*****3歳馬*****
【レーヌルネサンス】
4月14日(土)阪神・芝2000m(牝)に和田竜二騎手で出走。初出走の馬体重は404キロ。小柄で細身の馬体だが、体にメリハリはありギリギリには見えない。初めての競馬場でしきりに物見はしていたが、程良い気合いを見せつつ元気に歩いており具合いは良さそう。他の馬にジョッキーが跨がってからも同様の雰囲気で馬場に向かった。小脚を使いながら芝コースに入り、馬の後ろに付けて馬を落ち着かせた後、促されると小気味良いフットワークで駆けだしていった。
レースでは、好スタートを切りやや左によれるも直ぐに立て直し、馬なりで先団に取り付いていく。内側に進路を取り、6~7番手でコーナーを回り向正面へ。ペースが落ち着きスローな流れにも折り合いをつけ、ぴったりとインコースに付けて3コーナーを回り、最終コーナーからジョッキーの手が動き始めスパートを開始。直線に向くと、前の馬を捕らえにジワジワと良い脚を使い伸び3番手まで順位を上げるも、前2頭は捉えきれずデビュー戦は3着。
高野調教師は「調教ではまだ非力さを感じさせていましたが、良く頑張ってくれました。今思えばここ最近の力のいる坂路で終いまで踏ん張っていましたし、その力を示していたのかもしれません。スタートも速くて二の脚も良く、包まれても大丈夫でしたしセンスを感じさせる走りでした。やはり血統馬ですね。権利もありますので、状態さえ問題なければ続戦も考えたいと思いますが、小柄な馬の2戦目は、無理をしないよう特に慎重に検討するつもりです」とのこと。
和田竜二騎手は「乗り味がすごく良く、素軽い走りをする馬です。まだ非力なところがあると聞いていたので、初戦ということもあり無理せず控えて行きましたが、行き脚も良かったですしもう少し行かせても大丈夫だったかもしれません。馬混みでもスムーズでとても乗りやすい馬。追ってからもしっかりしていましたし精神力の強さを感じました。走りが軽いので軽い馬場も合いそうです。良いものを持っていますね」とのこと。
【レッドヴェイロン】
M.デムーロ騎手「少し後ろにもたれるような格好になった時に開いてしまい、あまりいいスタートではありませんでした。それでも勝ち馬の後ろでマークするような形で運べましたし、外から蓋もされていたのでこれならと思いながら乗っていました。手応えも良く追い出した時はいけると思ったのですが、勝ち馬の前があいて向こうが追い出すと一気に突き放されてしまいました」
*****4歳馬*****
【アナザートゥルース】
★4/14(土)中山・下総ステークス(4歳上1600万下・ダ1800m・混)大野拓弥騎手 結果2着
「チークピーシーズは必要なかったですね。今日のように前の馬を視界に入れて追いかける形が現状ではベストのようです。最後までしっかりと集中して走ってくれました。前走の最後の直線で抜け出してから遊んでいたように早めに抜け出して先頭に立ったり、道中の馬群で揉まれなければ、能力を発揮してくれますね。昇級初戦のいきなりから通用の目処が立ち、そのうえ自身の中山ダ1800mの持ち時計を大幅に短縮。血統的にもまだまだ成長し良くなってくると思うので、これからが本当に楽しみです」(大野拓弥騎手)
*****5歳馬*****
【ブランデーグラス】
★4/14(土)福島・4歳上500万下(芝1200m)丹内祐次騎手 結果:競走中止
レース中に寛骨(骨盤)複骨折を発症し、向正面で競走中止。直ちに福島競馬場の診療所にてレントゲン検査をおこないましたが、手の施しようのない状態で、安楽死の処置がとられました。出資会員の皆様には追って書面にてご連絡させていただきます。
丹内祐次騎手
「返し馬でも凄くいい状態と好感触を掴んでいたのですが、スタートしてから100mくらい走った際に右トモあたりに違和感を覚え、止め際にそのままガタッとバランスが崩れてしまいました。大きな故障でちょっと言葉になりません」
牧光二調教師
「この中間は脚元に不安もなく、今日は上の着順をと思って臨みましたが…こういう結果になってしまい大変申し訳ありませんでした」