*****2歳馬*****
【カグラヒメ】
現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。ここにきてだいぶ走りのバランスが改善されてきたことから、坂路を2本に増やして更なる筋力強化に努めています。登坂してくる姿も以前に比べると真っすぐ上がってこられるようになり、それに伴ってキャンターの手前の替え方にもスムーズさが出てきました。ここまでジックリ進めている分、体力面の不安はあまりなさそうですし、これなら次の段階へと移行しても良さそう。今月末には栗東近郊の育成場へ移動予定とのことですが、こちらでも近いうちに15秒ペースの追い切りを織り交ぜていけるのではないかと思います。
【ヴィヴァンフィーユ】
「現在は内馬場でダクとハッキングを2400mの後、外馬場でキャンターを1200m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。気性的に我の強いところがありますが、悪さをしたり乗っていて気になったりするほどのものではありません。若干トモに甘さがあるので、その辺が解消して丸みが出てくれば更に良くなるはず。当面の間は鍛えながらジックリ乗り込んでいくつもりです」(担当者)
【カースンコピーの2016】
セグチレーシングS(チバ)で調整中。7月19日、武井調教師は「馬の状態を確認してきました。徐々にペースも上がってきていて、ここまで順調にきています。調教の動きを見ると、いかにも1200mという感じではなく、デビュー戦は東京の1300~1400mを考えたいと思っています。入厩すればゲート試験からレースまで続けて進めていけそうなので、東京の番組を確認して、逆算して入厩時期を決めようと思います」とのこと。
*****3歳馬*****
【ゴールドホイッスル】
7/20(金)に栗東TCへ入厩しました。厩舎で調整しながら出走レースを検討します。
この中間も順調だったことから、小倉開催での出走に備えて厩舎で進めていくことになり、明日7/20(金)に栗東TCへ入厩予定です。
【アージェス】
18日(水)に坂路コースで4ハロン53.2-38.9-25.4-13.0を単走で一杯に追い切りました。「昨日の追い切りは中1週ということを考慮しても上々の内容でしたね。前走の最終追い切りと時計はほぼ一緒ながら、一叩きした効果で動きは格段に良化。この中間はなるべく負荷を掛けずに絞り込んでいくため、プール調教も取り入れました。500kg台で出走できるのではないでしょうか。前走の1分11秒8という走破時計の裏付けがありますし、前走と同一のコース、条件。ジョッキーも引き続き鮫島克駿ジョッキー。決して前走がフロックではなかったことを証明できるはずです」(中竹和也調教師)
【クイーンズトゥルー】
15日(日)に坂路コースで4ハロン56.4-40.5-25.8-12.3を単走で馬ナリに追われ、18日(水)にはWコースで4ハロンから1.0秒先行して併せ、52.8-37.8-12.6を馬ナリに追い切りました。「昨日の追い切りは格上馬相手に互角以上の動き。時計も申し分なく、仕上がりに関しての不安はありません。その追い切りで騎乗した柴田善臣ジョッキーから、芝のレースへの出走の提案がありました。跨って感じた背中の感触や走りの軽さからとのこと。先週より改善は見られるものの、まだまだゲートインに対し反抗しており、そのあたりを含めてベテランジョッキーは頼もしい限り。これまでの二走とは違う結果を期待しています」(高木登調教師)
【ラヴノット】
この後は京都府・宇治田原優駿ステーブルで調整することになり、本日20日(金)に移動しました。
「先週末に放牧先へ移動する予定でしたが、出発する14日(土)の朝になって体温が39度0分まで上がっていたことから、移動日と放牧先を変更させてもらいました。週明けには体温も平熱まで回復し、水・木と軽い運動を行いましたが体調面は安定しています。ここにきて暑さが一気に上昇したせいか、少々夏バテ気味の様子に映りますので、一息入れて次走は9月の阪神開催後半を目指せればと考えています」(河内洋調教師)
【ブリリアントリリー】
スピリットファームで順調に調整され、本日20日(金)に帰厩しました。
