*****2歳馬*****

【カグラヒメ】

今後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整を進めていくことになり、2日(土)に移動しました。

現在は馬場3周のメニューで調整しています。到着後は疲れや輸送熱もなかったことから、6日(水)より騎乗開始。同じ馬運車で来た2歳馬と一緒の組で馬場入りしています。環境の変化もあるとは思いますが、精神的にまだ幼いといった印象を受ける仕草が目立ちます。調教である程度のスピードで走らせてあげれば、体を大きく使ってくれそうなフォームに見えますが、現状は乗り込み量を確保しつつ、体の使い方や精神面の成長をおこなっていく形が良いのではないかと思います。

 

【アスティ】

社台ファームで調整中。6月8日、牧場担当者から「両前ソエの具合を見ながら進めてきましたが、左前膝裏に張りが出ることがあり、本日検査を行いました。検査の結果『膝裏に骨棘(こつきょく)』が判明し、近々除去手術を行うことになりました。腱の張りでは無かったので一安心し、また、張りの原因が明らかになったのも良かったと思います。施術日が決まりましたら連絡します」との連絡が入った。6月6日現在の馬体重は460キロ。

 

【アーチザンバレット】

6月8日、小島茂之調教師は「本日、山元TCへ放牧に出しました。疲れが取れて、しっかり動けるようになった段階で入厩を検討しようと思います」とのことで、6月8日に山元TCへ移動している。

 

【ライクトゥシャイン】

5月10日より騎乗調整を再開し、右トモの具合を見ながら調整中。6月8日、担当者は「5月半ば過ぎから坂路調整を再開し、週3回坂路1本17~18秒ペースの調整を継続しています。坂路入りしない日は周回コースでキャンターを乗り込んでおり、今のところ問題は見られません。このまま様子を見ながら進めていきます」とのこと。現在の馬体重は467キロ。

 

【カースンコピーの2016

セグチレーシングS(チバ)で調整中。6月8日、牧場担当者は「引き続き普通キャンター中心に調整しています。乗り味も良く走りそうな感じです。着地検疫の期間がまだありますので、調教を強くしていくのはこれからですが、坂路で強目の調教をした時にどんな動きをしてくれるのか今から楽しみです」とのこと。

 

*****3歳馬*****

【アージェス】

「現在は800mのダートコースでダクとハッキングキャンターで24003200m600mの坂路を1本(17秒ペース)のメニューで調整中です。脚元や体調面に関しては特に問題ないのですが、いかんせんまだ体つきが幼いですね。ちょっと厚ぼったい感じで、もう少し筋肉の張りが欲しいところ。この中間は普通キャンターで緩めずビシビシ乗り込んでいます。引き続き手加減せず乗り込んで鍛えながら、馬体の緩さを少しでも解消したい考えです」(担当者)

 

【クイーンズトゥルー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き馬体増を促しながらジックリ乗り込んでいますが、その甲斐あって馬体重が10kg近く増えて、入場当初に比べてだいぶボリュームアップしてきました。速い時計を必要とするタイプでもありませんし、牧場レベルならあと1015kgくらいは増やしたいところ。引き続き現状のメニューで乗り込みを進め、更なる馬体増を促していければと思っています」(担当者)

 

【ラヴノット】

6日(水)に坂路コースで4ハロン56.6-40.6-26.3-13.0を単走で馬ナリに追い切りました。「前走時も動き自体は良かったけれど、使っていくらか体が絞れてデキも上向いている。今週でも投票できる態勢にありましたが、それほど節をあけなくても短い距離のレースが使えそうですし、一週待つことにしました。来週6/17(日)阪神・3歳未勝利(ダ1400m)に向かえればと考えています」(河内洋調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「現在はダートコースをキャンターで3000m17秒ペース)、坂路コースを1本(17秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。7日(木)に15-15の時計消化をおこないました。動きは上々でしたし、馬体もフックラ見せていて体調面に関しては全く問題ありませんね。5日(火)に栗田調教師が視察に訪れ、『来週には厩舎に戻す』とおっしゃていました。送り出しに向けてこのまま進めていくつもりで、今週末か週明けにも15-15をもう1本やる予定です」(担当者)

