*****2歳馬*****
【アスティ】
両前ソエはようやく治まり、中間から常歩3000m、ダク1200mと馬なりキャンター(17秒)中心の調整を再開。担当者は「現在は周回コースと直線コースで交互に馬なりのキャンター調整を行っています。今のところソエは問題なく、少しずつペースアップをはかっていきます。17秒ペースから徐々に進めていきますが、15秒ペースの再開まではもう少しかかりそうですね」とのこと。4月19日現在の馬体重は449キロ。
【アーチザンバレット】
引き続き常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線コース1本中心の調整。担当者は「今週2ハロン29秒7、14秒9のメニューを消化しています。もう少し自らハミを取ってくれると更に良いのですが、前の馬を追いかける形になれば比較的しっかりと動けています。先頭に立っても積極的に行けるような気持ちを出していきたいところ。早期移動の話も出ており、来週から更に強目を消化する予定です」とのこと。4月19日現在の馬体重は498キロ。
【ライクトゥシャイン】
右トモの具合を見ながら調整中。担当者は「トモの状態に大きな変化は無く、引き続きトレッドミル調整を行っています。現在は時速24kmのキャンターを5分のメニューとダク5分のメニューを1日おきに行っています。今後も馬に合わせて進めます」とのこと。現在の馬体重は463キロ。
*****3歳馬*****
【レッドラギド】
牧場に到着後もトラブル等なく馬は元気です。現在はマシン運動の調整です。すぐに手術を行うか、牧場でも改めて詳しい検査をするのかを検討しながら体調を整えています。
【アージェス】
「現在は1時間のウォーキングマシン運動の後、トレッドミルでの軽めの運動のみにとどめています。入場後3日間はマシン運動のみにとどめ、週明けからは体をほぐす目的でトレッドミルでの軽めの運動を取り入れています。特に傷んでいる箇所はありませんが、全体的にまだ緩いですね。今週末から騎乗運動を再開する予定で、今後は乗り固めていくイメージで調整を進めていくつもりです」(担当者)
【クイーンズトゥルー】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。数字こそ大きな動きはないものの見た目には細く映りませんし、軟便もすっかり解消されて体調自体はだいぶ上がってきた印象。先週は寒暖の差が激しかったので、その辺の影響があったのかもしれませんね。高木調教師からは『近日中に厩舎へ戻す予定』と伺っていますので、引き続き馬体増を促しながら送り出しに向けて態勢を整えていくつもりです」(担当者)
【ラヴノット】
「現在は角馬場でのフラットワークで入念に体をほぐした後、坂路コースを1~2本(16~18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間からペースアップを図り、19日(木)には終いを伸ばす形で15秒ペースの速いところをやりました。飼い葉食いも旺盛ですし、暖かくなって毛ヅヤも良化。ここにきて状態はグンと上向いていますね。今ならトレセンでの本格的な調教にも十分対応できるでしょうし、攻めていけば更なる良化が見込めるはず。今後は送り出しに向けて態勢を整えていくつもりです」(担当者)
【シーデイライト】
「現在はダートコースでダクとキャンターを2000m(キャンターは18~20秒ペース)、全長600mの坂路1本(18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。脚元は引き続き小康状態を保っていますし、前回入場時に比べて操縦性が良くなっているので調整がしやすいですね。この中間、15-15の時計消化をおこないました。動きも上々で、この中間も至って順調。速いところをやると体が減る傾向にあるので、その辺に注意しつつ、今後は4月下旬~5月上旬頃の入厩をイメージして乗り込みを進めていくつもりです」(担当者)
【ブリリアントリリー】
「レース中に負った両飛節の外傷は、だいぶ腫れが引いて痛みも大方治まってきた様子。その他は特に気になる点もなく、この感じなら来週から時計消化に移行できそうですね。次走は5/06(日)新潟・3歳未勝利(芝1800m・牝)を予定しており、依頼していた菊沢一樹が怪我で乗れなくなったため、同じ3kg減の横山武史騎手に声掛けさせてもらいました」(栗田博憲調教師)
【ラズワルド】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。先週までは毛ヅヤが冴えず、体を細く見せていて活気にも欠ける感じだったのですが、少し楽をさせたことですっかり元気になりましたね。この馬の場合、人間に対して挑戦的な態度を見せるのが体調面のバロメーターになるのですが、最近はそういう雰囲気を見せるようになっています。19日(木)に視察に訪れた清水調教師も、今の状態を見て安心された様子。これならネジを巻きに掛かっても問題ないと思うので、帰厩に向けて徐々にピッチを上げていくつもりです」(担当者)
【ジョリーリュバン】
4月20日、武市調教師は「昨日、馬の状態を社台ファームで確認してきました。馬の状態も良好で元気いっぱいでした。患部も少し熱をもつ程度で調教は進めていける状態のようです。具合を見ながら進めて行ってもらいます。体重は昨日の段階で502キロでした」とのこと。
【エターナルソウル】
「肩先の骨を痛め全治3ヶ月」の診断で、3月6日より吉澤ステーブルで調整中。4月20日、場長の話では「トレッドミルでのキャンター調整を継続し、特に問題は見られませんでしたので、3日前から騎乗を再開しています。1ヶ月間乗り運動を休んでいましたので、軽目のメニューから立ち上げているところです。現在は坂路をハッキングキャンター(25秒程度)で登坂させており、状態に合わせてペースを上げていきます。今のところ肩の具合も問題無いようです」とのこと。
*****4歳馬*****
【レッドアランダ】
新子調教師「乗り出し開始後もいつもより疲れもなく、テンションが上がるようなところも見せていません。調教内容は馬場を3000m、終いの1000mを18秒程度のキャンターで乗っています。馬体重もキープできているので、勝てるメンバー構成であれば中1週になりますが、来週の出走も視野にいれています」