「ごく短期のリフレッシュ期間でしたが、いくらか体つきもフックラと回復させられました。来週から徐々にネジを巻いていって、8/12(日)新潟・3歳上500万下(芝1800m・牝)に向かえればと考えています。今回は斤量52kgのため鞍上の確保になかなか手を焼きましたが、大野に騎乗依頼しました」(栗田博憲調教師)
【ラズワルド】
15日(日)にWコースで4ハロンから0.4秒先行して併せ、53.7-39.5-12.8を強目に追われ、19日(木)にもWコースで5ハロンから0.4秒追走して併せ、73.2-56.3-40.9-13.0を直線一杯に追い切りました。「申し込んでいた交流戦に無事に選出されましたので、レースにあわせて昨日追い切っています。最後の直線を意識した内容で、ラズワルドの動きというのはできていると思いますよ。コンスタントに使ってきていることもあって、大幅な成長というよりはじんわりと一歩一歩階段をのぼっている状態です。あとはレースにいって普段の動きができればというところでしょうね。日曜日にこちらを出発して現地には夕方到着し、翌日のレースに備えるスケジュールです」(清水英克調教師)
【レッドラギド】
今週も周回と直線を交え、直線では15-15も消化しています。コンスタントに速いところを乗っている割に思ったほど締まってこない感じですが、体型的なものもありますし、このまま乗り進めていけば自然と絞れてくるとみています。喉の方は良い意味で変わらず。終い13秒台にいった時も苦しい素振りはなかったですし、首周りの脂肪が落ちてくれば更に楽に動けるのではと期待もしています。
【レッドオルティス】
引き運動。444キロ
助手「今朝は厩舎周りの引き運動で調整しています。昨日の追い切り後に飼い葉食いが落ちましたが、今朝はまた食べ始めていますし、入厩後もずっと食べていたので大きな心配はいらないと思います。今週末、8/1の園田交流に申し込みをする予定です」
【レッドミスティ】
昨日ダートコースで追い切り、本日、函館競馬場に移動。
7/18(水)札幌ダート 65.4-50.7-37.7-12.6 一杯
内カシノデジール一杯と5F併せ併入
助手「昨日はダートコースにて追い切りました。他厩舎の馬とテンから併せるような形でしたが、前半からフットワークも良く自分のリズムで走れていましたね。3~4コーナーで多少モタつくところはありましたが、先週稽古駆けする馬と追い切った事で、今週は促してからの反応が良くなりましたし、最後までしっかりと脚を使えていました。追い切りを重ねて状態は良化していると思います。馬体重も398キロと減らずに維持できています。今週レースに使う事になったので、今日函館競馬場に向けて出発しています」
小島茂調教師「今週追い切った具合を見てレースを使うか決める事にしていましたが、動きもまとまっていたようでし、息遣いも上々。今週使うことにします。1週延ばして札幌開催で使う事も考えましたが、大きな上積みがあるとも限りませんし、札幌だと相手も強くなる可能性がありますから。レースは土曜2Rの牝馬限定(D1700m)を井上騎手でいきます」
【レッドヴェイロン】
乗り運動。
石坂調教師「今朝は厩舎周りの乗り運動で調整しましたが、追い切り後も変わりなく順調です。馬体重は480キロで、レースも同じくらいでの出走になるとみています。今回は自己条件になりますし、負けられない一戦です」
【シングシングシング】
6月10日よりチェスナットファームで調整中。7月20日、場長は「現在はトレッドミルでのキャンターを中心に調整しています。溜まっていた疲れも取れて、肉付きが良くなり馬体も回復しています。今月末辺りから乗り運動も開始する予定で、馬の状態に合わせて進めていこうと思います」とのこと。7月19日計測の馬体重は508キロ。
*****4歳馬*****
【コンパッシオーネ】
前走のレース後も馬体に異常なく、次走は8月12日(日)からの大井開催での出走を予定しています。
【アナザートゥルース】
