*****2歳馬*****

【カグラヒメ】

現在はトレッドミルと角馬場で調整しています。今週から日替わりでトレッドミル、角馬場で騎乗しての円運動をおこなっています。乗り始めてからもこれといった異常はありませんが、背腰の筋肉や全体的な張りはまだ物足りない感じなので、基礎的な運動で内面からしっかりした体をつくっていこうと思います。

 

【ヴィヴァンフィーユ】

21日(水)に坂路コースで4ハロンから0.1秒追走して併せ、58.3-42.3-27.9-14.2を馬ナリに追い切りました。「今週は併せ馬で初めての追い切りを消化。速めをやれば動けるだけの能力は持っていても、まだ芯がしっかりしていないので反動がダイレクトにきてしまう。今朝あたりは体が減ってペソっと細く映るし、お尻の形も理想像からは程遠いね。あまり跳ね返ってこないようなら、ここで無理はさせずに一息入れることも考えようと思っています。もう12週は馬の様子を見て方針を決めていきましょう」(山内研二調教師)

 

【リーピングリーズン】

現在は馬場3周と坂路1本のメニュー(上限18秒ペース)で調整しています。先週と同様のメニューで調整を進めていますが、両後肢は大分スッキリしてきた印象で、乗りながら固まってきました。ここまで体質面の強化を最優先に進めてきましたが、馬自身しっかりと応えて成長してくれています。現状でも2歳馬にしては見栄えがしますし、来週以降は追い切りも織り交ぜていく予定なので、負荷を強めていけば馬体面は更に良くなってくるでしょう。27日(火)から15秒ペースでの追い切りを開始し、特に問題がなければその週末にもおこなう考えで、12月初旬には入厩できるようしっかり態勢を整えていきます。

 

【マロンクルール】

松風馬事センターで順調に調整され、23日(金)に美浦・堀井雅広厩舎に入厩しました。

「本日、こちらに入厩させていただきました。しっかりと乗り込んでもらっているので、ベースの部分は出来ていると思います。今後、速いところをやった反動が極端に出なければいいですね。なるべく410kg台をキープしながらの調整を心掛けましょう。週明けよりゲート練習を開始します」(堀井雅広調教師)

 

【レッドルーナ】

北の角馬場で運動後、ゲート試験を受け合格。

小島茂調教師「予定通りゲート試験を受けました。課題だったゲート入りもすんなり入ってくれましたし、中でもしっかり我慢してくれましたね。スタートもしっかり決めてくれて、1、2本とも手応えも良かったので、無事に試験に合格。走りにも素軽さがありますし、背中の感触も良い馬。飼葉の食いも安定していて、今日は稽古後に裸馬で467キロと昨日から増えているくらい。体調面も良好なので、この後は今週末に坂路で脚慣らし程度の追い切りをかけてみて、来週から本格的に時計を出していこうと思います。追い切りの動きや、その後の飼葉の食いなども見ながら判断したいと思いますが、今のところこのまま厩舎に置いてデビューに向けて進めていこうと考えています」

 

【レッドアルビオン】

本日はひき運動で調整しました。

助手「けさはひき運動で疲れを取りました。追い切り後はコトコトすることが多かったですが、きのう目いっぱいやっていないせいか、けさはそこまで気になりませんでした。いまのところあさって(土)に淡路島にあるヒイラギステーブルへ移動する予定になっています。いいモノは持っていて勝ち上がれる馬だと思うので、今回の放牧でもう一段成長して帰ってきてもらいたいです」

 

【レッドスプリンガー】

引き運動。

助手「今朝は厩舎周りの引き運動で調整しています。今朝はだいぶ脚の腫れも引いてきていましたし、レントゲン検査でも骨に異常はなかったので、このまま順調に進めていけると思います。一度使いましたが、まだ乗った感じは緩く、本当に良くなってくるのはまだ先のような気がします」

 

*****3歳馬*****

【セルヴァ】

「この中間から騎乗運動を開始。特に問題はなかったため、22日(木)から馬場入りを再開しました。現在はダク1600m、ハッキングキャンターで1600mのメニューで調整しています。今のところ疲れや反動が出ることもなく、順調そのもの。今にして思えば、入念なゲート練習が少なからず負担になっていたのかもしれませんね。様子を見ながらにはなりますが、これから徐々に調整のピッチを上げていき、ゲートに関しては試験を受ける前に確認の意味で練習させようと思っています。まずは体力強化に重きを置いてジックリ乗り込んでいくつもりです」(齋藤雄一調教師)

 

【クイーンズトゥルー】

「現在は馬場で2400m1617秒ペースでジックリ乗り込んでいます。飼い葉はしっかり食べているものの、体つきに関してはそれほど変わった印象を受けません。攻め馬は動いていますし、状態自体も決して悪くないのですが、欲を言えばもう少し腰、トモ周りに筋肉が欲しいところ。飼い葉を食わし込んでしっかり乗り込みながら、更なる馬体増を促していきたいですね」(小久保智調教師)

 

【ラヴノット】

「現在は周回700mのウッドコースをハッキングキャンターで2100mのメニューで調整中です。入場当初から背中やトモに疲れが見られ、乗った感じも少し硬かったため、入念にほぐすイメージで軽めのところを乗っていました。明日24日(土)に福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動する予定です」(担当者)

 