 

【ラズワルド】

「火曜日から坂路コースでの調整を再開しています。レースを1度使っているので今週末と来週追い切って態勢は整うでしょう。クールダウンとして森林(逍遥馬道)に行っており、木々に囲まれることによってリラックスできるだけでなく、アップダウンもあるので筋肉の維持やストレッチの効果もあります。虫が多いのが難点ではありますが、それでも馬にとってはいい環境だといえるのではないでしょうか。毛ヅヤもピカピカで、来週に向けて順調に進められているのを感じますよ」(清水英克調教師)

 

【レッドオルティス】

周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重474キロ。

今週月曜日から周回コースや坂路を併用して調整しています。毛ヅヤや馬体の張りともに良好で体調面に不安はありません。ただ、調教では自分から進んでいこうとしないなど動きはこれまでと大きな変化が見られず、気持ちだけ先走っているような状況です。来週から周回数を1周延ばす予定です。

 

【レッドラギド】

術後ひと月後の検査でも経過は良好との診断が出ました。来週から騎乗調教に移行して徐々にペースを上げていく予定です。

 

【レッドヴェイロン】

周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重493キロ。

予定どおり先週末に16-15までペースを上げるなど調整は順調です。夏バテの兆候も見られず元気いっぱい。馬体の張りもひときわ目立っています。7月22日(日)中京(芝1600m)目標に進めるプランもあるため、来週半ばから徐々にペースを上げていくことになりました。

 

【ジョリーリュバン】

社台ファームで調整中。6月6日、担当者は「右前膝の状態も落ち着き、騎乗調教を再開しています。その後も順調で、直線コースで再開後に初めて2Fを32.3-15.5を計時しています。動きに硬さもなく、このまま徐々にペースアップを図っていけそうです。良い走りをしているので期待しています」とのこと。現在の馬体重は508キロ。

 

*****4歳馬*****

【オルレアンローズ】

「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600m2セット(1718秒ペース)のメニューで調整中です。予定通りこの中間から乗り運動のみに移行し、通常量の調教を消化して積み重ねの態勢に入っています。相変わらず状態は良く、馬にも活気があって順調そのもの。馬体をもう少し膨らませてフックラさせれば、もう言うことはありませんね。今後は送り出しに向けて態勢を整えていければと思っています」(担当者)

 

【プラチナムバレット】

宇治田原優駿ステーブルで順調に調整され、7日(木)に帰厩しました。

「放牧先でも慎重にメニューを組んで進めてもらいましたが、肉体面のダメージは心配なさそう。硬さがほぐれて、歩様にもだいぶ柔らかみが感じられますね。ひとまず次走予定は立てずに、厩舎でしっかりと状態を見極めながら進めていきます」(河内洋調教師)

 

【ソルオリーヴァ】

6/15(金)笠松・B9組(ダ1400m)に出走予定です。レースの反動もありませんでしたし、飼い葉食いも旺盛。この中間もしっかり乗り込んでいます。体調面に関しては何ら問題ないだけに、あとはもう相手関係ひとつ…といったところです。次走の登録馬が出ましたが、時計的に1頭抜けた馬がいるのが気になるところ。ただ、その馬はあまり歩様が良くないようなので、最終追い切りの動きや上がりの歩様によってはスライドする可能性があるかもしれません。次で是が非でも決めたいと思っているだけに、少しでも相手関係が楽になればいいのですが…。いずれにしても、やるべきことはしっかりやってレースに臨みたいと思います」(尾島徹調教師)

 

【ホウロクダマ】

6日(水)に坂路コースで4ハロン56.0-40.5-25.8-12.8を単走で馬ナリに追い切りました。「明日9日(土)に函館競馬場に向け出発します。栗東坂路での出発前最後の追い切りも順調に消化。後半2Fの加速は非常に好感の持てるものでした。まずは無事に到着することが先決ですが、うるさいくらい元気ですし、来週の函館1週目(6/1617)でもしっかりと力は出せると思いますよ。条件的にピッタリなので楽しみにしています」(中竹和也調教師)