15日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-41.2-26.8-13.1を単走で馬ナリに追われ、18日(水)にはWコースで4ハロン52.5-37.8-12.3を単走で強目に追い切りました。「坂路とトラックコースを併用しながら、8/11(土)新潟・麒麟山特別(ダ1800m・ハンデ)を予定しての調整。日程的にもまだ余裕がありますし、この酷暑ですからハードな攻めはおこなっていません。ただ、松風さんでしっかりと乗り込まれていましたので、中身はほぼ出来ている印象です。ここから順調にメニューをこなしていけば、十分に出走態勢が整うでしょう」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
19日(木)に宇治田原優駿ステーブルへ移動しました。
「現在は舎飼にとどめています。入場直後の触診では歩様には問題なかったものの、レース中に転倒していることもあって多かれ少なかれダメージはあった様子。一度リセットする意味で、今日20日(金)に笹針治療をおこないました。3日間は舎飼にとどめ、週明けからウォーキングマシン運動を開始し、再来週から騎乗運動を再開する予定。様子を見ながら進めていくつもりです」(担当者)
【ソルオリーヴァ】
「暑い日が続いていますが夏負けの兆候もありませんし、調教では自分からハミを取って前向きに走っています。状態は高いレベルで安定しているといえるでしょう。次走は7/26(木)笠松・B6組(ダ1400m)を予定しているものの、ここは強い馬が2~3頭いますし、移動の可能性がある次の8Rは1600m戦。出馬投票の状況次第では翌週へのスライドも視野に入れており、投票所で他陣営の動向を見ながらギリギリまで見極めたいと思います」(尾島徹調教師)
【レッドミラベル】
マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター3000mを25-25秒。467キロ。
担当スタッフ「この馬なりに飼葉を食べて入厩当初に比べるとふっくらしてきましたが、元々薄めなトモがどうしても寂しく映ります。それでも動きは良くなっているので、この後もケアしながら状態を上げていきたいですね」
【レッドクライム】
角馬場運動後、ウッドコースで追い切り
南W 55.5-40.5-12.9 馬なり
外グレートデーG前強めを4F0.4秒追走1F併せ併入
上野騎手「今日は追い切りに乗せてもらいました。クライムが追い掛ける形でしたが、この馬にしては下ろしがけの硬さはそこまで感じませんでしたし、道中も気分良く走ってくれましたね。コーナーでの立ち回りもスムーズでしたよ。直線の入口で促した時はそこまでグッとくる感じではなかったものの、少しするとハミを噛んで良い脚を使ってくれましたし、前走の最終追い切りで乗った時よりもスピードの乗りが速くなっていると感じました。暑さもあるので息などは荒かったですが、上りの歩様も問題なかったので心配ないと思います。今日のような走りがレースでもできれば、着順も上がって来ると思います」※馬体重は475キロ。
【レッドジェノヴァ】
昨日ウッドコースで追い切り(モヤのため計時不能)、本日、厩舎周りを曳き運動。
小島茂調教師「昨日は私が乗ってウッドコースで追い切りました。他厩舎の2歳馬2頭を後ろから追い掛けるような形でしたが、道中は舌を越して遊びながら走っていましたね。前走はハミを変えて舌縛りも止めましたが、もう少し集中して走らせたいので、この後はハミはジェーンビットのままで、舌は縛ろうと思います。それでもスピードを上げていけば加速は速く、最後は2歳馬の動きを見ながら馬なりで合わせる格好でした。レースを使った事でピリっとしてきましたし、具合は上がっていると思います。前走後、左前球節に張りが出ていたので、この中間にレントゲンを撮りましたが、骨には異常がなく今は張りも緩和しています。予定通り来週の札幌12R(芝2600m)を使う方向で進めたいと思います。今回はモレイラ騎手にお願いしています」※馬体重493キロ。
【アースミステリー】
7月7日より北海道のチェスナットファームへ移動し調整中。20日、場長は「こちらに来てからも股関節の痛みが強かったので、10日に獣医師の診察を受け股関節の治療を行っています。現在は徐々に歩様も改善しており、ウォーキングマシーンも20分から初め、現在は30分まで伸ばしています。来週に笹針治療を行い、先ずは痛みをしっかりと取っていきたいと思います」とのこと。7月19日計測の馬体重は472キロ。