*****1歳馬*****
【エリモピクシーの17】
頚椎の触診で痛みを訴えるためレントゲンで確認したところ、骨が一部肥大しており、それが神経に触れているための症状と考えられます。肥大した骨の処置をどうするか検討しつつ舎飼にて経過を見ていきます。
*****2歳馬*****
【レッドアルビオン】
本日はCウッドコースにて併せ馬で追い切りました。
CW 85.8-68.0-52.6-39.3-13.1 一杯
外ガバナンスコード 85.5-67.7-52.3-39.0-12.8 一杯
助手「テンから併せていきました。3コーナーを過ぎて4コーナーのあたりまで来たときにはほとんど余裕がなくて、チッチ、チッチと舌で合図を送っても全然進んでいきませんでした。直線はびっしり追いましたが、デビュー前の併走馬より脚色が劣っていて2馬身以上差をつけられてしまいました。馬場が悪かったことやCウッドコースで追い切った経験があまりないことなどいくつか理由もあったとは思いますが、もう少し動いてほしかったです」
昆調教師「坂路の馬場状態がかなり悪いと聞いたのでCウッドコースで追い切りました。前半無理をしていないので、脚はたまってそうに見えたのにまったくと言ってたまっていまなくて走りもドタバタ。きょうの動き次第では今週出走させようと考えていましたが、この動きでは出走させられないので1週延ばすことにします」
【レッドスプリンガー】
角馬場→坂路
坂 北村友 52.5-38.6-25.0-12.5 一杯
内ケイアイノーテック一杯と併せで0.1秒遅れ
北村友騎手「またがった時から緩くて太いと感じたので、今週出走予定ですからしっかり追わないといけないなと思いました。ギアチェンジが下手ですが、出していくと長くいい脚を使ってくれそうなイメージで、能力はありそうです。大型馬なので、1回使った方がよくなりそうですが、今日はG1馬相手に動けたので、初戦からもある程度やれそうです」
※今週10日(土)京都6R2歳新馬・ダ1800mに北村友騎手でデビューを予定しています。想定からはフルゲート16頭のところ、18頭が出走の意思を示していて除外の可能性があります。
【ライクトゥシャイン】
この中間も順調。11月7日、宮本調教師は「本日はCWチップコースで併せ馬の調教を行っており、半マイルから52秒9、39秒3、12秒7を計時しています。併せた相手に0.8秒ほど先着し、しっかりと動けていました。あと数本で使える状態に仕上がりそうですし、京都4週目の芝1400mを目標に進めることにしました。調教で跨がった騎乗者も『初戦は芝を使ってみては』という感触でしたし、調教の動きからも芝を試してみたいと思います」とのこと。
*****3歳馬*****
【レッドヴェイロン】
角馬場→坂路
坂 助手 53.5-39.0-25.8-13.3 一杯
外グラットシエル一杯と併入
助手「追い切りに乗ったのは久しぶりでした。元々体幹のいい馬でしたが、そこがさらにしっかりしていて、さらに良くなっている印象を受けました。動きも上々で、状態に心配はなさそう。今回も力の出せる仕上がりにあるとみて良さそうです」
*****4歳馬*****
【コンパッシオーネ】
前走のレース後も馬体に異常なく、次走は12月3日(月)からの大井開催での出走を予定しています。
【レッドミラベル】
角馬場運動後、ウッドコースで追い切り
南ウッド 68.8-52.7-39.5-13.5 一杯
内ミッキーバード一杯に5F1.7秒先行1F併せ1.0秒遅れ
外アルジャンテ一杯に5F0.4秒先行1F併せ1.0秒遅れ
助手「ミラベルが3頭併せの先頭で追い切りました。下ろしがけは落ち着いて走れていましたが、前を走っていた他厩舎の馬達のペースが遅かった事もあり、道中でハミを噛んでしましました。3、4コーナーでもその馬達と併さるような形になって抜くところが作れなかったです。後ろから2頭も勢いよく併せに来た事もあり、最後は遅れてしまいました。それでも最後まで気を抜くようなところはなく、集中して走れていたのは良かったと思います。来週レースを使う予定なので、今週末と来週追い切って良い状態に整えます」
尾関調教師「先週土曜日に帰厩させました。今日が1本目の追い切り。稽古駆けする2頭と併せた事もあり、最後は遅れてしまったものの、終いもこの馬なりにしっかり動けていたので心配ありません。仕上がり早の馬なので、来週4つ組まれている福島芝1200mのうち、メンバー構成や節で入れるレースを確認しながらどれかを使いたいと思います」
【レッドジェノヴァ】
