*****2歳馬****+
【カグラヒメ】
現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。引き続き体力強化、体幹づくりを主におこなっています。食欲が旺盛で体がどんどん大きくなっていますが、調教量が増えてきている中でも、こたえることなく飼い葉を食べてくれるのは頼もしい限り。走りの面での体力はまだ物足りない印象ですが、こういったメンタルの強さはこれから体力面が強化された後のハードなトレーニングにもすぐ対応してくれるのではと期待してしまいます。来週以降も今のペースで調整していく予定です。
【ライクトゥシャイン】
5月10日より騎乗調整を再開し、徐々にペースアップ中。6月21日、担当者は「坂路で乗り出した後も問題は無く、右トモの歩様を見ながら徐々に進めてきています。引き続き週3回坂路入りし、週1回は坂路2本15-16、残りの2回は1本で17~16秒を消化させています。その他の日は周回コースでじっくり乗り込んでいます。様子を見ながらですが強目のメニューに到達しており、今後も脚元に合わせて進めたいと思っています」とのこと。現在の馬体重は462キロ。
*****3歳馬*****
【アージェス】
「現在は800mのダートコースでダクとハッキングキャンターで2400~3200m、600mの坂路を1本(17秒ペース)のメニューで調整中です。中竹調教師より『7/07(土)中京・3歳未勝利(ダ1200m)もしくは翌週の7/14(土)中京・3歳未勝利(ダ1200m・混)を予定する』との連絡を受けましたが、ここまで15-15の時計消化を2本おこなえましたので、いつ帰厩の声が掛かっても大丈夫でしょう。乗り込みを進めながら馬体重が増えているのはいい傾向だと思いますし、行きっぷりも良くなってきているので、復帰戦が楽しみですね」(担当者)
【クイーンズトゥルー】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。先週末あたりから一気に馬体重が増えて、見た目にもだいぶフックラして良く見せていることから、この中間から17~18秒ペースまで引き上げました。ピッチを上げてからも減らさずキープしているのは何よりで、送り出しをしっかりイメージできるところまで状態は上がってきたと思います。これなら帰厩に向けて更なるペースアップを図っていけるでしょう」(担当者)
【ラヴノット】
20日(水)に坂路コースで4ハロンから0.1秒先行して併せ、54.6-39.6-26.2-13.5を一杯に追い切りました。「水曜日の遅い時間帯は、降水量もかなり多くなって時計のかかる馬場でした。追い切りの内容は終い1ハロンで若干脚色が鈍った印象を受けましたが、けっして悪くない動きに映りましたよ。毎日しっかり飼い葉を食べていて、この蒸し暑い季節でも体調面を崩すようなことはありません。出馬状況が毎週のように変わってしまって、なかなか見通しを立てづらい現状ですが、スライドが続くことで調子落ちのないよう、しっかりケアしながら進めていきます。来週6/30(土)中京・3歳未勝利(ダ1400m・混)に向かう予定です」(河内洋調教師)
【ブリリアントリリー】
17日(日)にWコースで4ハロン57.0-41.6-13.8を単走で馬ナリに追われ、20日(水)にもWコースで5ハロンから0.6秒追走して併せ、69.5-53.3-39.1-13.0をゴール前仕掛けて追い切りました。「休ませたことで全体的に柔らかみが感じられますし、程よく体もフックラと見せて、いい雰囲気で戻ってきましたね。追い切りの動きにも活気が感じられて満足しています。当初は牝馬限定戦(芝1800m)に向かうつもりで鞍上を調査していましたが、そこは狙っている馬が多いためかすでにリーディング上位が埋まってしまっている状況。田辺騎手で7/08(日)福島・3歳未勝利(芝2000m・混)を予定しましょう。折り合いに苦労するタイプではありませんし、距離的にはむしろこちらの方が競馬しやすいと思いますよ」(栗田博憲調教師)
【ラズワルド】
この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、本日22日(金)に移動しました。
「パドックからも状態の良さというのを感じられたと思います。練習を積んだ甲斐があってゲートも反応良く出れましたし、道中の運び方など内容も悪くなかったですよね。それでも伸び切れないというのはジョッキーも言うように適性の問題で、ダートの方が力を発揮できるということでしょう。レース後も脚元等は大きく傷んでいないので、ひと息入れた後は次の目標に向けて厩舎に戻し態勢を整えていきます」(清水英克調教師)
【レッドオルティス】
周回キャンター3000m、坂路1本。馬体重477キロ。
予定どおり今週火曜日から15-15を始めました。動き自体に大きな変化は見られませんが、相変わらず毛ヅヤや馬体の張りは良好で体調も高いレベルで安定しています。帰厩に向けて来週から火曜日から13-13を始めて気持ちを乗せていくことにしています。
【レッドミスティ】
昨日入場しました。馬体重が393キロと減っているので、まずは体の回復を優先しないといけません。調教師からは、「3週間程度の放牧を予定しています。トレッドミルで緩ませないようにしながら体重を戻して欲しい」と申し送りがきています。短期になりますが、少しでも状態を上げていければと考えています。
本日、社台ファームに移動しました。
小島茂兆候師「レースは最初からリズム良く走れていましたし、途中までは良かったのですが、ペースアップするところでスッと上がって行けなかったですね。直線もジリジリと脚を使ってはいるものの、最後までワンペースでした。使った後なので、昨日までは曳き運動で様子を見ていましたが、歩様などは問題ありませんが、やはり飼葉の食いがもうひとつで、馬体重も394キロと減ってしまっている状態。環境の変化もありますし、目に見えない疲れが出ているのかもしれません。状態が問題なければ続けて使おうと思いましたが、今の状態を見る限り、短期間でも休ませた方が良いと判断したので、今日社台ファームに放牧に出しました。この後の馬の状態を見ながらにはなりますが、2回函館最終週(7/21.22)か札幌開催で使うつもりでいきたいと思います。次走はダート戦も含めて考えていますよ」
【レッドラギド】
今週も馬場で普通キャンターを乗りながら喉の状態を確認しています。これまでのところ苦しい素振りは見せていません。どうしても呼吸の荒さはつきまといますが、走りに支障が出ることはないです。様子を見ながら徐々にペースを上げていきたいと思います。
【レッドヴェイロン】
周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重497キロ。
週3本15-15のペースで乗るなど調整は順調です。暑さにも慣れて調教でも俊敏な動きを見せるようになっていますし、食欲も旺盛で腹袋もしっかり。全体的にどっしりしてきた印象です。いまのところ来週中の帰厩予定されており、あすも15-15を消化することになりそうです。