっかりと動けていましたし、乗り役の話では『ムキになりすぎるところもなくとても素直で乗りやすい』ということで、ペースアップにもスムーズに対応出来ている様子でした。12月に熱発等もありましたが、治まってからは体調面に問題は無く順調にきています。当面は25~20秒ペース中心にじっくり乗り込み、体力強化に励みたいと思います」とのこと。1月11日の馬体重は474キロ
*****3歳馬*****
【レッドアルビオン】
坂路2本。馬体重538キロ。
調整は順調で今週火曜日に坂路で3頭併せを消化しました。16-15ほどのペースで入ってラスト1Fは馬なりのまま伸ばしましたが、反応はよかったですし、動きも軽快で併走馬に遅れることなくゴールしました。時計を出し始めてからより活発になり、馬っ気も出てきました。帰厩に備えて来週以降、週2日は強めの調教を行うことにしています。
【レッドクレオス】
本日、ノーザンファーム天栄に放牧。
助手「ゲート試験は受かりましたが、トモに疲れも出ていますし、体もまだしっかりしていないので、1度放牧に出して、体やトモがしっかりするように乗り込んでもらいます」
【カグラヒメ】
「現在は角馬場でのフラットワークで入念に体をほぐした後、全長1100mの坂路コースを1本(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。昨年の夏にお預かりした時は少し頼りない感じでしたが、トレセンでの本格的な調教を経験してきた分、全体的にだいぶしっかりした印象を受けますね。騎乗運動を再開して徐々にペースアップを図っており、問題がなければ来週から15秒ペースの時計消化をおこなう予定です」(担当者)
【ヴィヴァンフィーユ】
「現在は角馬場でのフラットワークで入念に体をほぐした後、全長1100mの坂路コースを1本(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。年明けから坂路入りを開始し、徐々にペースアップしています。調教中、耳を絞って気の悪さを出すことがあるため、注意しながらジックリ進めているところです。来週中には17~18秒ペースまで上げてみて、問題なければ来週末か再来週に15~16秒ペースの時計消化をおこなう予定。様子を見ながら進めていきます」(担当者)
*****4歳馬*****
【レッドヴェイロン】
周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重514キロ。
今週も周回コースと坂路を併用して調整しています。週に2本は14-13を、1本は15-15ほどの時計を出していて、それ以外の日は周回コースでゆったり走らせています。ふだんからやる気がみなぎっていますし、坂路では迫力十分の動きを見せています。球節の状態も悪化していないため、帰厩に向けてこのまま強めの調教を続けていけそうです。
【セルヴァ】
調整が順調に進み、能力試験を受験する目処が立ったものの、新年度の岩手競馬が通常通り開催されるか流動的なこと、馬場の使用が制限されている現状を踏まえて齋藤雄一調教師と協議した結果、ここで環境を変えて再出発を図ることになりました。
笠松競馬場・尾島徹厩舎への転厩が決定しており、本日11日(金)に入厩しました。
「一刻も早いデビューを目指して調整を進めてきたものの、こういう形で開催が中止になってしまい残念でなりません。早期の正常化を目指して主催者と一致団結して努力しているところですが、来年度の開催が予定通りおこなわれるかどうかは、現時点では流動的。許されるならこのまま手元に置いてデビューを迎えたかったのですが、会員の皆様のご迷惑になりかねません。尾島調教師にはこれまでの過程や特徴などを事細かに伝えておきました。笠松の舞台で活躍してくれることを心から願っています」(齋藤雄一調教師)
「本日、無事に到着しました。まだ着いたばかりなので歩様は馬体のチェックは明日おこないますが、問題がなければ週明けから馬場入りを開始する予定。ひとまず自分で跨って感触を確かめてから今後のメニューを決めるつもりです。まずはデビューに漕ぎ着けられるよう、そして3勝して速やかにJRAへお返しできるように最善を尽くしますので、何卒よろしくお願いいたします」(尾島徹調教師)
【クイーンズトゥルー】
「最終追い切りの動きが今ひとつピリッとしなかっただけに、正直なところ半信半疑ではあったのですが、終わってみれば全くの杞憂でしたね。千四の距離にもうまく対応してくれました。いずれにしても、今回は能力だけで勝った感じ。まだ体の線が細いですし、全ての面で荒削り。レース中に交突しているように、走りのバランスもまだ整っていないのでしょう。交突による外傷はごくごく軽度でしたが、念のためしっかりケアして、少し楽をさせてから次走に向けて仕上げていくつもりです」(小久保智調教師)
【ラヴノット】
現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。この中間も騎乗調教を進めていましたが、8日(火)朝の調教前の馬体チェックの際に、左トモ管外側に外傷を負っているのを確認しました。調教をおこなえないほど酷くはないものの、今時期は馬場に凍結防止剤を多く撒いており、傷に当たるとあまり良くないことを踏まえ、患部が乾くまではマシン運動のみにとどめることにしました。ただ、傷口自体は良化傾向にあるので、来週中には元の調教メニューに戻せる予定です。