本日はCウッドコースにて追い切りました。
CW 82.6-66.4-51.6-37.6-12.1 仕掛け
助手「先週しっかりやっているのでけさは時計よりリズム重視で追い切りに臨みました。馬場のいいところを選んで真ん中を通った分、少し時計は速くなりましたが、最初から最後まで気分よく走っていたし、手前もタイミングよく替えてくれました。前回はレース前もレース中も手前の替え方がスムーズさを欠いていたのでその点はだいぶよくなっていると思います。ひと月あまりの栗東滞在でパンプアップしてどっしりしてきたし、先週強めに追い切ってからトレセン内で見たり聞いたりすることに対して敏感になっているように、いい意味でピリッとしてきました。GIだからと言って特別なことはせず、京都大賞典の前とほぼ同じ調整メニューを順調に消化してきましたが、あとは微調整で十分というところまできています」馬体重は498キロ。
【シングシングシング】
7日、伊藤大士調教師は「先日牧場にて、シングを見てきました。馬の骨格的には、もう少し体重がのっても良さそうに感じました。前走は、着外で優先出走権もないので、このタイミングで体を増やしながらパワーアップしてもらいます」とのこと。
*****4歳馬*****
【レーヌジャルダン】
7日、高柳調教師は「本日ウッドチップコース3頭併せで、同馬は先行して終い一杯で追い切りをしました。今朝は、馬場が重く力の要る状況でしたので、併せ馬で最後に遅れるかと思いましたが、終いまでしっかり走れていました。この馬の力は発揮できる状態にあるので、ダートでの変わり身を見せて欲しいところです。出られるようなら牝馬限定戦を考えています」とのこと。11月11日(日)福島・ダ1700m(牝)に勝浦騎手で出走の予定。
【カヴァレリア】
7日、竹内調教師は「本日ダートコースで併せ馬を行いました。5ハロンからの時計は67.0、終いの1ハロンが12.3秒でした。道中ハミを取りませんでしたが、直線で鞍上がゴーサインを出したらハミを取り、終いは良い脚で最後までしっかり伸びてくれました。調教後の、息の入りや歩様も良く出走態勢も整いました。相手関係を見た上で最終的に出走させるレースを決めますが、右回りのコーナー4回も魅力ですので福島の伊達特別への出走を第一候補に考えています」とのこと。
【アンデスクイーン】
11月4日・京都・JBCレディスクラシック(JpnⅠ・牝馬・ダ1800m)に出走し5着。7日、西園調教師は「今回のレースでは本当によく頑張ってくれました。大舞台の後になりますが、使った後も脚元に問題は無く大きな疲れも見せていません。このまま問題がなければ、京都最終週の花園ステークス(ダ1900m・ハンデ戦)に向かいたいと思います。今回のレースを見ると距離の延長もこなしてくれそうですし、距離がもつようであれば今後の選択肢が広がりますのでここで試してみます」とのこと。
*****5歳馬*****
【レッドアヴァンセ】
角馬場→坂路
坂 助手 62.4-46.8-31.1-15.5 馬なり
助手「予定通り昨日の検疫で帰厩して、今日から坂路に入れて乗り出しています。前走の疲れが全くないのが素晴らしいです。馬体重で今日の調教後で472キロ。状態に関しては休み明けの前回とは比べ物にならないくらい良いですし、明日から時計を出し始めて3本追い切りを消化できるので、あとはどこまで気持ちを入れていけるかでしょう」
*****6歳馬*****
【レッドオルバース】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り
坂路
オルバース 52.7-38.2-25.1-12.7 仕掛け
ミッキーグローリー 52.2-37.6-24.7-12.5 仕掛け
助手「角馬場でジックリ乗ってから坂路で先行しました。掛かる感じもなく、道中しっかり折り合えていましたし、仕掛けてからも楽な手応えでした。追走していた馬が後ろから併せに来てからは、手応えは持ったままなのですが、併せた事で馬がそこで満足してしまった感じで止めようとしたので間髪入れずに促しました。やはり追走する形の方が目標が出来て走りやすいのだと思います。来週レースを使う予定ですので、この後もしっかり状態を上げていきたいですね」
国枝調教師「雨の影響で重い馬場でしたが、稽古駆けする馬らしく動きは軽快。ただ、最後は走るのを止めようとしていたので矯正していかないとダメですね。このあたりはレースにも影響しているようですから。追い切りの内容にも変化をつけるなどして対応しながら状態を上げていきます」