【ブリリアントリリー】

この後は美浦近郊のケイツーステーブルで調整することになり、21日(水)に移動しました。

「テンに先手を主張し合って、前半1000m通過が59.1秒。このクラスでは少々速い流れとなり、直線最後の100mは踏ん張りがききませんでした。馬自身は途中から気持ちよさそうな格好で走れていましたし、スムーズなら展開次第でまた違う結果になっていたと思います。今回の経験を次につなげていきたいですね。使ったなりの疲れは窺えるものの、レース後の状態もマズマズで上がってきています。減ってしまった馬体の回復と節稼ぎを兼ねて一旦近郊に出させてもらい、年明けの中京開催を目標としましょう」(栗田博憲調教師)

 

【ラズワルド】

「この中間も順調に乗り込んでいます。目標はまだ先ということもあって速いところはまだやっていませんが、ここまでは至って順調。動きもいいですよ。来週に一度時計を出すつもりで、その動きや追い切り後の状態を見てから今後のメニューを決めたいと思います」(内田勝義調教師)

 

【ヴァイスブリッツ】

先週末も変わりなく調教を進めていましたが、今週19日(月)朝の調教前に左前脚が腫れているのが確認されたため、現在は舎飼で様子見しています。おそらく球節外側にあった小さい瘡蓋から菌が入り腫れたものと思われますが、徐々に引いてきている段階で、フレグモーネの心配はなさそうです。腫れが完全に引き次第、ウォーキングマシンでの運動を開始する予定です。

 

【レッドヴェイロン】

トレッドミル調整。馬体重495キロ。

入場後はマシンで運動しながら、右前脚のケアを続けてきましたが、熱感もほとんどないので、きのう(木)からトレッドミルでの調整を始めました。いまのところ週明けからダク、キャンターへと少しずつペースを上げていく予定。今後も冷却を行うなどケアを徹底していきます。

 

*****4歳馬*****

【アナザートゥルース】

18日(日)に坂路コースで4ハロン57.6-41.5-26.6-12.4を単走で馬ナリに追われ、21日(水)にはWコースで5ハロンから0.6秒追走して併せ、69.4-54.4-39.4-13.3を馬ナリに追い切りました。「レース一週前ということもあり、水曜日の追い切りは大野に感触を確かめてもらいました。しっかり手前替えできていましたし、終いまで持ったままの手応えでフワッと気を抜く場面も見られなかった。先週からさらに状態は上がっていて順調そのものです。あとはハンデがどれくらいになるかですが、稽古の感じから春先よりパワーアップしているのは歴然で、クラスが上がっても気後れする必要はないでしょう。12/01(土)中山・北総ステークス(ダ1800m・混ハンデ)を予定しています」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

「ハナへ行くとは思っていなかったけど、なるべく馬群に入れずに進めるよう鞍上には指示を出していました。前半1000m通過が1.01.6のスローでペースを作っていたのだから、能力を考えても4角でバテて下がっているわけではなく、やはり自分から走るのを止めている感じ。前々走で転倒した後遺症という見方が大半だと思いますし、レース後の様子や状態を見て今後の方針をと今朝までじっくり考えさせてもらいました。まず肉体的な部分においては走り切っていないのでダメージなどまったく見られず、メンタルの部分でも稽古では特に他馬を怖がったり気になるところはありません。なんとか復活のキッカケをバレットに掴ませてやりたい。そういった理由から年内もう一戦だけ使わせてもらって、同じ結果になるようならオーバーホールに切り替えます。実戦に行っての不安を取り除いてやれるような調整ができるかどうかだけだと思っています」(河内洋調教師)

 

【ソルオリーヴァ】

昨日22日(木)に美浦トレセン内診療所にて剥離した骨片の摘出手術および内部のクリーニングを行いました。

約一週間は入院馬房で経過を観察し、抜糸をおこなった後に退院予定です。

なお、事故見舞金の対象日数については全治6ヶ月と診断(競走復帰できるまでの目安)されています。

 

【ホウロクダマ】

大山ヒルズで順調に調整され、21日(水)に帰厩しました。

「緩めずに乗り込んでもらいましたので、馬体コンディションは良好。12/08(土)中京・3歳上500万下(ダ1200m)または12/09(日)中京・3歳上500万下(ダ1200m・混)のどちらかを目標に進めることにしました。ノドの問題を抱えるこの馬にとって、次走は手術をするか否かの重要な選択を迫られる一戦になります。この後の追い切りでも症状をチェックしながら進めますが、いい結果に繋げることが出来るよう、しっかり仕上げて出走させたいと考えています。また、本日23日(祝)はゲートから出していますが、いつも通り練習では問題は見られなかったですよ」(中竹和也調教師)

 

【レッドクライム】

483キロ。

この中間も休む事なく乗り込んでいますし、飼葉も毎日完食しています。気候は寒くなって来ましたが、毛艶もしっかりしています。乗り込んで来て、気持ちの面でもどっしり構えて走れるようになって来ました。まだハッキリ決まっていませんが、検疫が取れれば今週末に帰厩する予定になっています。

 

【レッドミラベル】

尾関調教師「今日、ミホ分場に放牧に出しますが、何時もなら背、腰に疲れが出るのに、今回は前の方に硬さが残っている感じですね。牧場でしっかりケアしてもらって、年明けの中京競馬で使う予定なので、今週いっぱいはマシンでゆっくり進めてもらいます」

 

【レッドジェノヴァ】

北の角馬場で運動後、坂路1本。

小島茂調教師「放牧に出る前もしっかり体を動かしておきたいので、今日は北馬場で軽めに乗ってから、坂路を1本乗っています。右半身の硬い感じも解消していますし、坂路での脚運びもスムーズでした。飼葉も完食してくれて馬体重も500キロあります。先週から良い具合に回復していますね。土曜日に山元トレセンへ移動予定になったので、それまでは乗りながら体調を整えていきます」