【ブリリアントリリー】
6日(日)にWコースで4ハロン54.9-40.6-13.4を単走で強目に追われ、9日(水)にもWコースで5ハロンから1.0秒追走して併せ、69.8-54.6-40.4-13.4を一杯に追い切りました。「柔らかみがあって躍動感に溢れる走りをしており、フットワークも大きく映ります。前回も状態自体は悪くなかったのですが、今回と比べると全体的に硬かったかなという印象。ブリリアントリリーは調子の善し悪しが見極めやすく、可動域が広く感じられる時は調子の良い証拠です。この感じならば来週の競馬から使っていけそうですね。1/20(日)中京・4歳上500万下(芝2000m・混)に川又賢治騎手で向かう予定です」(栗田博憲調教師)
【ラズワルド】
「年末年始も蹄のケアを入念におこないつつ、軽めの運動にとどめて様子を見てきました。熱感はほぼ治まりましたが、ここにきて排膿した箇所にわずかな亀裂が入ったため、引き続き細心の注意を払いながら調整しています。相変わらず歩様には問題ありませんが、時季的に裂蹄を発症する危険性があるため、蹄油をしっかり塗るなどのケアは今後も抜かりなくおこなっていくつもり。蹄が伸びるのを促す意味でもしっかり動かして、いつでも馬場入りが再開できるように最善を尽くします」(内田勝義調教師)
【ヴァイスブリッツ】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今年に入ってからも順調に乗り込めており、状態面は上向いてきた印象。馬体に関しては、もっと膨らんできて欲しいところですが、調教ではしっかり動けていて、飼い葉も残さず食べているので、ゆっくりとでも変わってくればと思います。今後は入厩へ向け、更に負荷を掛けていこうと考えています。
*****5歳馬*****
【アナザートゥルース】
「勝負どころでまたフワッと気を抜いてしまい、置かれそうになりながらも必死に食らいついたあたりは、シャドーロール着用の効果でしょうね。追い出してからもちゃんと脚を使ってくれているのですが、前を捉えきれずに残念です。使った後もガタっときている様子はなく、思いのほかダメージも見られません。中1週と間隔を詰めて競馬することになりますが、この後は1/20(日)中山・アレキサンドライトステークス(ダ1800m・混)に向かいたいと思います。なお、新味を出したい考えもあって、鞍上はC.ルメール騎手に依頼しました」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。この中間も朝にマシン運動をおこない、日中はパドックでリラックスした時間を過ごしています。馬体重が大幅に増えたように、牧場レベルのゆとりある体に変わってきました。元々、性格はのんびりとしたところがあり、休んでいても煩い面を見せることなく、いいリフレッシュ休養になっているようです。あと1週間は現状の生活を続け、それから立ち上げていく予定です。
*****6歳馬*****
【レッドイグニス】
今週を通して周回ウッドで乗り進めています。まだそこまで速いペースではありませんが、馬はやる気を見せていて、がっちり抑えていないと持っていかれそうなほど。それだけ元気がありますし、脚元も変わりなく来ているので、移動に向けての態勢は整ってきたといえそうです。引き続き移動に向けての体調管理と少しでも状態を上げていけるよう努めていきます。
【ラタンドレス】
9日(水)に坂路コースで4ハロン53.3-40.2-27.6-14.6を単走で一杯に追い切りました。「体調面含め特に悪いところは見当たらないが、この中間も稽古の動きがパッとしない。時季的なものか年齢によるものかは分からないけど、中央場所で権利持ちの馬たちが相手となると正直しんどいかもしれないな。メンバーを吟味したうえで投票したい考えもあり、念のため地方交流競走の1/23(水)笠松・葉牡丹特別(ダ1400m)に申し込んでおきます」(山内研二調教師)
【オルレアンローズ】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース、週1回は15~16秒ペース)のメニューで調整中です。週1回の時計消化を織り交ぜて、年末年始から休まず乗り込んでいます。厳寒期にしては毛ヅヤが良く、銭形模様が浮かび上がっているほど。体調はすこぶるいいですね。10日(木)に来場した高木調教師にも、その辺は肌で感じていただけたはず。『そろそろ厩舎に戻すつもりです』とおっしゃっていましたので、送り出しに向けてこのまま進めていくつもりです」(担当者)
*****7歳馬*****
【ルグランパントル】
6日(日)にWコースで4ハロン55.5-41.5-13.2を単走で馬ナリに追われ、9日(水)にもWコースで5ハロン66.7-51.9-38.3-12.9を単走で一杯に追い切りました。「中間もすこぶる順調にメニューを消化しています。精神的にはルグラン自身まだ十分に余裕がある感じですし、稽古に対しても高い集中力が見て取れます。相手関係云々は抜きにして、この状態をキープしてレースに臨めれば、いきなりから良い結果が出せそうな雰囲気ですよ。来週2つ組まれている中京の障害未勝利戦(障芝3000m)どちらかに石神騎手で向かう予定です」(栗田博憲調教師)