 

【レッドミラベル】

マシン60分。441キロ。

担当スタッフ「入場後のチェックで歩様の硬さと背腰には疲れも見られました。体も寂しくなっているので今週一杯はケアしながらマシンで進め、少しでもフックラするようにして行きます。飼葉はゆっくりですが食べています」

 

【カヴァレリア】

6月8日(金)大井・仲夏賞(C1特選・ダ1800m)に真島大輔騎手で出走。馬体重は2キロ減の514キロ。ブリンカーを着用して、落ち着いた様子でパドックに登場。鼻を鳴らして気合い乗りマズマズ。歩様に硬さもなく、ボリュームある体付きで、引き続き状態は良さそう。パドックで騎手が跨がってからも、同様の気配のまま馬場へ向かった。ダートコースへ入ると、ゴール方面に少し歩いた後、直ぐに反転して勢い良く駆け出していった。

レースでは、揃ったスタートから行き脚もつき、先頭に立ち1コーナーへ。外から強引に交わされて2番手で向こう正面へ。2番手のまま折り合いを付け逃げ馬の外に付けるように3コーナーへ入ると、逃げ馬が後退し先頭に立ち、4コーナーを周り直線に。早め先頭から後続を引き離し3馬身の差を付け見事優勝。勝ちタイムは1分55秒6。

荒山調教師は「スタートが決まったのはよかったのですが、前3頭で飛ばし過ぎかと心配しましたが、その心配も必要ありませんでした。直線も差を広げましたからね。乗り役上手く導いて、馬が強い競馬をしてくれました」とのこと。

真島大輔騎手は「前を塞がれると嫌なので、少しですがいつもよりはスタートを出していきました。外から交わされた時に馬銜を噛んだのですが、必死に馬銜を抜いて折り合いに専念しました。この馬にはペースも問題なく、後は早め先頭から最後までしっかり伸びてくれて強い内容でした。ただゲートに関しては、いつ出遅れてもおかしくない不安定さがある馬なので、そのあたりが解消されてくればさらに安定した競馬ができると思います」とのこと。

 

*****5歳馬*****

【ラタンドレス】

この後は兵庫県のヒイラギステーブル淡路本場で調整することになり、一旦、栗東近郊のムロタホーストレーニングに7日(木)に移動しました。

「精神面でややマイっている様子は見られたが、中間も稽古の動き自体は悪くなかったんだけどね。レース後、全身に蕁麻疹が出てしまって今回はかなりお疲れモード。在厩期間も長かったので内臓面が弱っていたのかもしれないな。ひとまず一旦放牧させて、立て直しを図りたいと思います」(山内研二調教師)

 

【オルレアンローズ】

3日(日)にWコースで4ハロン57.8-42.3-14.5を単走で馬ナリに追われ、6日(水)にもWコースで4ハロン53.3-38.5-13.4を単走で一杯に追い切りました。「先週と比べて終いの時計を要しましたが、動き自体は上々。シルエットも週を追うごとにスッキリとして、締まってきた印象を受けています。全体的な良化が図れてきましたね。テンションも上手く抑えがきいていますよ。来週の6/16(土)東京・相模湖特別(芝1400m)に大野ジョッキーで予定通り向かいましょう」(高木登調教師)

 

【レッドアヴァンセ】

マシン調整。馬体重488キロ。

この中間もマシンで軽めの調整を行っています。相変わらずカイバ食いがいいため体重も増えており馬体をふっくら見せています。毛ヅヤも馬体の張りも良好で体調も安定しています。本馬は夏場を北海道で過ごすことになったため、あす(土)ノーザンファーム早来に向けて出発することになりました。途中、ノーザンファーム天栄を経由します。

 

【レッドイグニス】

マシン運動60分。

担当スタッフ「昨日入場しました。競馬を使った後なので、今週一杯はマシンでゆっくりさせます。トモを中心にしっかり馬体をケアしながら進めます。様子を見て来週から乗って行く予定です」