【レッドクライム】
角馬場運動後、坂路1本
坂路 60.9-45.8-30.4-15.7 馬なり
田中調教師「昨日帰厩させました。今日は角馬場でジックリ乗ってから坂路1本乗っています。運動初日なので少し煩いところはありましたが、放牧先でも緩めず乗ってもらっていたので、運動中の歩様などはしっかりしています。この後は春の新潟開催か地方交流戦を使おうと思っています。追い切りを重ねながら状態を上げていきます」
【レッドジェノヴァ】
マシン運動60分。528キロ。
担当スタッフ「ここまでマシンだけでゆっくり進めてきたことで、腫れは引き傷自体も少しずつ固まってきています。歩様は歩いている時はスムーズですが、速足以上になるとつま先から着く感じなので、まだぶつけたところの痛みが完全には取れていないようです。それでも当初よりは着実に良化しているので、様子を見ながらダクから軽く動かしていきます。獣医の診立てでは、捻った感じではないので、傷さえ治れば後を引かないのではということですが、もう少し様子を見たいとも話していました」
【レッドミラベル】
マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター2400mを25-25秒。442キロ。
担当スタッフ「入場後はマシンだけで様子を見ながらゆっくり進めています。獣医に診てもらったところ、首回り、左トモあたりに張りがあり、背腰も押すと反応するようです。今週からケアしながら軽く乗り出す予定ですが、様子を見てショックウェーブを施すことも考えています。今のところ煩いところもなく飼葉も食べているので、精神面は安定しています」
【アナザートゥルース】
「普段はまだ多少イライラする面がありますが、レースにいくと真面目に走ってくれるようになりましたね。勝負処で勝ち馬に離されかけたものの、ゴール前で詰め寄る根性を見せてくれました。いずれにしても現状は、前に目標を置いて2~3番手追走の形が力を発揮できるようです。中1週の4/28(土)東京・春光S(ダ2100m)はローテーション的にキツいので、その翌週の5/5(土・祝)東京・立夏S(ダ1600m)を大野ジョッキーで予定しましょう。同週の5/6(日)京都に上賀茂S(ダ1800m・ハンデ)があり、メンバーが分散されるとは思いますが、除外の場合は5/20(日)東京・丹沢S(ダ2100m・ハンデ)に向かいたいと考えています」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
「現在は600mの馬場をキャンターで2400m、坂路コースを1本(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。引き続き15-15の時計消化を織り交ぜながら、この中間もジックリ乗り込んできました。脚元を含めて気になるところはなく、ここまでは至って順調です。明日21日(土)の検疫で入厩の予定ですが、いい状態で送り出せるでしょう」(担当者)
【ソルオリーヴァ】
「来週の4/27(金)笠松・マックル賞(C2・ダ1400m)に出走予定です。今週の名古屋開催に出走の予定でしたが、1組に入るのがほぼ確実で、移籍後2戦2勝のディープベイを筆頭にメンバーがかなり骨っぽくなったうえに、岡部ジョッキーがディープベイに騎乗するため乗り替わりは避けられない情勢。クラブ側ともジックリ話し合った結果、万全を期して来週の笠松にスライドすることにしました。今日20日(金)に併せ馬で追い切りをおこない、一杯に追って4ハロン50.8-37.8-12.2の時計を計時。1馬身ほど遅れたものの、併せた相手はオープン馬だったことを思えば、最後まで良く食い下がっていたと思います。今回の登録馬を見る限り、五分以上で戦えそうなメンバー構成。3開催待って申し分のない状態で臨めますし、自分の競馬で何とか押し切って欲しいところです」(今津博之調教師)
【ホウロクダマ】
「現在は屋外ダートコースでダクとキャンターを2400~3200m(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。今週から15-15の時計消化を週2回に増やして、更なるペースアップを図っています。それでも馬体が減ることもなく、この中間も順調そのもの。毛ヅヤが良くなって体調も上向きです。来週中には入厩の予定で、送り出しまでこのまま進めていきます」(担当者)
*****5歳馬*****
【レッドイグニス】
マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター4200mを25-25秒。464キロ。
担当スタッフ「まだ右トモに少し疲れがあるので、この後ショックウェーブをする予定でいます。気性的には以前よりも落ち着きも出て飼葉も食べていますね。毛を刈っているので毛艶は悪く見えますが、動きは問題ないので、この後もケアしながら乗っていきます」
【オルレアンローズ】
現在は馬場2周と坂路1本を18秒ペースのメニューで調整しています。引き続き体幹をしっかり作ることを意識した調教をおこなっています。周回コース、坂路コースとも主に右手前のキャンターを出す癖があるのですが、それでいて右のハミに反抗する面があり、馬なりで走らせてしまうと常に右へ張ってしまいます。左手前に替えるとしっかりとハミにのってきてくれるのですが、まだ馬自身がバランスを上手く取れていない印象です。ただ、以前ほど気持ちが高ぶりすぎることがなくなった分、口向きが悪いと言っても骨瘤に負担が掛かるような走りになっていないところには好感が持てます。今の落ち着きを保ちつつバランスを整え、厩舎に戻せるよう乗り進めていきます。
【アースコレクション】
「肩先の骨を痛め全治3ヶ月」の診断で、3月6日より吉澤ステーブルで調整中。4月20日、場長の話では「トレッドミルでのキャンター調整を継続し、特に問題は見られませんでしたので、3日前から騎乗を再開しています。1ヶ月間乗り運動を休んでいましたので、軽目のメニューから立ち上げているところです。現在は坂路をハッキングキャンター(25秒程度)で登坂させており、状態に合わせてペースを上げていきます。今のところ肩の具合も問題無いようです」とのこと。